今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

30/31日

2020-07-31 | ブルーベリー
この7月の31日間で、雨が降った日が30日もあったそうです!!
雨が降らなかったたった1日は、きっと7月12日、この日以外必ず雨が降ったとは!
こんなに雨が降り続いた期間が長いのは、生まれて初めてのように思います。
この1か月以上、時間があれば天気予報ばかり見ていました。

7月なのに涼しくて良いようにも思いますが、
我が家のブルーベリーたちにとっては過酷な日々でした。
この季節にちょうど美味しくなる品種の実が完熟したところへ雨が降り続くと、
実に水分が入り込み過ぎてパンパンになり皮が破れ、実がグズグズになってしまいます。
あるいは、木が実を次々と落としてしまうのです。
見るも無残な悲しい景色ですが、もう、こればかりはどうしようもありません。

工場で加工して作る食品でもなく、ハウスで温度と水分を管理している野菜でもない、
露地植えの野菜や果物は、この長雨の被害を相当受けていると思います。
ブルーベリーを植えて20年、7月の実の状態がこれほど悪くなったことはありませんでした。
年によっては、
8月後半に雨が降らなさ過ぎて木に付いたままドライブルーベリーになってしまったり、
台風が襲来したり、早い秋の長雨で同じように実が割れたり実が落ちたりと、
シーズンの初めから最後までバッチリすべて良く採れたという年もなかなかありませんが・・・

昨日から雲が取れ始めて今日も晴天、いよいよ明日は梅雨明けか?!
という感じがしていましたが、今、またかなり雨が降っています。
でも、予報では来週からは晴天続きで暑くなりそうなのできっと大丈夫!!
この2、3日でブルーベリーは持ち直してきているので、
これからは、甘くて瑞々しい実をたくさん付けて楽しませてくれるでしょう♪

2,200人

2020-07-30 | いろいろ
埼玉県の新型コロナ感染者が2,200人を越えました。
この2週間、ほぼ毎日50人程度の感染者数、減る気配が見えません。
冒頭画像は、埼玉県公式HP「新型コロナウイルス感染症の県内の発生状況 市町村別の発生状況図」
全国3番目に市町村数が多い県内63の市町村の中で、感染者0名はついに4つの町だけに!
ちなみに我が町は感染者1名。

コロナ騒動が始まってから半年、みんな何となくこの状況に慣れてしまっているのかもしれません。
私も、3月4月はこの病気がとても怖く感染が心配で、1月以上ほぼ家にいた感じですが、
仕事が始まり、買い物に行ったりするうちに、以前ほど恐怖を感じなくなっています。
もちろん常にマスクをし、手洗いうがいをし、アルコール消毒をして、
電車にも全く乗っていませんし、三密になるような場所へは行っていません。

でも、ワクチンや治療薬が確立されるまでは、気を抜いてはいけませんね。
まだ梅雨が明けないのでどこかへ出かける気にさえなりませんが、
梅雨が明け、太陽が照って、夏休みがあったり、開放的な気分になると、
楽しいことの方に気持ちが向いてしまうのかもしれません。
GO TO キャンペーンについては、
今、本当に大切なことは何なのかと考えた方がよいかもしれません。

本校の1学期終業式まであと1週間、無事に1学期が終わるよう祈るような日々です。

パオロ・ジョルダーノ 著 『コロナの時代の僕ら』

2020-07-28 | 本の紹介
パオロ・ジョルダーノ 著 『コロナの時代の僕ら』 飯田亮介 訳 (早川書房)
読了しました。
34カ国で緊急刊行され、刊行4ヶ月で全世界200万部を突破、
世界的ベストセラーになっている話題の本です。
先日、日本のTV番組にリモート出演し、インタビューを受けているのも見ました。

イタリア人文学者が書いたエッセイ集、と聞いて、
初めは一番感染拡大予防・防止から遠い人じゃない?!と思ってしまいました。(失礼!)
でも、本書を読んでみると、作者は大学院博士課程で素粒子物理学を専攻した科学者で、
2008年のデビュー長篇『素数たちの孤独』(ハヤカワepi文庫)は日本でも出版されています。

2020年2月末から書き下ろした感染症に纏わる27のエッセイが収録されていて、
一番わかりやすいと思ったのは、感染をビリヤードの球に例えていることでした。
感染した球が他の球にぶつかる時、
球が集まっていれば次々と衝突が繰り返されて一気に感染は広がり、
まばらに球が存在していれば感染は抑えられる、これが我慢の数学的意義だそうです。
そして、著者あとがき「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」
この中の「僕は忘れたくない」で始まる10の段落こそが、一番訴えたかったことであるし、
これからの私たちが覚えておくべきことなのだろうと思いました。

「今のうちから、あとのことを想像しておこう。」とも作者は言っています。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」になってはいけない、もうコロナ以前と同じ世界はないかもしれません。

新聞連載小説

2020-07-26 | 本の紹介
コロナ感染拡大の中、4連休が終わりました。
もちろん出掛けず家にいましたが、きっと大部分の方がそう過ごされたことでしょう。
いまだに梅雨明けせず雨が降り続いて、ずっと天気も悪かったですし。

7月18日より、我が家でとっている新聞の連載小説で角田光代さんの新作小説『タラント』の連載がスタートしました。
角田さんは『源氏物語』の現代語訳に専念するため、この5年間長編小説を書いていなかったそうです。
角田さん曰く、「小説を書くのはじつに5年ぶりです。最後まで書き切れるか、正直、不安しかありません。」
(その『源氏物語』STAY HOME中に上巻を読み終えて、今はちょっとお休み中・・・)
角田さんは以前、読売新聞で『八日目の蝉』小説連載をされて、今回で2度目、
作品をたくさん読んだ好きな作家さんなので、初回から楽しみに読んでいます。

挿絵は、重松清さんの『きよしこ』や
池井戸潤さんの「半沢直樹」シリーズ・「下町ロケット」シリーズなどの装画を手がけてきた木内達朗さん。

タイトルになっている「タラント」は、才能、賜物という意味。
主人公は、香川県のうどん屋に生まれ、18歳の大学進学とともに上京した「みのり」。
これからどのような展開になるか、毎朝の楽しみです♪

ニュースはネットやTVデータニュースで十分なので新聞をとらない家庭も増えていますが、
私は新聞を読むことが大好きなので「値上がりしたなぁ~」と思いつつも毎日とっています。
今、朝刊1面で「地球を読む」というシリーズが続いていますが、
先日の慶応大学教授 細谷雄一さんの「コロナの出現 ナウシカの世界 現実に」
という記事が面白かったです。
ジブリ映画の「風の谷のナウシカ」の世界と、今のコロナ感染拡大の世界があまりにも似ている、
我々は今、物語の中の有毒な「瘴気」に満ちた菌類の森「腐海」の中にいるのではないか、と。
「観点は自然界との均衡」という、とても興味深い内容でした。

大暑も過ぎて

2020-07-24 | いろいろ
一昨日は二十四節気の「大暑」、暦の上では真夏の盛りだというのに、
今年の梅雨は毎日雨降りばかりでまだ梅雨明けせず、まだ明ける気配も見えない感じです。

そんな今日の夕暮れ、庭の生け垣に白い花がいくつも咲いているのが見えました。
何の花だろうと思ってそばによると、まるでレースで作られたかのような繊細で美しい大きな花、
この場所にあるということは・・・そうか、カラスウリの花だ!と思いつきました。
しぼんだ細長い花殻しかみたことなかったので、綺麗に咲いているのは初めて見たような気がします。
 
夜に咲く花だったのですね!
まるで作り物のように綺麗で、しばらく花に見とれてしまいました。

予定では、今日は東京オリンピックの開会式でした。
1年前、まさか今日がこのような状態になってしまっていると誰が予想したでしょうか。
昨夜の新国立競技場での池江璃花子選手の言葉とその姿、私はとても感銘を受けました。
「1年後へ。一歩進む。+1(プラスワン)」ですね!
今夜8時に「全国一斉花火プロジェクト~はじまりの花火~」と題して、
一斉に花火の打ち上げが予定されていましたが、雨のせいかこの地での花火はありませんでした。

昨日は本校のオープンキャンパスでした。
当日は、アルコール消毒やマスクの着用、ソーシャルディスタンスなどを徹底し、
入試対策講座、授業体験講座、部活動体験講座、保護者向け説明会、校内自由見学、
ミニ文化祭など、各種の活動に多くの中学生と保護者の皆様が参加して下さいました。
学校のHPには活気ある活動の様子が載せられています。
雨の中、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

分類表示サイン

2020-07-22 | 図書館
今年度から中学校の図書館も管理することになり、毎日高校図書館と行ったり来たり。
高校生と比べると、中学生は可愛らしく微笑ましいです。
私が中学校教員だったころに比べると、幼いような感じがしてしまうのは、
自分が歳を経たからでしょうか?

その中学校図書館を、春から綺麗に使いやすく整備・掃除し続けているのですが、
この週末を使って書架の分類表示サインを自作しました。
図書館の本は十進分類によって書架に並べられていますが、
そのサインプレートをより見やすくお洒落な感じにしたいと思っていました。
10枚セットを図書館備品会社から購入すると、単行本が10冊以上買えてしまうお値段!
それなら本をより多く入れた方が良いと思い、100円ショップ等で何か使えないか物色、
A5サイズのフォトフレームを見つけました!
「これ、お洒落だし見やすいしサイズ感もぴったり♪」と購入。

文書作成ソフトを使って、中学校図書館に合うようなフォントやイラストを入れ、
綺麗に印刷し無事に完成しました!!
 
書架の上に置いてみたら、なかなかいい感じ♪
中学校図書委員会担当の先生にも「すごく良いですーーー!」と喜んでいただけました。
10枚を1,000円(既製品の15分の1のお値段)で作成でき、しかも図書館に愛着がわきます。

近隣の100円ショップをいろいろ回り改めて売り場をよくよく見たところ、
可愛かったり優れモノのブックスタンド各種や文庫本の2段収納も発見、
文房具や小物は種類がいっぱいで、本当にすごいなぁーと感嘆しました!
100円で売られていたゴールドのスマホストラップを同じものを2本つなげて、
ウォーキング時にスマホを肩掛け出来るロングストラップも作りました♪
 
(200円で完成♪便利で軽くてスマホカバーの色とピッタリの自信作!?)

明日は本校のオープンスクール、期末テストの後全校あげて1時間の大掃除をし、
準備万端です。
皆さまのお越しをお待ちしております。

土用の丑の日

2020-07-21 | 学校のこと
今日は土用の丑の日、学校の期末テスト初日でした。
(画像は江戸時代の浮世絵画家 歌川国芳による「猫の当字」シリーズの一枚「うなぎ」)
当初の予定では、昨日から夏休みのはずでしたが・・・
でも、コロナの影響で今年の1学期はまだあと3週間続きます!
推薦等を考えている3年生生徒にとって1学期の成績はとても重要。
それなのに1学期の定期テストが1度しかないので、3年生はとても真剣に取り組んでいます。

土用の丑の日だったので、某店の持ち帰りうな重を予約しておきました。
これだけでは主人はきっと足りないだろうと思って海鮮丼も注文、美味しそうなのでつい私も♪
どちらも美味しかったです!!
 
こんな「桃のジェラート」も美味しい季節♪(このお店の記事はまた後日…)

暑い土用の丑の日に鰻を食べて栄養を付ける、という意味合いもあるそうですが、
今年はあまり暑くなく、梅雨も明けないのでまだ7月初めかな?ぐらいに思ってしまいます。
だから学校の授業が続いていても生徒も教員もあまり違和感ない気がしますが、
これがもし連日35℃以上だったら?!
これ以上梅雨が続くのはうんざりですが、連日35℃以上の猛暑が続くのも嫌・・・!

息抜き

2020-07-19 | いろいろ
この週末、久し振りに友人のお店へ行ってきました。
何か月ぶりかの開店で、いろいろな雑貨のセールと、リネンの手作り服の出張販売があり、
大好きな猫グッズと、素敵な花柄のリネンブラウスが気に入り、我が家へ連れてきました♪
 
明るい花柄のブラウスを着て、この夏、都内へ遊びに行ける日が来ることを祈って。。。

その後、オープンテラスで庭を見ながらコーヒーをいただきのんびりしました。
こういう時間って久し振り、何でもないちょっとした息抜きのひと時、
常に外では緊張していたからなのか、少しの間でしたがとてもリラックスしたことに驚きました。
人って、一見無駄とも見えるこんな時間がきっと必要なのですよね。

我が子たちと同年代の三浦春馬さんが亡くなったと聞き、とてもショックですぐには記事にできませんでした。
「この子、今どきなかなかいない正統派イケメンだよね♡」と言いながら、
娘とTVドラマ「14歳の母」を見ていたのが14年前、それからTVや映画の出演作を数多く見ていました。
最近は、毎週「世界はほしいモノにあふれている」を見、
歌手のJUJUさんととトークしながらの、楽しくまったりとした時間を楽しみにしていました。

どなたのコメントを見ても悪い話は一つもなく、皆口々に「とても真摯で素晴らしい人だった」とおっしゃいます。
彼の心の中は誰にもわかりませんが、頑張りすぎて疲れてしまったのでしょうか。
何もかも手に入れて誰もがうらやむ人生のように思いますが、ご本人の心の中は苦しかったのでしょうね。
まだ30歳なのに、まだこれからなのに、と残念で、お気の毒で、言葉もありません。
どうか黄泉の国では、悩みなく笑って心穏やかにおられますように、合掌。

そんな昨夜、私が送った本(7冊目)を音読する孫は、高村光太郎の詩「少年に与ふ」を読んでくれました。
原文は歴史的仮名遣いですが、現代仮名遣いに書き直してあるものでした。
小さい頃から挫折したり、怒られたり、ガッカリしたり、と小さなつまずきを繰り返してダメな自分を受け入れ、
大人になってからの大きなつまずきに備えて欲しい、と私は常々我が子たちに思っていました。

「少年に与ふ」       高村光太郎

この小父さんはぶきようで
少年の声いろがまづいから、
うまい文句やかはゆい唄で
みんなをうれしがらせるわけにはゆかない。
そこでお説教を一つやると為よう。
みんな集まつてほん気できけよ。

まづ第一に毎朝起きたら
あの高い天を見たまへ。
お天気なら太陽、雨なら雲のゐる処だ。
あそこがみんなの命のもとだ。
いつでもみんなを見てゐてくれるお先祖さまだ。
あの天のやうに行動する、
これがそもそも第一課だ。
えらい人や名高い人にならうとは決してするな。
持つて生まれたものを深くさぐつて強く引き出す人になるんだ。
天からうけたものを天にむくいる人になるんだ。
それが自然と此の世の役に立つ。
窓の前のバラの新芽を吹いてる風が、
ほら、小父さんの言う通りだといつてゐる。

「持って生まれたものを深くさぐって強く引き出す人になるんだ。
天からうけたものを天にむくいる人になるんだ」
それだけでいいのです!
とても良い詩なので、2回目は2人で声を合わせて一緒に音読しました。
孫と声を合わせて詩を音読できる日が来るなんて、思ってもみませんでした♪

史上最年少戴冠!!

2020-07-17 | いろいろ
昨日、将棋の藤井聡太七段が渡辺明棋聖に挑戦し対戦成績3勝1敗、
ついに17歳にして初タイトルとなる「棋聖」を奪取しました!
17歳11か月でのタイトル獲得は、屋敷伸之九段が樹立した史上最年少記録を30年ぶりに更新し、
さらに、藤井新棋聖は現在進行中の王位戦で一気の2冠を目指しているそうです!!

17歳で日本のトップ棋士数人の仲間入り、今後トップに立つ可能性も大きいですね。
将棋を良く知らない私でも名前を知っている数少ない棋士を次々と破り、
3年前からずっと注目し、応援していました。
将棋の指し手やその作戦については全く分かりませんが、とにかくその姿勢が好ましいです。
常に冷静で穏やか、勝っても驕らず、負けても腐らず素直に自分の弱さを分析し、
そして今日色紙に書いて提示されたように「探求心」を持ち続けている、
将棋に向かうその姿勢が、ますます藤井棋士を強くしているのでしょうね。
好きな将棋が指せることがとにかく楽しい、という感じをいつも受けます。
「素直さ」というのは、人を成長させる大きな力にもなります。
年齢的には思春期の難しい年代ですが、もう心の中はすっかり大人(以上!)なのでしょう。

コロナ禍、曖昧な政策、天候不順、次々起こる自然災害、と暗く憂鬱になる話ばかりの中で、
心が晴れ晴れとする一服の清涼剤のような明るく素敵なニュースでした。
どこまで成長し続けるのか楽しみ♪ これからも、応援していきます!!

第163回芥川賞・直木賞発表!

2020-07-16 | 本の紹介
昨日、第163回芥川賞・直木賞が発表されました。
芥川賞は、高山羽根子 著 『首里の馬』 (「新潮」3月号)、遠野遥 著『破局』(「文芸」夏号)の2作品、
直木賞は、馳星周 著 『少年と犬』(文藝春秋)となりました!
(画像は左から芥川賞の高山羽根子さん、遠野遥さん、直木賞の馳星周さん 「文春オンライン」より)

高山さんは東京都在住で、2010年に『原色の想像力』でSF作家としてデビュー。
受賞作『朱里の馬』は沖縄を舞台に、主人公の女性と在来種の馬との奇妙な出会いが綴られています。
選考委員の吉田修一さんは、
「3回目の候補で、『孤独な場所とはどういう場所か』を描こうとしているのが見えてきた」と評されました。

遠野さんは1991年神奈川県生まれ東京都在住、平成生まれ初の受賞者です!
19年に『改良』で文芸賞を受けデビュー。
初ノミネートで初受賞の『破局』は、
体育会系の男性の不気味なほどに迷いのない内面とその破綻を淡々と描かれています。
吉田修一さんから「登場人物が新鮮で主人公のアンバランスさが魅力」と評されました。

まだこのお二人の作品を読んだことがないので、これから読むのが楽しみ♪

直木賞受賞の馳さんは65年北海道生まれ、長野県在住。
96年『不夜城』でデビュー後、受賞多数のベテランで7回目のノミネートでした。
受賞作『少年と犬』は、多様な飼い主を渡り歩き旅を続ける犬の道行きの先に、
思わぬ真実が浮かぶ連作短編集、こんな犬だったら飼いたいと思わされる主人公犬「多聞」。
選考委員の宮部みゆきさんは
「善良なだけではない人物像は馳さんでないと書けない。代表作だと思う」と評されました。
馳さんは25年以上犬と暮らしていて、犬のために東京から軽井沢へ引っ越したほどの犬好きです。
人は「愚かでしょうがない」が、犬は「お師匠さん」だそうです。