今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

2019年回顧

2019-12-31 | いろいろ
予定していた大掃除やお正月準備がほぼ終わり、来年のカレンダーに架け替え、
年越し蕎麦を食べ、紅白を横目で見ながら(この歌はこの人が歌っていたのか!多し)ブログを書いています。
あと3時間で今年が終わります。

悲喜こもごもであった令和元年2019年を振り返っています。
今年一番の出来事、私の人生において最たる出来事でもあったのは実の母が8月に突然逝ってしまったこと、
未だに母の不在に慣れず、ふとした瞬間に思い出しては悲しい気持ちに襲われます。
その日、よほどの衝撃だったのか私は突発性難聴を発症して右耳が全く聴こえなくなってしまいました!
10日ぐらいで完治しましたが、あの日のことは本当に忘れられません。

そして、愛猫チコちゃんが肝臓ガンを発症するという思いもかけなかった出来事も!
言葉を話せないペットだけに、こちらが慮っていろいろとする必要があり、
通院と闘病生活の2ヶ月は心ここにあらずの生活で、今、完治した元気な姿が信じられないくらいです。
でも!一昨日から左目が何となくおかしい…と思っていたら腫れとただれがひどくなり、
今日になってあちこちの獣医さんに電話しまくって、やっと診てくれる先生を探し出しました!
大晦日の夕方から夜にかけて病院へ行ってきて、大わらわで年越し蕎麦を作ったところです。ハァ…

もちろん楽しいこともたくさんありました♪
特に、家族のお祝い事が続き、七五三祝い、初誕生祝い、還暦祝いと、家族で集まり、
皆が笑顔で祝いあえたことは、何にも代えがたい幸せなひと時でした。
家族で集まり、4世代が一緒になった時などは命をつないでいることの奇跡と幸せを感じます。

趣味の芸術鑑賞も多岐にわたり、演奏会や、オペラ、美術展、歌舞伎、映画、などへ数多く行き、
加えて美味しいものをいただきながらの友人との楽しいおしゃべり、休日の私の最高の楽しみです♪
30年前の職場同僚たちと交流が復活したのも嬉しいこと。
また、「朗読」というチャレンジをこの先も続けていけそうな予感もしています。

読書は、今日読了した小川哲『嘘と正典』でちょうど80冊でした。
あまり本ばかり読んでいないで健康のために運動しよう!と年初めに思ったのですが、
やはりあまりやりたくないことは続かないし、好きなことは隠れてでもしてしまうものです。
冬休みにたくさん読書しようと思ったのですが、するべきことが多くて座る時間がありません…
年明けには少し 読めるかな?!

冒頭画像の野鳥カレンダーは、友人のご主人が撮られた写真が野鳥連盟カレンダーに選ばれたのだそうです!
毎年のようにブルーベリー摘みいらしてくれて、その都度見せていただく写真(healing-bird )が秀逸♪

令和元年は「命」について強く感じることが多かった年でした。
何よりも、支えてくれる友人たち、仲間たち、そして家族に感謝の気持ちでいっぱいです。
来年はどんな1年になるのか?
東京オリンピックの2次募集も外れてしまいましたが、きっと日本が大きく変わる1年になるでしょう。
皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

大掃除

2019-12-29 | いろいろ
今年も我が家恒例の大掃除、ワックスがけ終了しました!
フローリング部屋の家具を全部外に出して、部屋と廊下に掃除機をかけ、
水拭きしてからからワックスの2度がけ、こればかりは絶対に1人ではできません。
毎年同じような画像で申し訳ありません…つやつやピカピカのフローリングににんまり。
 
空は抜けるような青空♪ 今日みたいに天気が良く風のない日があと少し続いて欲しい・・・

キッチン・水回りの掃除は終了、今日はワックスがけ終了、明日明後日は少しの窓ふきとカーテンの洗濯、
我が家に泊まるのを楽しみにしているおチビのために寝具の用意と買い物で年越しになりそうです。

やるべきことをやり終えられ、例年と同じことが出来たという自己満足でいっぱいです。
でも、日ごろ身体をあまり動かしていないので、あちこち筋肉痛。。。
新たに買い替えた4代目のマッサージクッションで背中と肩回り、、ふくらはぎをマッサージ♪
新バージョンは温かい4個玉♪ 毎日酷使しているのでもう3台壊れました!
 
この子はいつもリラックスしていて、見ているだけでこちらの力が抜けます♪
これから楽しみに見続けてきたTVドラマの最終回を見て、いくつかのTVドラマ最終回がすべて終わります。

十二月大歌舞伎

2019-12-26 | アート
昨日の記事に引き続き今日も歌舞伎の話題、銀座で2日連続の歌舞伎三昧でした。
場所を移して歌舞伎座で、友人と十二月大歌舞伎 夜の部を観劇しました。
 
前から3列目中央という素晴らしい席♪(友人に感謝♡)

一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし) 頓兵衛住家の場 
福内鬼外 作

江戸時代に多分野で活躍した才人、平賀源内が「福内鬼外」のペンネームで描いた浄瑠璃の傑作です。
父 頓兵衛の我が子をも顧みない強欲非道ぶりが、娘 お舟の悲恋を一層際立たせ、
命の際のお舟を演じる梅枝さんの熱演に引き込まれました。

二、本朝白雪姫譚話(ほんちょうしらゆきひめものがたり) グリム童話「白雪姫」より 
竹柴潤一 脚本 坂東玉三郎 補綴
花柳壽應 演出・振付 花柳壽輔 演出・振付

今年最後の歌舞伎座の狂言は、グリム童話「白雪姫」を題材に、新たに歌舞伎として書き下ろした『本朝白雪姫譚話』
天正時代の日本を舞台に、原作に登場する白雪姫、白雪姫の美貌に嫉妬する母親、鏡の精や小人たちが歌舞伎の世界に!
白雪姫役の玉三郎さん、年齢も性別も超越しまるで可愛らしい若い女性!さすがです。
また、実の我が子の美しさを妬んで殺そうとする母を演じる児太郎さんの、鬼気迫る演技も素晴らしかったです。
紗幕越しに見える、長唄や三味線、箏、胡弓など、さまざまな音楽も芝居を彩り「音楽劇」のようです。

この夜の部は、実の父親と母親が我が子を殺す&殺そうとする「毒親」のお話でした!
今年の歌舞伎もこれで見納め、今年は7回歌舞伎を観る機会に恵まれ、
『風雲児たち』『風の谷のナウシカ』『白雪姫』と、新作歌舞伎も楽しみました。

日中はチビたち&娘と池袋で待ち合わせて、クリスマスプレゼントお買い物&お食事☆
あれやこれやと楽しくプレゼントを選び、ワイワイとお喋りしながらのビュッフェランチ、
帰宅して一緒に遊ぶのも本当に楽しく、自転車の運転も披露してもらいました♪
 

今年のお楽しみは昨日が最後、今日からは大掃除頑張っています!
今日は、キッチンの大掃除が終了、腕と腰が痛い・・・年々体力がなくなって大変になっています。

歌舞伎 『風の谷のナウシカ』

2019-12-25 | アート
とても楽しみにしていた歌舞伎『風の谷のナウシカ』昼夜通し狂言、観てきました!
原作の持つ力、歌舞伎界の持つ力、それぞれを見せつけられた素晴らしい舞台でした。

私はジブリ作品が大好き、その中でも『風の谷のナウシカ』は断トツで素晴らしい作品と思っています。
以前、記事にもしましたが映画になっているのは冒頭のみ、全巻読むとさらに違う感想も持ちます。
その大好きな作品が歌舞伎になるということを知った時、是非とも何としても観たいと思いました。
でも、そのチケットを昼夜とも手に入れるには歌舞伎ファンだけではなくジブリファンも殺到する中、
大変困難な事になり、数々の挫折の末やっと奇跡的に手に入れることが出来ました!感涙

そして、クリスマスにかけて昼夜合わせて全7時間、観てきました!
時代も場所も不確定な原作を、歌舞伎という古典芸能の中にどのように取り込むのか、
とても興味がありました。
会場は新橋演舞場、いつもの歌舞伎と比べて若い方がとても多く、
しかも皆さん荷物が大きく多いのは、きっと全国各地から来ているからと思われます。
ナウシカの世界を壁画風に描いた緞帳も作られていました。

初めは、衣装や話し方、音楽演奏が日本的で多少の違和感がありましたが、
舞台装置の素晴らしさや菊之助さん、七之助さんを初めとする役者さんたちの熱演に引き込まれ、
第1幕の終わりには涙がにじむほど感激しました。
メーヴェに乗っての宙乗り、王蟲をはじめとする巨大な蟲たち、巨神兵ももちろん登場します。
大量の水が舞台からあふれ出る場面もあり、防御するためのビニルが観客に配られたり、
壮大で素晴らしい舞台でした。(公式HPの記事

歌舞伎界の持つ技術の素晴らしさを改めて実感しました。
また、テーマとなっている地球汚染や終わらない世界各国間の戦争など、
30年前にこの原作を作った宮崎駿さんの先見の明にも感嘆しました。
特に、「1000年先まで汚染されてしまった大地」という言葉が、日本の厳しい放射能問題にも思えます。

ランチは、皇居そばのホテル最上階ラウンジで友人とのアフタヌーンティー♡
 
17階からの眺めは素晴らしく、お食事は限定のクリスマスバージョンで素敵でした♪

翌日にはもう一つ歌舞伎を観、そしてちびっ子たちと待ち合わせてプレゼントを買いに行ったりと、
楽しく、ストレス解消された都心での休日。(後日別記事に)
しばらく取れなかった、首・肩・頭のコリと痛み、鈍痛がすっかりなくなりました!
さあ、これからクリスマス恒例の小田和正「クリスマスの約束」楽しみます♪

一陽来復

2019-12-22 | いろいろ
今日は冬至です。
昔の人は、冬至を「一陽来復(いちようらいふく)」と言い、
人間の魂が一時的に死に、太陽が帰り来て再生すると考えました。
そして、イヤなこと、悪いことはこの日を境にして、改善、良い方に向かうとしました。
まさしく今日から、陰が極まり再び陽にかえり、みんなが上昇運に転じる日です!
ゆず湯に入りながら、「一陽来復、いちようらいふく」と唱えると良い事があるそうです。

冒頭画像は珍しいカクテルフルーツと柚子、そして頂き物の縁起物の大きな獅子柚子♪
毎年恒例の柚子のハチミツ漬けも作りました。
カップの半分ぐらい大量に入れてお湯で割り、柚子の皮も果肉もパクパク食べて風邪予防。
 
今年のシクラメン、冬に色鮮やかな花は気持ちを明るくしてくれますね。
年越しの準備も始めなければなりませんが、明日明後日にはずっと楽しみにしていたイベントが♪
それが終わったら、大掃除&年越しお正月の準備を頑張ります!

学校は先週20日(金)に2学期終業式があり、昨日から冬期休業です。
コースによっては27日まで冬期講習、そして年明け1月7日(火)の始業式まで2週間強のお休みです。
3学期始業式には、元気な笑顔でみんなが集まれますように。

第162回芥川賞・直木賞候補作発表

2019-12-18 | 本の紹介
一昨日、第162回芥川賞・直木賞候補作が発表されました。

■第162回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)※作者五十音順

木村友祐 『幼な子の聖戦』(すばる 十一月号)
髙尾長良 『音に聞く』(文學界 九月号)
千葉雅也 『デッドライン』(新潮 九月号)
乗代雄介 『最高の任務』(群像 十二月号)
古川真人 『背高泡立草』(すばる 十月号)

4回目のノミネートとなった古川真人氏、3回目のノミネートの高尾長良氏、
初ノミネートの木村友祐氏、千葉雅也氏、乗代雄介氏の全5作品となりました。
野間文芸新人賞を受賞した哲学者、千葉雅也氏の初の小説『デッドライン』も選ばれました。

■第162回直木三十五賞 候補作(出版社)※作者五十音順

小川哲  『嘘と正典』(早川書房)
川越宗一 『熱源』(文藝春秋)
呉勝浩  『スワン』(KADOKAWA)
誉田哲也 『背中の蜘蛛』(双葉社)
湊かなえ 『落日』(角川春樹事務所)

湊かなえ氏は4度目の候補に、誉田哲也氏ら他の4人は初の候補入りとなりました。
前回第161回の直木賞は、30代から50代の人気女性作家ばかり6名のノミネートで、
これは直木賞84年の歴史で初めてのことでしたが、
今回は芥川賞直木賞10作品のうち9名が男性、
紅一点4度目のノミネートの湊かなえさんがついに受賞するか?!注目です。

その湊かなえさんの『落日』読了しました。
15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた、
この事件を映画化するにあたり、その周辺を調査し直した映画監督。
なぜ映画化したいのか、なぜこの地なのか?
明かされる過去の真実に、心揺さぶられる作品でした、が、受賞に至るかは??
他の作品も大急ぎ公共図書館に予約、早急に読みたいです♪

寺ヨガ

2019-12-15 | いろいろ
ここ数日、心がざわついて落ち着かず、心を鎮めるためにお寺での禅ヨガに参加してきました。

場所は、2か月前の坐禅ヨガをご指導いただいた、臨済宗妙心寺派畳秀山開善寺、
月に一度この寺の本堂での禅ヨガをしているそうで、本庄市街地のお寺に初めて行きました。

お香の香り漂う中、立派な本堂で仏像を前にして横になるのは申し訳ない気分になります。
初めに、ご住職から12月8日の臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)のお話を伺いました。
お釈迦様は菩提樹の木の下で7日間坐禅をされ、12月8日の明け方に明星を見て悟りを開かれ、
それにちなんでお寺では坐禅に励む期間だそうです。
その時期にこうした禅ヨガをされるのは、仏の心にも近づくこととお話されました。

より良く生きるということは、何事にも平気で生きていける人で、
それが悟りを開いた人だそうです。
何か起こるとハラハラドキドキ、オロオロして不安になってしまう私にはまだまだ遠い道のり。
心と体を緩めることを中心としたヨガですっかりリラックス、そして心が落ち着きました。
 
こちらのお寺は天正19年(1591年)に本庄城主 小笠原信嶺の開基で、球山宗温和尚によって開山されました。
武田信玄、徳川家光との関りもあり、
本庄市指定文化財の武田信玄公画像、境内地図、朱印状が納められている朱印箱等も拝見させていただきました。
境内には小笠原信嶺夫妻の墓もあるそうです。

その後、一緒に参加したヨガ友とカフェでしばらくお喋りし、楽しく癒される休日午後となりました。
明日から1週間で2学期は終了、心を整えて最後の締めくくりに努めます。

美術部の活躍

2019-12-12 | 学校のこと
本校美術部は長い歴史があり、各種コンクールで優秀な成績をずっと収めています。

今日、エレベーター内で会った美術部員であり図書委員でもある2年生生徒から、
「全国大会に出品されることになりました!」と嬉しい報告を受け、冒頭の絵を見せてもらいました。
100号の大きな作品で、写実的な部分に幻想的な絵が入り込んでいる素敵な絵でした。
この作品は第62回埼玉県高校美術展において、次年度全国高等学校総合文化祭出品作品に選ばれたのだそうです。
県内の美術部のある高校から900点を超える作品が出品され、全国大会に選ばれるのはその内14作品(絵画9点)!
もう一人は優秀賞に選ばれ、県教育センターに1年展示されるそうです。

夏以降の美術部の他の成績は以下のようです。

・私学文化祭美術部門において、第4位、9位、10 位にあたる賞に入賞。
県内の私学中学高等学校より多数の作品が出品され、展示される催しです。

・一般公募展である第71回麓原展で最高賞の麓原賞、一般M氏賞、麓原奨励賞に入賞。

・11月の第70回群馬県展において2名の生徒が入選いたしました。

・12月に熊谷市スポーツ・文化村「くまぴあ」にて開催された第62回県北美術展では、
第2位埼玉県議会議長賞、県北美術家協会賞2名、毎日新聞社賞と4名入賞。
(偶然、実家の父が観に行っていました。)

一人に偏らず、数多くの生徒が入賞しています。
美術部員であり図書委員でもある3年生生徒は、希望していた大学の学部に学校推薦で合格しました!
良かった!嬉しい報告でした♪

運動部だけでなく、美術部、書道部、吹奏楽部等の文化部も毎日しっかり活動して結果を出しています。

ショッピングモール

2019-12-11 | いろいろ
先週、本校のある市に大型ショッピングモール「ビバモール本庄」がオープンしました。
オープン当日と週末は大変な混雑だったそうで、今日、やっと行ってきました。

市役所の向かいという市街地にあるので旧中山道を始めとする周辺道路は狭く、
そこへみんなが車で行ったので、辺り一帯大変な渋滞だったようです!
ある方によると100m進むのに30分もかかったとか!
本校のスクールバスの運行にも支障が出たようです。
こんな街のど真ん中に・・・とも思いましたが、工場跡地なのだそうです。
周辺は、市役所、警察署、銀行、図書館、等、日常的に人が多く出入りする場所、
あまりの渋滞に各所に苦情やらクレームやらも多かったそうです。

今日、夕方行ってみたらそれほど混雑していませんでした。
ここに私が期待していたのは、お気に入りのスーパーとカフェ、書店、が入ったこと、
仕事帰りに夕食の買い物をして帰宅できそうです♪
スーパーは結構な人の入りでしたが、テナントはそれほど人が多いとも思えませんでした。
地元の野菜やパンを売っている「地元市場」や、足湯、子どものための室内遊技場など、
ちょっと珍しい施設もありました。
37店舗のテナントが入っていて、その中に郵便局があるのは嬉しい♪
新幹線「本庄早稲田」駅のそばにあるショッピングセンターと同じくらいの広さかな?!

今、期末テスト中なので高校生がたくさんいるかなぁ~と思いましたが、
ほとんど見かけませんでした。
駅からは1㎞近くあるので、電車の時間を待ちながら…とはならないようです。

人口があまり多いとも増えているとも思えないこの地域に、
いくつもショッピングセンターがオープンしています。
これから先、人の流れはどうなっていくのか、共倒れにならないといいのですが…

私は、IC近くにオープンするとかなり前から言われているアウトレットモールが、
早く完成してオープンすることを期待しています♪

石田衣良 著 『不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲』

2019-12-08 | 本の紹介
今日、12月8日にこの作品を紹介したいと思っていました。
石田衣良 著 『不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲』 (毎日新聞出版)
今日は第二次世界大戦開戦の日、日本軍による真珠湾攻撃でアメリカ海軍基地から白煙が立ち上り、
太平洋戦争の開戦の火蓋を切ったあの日から、今日、12月8日で78年目を迎えました。

この作品は、〈アンダイング=不死身〉とあだ名をつけられた日系2世の主人公14歳少年が、
母・君代と開戦直前に日本へ帰国し、その後3月10日に東京大空襲に見舞われるまでの物語です。
物語は3月7日から始まり、戦争中の東京に住む14歳の中学生たちの日常が描かれます。
今の私たちの生活からは考えられない、物資も教育も楽しみも何もかもが足りない毎日、
でも、そんな毎日の中でも彼らは友情を育んだり、淡い恋心を抱いたりと、
この作者の2003年直木賞受賞作『4TEENフォーティーン』の戦時中版のようで、
これも中高生に読んでもらいたいです。

本当は今日読み終わって読後感を書きたかったのですが、
今、その東京大空襲の場面を読んでいる最中、終わりまであと100ページ残っています。
東京中が燃えてしまった東京大空襲の中、彼らは生き残ることが出来るのか?!
明日は読み終わると思います。

昭和は前の前の時代となりましたが、
この戦争のことを決して忘れてはいけないし、語り継がなければならないと思っています!
何事も起こらない平凡な、でも平和な日常のありがたさも実感します。