坂東眞理子 著『女性の覚悟』(主婦の友社)読了しました。
2007年に坂東真理子さんの著作
『女性の品格』がベストセラーになりました。
坂東さんは東京大学卒業後官僚となり、ハーバード大学へ留学、埼玉県の副知事を務め、
内閣府男女共同参画局長、女性初の在豪州ブリスベン総領事、大学教授・理事にもなられ、
坂東さんの世代の女性としては、いわゆるエリートを極めた方でもあります。
15年前の『女性の品格』では感じるものがありませんでしたが、この『女性の覚悟』は興味深かったです。
75歳の今なお現役で働き続ける坂東さんは、本の中で、
「50代、60代はまだまだ若い。可能性はいくらでもある。
社会や他人から与えられる、守ってもらうことはあてにしないで、
自分で自分の人生に責任をもって生きていこう」とエールを送っています。
アラフィフ世代の女性は、この年代になると「自分はもう終わった」と思い込んでしまう。
人生100年とも言われ、今の50歳の女性の平均余命は40年近くあるので、
社会や時代、男性のせいにせずに、まだまだ自分のことは自分で養う覚悟を持とう、とのことです。
私も「もうそろそろ…」などと思っていましたっが、もう少し考えようと思いました。
人生はまだまだ続いていくのだし、「寿命が尽きる時が定年」という和田秀樹先生の言葉もあります。
そのためには、健康でいないとですね!
今年度59歳の世代から、公務員は1年ずつ定年が伸びていくのだと先日知りました。
今55歳の方は「定年まであと5年」だったのに「定年まであと10年」になるのだとか。
とは言っても、今でも65歳まで雇用延長の再雇用でお仕事される方がほとんど、
お仕事している方が、社会との接点もあるし、元気でいられるのかもしれませんね。