今日も一期一会

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

こども演奏会&原宿 Vol.2!

2024-07-15 | 音楽
昨日は小2の孫娘とサントリーホールでの「こども定期演奏会」を楽しみました♪
半年前に続きこれで2回目、第90回のプログラムは「鍵盤楽器のエポック」と、
とても興味深く面白そうだったのでお供を名乗り出ました!
孫娘は子供用のフルートを買ってもらって、娘(ママ)に習い始めたところ。

指揮&チェンバロ:鈴木優人
ピアノ:牛田智大
オルガン:原田真侑
オーケストラ=東京交響楽団
司会=坪井直樹(テレビ朝日アナウンサー)
〈プログラム〉
バッハ:インヴェンションより <スピネット>
グラス:チェンバロ協奏曲 第3楽章 <チェンバロ>
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(オーケストラ編曲版)
チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」より“金平糖の精の踊り” <チェレスタ>
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 第1楽章 <ピアノ>
サン=サーンス:交響曲 第3番「オルガン付」第2楽章 第Ⅱ部より <パイプオルガン>

先週に続き、2週連続で指揮者の鈴木優人さんの演奏会とは幸せなこと♪
古来よりの5種類鍵盤楽器の紹介・説明と演奏を次々に聴けるなんて、得難い経験です!
何より、一度生で聴きたかった牛田智大さんの演奏を聴けて大満足でした♪
幼き頃より卓越した技術をメディアで紹介され、数々のコンクールに出場して受賞され、
2021年の第18回ショパンコンクールには2次予選まで進んでいました。
まだ24歳!シューマンのピアノコンチェルトは素敵でした。

圧巻だったのは、最後のパイプオルガン!!
巨大なパイプが立ち並ぶ下にオルガニストが座り、
演奏が始まると同時に荘厳な和音がホール中に鳴り響くと驚きのささやき声があちこちで!
パイプオルガンがあるホールへは何回も行きましたが、オケとの共演は初めて聴きます。
背中を見せて楽器を演奏するのは、パイプオルガンだけですね。(終演後に撮影)
 
パリオリンピック開幕まであと10日、
昨日はフランスの独立記念日で、フランス革命の際の革命歌でフランスの国歌でもある、
「ラ・マルセイエーズ」をアンコールで高らかに演奏してくれて楽しい演奏会は終わりました。

演奏会が終了し定番にしている焼肉ランチ♪今回は二人でのお楽しみです。
あまりに美味しくてカルビを追加注文してしまいました!
 
「原宿~♪」へ行く前に、パパママ思い出の結婚式(何と11年も前!)ホテルへ行ってみて…
雨も止んでいたので、原宿は相変わらず若者&外国人で自由に歩けないほど大混雑!!
イチゴとシナノパープルが連なった「イチゴ飴」

世界各国の色とりどりのキャンディーやグミの量り売り♪お土産にお兄ちゃんへも。
前回はたくさん食べ過ぎ&飲み過ぎてしまったので、今回はこのくらいに留めて、
孫娘との二人だけのお出掛けは一日中お喋りして食べて笑って楽しく終わりました!
今日8歳のお誕生日、おめでとう!近々届くプレゼントを楽しんでね⭐︎

演奏会「大井剛史×小林愛実」

2024-06-29 | 音楽
夏の家業が忙しくなる前に、時間を惜しんでせっせと好きな事を楽しんでいます♪
今日は熊谷文化創造館さくらめいとでの演奏会​​​「大井剛史×小林愛実」、
ショパンコンクール4位入賞の後、私が数年追っかけをしていた反田恭平さんと結婚された
小林愛実さんのピアノ演奏を是非一度聴きたかったのです。
暑い熊谷の夏に、座席数の多くないこじんまりとしたホールに来て下さるなんて、感激!
(でも、私はこの広さと音響はクラシックにはちょうど良いホールと気に入っていま♪)
大井剛史さんの指揮でクラシック音楽を聴くのも初めてで、楽しみです♪

指揮:大井剛史
ソリスト:小林愛実(ピアノ)
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

<演奏曲>
モーツァルト:歌劇「劇場支配人」序曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
  ≪ソリストアンコール≫
ショパン:ノクターン第20番 嬰ハ短調「遺作」

ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」
  ≪アンコール≫
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲

小林愛実さんは目の覚めるような真っ赤なパンツスーツで颯爽と登場!
前から4列目の真ん中という思ったよりも前過ぎるように感じた席でしたが、
数メートル前で小林さんとオケの熱演が聴けて、感動的でした。
小林さんのピアノの音は粒だっていてとても綺麗、特にアンコールの「遺作」は
映画『戦場のピアニスト』を思い出したりして涙が出るほど美しかったです。

休憩後のベートーヴェン「運命」は、こんな素晴らしい交響曲だったのかと改めて感動!
大井剛史さんの​指揮は正確で、誠実で、溌溂として、時に跳び上がるほどの大熱演、
指揮者のすぐ後ろにいたので、息遣いやそれに合わせるオケのタイミングや強弱が、
楽器ごとに手に取るようにわかり、近くで聴くことの良さも実感しました。
鳴り止まぬ拍手のうねりの中でのアンコールh指揮者とオケメンバーの更なる一体感を感じ、
会場はため息と歓声と拍手で溢れ「良かった~」「素晴らしい!」とあちこちで聞きました。

美しく素敵な音楽・音のシャワーを全身にひたすら浴びた2時間半、
身も心もすっかりリフレッシュしました♪
生の演奏会でしか味わえないこの集中感によって、
頭の中の余計なものや無駄なもの、つまらない考えが全て洗い流された気分です。

ラフマニノフ演奏会

2024-05-19 | 音楽
昨日は赤坂のサントリーホールでのAllラフマニノフ演奏会へ行ってきました。
都内のホールでも日中の演奏会は日帰りで行って来れるので有難く、
聴衆の年齢層を考えてなのか、最近は昼間の公演が多くなったように思います。

聴きたかったのは先月のリサイタルがとても良かったニュウニュウ(牛牛)のピアノ協奏曲、
先月演奏会のチラシを見て、しかもラフマニノフのコンチェルトとは!聴きたいでしょう♪
その日に早速チケットを予約し、ホール中央のとても良い席を確保できました!

初めて聴くオーケストラ:パシフィックフィルハーモニア東京の第165回定期演奏会、
「若手の先鋒2人が魅せる ロシアロマンチシズムの極致」演奏会です。

指揮:リオ・クオクマン
ピアノ:ニュウニュウ(牛牛)
オーケストラ:パシフィックフィルハーモニア東京 

<曲目>
ラフマニノフ:
  ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18
  交響曲第2番 ホ短調 Op. 27

指揮のリオ・クオクマンはマカオ生まれの39歳、世界の名だたるオケと共演しています。
オーケストラは女性が多く大編成で、迫力があり、
そこへニュウニュウの時に繊細、時に力強いピアノ演奏が加わりとても良かったです!
数あるピアノ協奏曲の中でも人気の高いラフマニノフの第2番、
7年前に反田恭平さん、1年前に亀井聖矢さんで聴いたことがあり、それぞれに違う良さが♪
ニュウニュウさんは体格的にはスマートで、背筋をスッと伸ばしたままの演奏なのに、
あの圧倒的な迫力は一体どこからくるのでしょう?!
前回と同じアンコールのクラシック名曲メドレーは誰もが知っているサビの部分を繋ぎ、
とても楽しく、目にも止まらぬ高速の指の動きに拍手喝采!
指でハートマークを作りながら万雷の拍手の中を退場していきました。

休憩の後、ラフマニノフの交響曲第2番、初めて演奏会で聴きましたが、
第1楽章がとっても長くて、多分30分以上あったと思います。
第3楽章の美しく伸びやかな旋律に、ラフマニノフの故郷ロシアの広大な大地を感じました。
ロシアは偉大な芸術・芸術家をたくさん産んでいますが、亡命する芸術家も多く、
ラフマニノフも若いうちにロシアを出て、亡くなったのはアメリカのビバリーヒルズでした。
 
明るいうちに演奏会が終わったので、隣のホテルへちょっと立ち寄り、
あの結婚式からもう11年も過ぎたのだな、としみじみ感慨深かったです。

プラシド・ドミンゴ コンサート

2024-05-16 | 音楽
今頃ですが・・・
連休最終日は、世界三大テノール歌手プラシド・ドミンゴのコンサートへ行きました♪
都内公演も終わったので、アンコールを含め記事にしても良い頃かなと投稿します。

ホールはお気に入りの隣県の素敵な高崎芸術劇場、ここにドミンゴが来るなんて!
さすがに今回のチケットの最高額は1枚3万円、でも東京文化会館では45,000円、
私は、お姿を拝見し声が聞ければよいのでそこまでの良席は求めませんでした。

出演:プラシド・ドミンゴ、モニカ・コネサ(ソプラノ)
指揮:マルコ・ボエーミ
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

【演奏曲目】
ジョルダーノ:歌劇《アンドレ・シェニエ》より第3幕「祖国の敵」
ヴェルディ:歌劇《マクベス》より 第4幕「裏切者め!憐み、誉れ、愛」
ヴェルディ:歌劇《椿姫》より 二重唱
「サルスエラ」の名曲など
 
テノールのドミンゴと、ソプラノ歌手のモニカ・コネサによる、
オペラの名曲のアリアで、ソロも、二重唱もあり、その歌声に酔いしれました。
50年以上にわたり世界のオペラ界を牽引してきたドミンゴは現在83歳ですが、
その立ち姿も、朗々たる歌声も、全く年齢を感じさせず奇跡的なことと思いました。
以前は、全方位的に完璧な「スーパーテノール」でしたが、
現在歌っているのはバリトンのレパートリーが中心です。
艶やかな声、オペラの一場面を感じさせる身振りを交えての演技的な歌い方、
輝かしさ、力強さ、オーラを感じさせる佇まいにも圧倒され心を揺さぶられました。

観客は総立ちで、拍手・喝采が止まらず、10曲以上歌われてお疲れでしょうが、
何度もカーテンコールに応えて登場し、アンコール3曲を楽し気に歌って下さいました。
最後のコンスエロ・ベラスケス作曲のベサメ・ムーチョは、
立ち上がっている観客みんなも歌うように合図され、サビの部分は大合唱になりました♪
(私も何となくそこだけ歌えました)
ビートルズもカバーしているスペイン語の楽曲ですよね。
 
ドミンゴからパワーをもらって、楽しくなって、帰りは駅近の和カフェでお肉を完食♪
83歳でもあんなに生き生きと楽しそうに好きな事を思い切り出来るように、元気でいないと!

連休中なので行くのをどうしようかな…と迷ったのですが、
近くだし、お手頃価格のチケットなら、と思い切って行って良かったです♪
あまり経験したことのない充実のオペラの楽曲の数々、さすがオペラの帝王ドミンゴです!!

『ピアノの森』ピアノコンサート

2024-04-06 | 音楽
今日は、お気に入りの高崎芸術劇場音楽ホールでのピアノリサイタルへ行ってきました。
タイトルは「『ピアノの森』ピアノコンサート2024 SPRING」
4年前に東京オペラシティホールオペラホールへも聴きに行き、
その時に初めて演奏を聴いた牛牛(ニュウニュウ)さんが近くのホールでリサイタルとは嬉しい♪

駅からこの劇場へ向かうコンコースを歩きながら「今日は珍しくスーツを着た若い方が多いなぁ…」
と思いながら入口に到着すると、「〇〇大学入学式」の看板と腕章をした多くの大学スタッフ。
「エッ!?日にちを間違えた?ついにやっちゃった?!」と青くなりました。
そんな私の顔色を見た劇場スタッフが「音楽コンサートは4階です。」と優しい笑顔、
良かった~真面目に驚きました!
素敵な大ホールで大学入学式、4階の音楽ホールでピアノリサイタルでした♪(画像は公式HPより)
 
いろいろなデザインのイスがたくさん置いてあり、演奏開始までリラックスして過ごせます。

【出演】
ピアノ:牛牛(ニュウニュウ)
 
【プログラム】
ショパン/ノクターン 第13番 ハ短調 Op.48-1
ショパン/エチュード 第1番 ハ長調 Op.10-1
ショパン/エチュード 第12番 ハ短調 Op.10-12 《革命》
ショパン/バラード 第1番ト短調 Op.23
ショパン/ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18 《華麗なる大円舞曲》
ショパン/ポロネーズ 第6番 変イ長調Op.53 《英雄ポロネーズ》
茶色の小瓶
ショパン/スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
ショパン/プレリュード 第15番 Op.28《雨だれ》 
リスト/パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調 《ラ・カンパネラ》S.141

漫画『ピアノの森』でのショパンコンクール出場ピアニスト数名になり切っての演奏で、
途中休憩を挟んで、まるで私もショパンコンクールに参加して聴いているようでした。
曲間にはニュウニュウさんによる内容とピアニストについての日本語トークもありました。

メリハリのある演奏、どちらかと言うと早目のテンポで、演奏に引き込まれました。
細身で優しい美形の横顔からは想像できないほど、迫力ある力強い演奏です!
プログラムが終わって、拍手が鳴りやまずアンコールに次の2曲を。
・坂本龍一 「エナジーフロー」
・ベートーヴェン 「運命」第1楽章(リスト編曲によるピアノ独奏版)
このリスト編曲でのピアノによるベートーヴェンの「運命」は聴いたことがなく、
数十人で演奏する曲を、たった1人で2本の腕、10本の指で演奏するということに驚きました!
さらにアンコールの拍手とスタンディングオベーションが大きくなって、
また、ダブルアンコールで2曲弾いて下さりました。
もう、挨拶だけで充分よ、と思いながら拍手をしていると3度目のアンコール演奏♪
まるで音楽のスターマインが次々上がっているような演奏で、会場は感動の渦!!
30分に及ぶアンコール5曲はニュウニュウさんご本人の音楽性が発揮され最高でした。
隣席の方は新幹線2本乗り継ぎ神奈川からいらして、今後ホテルに泊まるそうです。

少しの御礼と「運命」演奏曲が入ったCDを購入したら、牛牛さんがサインして下さいました!
サイン&撮影の合間に4年前に行った反田さんとお二人での演奏会のことをお話したら
「東京オペラシティホールでしたね♡」とお返事して下さいました♡
 
会場は近いし、昼間だし、ちょっとお安いので、と手軽に考えてきてしまった私を反省…
このホールは最高♪ 来月もまた来ます!

ジュニア・アカデミー

2024-03-30 | 音楽
昨日、上野にある東京藝術大学の音楽ホール奏楽堂でのコンサートへ行ってきました。
朝は肌寒く雨がちらつき、上野に着いた時には雨風がとても強くなっていて、
改札口では多くの人が外の暴風雨を見て歩き出すのを躊躇している様な状況でした。
(午前中の演奏はパスして駅構内でランチして、晴れ予報の午後の演奏から聴こうか?)
という悪魔のささやきがあったのですが、せっかくはるばる来たのだからと歩き出すと、
暴風で傘の骨は曲がり、飛ばされそうになりながら半身濡れて東京芸術大学に到着しました!

東京藝術大学音楽学部は、音楽分野における世界トップアーティストの育成を目的として、
全国の中学生を対象とした早期英才教育の特別コース『東京藝大ジュニア・アカデミー』
を開講していて、その1年間の成果披露演奏会が昨日ありました。
このアカデミーに入るにはいくつもの選考試験の後、1年に数名しか入れないのですが、
勤務していた中学校図書館常連さんが、何とここに入っていたのです!
高校のピアノで弾いてもらったのを聴いた時「並みのレベルではない!」と驚いたのです。

午前中は、ピアノ2名、バイオリン2名がプロオケの藝大フィルハーモニー管弦楽団との協奏曲♪
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 より第1楽章
・グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 より第1楽章
・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 より第1楽章
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 より第1楽章
4人の中学3年生でしたが、演奏も、佇まいも、このままデビューできそうな程見事で、
オーケストラとここまで対等にわたり合って演奏できるとは、本当に素晴らしく、
日常的には制服を着て中学校へ行っているということが信じられない気がしました。

1999年に新しく建てられたという奏楽堂はさすが藝大と言うべきなのか、
フランス製のパイプオルガンを備え、オペラも上演できるステージの奥行、
音の残響時間も調整できるという、木がふんだんに使われた素敵なホールでした。
 
感動を抱えたまま、ランチは滅多に食べることが出来ない大学学食でA定食600円を選択♪

晴れて暑くなったお昼休みには大学構内をウォーキング、
さすが藝術大学と思わせる斬新なデザインの素敵な建物があったり、
 
歴史と伝統を感じる明治時代の古風な建物があったり、各種の桜も咲いていました。

さて、午後は中学1年生〜3年生のバイオリン7名、ピアノ11名の独奏です。
バイオリン独奏曲をあまり聴いたことがないので知らない曲が多く、
ピアノ伴奏付きで20分ぐらいの長大な曲ばかりを良く弾き切れると感心しました。
ピアノ独奏曲なら多少はわかるかと思っていましたが、
ピアノ教室発表会で弾かれるようなメジャーな曲はなく、同じく知らない曲ばかり!
中学校の先生もお一人応援にいらしていて、二人で素晴らしい演奏に大いに感心して、
リストの曲を弾いた2年生の生徒に終演後に会えて「素晴らしかった!」と伝えました。

午前中から夜6時まで、22曲ものクラシック音楽演奏を堪能できて大満足、
一日中、ゆったりと音楽に包まれ、瞑想している気分でもありました。
アカデミーの生徒たちは地元の中学校に通いながら勉強したり運動したりして、
藝大へも定期的に通い、そのために曲を仕上げてきて、人並み以上に頑張っています。
音楽の演奏家は多いし、どんどん若い演奏家が出てきて、かなり高齢まで活動でき、
いくらでも上には上がいるという、厳しい世界に身を置いていると思います。
この中から、きっとプロの演奏家が出てくること間違いないでしょう。
彼女は来年もアカデミーに在籍するというので、1年後もその活躍を楽しみにします♪

上野公園のソメイヨシノは・・・
行く時には暴風雨で全く見られず、帰りはすっかり暗くなっていたので駅へ急ぎました。
桜の開花を見込んでなのでしょう、昨夜は多くのテントが出てイベントを開催していて、
晴れて最高気温25℃を越えた今日は桜は開花したばかりですが、大賑わいだったようです。

コンチェルト・ナイト

2024-03-27 | 音楽
半年前から楽しみにしていた推しピアニストのクラシック音楽演奏会へ行ってきました♪

会場は池袋の東京芸術劇場、このホールでの演奏会は6年半ぶりで、
その時は当時22歳のピアニスト反田恭平さん、ショパンコンクール準優勝という快挙を成し遂げ、
その後、ご自分のオーケストラも創られ、ご結婚・赤ちゃん誕生とおめでた続きです。
今回の演奏会は(多分、次回2025年ショパンコンクール入賞を目指しているであろう)
22歳の若手人気ピアニスト亀井聖矢さん♪
各種メディアに出演され、私は1年前サントリーホール、半年前オーチャードホールに続き、
これで3回目の演奏会です。
 
気合を入れてチケットを取ったので、座席は左寄りの何と前から3列目です!!
12月に、孫娘と聞いた演奏会が楽しかった原田慶太楼さんの指揮も楽しみでした♪

指揮=原田慶太楼
ピアノ=亀井聖矢
オーケストラ=東京交響楽団
<プログラム>
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」から ポロネーズ
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 op.26
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 ヘ調

プロコフィエフのピアノ協奏曲 第3番は小説『蜜蜂と遠雷』のピアノコンクール本選で、
映画版で栄伝亜夜役の松岡茉優さんの熱演(弾き替え?は河村尚子さん)が思い出されます。
私は第1楽章のみ演奏会で聴いたことがあり、全曲聴くのはこれが初めてです。
クラシック演奏会プログラムは、1.オペラ曲 2.協奏曲 3.交響曲 という構成が多いのですが、
今回は2つのピアノ協奏曲を聴けて、しかもプロコフィエフとガーシュウィンとは!
まさに「Concerto Night コンチェルト・ナイト」となりました。
立ち上がれば触れそうなくらい近く、すぐ目の前を亀井さんが颯爽と登場されます!

溌溂とした原田さんの指揮と、力強いかと思うと繊細な変幻自在な素敵なピアノの音、
迫力あるオーケストラの音の渦に身も心も包まれて、幸せな時間が過ぎていきました。
この瞬間にしかない音楽で、しかも消えていってしまう切なさと貴重さにあふれ、
お二方の若々しさと、ガチ古典ではない選曲、リズムと音に身を委ねて心から楽しめました。
アンコールはフランツ・リストの『ラ・カンパネラ』
亀井さん10歳の時の演奏会で弾き十八番としている曲、身体の中で鐘が鳴っていました♪
指揮台に腰かけて特等席でアンコールを聴いていた原田さんも幸せそうなお顔でした。

翌日もピアノ協奏曲2曲のコンサートが控えているとは…若いとはいえ本当にお疲れ様!
その翌々日は渋谷のタワレコでトークショー&サイン会があるそうで、
流石に全制覇は出来ずに…家さえ近ければ…残念。

久し振りの友人とも会えました♪
桜を見ながら美味しいお弁当を、と思っていたのですが今年はまだ桜も咲かず、
天気も悪くここ数年に無い肌寒さの続く3月でお花見はまだ先ですね。
ご自宅へ寄らせていただき、出汁の効いた美味しいお吸い物までご用意いただきました。
 
和牛のローストビーフ、鰆の西京焼、出汁のしっかり含まれた煮物、春らしい桜海老御飯、
お箸でつまみやすい大きさでボリュームたっぷり、豪華で目にも美味しいなだ万のお弁当でした♪
桜はまだでしたが、ご自宅なので思う存分お話しでき、盛り上がって、楽しくて、
ついつい、ついつい、長居してしまったのでした。

クラシック音楽演奏会

2024-03-04 | 音楽
昨日は、娘が所属する大学OBオーケストラの演奏会へ行って来ました♪
7月のミューザ川崎での第50回記念演奏会は途中で急遽帰宅することになり、今回もやや不安…

会場は晴海トリトンスクエアの第一生命ホール、ここへは1年半ぶりです。
あの頃はまだコロナが収まらず、大変だったなぁと思いながら、
小4小1の孫たちを駅でピックアップし、駅ナカのフルーツサンドのお店でランチし、
電車を乗り継いで、早めに会場へ着きました。

<プログラム>
・グリンカ:幻想的ワルツ
・シベリウス:組曲「クリスチャン2世」
・チャイコフスキー:交響曲第5番
指揮:田部井 剛

今回は、ほぼ満員のお客さんで座席が埋まり、良かったです!
2曲目のシベリウスの組曲を聴くのは初めて、「クリスチャン2世」なる人物も初めて知りました。
美しい旋律とは裏腹の、冷徹な王様だったようでなぜこの人を主題に?!
開演から約1時間後、2曲終わったところで休憩時間に・・
 
3曲目のチャイコを一番楽しみにしていたのに、孫たちの強いリクエストでここで過ごすことに。。。
終演時間に合わせてホールに戻っていたのですが、
ママに「座席にいなかったでしょ!」と言われてしまいました…(結構見えるものなのです)
その後、パパさんとも合流してひな祭りお食事会をしゃぶしゃぶで楽しみました♪

前日の2日(土)は息子夫婦が用事があるということで、3歳5歳の孫との一日♡
高速でいそいそと県都へ向かいました。
家でお昼を食べた後、5歳孫くんのご希望で近くの巨大ショッピングセンターへ行き、
ゲームセンターで釣りのゲームをしたのですが、よくわからないまま課金だけ進み…
ゲームも今やデジタルで、やり方やコツ、タイミング等が難しく本当にわからないー!
その後、アイスを食べたり、滑り台で遊んだりして楽しく過ごしました♪
 
ショッピングセンターのお客さん達は、少子化って何?と思うほど子供連れの家族ばかり。
夜はパパママが帰ってきて、多少うるさくても大丈夫なファミレスでお食事、
ここも子どもたちがいっぱいでとっても賑やかでした。
子どもたち家族と過ごしたのはお正月以来で、ずっと笑って過ごせた充実の週末でした♪

追悼 小澤征爾氏

2024-02-10 | 音楽
指揮者の小澤征爾さんが今月6日、88歳でお亡くなりになりました。
海外の名だたるオーケストラで活躍し「世界のオザワ」と評された巨匠がついに・・・
訃報を知った昨日から残念で、悲しく、寂しい気持ちでいっぱいです。

小澤征爾さんは音楽大学を卒業後の1959年、ギターを持ってスクーターで貨物船に乗り込み、
23歳で単身パリへ渡ります。
終戦から間もなく、ヨーロッパのクラシック音楽を演奏しようとする日本人が、
現地で評価されるはずがありません。
でもパリでのブザンソン国際指揮者コンクールで1位となったところから世界は広がります!
その時の奮闘記は『ボクの音楽武者修行』というエッセイ本でご自身が語っておられ、
この本はとても面白く、小澤さんの「人間力」に感嘆しました。

その後は指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンやレナード・バーンスタインに師事。
ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、ボストン交響楽団。等、
数々の名だたる世界的オーケストラの指揮、音楽監督に就任され、世界的な指揮者となります。
日本では新日本フィルオーケストラを創立し、若手音楽家育成に尽力しました。
日本国文化勲章、アメリカグラミー賞をはじめ、数々の受賞・栄典に輝きました。

私は、小澤征爾さんの指揮によるコンサートへ2回行ったことがありますが、
思い出深く心に残っているのは、2016年8月に長野県松本市での
「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」へ行ったこと♪
病気療養から復活され、魂のこもった指揮振りに涙が出そうになりました。
奇跡的に取れたプラチナチケット、1泊2日の松本旅行はとても楽しく、行って良かったです♪
冒頭画像CDはその際に購入した小澤征爾さん指揮、サイトウ記念オーケストラによる
ベートーヴェンの交響曲第1番、第2番、第6番、第7番、9年がかりで制作されたものです。

指揮者というと、テンポとリズムだけを司っている人と思いがちですが、
演奏者からすると指揮者が考える曲の「音楽性」を指揮から読み取り再現しているのです。
高校の音楽部にいた時、指揮者によってこんなに音楽が変わるものかと驚きました。
小澤征爾さんの指揮は演奏しやすく、情熱的で、小澤さんの音楽性に引き込まれるそうです。
日本人音楽家への偏見を取り除き、世界で活躍するようになる道を拓き、
親しみやすい人間性でクラシック音楽を身近にしてくれた、稀有な存在です。
世界中の音楽家から追悼メッセージが寄せられ、偉大な業績を讃えられています。

長い間、日本のクラシック音楽界の振興のためご尽力下さりありがとうございました。
謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。
合掌

プレトニョフ × ガルシア・ガルシア

2024-01-29 | 音楽
今年初めての演奏会は、渋谷Bunkamuraのオーチャードホールで。
6月に同じホールでの演奏会へ行っているので、在来線降り口から出口までスムーズでした♪

東京フィルハーモニー交響楽団 1月定期演奏会
指揮:ミハイル・プレトニョフ(特別客演指揮者)
ピアノ:マルティン・ガルシア・ガルシア
    (2021年第18回ショパン国際ピアノコンクール第3位)
〈プログラム〉
・シベリウス:組曲『カレリア』
・グリーグ:ピアノ協奏曲
  ・ソリストアンコール グリーグ:抒情小曲集第8集より第6曲「トロルドハウゲンの婚礼の日」
・シベリウス:交響曲第2番

シベリウスはフィンランド出身、グリーグはノルウェー出身、
北欧の2大作曲家の名作が並ぶプログラムでした。
指揮者のミハイル・プレトニョフ氏はロシア出身、ピアニスト、指揮者、作曲家、
さらにはオーケストラの設立等、音楽家として多方面にわたる活躍をしています。
そのプレトニョフと、反田恭平さんが2位となった第18回ショパン国際ピアノコンクール
第3位となったスペイン出身のマルティン・ガルシア・ガルシアとの共演がとても楽しみでした♪

ピアノの名手でもあったグリーグのピアノ協奏曲は冒頭部分がとても有名で、
ドラマや映画でもよく使われています。
その名曲をドラマティックな第3楽章の最後までパワフルな演奏で聴けて、心が沸き立ちました。
アンコールのピアノソロ演奏は、まさに婚礼の日の楽しさや華やかさ幸せな気分が溢れていて、
これがガルシア・ガルシアの自由で溌溂とした音楽の喜びを感じる演奏なのだと感動です!

最後のシベリウスの交響曲には、ロシアの政治的弾圧の「暗」の部分と、
自分たちの未来への希望を表現した「明」の部分が交差して、
指揮者がロシア出身ということや今のロシアの状況なども考えながら聴いていました。

この演奏会へ行く動機になったのは、指揮者ミハイル・プレトニョフのピアノリサイタルを聴いたから。
昨年9月に、隣県のお気に入りの高崎芸術劇場音楽ホールでピアノリサイタルがあったのです。
この頃、いろいろと辛いことが多く、チケットは取ったものの行くかどうか迷い、
でも、気晴らしになればと思って行ったところ、とても良くて思わず涙しそうになったほどでした。
このところ、若い新進気鋭のピアニストのパワフルで溌溂とした演奏ばかりを聴いていましたが、
プレトニョフのオールショパンプログラムピアノ演奏は心に沁みる深い音色だったのです。
 
帰りは暗くなっていて、あの渋谷スクランブルスクエアはこんな風にライトアップされていました。
ホール内の聴衆と、渋谷駅周辺の人々との年齢差が甚だしい!