嬉しいことに、春休みのお楽しみがまだ続きます。
昨日は、友人と六本木へ♪
国立新美術館の開館5周年企画「セザンヌ パリとプロヴァンス」を見に行って来ました。
先日の銀座もそうでしたが、平日の東京は働きモードなので遊ぶ場所はすいています。
世界8カ国、約40の美術館からから油彩、水彩、デッサンなど合計約90点を集め、
国内過去最大規模の展示だそうです。
南仏のエクス=アン=プロヴァンス生まれのセザンヌは、
画家としての成功を夢見てパリに出、それ以来この2つの地を頻繁に行き来します。
会場の絵は年代順に展示されていたので、セザンヌの軌跡がよくわかりました。
初期の絵は絵の具をたっぷりとカンバスに塗りつけてあり、
これがセザンヌの絵か?!と思うほどです。
その後、たくさんの画家と交流したりその影響を受けたりして、
セザンヌ独自の世界が完成していきます。
銀行家で裕福だった父が購入した別荘の広間が再現され、大作「四季」4点が展示されていました。
そして、晩年の制作拠点だったレ・ローヴのアトリエの一部も再現。
最後に使っていたパレットや絵の題材となった壺・テーブルなど、
本物が運び込まれているそうです。
このアトリエには、ベルギー駐在中に行ったことがありました。
その後、歩いて移動して「シネマート六本木」へ。
どうしても見たかった映画「ピアノマニア」を見ました♪
私の好きな「職人もの」です。
昨年公開されたのですが、ロカルノ映画祭を皮切りに世界の映画祭でたくさんの賞を受賞しました。
スポットライトを浴びるピアニストを影で支える調律師の存在に光を当てる異色ドキュメンタリーです。
出演しているのはすべて本人たち。
ピアノの老舗ブランド・スタインウェイ社を代表する
ドイツ人調律師シュテファン・クニュップファーの1年を追います。
大きな仕事は、
フランス人ピアニスト、ピエール=ロラン・エマールの演奏によるJ.S.バッハ『フーガの技法』の録音。
ピアニストも、録音する音楽会社の方も、調律師も、ピアノの音にとことんまでこだわります。
その妥協を許さない仕事ぶりがまさに「マニア」、究極のプロ集団でした。
あるピアニストがこんなことをおっしゃっていました。
「多くの音楽家は、自分の楽器を持って演奏会に臨みます。
最高の演奏をするために、一流の演奏家ほど楽器の手入れを怠りません。
でも、ピアニストは自分の楽器を持っていけないのです。
そのホールの与えられたピアノで最高の演奏をするために、
どんなピアノでも弾きこなせるように努力しています。」
なるほどと思いました。
それだけに、優秀な調律師はピアニストの片腕ともいえるのでしょうね。
そしてお約束の美味しいもの♪
東京ミッドタウンの中の「とらやカフェ」へ。
映画について語り合いながら、餡子のた~っぷりのったあんみつとお抹茶をいただきました。
うん!やっぱり虎屋の餡子は品のある甘さで最高!
今日で今年度も終了、平日は朝9:30~夜9:30頃まで仕事の日もあった今年度、
(私はいずれの職場も非正規雇用ですから・・・)
頑張った自分へ好きな事いろいろの栄養を注入して来年度に備えています。
(という言い訳ー!?)