今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

草木萌動

2021-02-28 | いろいろ
今日で2月も終わり、2月28日からの5日間の七十二候は
【第六候】 雨水 末候 「草木萌動 (そうもくめばえいずる)」
草木が芽吹き始める頃。草の芽が萌え出すことを「草萌え」(くさもえ)と言います。
画像は我が家の庭の白木蓮、日ごとに蕾が大きく膨らんできています。

明日は本校高等学校の卒業式、晴天で気温も上がりそうです。
昨年は新型コロナウイルスの大騒動が始まったばかりでかつて経験したことのない式となり、
卒業生は各クラス毎教室に集まり、スタジオからの放映によるTV画面を通しての祝辞、
担任からの卒業証書授与で、保護者の出席は無しでした。
今年は体育館で3年生全員が集まって、卒業生と教職員のみで卒業式が行われる予定です。
進路決定もある大切な最終学年なのにコロナで大変な1年間となってしまった3年生、
本校最後の日を思い出深く送れますように。

今月の私の読書は以下の7冊、文学賞ノミネート作が中心でした。

『犬がいた季節』 伊吹有喜 双葉社
『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』 東野圭吾 光文社
『推し、燃ゆ』 宇佐見りん 河出書房新社
『心淋し川』 西條奈加  (集英社)
『人生を面白くする 本物の教養』 出口治明 (幻冬舎新書)
『水を縫う』 寺地はるな (集英社)
『晴れ、時々くらげを呼ぶ』 鯨井あめ (講談社)

上記7作品中、高校生を主人公とした作品が4作品、
その中で本屋大賞にノミネートされている伊吹有喜 著『犬がいた季節』は面白かったです。
昭和から平成、そして令和へ、高校生を見守りながら12年間高校で暮らした犬 コーシロー、
18歳の想いはいつの時代もそれほど変わらず、青春のきらめきや切なさが描かれていて、
高校生は子どもから大人への難しさが自分の中にあり、悪戦苦闘もしているのです。

道真忌

2021-02-25 | いろいろ
週末の初夏を思わせるほどの暖かさから一転、強い北風の吹く寒い日が続いています。
画像はこの地の高台から見えた夕焼け、葉を落とした木の立姿が美しいです。

2月23日からの5日間の七十二候は
【第五候】雨水 次候 「霞始靆 霞始めて靆く(かすみ はじめて たなびく)」です。
春霞がたなびき、山野の情景に趣が加わる頃、
遠くかすかな眺めが、ほのかに現れては消える移ろいの季節です。

暖かになると、空の色が白っぽくなり見通しが悪くなりますよね。
特に花粉と黄砂の季節は山の周りは黄色く霞んで見えるほどですが、
このところの強風では畑の土が舞い上がっているようで、特に土が軽い地域は地平線が茶色い!
北関東で山林火災が続いていて、乾燥と強風の危険も感じています。

今日2月25日は、学問の神様 菅原道真の忌日(延喜3年[903年]2月25日没)。
全国天満宮の総本社である京都北野神社では
「北野菜種御供(きたのなたねのごく)」という900年の歴史がある祭礼があるようです。
菜種の花を挿して献じるのですが、花がない時期には道真が好んだという梅を代わりにして、
近年は梅花祭として親しまれています。
同じく道真公を祭神とする全国の天満宮で梅花祭の例祭が行なわれており、
東京の亀戸天神社では古式に則り神前に菜種をお供えするのだそうです。

コロナが落ち着いたら、こういう祭礼等へも行ってみたいものです。

猫の日

2021-02-22 | いろいろ
今日2月22日はにゃんにゃんにゃんで「猫の日」、
猫好きの私は、図書館カウンターに猫のカレンダー「魔女と宅急便」のジジとリリー、
「人生はニャンとかなる」を置いています。

先週から、福士蒼汰さん主演のTVドラマ『神様のカルテ』全4話が放映され、
それを見ながらのブログ書き。
夏川草介著の原作小説は2010年本屋大賞第2位となり、その後シリーズ第5巻まで出版されました。
ドラマでは1巻ずつがドラマ1話になり、今日は第2巻の内容、
夏目漱石を敬愛している主人公の医師 一止を福士蒼汰さんが好演しています。
福士蒼汰さんと猫といえば、映画『旅猫リポート』を思い出します。
この映画の原作は2012年出版の有川浩さんの小説『旅猫リポート』、とても良い作品で、
本の雑誌『ダ・ヴィンチ』のブック・オブ・ザ・イヤー2013で第3位に選ばれました。
 
猫の日なので、愛猫チコちゃんの画像を載せます♪
 
 
もういいお年なのですが一応レディーなので、こんな画像を載せて怒っているかも!
毎日、一緒にいて、抱っこして、見ているだけで幸せな気持ち、とっても癒されます♪ 
ずっと元気でいてね。

今日は最高気温23℃と、5月上旬の暖かさ(暑さ!)でした。
先日まで稜線がくっきりと見えていた上毛三山、今日は霞がかっているのか、それとも何か飛んでる?!
 
昨年は治ってしまったと思うくらい軽かった花粉症、今日は何だか鼻やら目が・・・ついに来た?!

久し振りに…

2021-02-21 | 美味しいもの
今までの寒さが解けてゆくような、ポカポカの一日でした。
膝やら肩やらが痛かったのですが、暖かになると身体は動きやすく気持ちも明るくなります♪

そこで、3か月以上ぶりに夫と外食をしようということになりました。
お気に入りの寿司店に、早い時間での個室を予約しました♪
今日のオススメにあった生カキの酢醤油と寿司コースを注文、冒頭画像の生カキは絶品!
海のないこの県では、こういう料理はお店でしか安心していただけません。
この他、寿司コースの握り、ウニ・イクラ丼、酢の物、煮物、サラダ、茶碗蒸し、
漬け物、イワシつみれ汁、デザート、とボリュームたっぷりでお腹が苦しい・・・
 
今日は朝から、お雛様を出したりと、週末に予定しているチビ姫の初節句祝いの準備をしました。
お雛様を出すのは4年ぶり、この時の孫娘はおしゃまな4歳児になっています。
七段飾りの美しいお雛様たちとお道具、平安貴族の文化に触れることが出来るせっかくの機会ですので、
春休みに来るであろう4歳児のためにも仕舞わないでこのまま飾っておこうと思っています。
お雛様を出すのは億劫でなかなか腰が上がりませんが、出してみると装束やお道具の数々が見事で、
平安文化の素晴らしさにいつまでも見とれてしまいます。

雨水

2021-02-18 | いろいろ
画像は、我が家近くの花卉園ハウスの道端で、100円で無人販売されていたマーガレット、
小さかった苗がこんなに大きく育ち、60輪以上の花が咲く満開の美しさとなりました!

今日は二十四節気の「雨水」、空から降るものが雪から雨に変わり、雪や氷が溶け始める頃、
昔から農耕の準備を始める目安とされてもきました。
そして七十二候は
【第四候】 雨水 初候 「土脈潤起 土脈潤い起こる(どみゃくうるおいおこる)」
早春のしっとりとした暖かな雨が降り注ぎ、大地が潤い始める頃です。

暦とは異なり、今朝はまたまた真冬並み氷点下の厳しい寒さとなりましたが、
この寒さも今日までのようで、明日から週末は4月の陽気とか!
この数日、日本海側・東北・北海道では暴風雪となり被害が出て大変な状況ですが、
これで少し収まると良いですね。

今の季節の言葉に「獺祭魚 獺魚を祭る(かわうそうおをまつる)」という言葉があります。
春になってカワウソが漁をはじめ魚を捕らえることを言ったもので、
カワウソがとった魚を並べることが、人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところから、
この言葉が生まれたそうです。
俳句の春の季語になっています。
「獺祭」といえば、山口県で作っている有名なブランド日本酒もあります。
そういえば、今は新酒の出来上がる季節でもありますね。
また、正岡子規が自らを獺祭書屋 (だっさいしょおく)主人と号し、
「病臥の枕元に資料を多く置いて獺のようだといった」そうです。
画像は「 DASSAI DESIGN AWARD 2019 」 最高賞を受賞したパッケージ!

正岡子規と日本酒獺祭がコラボされていて素敵です♪(画像は楽天市場より)
残念ながら下戸なのでお酒は楽しめませんが。。。

埼玉県高校図書館司書が選んだイチオシ本

2021-02-16 | 本の紹介
「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本 2020」の結果発表がありました。
このイベントは、2019年11月~2020年10月に出版された本の中から、
高校生にすすめたい本を埼玉県の高校司書がピックアップ、投票してベスト10を決めるものです。
今年のベスト10はこちら!



<イチオシ本2020ベストテン>
1位 『雲を紡ぐ』 伊吹有喜 (文芸春秋)
2位 『なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』 池上彰監修  (学研プラス)
3位 『水を縫う』 寺地はるな (集英社)
4位 『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎 (集英社)
5位 『おとめ六法』 上谷さくら・岸本学 (KADOKAWA)
6位 『晴れ、時々くらげを呼ぶ』 鯨井あめ (講談社)
7位 『わたしの美しい庭』 凪良ゆう (ポプラ社)
8位 『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』 左右社編集部 (左右社)
9位 『10代から知っておきたい あなたを閉じこめる『ずるい言葉』 森山至貴 (WAVE出版)
10位 『夜明けのすべて』 瀬尾まいこ (水鈴社)

何冊かはすでにこのブログで紹介しましたし、本校図書館に入っている作品もあります。
1位の『雲を紡ぐ』は20年上半期の直木賞候補となり、候補作の中では私のイチオシだった作品で、
その時、直木賞となった『少年と犬』馳星周 (文芸春秋)は今回11位でした。
『水を縫う』 寺地はるな(集英社)もあちこちで話題になっており、これから読む予定です。
図書館にはベスト10すべての作品を入れますので、お楽しみに♪

本のランキングの記事が多くなっていますが、やはり気になるのは4月に発表される本屋大賞
私のイチオシはあの作品

地震

2021-02-15 | いろいろ
一昨日夜(2月13日 23:08)に東北地方で震度6強の地震がありました。
(今頃の記事で失礼します。。。)
10年前の東日本大震災からやっと復興された方々の再度の被災、お見舞い申し上げます。

その時、1階リビングで映画を見ていた私は、久々に鳴った警報アラームにドッキリ!
まもなく横揺れが起こり、揺れが大きくなってきたので愛猫チコを抱いてテーブルの下に避難、
揺れがなかなか収まらなかったので、玄関を開け上に気を付けながらチコと庭の真ん中に避難しました!
我が家は2階を増築しているし、1階は南面の大部分が掃き出し窓で壁が少ないので1階は危ないです。
その後、映画は緊急放送に変わり夜遅くまで報道を見てしまいました。

画像は気象庁HPより。
 
気象庁HPに地域ごと、都道府県別でも細かな震度が表示されていることを知りました。

心配になったのは学校の8階にある図書館、これだけ揺れたらきっと本が落ちている・・・
我が家は震度3でしたが学校のある地は震度4、8階は相当揺れるのです。
そう心配していたら、昨日管理職から
「早朝に学校の様子を見に行き、図書館の本がたくさん落下していたので元に戻しました。
配列が違っていたら直してください。」との連絡、休日に感謝です。

今日、様子を聞きに行きその時の写真を見せてもらったところ、
一部の書架の本がかなり落下してしまっていました。
ラウンジコーナーと学習コーナーを分けている背の低い書架群、安定が悪いのですね。
今後、これをどうにかしなくては・・・

13日から七十二候の立春 末候「魚上氷 魚氷に上がる(うおこおりにあがる)」
暖かくなって湖の氷が割れ魚が飛び跳ね上がる頃、渓流釣りも次第に解禁になりますね。
そんな春先の薄く張った氷のことを「薄氷(うすらい)」と呼びます。
今日は雨がたっぷりと降り、風も強いですがそれでも暖かで、春の訪れを感じました。
この雨で、芽吹きが一層進むことでしょう。

大河ドラマ「青天を衝け」

2021-02-14 | いろいろ
今夜から渋沢栄一を主人公とした大河ドラマ「青天を衝け」始まりました!
隣の深谷市が出生地の渋沢栄一の生涯を描き、しかも主演が吉沢亮君と知った時から、
放送開始をずーーーっと楽しみにしていました♪

渋沢栄一については以前記事にしていますが、新しい1万円札の肖像画となることが決まっています。
1万円札の肖像画となり、さらに大河ドラマ『青天を衝け』の主人公となることが決まってから、
生まれ故郷である深谷市は大盛り上がり!!
明後日「渋沢栄一 深谷大河ドラマ館」がオープンで、市の大型スーパーにポスターが貼ってありました。
関連商品も続々発売、メモ帳、1万円札型タオル、マスコット、ステッカー、ドーナツ、サブレ!!
 
1万円札のデザイン、これに決まったっけ??

今夜のドラマ、谷川のシーンに「こんな所はこの辺にはないよね。」と夫と一緒に突っ込みながら、
とても楽しく見ました♪
(早く見たくて1時間前にBSプレミアムで見てしまった!)
笑ってしまうのはこの地の「武州ことば」、「そうだいね。」等とても身近に感じ、
今の朝ドラはあまり面白く感じませんが、この大河ドラマはきっと最後まで楽しめそう♪
何よりも渋沢栄一その人が人格者で唯一無二の素晴らしい実業家、今の日本にいて欲しかった。。。

情報

2021-02-13 | いろいろ
風の強い日に撮った本校から見える浅間山、今年はとても雪が多いです。

本校のある市のコロナ感染者数がこの2週間ほど増大しており、
県全体では感染者が減少しているのに、この地だけ今までにない危機感に満ちています。
昨日までの2週間の市内の新規感染者は100人を越えていました。(県HPより)
生徒たちは駅やその周辺を利用するし、私も通勤道沿いなので行き帰りに良く買い物するので、
その詳細がはっきりとわからずとても心配でした。

市のHPでは感染者数しか公表されておらず、
毎日30人、20人の新規感染者の感染経路が不明で全市に渡って散発的に出ているとしたら、
本当に怖い・・・と思っていたところ、市長のSNSに詳細が載せてありました。
それによると、
「新規陽性確認が減ってきたなか、ここに来て高齢者施設でクラスターとなりました。」
「この高齢者施設は、これまでも新規陽性となる方が断続的に確認されてきた
他のいくつかの施設と同じ事業者が経営する施設です。」
「これまで累計100人を超える陽性確認があり、なお断続的に続いている状況です。」
とのことでした。

この記事を読んでいく分安心しましたが、
大きな病院が少ないこの近隣で、一度にこれだけの感染者が入院できたのか心配です。
感染された方々が、皆さん入院治療され、快復されることを祈るばかりです。

敢えてここに記したのは、市長のSNSをご覧になれない方は今も心配だろうし、
いろいろ飛び交っている間違った噂がこれ以上広まらないように、との思いからです。
正確な情報をいち早く知ることで安心できるし、冷静な判断、行動につながりますね。
商業施設等の従業員に感染者が出た場合は、店の掲示やHPで自ら公表しているところが多いです。
今や、いつ誰が感染してもおかしくない状況なので、
自らきちんと公表することで、逆に信頼感や安心感が得られると思います。
市長によるとこの施設は感染を公表していず、了承を得られないと県や市からは公表はできないそうです。
疑心暗鬼を産まないために、正しい情報を開示することが何よりも大切と思う昨今です。

時代小説 時代劇

2021-02-12 | 本の紹介
先日、直木賞を受賞した西條奈加 著『心淋し川』(集英社)読了しました。
西條さんの作品を読んだのは初めて、江戸時代の千駄木町を舞台にした連作短編集は、
長屋に住む名もなき市井の人々の人生を描いた、心優しき物語でした。
「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れている、
その町の名前は「心町(うらまち)」、生きる喜びと哀しみが織りなす時代小説です。

この作品は時代小説というジャンルのフィクションで、史実を描いた歴史小説とは異なります。
(私はあまり読まないので、以下、違っていたらご指摘ください・・・)
最近の作家さんでは、池波正太郎、宮部みゆき、藤沢周平、あさのあつこ、葉室麟、青山文平、
ら各氏が代表的で、舞台の多くは江戸時代です。

また、TVや映画の時代劇、古典落語も、そのほとんどが江戸時代ですよね。
それは何故なのか?とずっと思っていました。

幼い頃、父方の実家へ遊びに行くと、祖父の見るTVはいつも時代劇でした。
我が家のTVで時代劇を見ることが全くなかったので、
祖父のTVは時代劇専門なのか、この地域だけの放送なのかと思っていたほどです。

その源流は、歌舞伎の「時代物」とか、「新時代劇」や、「江戸時代劇」と諸説あるようです。
そしてそのキーワードは「勧善懲悪」!
武士に対する庶民の反感から、強く優しいヒーロー武士が登場して悪い武士をたたき、
最後に悪は滅びるお約束、シンプルで気分良く終わるのが広く一般に受け入れられたのでしょう。
近すぎず遠すぎない江戸時代で、架空の物語として人々の日常を自由に表現し、
今に通じる部分もあることで、複雑な現代社会に生きる私たちも楽しめるのでしょう。

この先、「倍返しだ!!」の半沢直樹も時代劇と呼ばれる時が来るでしょうか?