ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




浜岡原発防潮堤YouTube 防潮堤本体が完成 中部電の浜岡原発(共同通信 2015/12/26 に公開)【画像はYouTubeキャプチャーです】

中部電力が津波対策のため浜岡原発(静岡県御前崎市)に建設している高さ海抜22メートル、長さ1・6キロの防潮堤の本体部分が2015年12月26日、完成した。壁の両端の盛り土工事は続いており、2016年3月に工事全体が終了する見通し。防潮堤は、東日本大震災発生後の2011年11月に着工。当初の高さは18メートルの予定だったが、国が推計した南海トラフ巨大地震の津波の高さが計画を上回っていたことから4メートルかさ上げした。

2015-07-24記事で、中部電力浜岡原発の防潮堤ほぼ完成。海抜22m、延長1.6km。膨大な"万里の長城” があります。一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)です。私が確認したかった構造について、複数の図が表示され説明されています。

RIEF

地震や津波に対して粘り強い構造とするため、地下の岩盤から立ち上げた鉄筋コンクリート構造の地中壁基礎の上に、鋼構造と鉄骨・鉄筋コンクリートの複合構造からなるL型の壁部を結合する、新たな構造形式を採用した。また、設計性能については、振動模型実験や水理模型実験による検証を行った。
また工期を短縮するため、壁部を工場で分割製作し現地で組みあげるなど、連続的な構築を可能とする工夫を行った。これらの工夫によって土木学会の技術賞を受賞したという。この防潮堤は、内閣府の津波断層モデルによる最大クラスの巨大津波が襲来しても、敷地内への浸水を防ぐことができるという。
また取水路から海水が浸入しないように、敷地内の取水槽の周辺に高さ約4mの溢水防止壁を設置した。

この記事から知りましたが、中部電力HOME > 安全性のさらなる追求 > 敷地内への浸水を防ぐ

私は全く門外漢で水深20mの海水が押し寄せる力とか、リニア中央新幹線用に南アルプスの地下 1,000mを越える深さに穴をあけた時にかかる力とか、想像もできませんので日本の土木技術の凄さを感じるばかりです。
多くの人々が止めようとしても停まらないこれらの事業について「想定外」という言葉で語られる事が生じないことを願っています。それが起きた時は人が死ぬのです。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )