いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

物差しで測るグローバリズム

2002-10-17 03:21:32 | 特選いぶたろう日記
今日はリハがお休みなんである。
すんすけ先生が実家にお帰りになったのである。
彼の実家といえばいわずと知れた沖縄である。
これが普段我々が思ってるより相当遠い。
どれだけ遠いか気になって来たので、地図帳を引っ張り出してみた。

二宮書店の「現代地図帳」である。
ウラには「近藤さやか」と書いてあるところを見ると、
妹の高校時代のものであろう。
生意気なことにドイツが一つである。
ソ連もちゃ~んと消滅している。
ナミビアも独立しているし、バルト三国もある。
俺の高校時代の地図帳は改訂が間に合わなかったので、現代に即した地図帳というのは大変新鮮だ。

地図っていいよね。俺大好き。
地図帳1冊で1~2時間はヒマ潰せるなあ。
なんか夢が広がる気がするよな。
国境なんて人間が勝手に引いただけで、
地球レベルで眺めるとみんなおんなじだってのは強く感じるなあ。
想像の中でこのへんだ、と思ってた国を意外と変なとこに見つけたりすることも多々ある。
コートジボアールとかトリニダードー=トバゴとか、
急にいわれてもどこにあるかわかんねえもんな。
パラグアイとウルグアイとか、アルジェリアとナイジェリアとか、
どっちがどっちかよく解ってなかったりするでしょ。
フランス、イタリア、スペインというとヨーロッパって感じでしょ、
モロッコ、アルジェリア、リビア、チュニジアって聞いたらアフリカよね。
でもこの国々は地中海挟んでお隣なんだよね。
日本と中国、ロシア位の距離。
スペインとモロッコなんか目と鼻の先。
九州と韓国どころか、新潟と佐渡島くらいの距離なんじゃねえか?

いや意外。
地理専攻の奴からしたらこういうリアクションは笑えちゃうんだろうけど。
地図帳は思い込みやイメージを一気に修正する、実に気持ちのよいアイテムだ。

さて、沖縄である。
え~どれどれ、地図上の3センチが300キロに相当...と。
うおっ!!
と...遠い。これは遠すぎる。
直線距離でも2000キロ近くあるぞ。
飛行機ルートで行けば福岡までが900キロ、そこからさらに900キロだ。
福岡が中間地点だったなんて。

「ヨナハラ選手、いよいよ福岡ですね!」
「いえいえ、まだこんなのは通過点に過ぎません」

納得のコメントである。
沖縄からは九州より台湾の方が近いというけど、本当だったんだなあ。
那覇から台北まで約600キロ、東京ー神戸間である。
まあ、その間海ばっかしというのがまた、想像しにくいんだけど。
ちなみに、東京から沖縄までの同じ距離を北に延ばすとどうなるか。
なんと、樺太まで届いちまうんである。
しかも北の先っぽの方だ。
札幌までは800キロだった。
まあ、いずれも地図帳の上に物差しちょこんとのっけて概算しただけだから、
正確な数字とはいえないんだけれど。
ちょっとびびった。
案外広いんじゃん、日本。

ところで。
地図だけでは解らないものというものがまた確かにある。
行ってみて肌で感じて初めて実感として解るのだ。
北海道の例でいうと俺はかつて、札幌ー函館間を車で往復したことがある。
近いと思うだろ?東京ー横浜位だと思ってるだろ?
北海道をなめちゃいけねえ。
なあんと片道たっぷり300キロだ。
名古屋まで行けちゃうんだぜ。
標識見たときはぶっとんだぜ。

初めて北海道へ行ったとき、大阪や東京だけで日本を解った気になっちゃあいけねえな、と痛感した。
沖縄もまた然り。色々と話は聞くが是非一度肌で感じたいものだ。

すんすけ!今度俺もつれてけ!!
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