いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

拾う神

2020-03-04 01:47:40 | 特選いぶたろう日記
なんというか、すごく言い方が難しいのだけど。
知的関心や論理的処理の温度差?
…とかいうとまた勘違いされそうだな…色違い?畑違い?
そういうのって、どうしようもなくあるなあと思う…というか思わされる。

別に学歴がとか偏差値がとか、医者・弁護士が会社員がとか、男が女がとか、
そういうことではなくて。
(少なくともワセダ程度じゃ僕を筆頭にバカだっていっぱいいるの、知ってるし・笑)。

言うまでもなく、考え方や表現の仕方は色々あっていい。
専門性や得手不得手もある。掘り下げ方も様々だ。

だけど、やはり
「十代のうちに、既成概念に囚われず、様々にものを考え、自由に発言する、議論する」という習慣・訓練・環境があった人とそうでない人、
もっと詳しく言えば、
常に「当たり前」の枠内で管理され、それを疑うことなく「テストのための知識を詰め込んで点をとること『だけ』に邁進してきた人」とでは、
もう絶望的な差があるなあ、と感じることが多い。

後者は模範解答を示すことはできても、
自分で悩み考えた跡がないから自分の色がない。
発言に覚悟がない。
議論によって思考や表現を磨き抜いた経験もないから説得力もない。

もう一度念を押すが、偏差値や学歴は関係ない。
結構な有名大学を出ていようと、
難関試験を突破しないとなれないようなご職業であろうと、
あまり関係なくそういう人は一定割合いる。
僕は驚かない。

さらに大人になって、組織の中で和を乱さぬよう思考を止め、
スルースキル「ばかり」を磨いてきた人となると、
もうこれは話しててもつまらないことこの上ない。
いい人なんだろう、物知りなんだろう、良識的なんだろう、
でもまるでその人なりの魅力を感じない。
「変」なとこがない。または頑なに隠し続けている。

そして議論を厭う。批判を嫌う。
主張が食い違うことを極端に恐れている。
その場の話題に可もなく不可もなく合わせてくることには長けている。
でもその人の発言に聞くべきところはあまりない。
周りの顔を見て、空気を読み、力関係にも充分に配慮して、無難な言葉を選び抜く。
さも共感しているかのような、上滑りの言辞だけが出てくる。
とにかく表面的に穏やかに和やかに過ごすことに至上の価値を置いているようだ。
まるで細かく設定されたゲームのキャラのセリフを聞いているかのようだ。

面白いのはこういう人が何故か、
自分よりも下位に位置付けた人に対しては妙に上からの、
高圧的な物言いになること。
部下とか後輩とか連れの女性とかに。
言葉遣いからしてまるで違ったりする。
しかもそういう時は一方的だ。言いたいことを言う。反論に耳を貸さない。
思考を厭い議論ができないという点では同じだ。
おそらく「何を言うか」よりも「誰が言うか」に重きを置いているのだろう。
そこには論理的整合性など期待すべくもない。
ただただその場に合わせた力関係や利害関係の姑息な計算あるのみだ。

特にどこの誰が、というようにカテゴリを括りたくない。
それはおそらく僕の安易な偏見や決めつけになってしまう。

ただ、僕自身は、
あいつうるせーな、鬱陶しいな、ガキっぽいな、面倒くせーな等と思われるのは、
全然上等カマンベイビーなのだが、
こういう「規格化された物言わぬ背景のような大人」や
「相手によってコロコロ言うこと変わるパワハラオヤジ」の
ひとりには数えられたくない。
死んでも嫌だ。プライドが許さぬ。

面白いもんで、僕のこういう物言いを面白がってくれる人というのもいて、
今度なんだか面白そうなことに発展しそうだ。
決まったらウキウキで報告します。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 過保護エンタテイメント | TOP | 乱世に張り切る »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 特選いぶたろう日記