いぶろぐ

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過保護エンタテイメント

2020-03-03 22:41:10 | 超・いぶたろう日記
YOSHIKIがライブ開催決行に注意うながす「危険な行為だと思う」

まさかこの御大が「無茶を戒める」立場でご発言なさるとは。
往時を偲び、誠に感慨深いものがございますな。

さておき、さる僕の知る「業界関係者」には、この発言がいたくお気に召さないらしい。
いわく、

「何人のアーティストが潰れると思ってるのか」
「政府が保証(原文ママ)するわけでもないのに」
「エンタメは潰れる、それでもいいのか」

とのこと。
まあ、ご自身の周りで辛い目を見ている人を多く見ての義憤でしょう。
その気持ちはわからないでもない。

しかしながら。
所詮、エンタメ業界なんてそんなもんだということですよ。
元々、衣食足りた人々の投げ銭で、
必ずしも生きていくのに必要のない歌や踊りを提供する存在でしょ。
夢を勇気を感動を…と言ったって、空腹や病魔や貧困を慰めごまかせる程度で、
到底埋め合わせられるようなもんでもない。

さらに僕に言わせれば。
この程度で潰れてしまう程度のエンタメなら、潰れて淘汰されてしまえと。
芸能や音楽なんて、本気でやりたかったらバイトしてもなんでも続けるもんだよ。
それが政府の補償がないからダメって開き直るのはちょっと…
まだファンが言うならまだしも、当事者がそれを口にするなんてね。
覚悟がないというか、甘えてるんじゃないかなあ。
政府が保護するエンタテイメントなんて、もはや死に体だよ。ロクなもんないよ。

不安定なのはこの道の宿命。イヤならやめればいい。
もちろん、税や社会保障ってこういうときのために払ってるんで、
政策上は職業に関係なく困ってる人の生活保障に使われるべきだとは思いますが。
あくまで気概の話ね。

YOSHIKIくらいまともなことを言えるように、
ちょっとやそっとでは動じないビッグネームになるか、
逆にカツカツでもやせ我慢で高楊枝気取れるくらいの気概が欲しいよね。

…まあ、きちんと知りもしないで何でも思い込みで乱暴に片付けちゃう、
理屈よりその場その場の勢いや感情が優先されちゃう、
あの人たち(YOSHIKIのことじゃないよ、ちゃんと読んでね)のこういうところが、
僕は合わなかったんだよなあ…と懐かしみつつ。
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