いぶろぐ

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思い出Tシャツ

2020-08-09 00:12:48 | 超・いぶたろう日記
12年住んだ前居から引っ越してまもなく3ヶ月。
いまだに終わらない衣類の整理。
もう着られなくなった(理由は聞くな)衣類との名残惜しいお別れ。
そこにひょっこり出てきた、もんのすごいTシャツ。



これ、前職でクッソ長い会議への抗議の意味込めて、
役員もやって来る合宿に着てったんだよねー(笑)。
因循姑息な役員相手に消耗していた頃のやるせなさと、
いつだってオトナゲナイ私のレジスタンス根性が如実に表れております。

そう、前職での一番イヤな思い出のひとつが、不毛な長時間の会議。
会議とは名ばかりで、要するに社長や役員が毎回同じ話を延々喋り続け、
列席者は基本的に黙って聞いていなければならないという、
小学校の朝礼レベルの儀式。
これが毎週始業時刻の3時間も前から飽きずに繰り広げられるのだが、
最も迷惑だったのが夏合宿中のそれ。
みんな睡眠時間2ー3時間で頑張ってるところに、
毎晩夜11時過ぎから2時間以上もやられちゃ、たまったもんじゃない。
みんな必死で眠たいのガマンしたり、船漕いだりしてる中、
得意げに話し続ける当時の社長の鈍感力たるや、スゴイものがある。



で、僕が合宿統括を引き継いだときに、居並ぶ役員の前で高々と、
真っ先に掲げた公約が「合宿会議短縮!最長で30分!」。
もちろん社長や役員は一様に煙たい顔をしたが、
職員からは心中での喝采をもって迎えられた(笑)。

生産性のない、不毛な会議なのに、好きなヤツっているんだよねー。
役員にイイトコ見せようと張り切って議論しかけてくるヤツとか。
社員たちの前でちょっとエラそうなこと言いたいヤツとか。
せっかく会議短縮を謳って僕が統括になったのに、どーしてくれよーかと。

そこで僕は無言のメッセージを送ろうと「合宿会議用」のTシャツを準備。
居並ぶ役員とその太鼓持ちたちが、みんな苦虫噛み潰したような顔して、
同期や若手はみんな笑いを噛み殺して、
実に痛快だったのを昨日のように思い出す。

早いものであれからもう7年。
まつろわぬ僕はあの場からいなくなり、
強権を振るった当時の社長も投げ出して退任・退職し、
社内最大の400名を誇った担当旗艦教室さえもなくなり、
反逆の舞台となった合宿も人材不足でついに行われなくなったそうな。
何もかもが消え去ったいま、
この反逆Tシャツだけが今も僕の部屋に残っている。もののあはれ。
渾身のアイロニーを煮詰めて染め上げたようなこのシャツも、
いまや着心地の良い寝巻きです。
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