水漏れ


D800E + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED

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休日の朝、のんびりと洗面台で顔を洗っていた。
歯を磨いていると、足に冷たいものが触れた。
下を見ると、水がこぼれている。
それもかなりの量である。

慌てて蛇口を閉めて、水の上からタオルを被せた。
1枚では吸い取りきれない量の水が、床に溢れている。
次々にタオルを撒いて、水を吸わせた。

どこから漏れているのか、まず大元を突き止めなければならない。
最初は洗濯機から出ているホースが原因だと考えた。
風呂の残り湯を洗濯に使うために、浴槽まで延ばすホースである。
その中に残っていた水が出てきたのではないか?

しかしホースを調べてみると、中は乾いていて、逆さにしても水は出てこない。
ここが原因ではないようだ。
さて、どこだろうと思い、疑わしいところをあちこち見た。
狭い洗面所であるから、それほど探す箇所があるわけでもないのだが・・・

マンションで水をこぼすと大変なことになる。
少量でも床の下まで染みていき、下の階に損害を与えることがあるのだ。
しかし子供のいる家庭などでは、水をこぼすなんて日常茶飯事のことで、防ぎようが無い。
その時のために、みな保険に入っているのだ。

実は以前一度水を溢れさせたことがあり、コンクリートの床を通り抜けて下の店舗まで行ってしまった。
その時は与えた損害に対し保険を使って対処した。

今回は一見判りづらいところが原因であった。
洗面台の中にある排水パイプのネジが、いつの間にかゆるんでいた。
最初はわからなかったが、手で触れてみるとスポッと外れた。
水を使っている時、その緩みから一定量の水がこぼれ出ていたらしい。

すぐにパイプのネジをしっかり締めた。
またドライバーで洗面台下部の点検口のふたを外し、中の見えない部分にこぼれた水もふき取った。
念のためにパイプの下にプラスチック製の箱を置き、仮に水がこぼれても受けられるようにした。
一応それで、水が漏れ出してくることはなくなった。

今回は下の階まで行かなかったようでほっとした。
ネジが緩んだ原因であるが、恐らく地震のせいだろうと考えている。
あの激しい揺れの中で、パイプも盛大に引っ張られたであろうから、不具合が起きないほうがおかしい。
それが一年以上経って、水漏れという現象になって現れたのだろう。

今も毎日のように地震が発生しているが、その影響が小さな被害となって、これからもじわじわと出てくる可能性がある。
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