ひょう


D800E + AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

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車で郊外に出かけていて、商談中に雹に遭遇した。
何の予兆も無く、外で異様な音がし出したと思ったら、白い氷の塊がバラバラと降り注いでいた。
しまったと思ったが、どうしようもない。

車のボディからカツン、コツンと雹が当たる大きな音がしている。
慌てて降り注ぐ中に飛び出したら、服がビショビショになってしまった。
体が直撃を受けると、さすがに少し痛い。
しかし我慢できる程度だから、車が傷つくこともないだろう。
あきらめて眺めることにした。

何年も前の話であるが、同じようにこの場所で強烈な雹に降られたことがある。
その時は車が被害を受け、ボディ全体に無数の小さい凹みが出来た。
全面が満遍なく傷ついたので、かえってそれほど目立たなかった。
直しようがないのでそのまま過ごしたが、見るたびに心が痛み、車に対する愛着は急速に冷えてしまった。

昔は雹が降ると、その後傷ついた車が安く売りに出されることがあった。
納車する直前にやられてしまった凸凹のある新車が、大幅値引きで売られていた。
叔父がそういうクラウンに乗っていたことがある。
最近の天候は異常気象かと思っていたが、考えてみれば雹に降られることは昔の方が多かった。



今日の時計ベルト。
ユリス・ナルダンにモレラートのティポ・エルメスのブラックをつけた。

いくつか黒いベルトとの組み合わせを紹介している。
その中でも薄手のティポ・エルメスは、大人しくて品のいい組み合わせといえる。
あれっと思うほど厚みがなくて、しなやかなベルトだ。
バネ棒を通した部分が膨らんで見えるほど、本体は薄く作られている。

黒ずくめというのは、それだけで目立つものである。
この組み合わせは、それほど合っているとは言えないのだが、黒で統一したあくの強さをかなり薄めてくれる。
普段に使っても、それほど嫌味が感じられない。

実はベルトの裏側がタン色の革であるところがポイントだと思う。
それがチラリと見えるような使い方が効果的だろう。

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