参考

那須で24mmレンズの撮影テストを行った。
個人的に行ったテストで、公開する気はなかったが、参考までに結果を載せることにした。

AF-S24mmF1.4GとPC-E24mmF3.5Dの、比較的新しい2本の24mmレンズの画質の違いを見たかった。
それぞれの性質を理解して、使い分けようということだ。
ズームを含めて他にも24mmのレンズはいくつか持っているが、性能的にはこの2機種がトップと判断し、他機種はテスト対象から外した。




D800E + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

大きな画像




D800E + PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED

大きな画像


ともにF5.6で撮影した画像。
手前にある草(画像右下)を見ると、同じ絞り値でもPC-E24mmの方がピントが合っている。
イメージサークルの大きさの問題もあるかもしれないが、多分レンズの設計からくる被写界深度の違いであろう。

中央部の解像度は、元データで見てもほぼ互角と思われるが、わずかにPC-E24mmの方がいいかもしれない。
少し淡泊に思われるほど、PC-E24mmには画面全体の解像度が高いという印象がある。
一方AF-S24mmは、ぼけた部分とシャープな部分の差が大きいので、立体感の描写に長けている。
D4やD800Eといった新しいボディとAF-S24mmを組み合わせると、今までの印象よりタッチが強い濃厚な描写になるように感じられる。

あおりの必要な写真にはPC-E24mmしかないし、ボケを生かした写真にはAF-S24mmだろう。
風景写真でどちらのレンズを選ぶかは非常に難しいところだ。
隅々までシャープに撮ろうというなら、PC-E24mmが有利かもしれない。
しかしD800系の発売で、世の中がそういう作例で溢れる可能性があり(笑)、今後はそういう写真はあまり価値を持たないかもしれない。

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