蝦蛄(シャコ)
【語源】
江戸時代はシャクナギ(シャクナゲ)と言われていました。
淡い灰褐色の殻を茹でた時、紫褐色に変わり、それがシャクナゲの
花の色に似ていたところから付けられたようです。
シャクナゲは石楠花また石花とも書きますが、シャクカ(石花)が
なまってシャコと呼ばれるようになったそうです。
風流な方が名付け親なんですね~ちなみに英名は「Mantis shrimp」
訳すと「カマキリ海老」・・・・そのまんまですね~!
やっぱり、ワビサビのわかる日本人の付けた名の方が素敵だと思いません?
シャコのにぎり鮨
【旬】
シャコの旬は春から初夏。この時季、子を持ちます。
しかし、身自体を楽しむなら夏から秋が良いでしょう。
シャコは水から上げるとすぐに死んでしまうので、味が落ちる前に
活きたまま、茹で上げるのがコツです。
鮮度が命のお魚です~!
茹でたシャコの剥き身
【うんちく】
シャコは沿岸および内湾の水深30mまでの砂泥の海底に生息します。
海底にU字型の巣穴をほり、大小二つの出入り口を作ります。
この巣穴で外敵から身を守り、産卵し、そして、狩をして巣穴内で
食事をします。
シャコは恐るべしハンターで、巣穴近くを通るエビ・カ二・小魚を
すくい取るように瞬間的に捕らえます。まさに昆虫のカマキリの様。
また、暗がりが得意のようで、「明るい月夜には身が減り、闇夜には
身が入る」と言われています。
子持ちのシャコ
身の中央部に棒状に入る卵のことを「カツブシ」と呼び、鮮やかな
朱色をしています。これがまた美味。
このカツブシを持ったものは高値で流通します。
余談ですが、シャコを食うのは日本人とイタリヤ人だけのようです。
シャコの爪
【ブランド・産地】
ブランド化はされていないようです。
漁が盛んなのは、福島県の松川浦漁港や岡山県の日生。
底引き網漁で獲られています~!
シャコ自体はブランド化されていませんが、非常に貴重な部分が
あります。それは「爪(つめ)」です。
シャコの鎌状の大きな捕脚(カマキリに似た)であるハサミの身肉の
ことで、米粒よりやや大きい程度。
それも一匹から二個しか取れないから、小皿に一杯分ともなれば
シャコ何十匹にもなります。カ二のはさみの肉に似ており、酢の物や
サラダにも使用されますが、ワサビ醤油でも酒の肴に最高です。
シャコのにぎり寿司
【産地ならではの漁師料理】
シャコと言えば・・・・にぎり寿司。後は活きたものを茹で上げた
あつあつを食べるのが最高。唐揚げも捨てがたいですね~。殻ごと
いけるし~!
茹であげたシャコ
しかし漁師さんはもっと簡単に美味しく食べているようです。
それは味噌汁! 活きたものをハサミでぶつ切りに・・・それを
味噌汁に ほおり込むだけ・・・。
「このシャコの味噌汁の右に出る味噌汁はないよ~簡単で最高に
旨い。蟹の味噌汁の上を行くね・・」と・・・・!
【栄養と効果・健康】
海老や蟹に比べると市場評価は見劣りしますが、栄養価は断然上。
銅・マンガンなどのミネラル。ビタミンA・B1・B2・B12などは
海老・蟹よりも多い。
高血圧予防に効果があるカリウムやコレステロールの増加を抑える
タウリン、それに貧血に効果のあるビタミンB12を特に豊富に含んで
いますので血液を正常に保つ働きが期待できます。
まさに、健康食品ですね!
茹でたて
ランキングに再登録~~前回最高位は2位!~~目指せナンバーワン!
プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】
4トラも観てみない~~?
ここ!
シャコは日本+イタリアに加えてタイも食べます。
http://www.bangkoknavi.com/food/8/
今度、一緒に食べに行きませんか?
日本人とイタリア人だけじゃなく、タイ人もシャコ大好きみたいよ。
私は一時期「どこでもいっしょ」にハマっていて、グッズとか持っていました。
トロの好物が中トロと納豆としゃこだといいますが、何故だろう?
是非~~一度ご一緒させてください~~
昔から食ってたのかな?
知らない~~~
でもから揚げで丸まっていたのはシャクシャク食べられました。
先日鯛の口からシャコに似ている虫(タイノエ)が出てきたので、思い出して又恐くなっちゃいました。
まぁ、シャコの出てくるような高級店へ行くことももう無いので心配なしですが…
応援
見た目はよくないけど美味しいですよね~
シャコ・・・!
カマキリに似てない?