かます(カマス)
カマスの大葉と梅肉はさみ焼き
【語源】
口が叺(かます)のように大きいからと言う説。叺(かます)とはムシロで作った
口の広い袋。(穀物などを入れておいた袋)
もう一つの説は歯が鋭い魚なので「カマ」は「噛む」が変化したものであるとも
言われている。
カマスの開き
【旬】
カマスの種類によって変りますが、あかかます(本かます)は秋、やまとかます
(みずかます)は夏です。
【うんちく】
カマスは世界に20種、日本では9種生息しています。日本で主に食用されるのが
アカカマス(本かます)と、ヤマトカマス(みずかます)です。
味は断然アカカマス(本かます)が美味しい。
見分け方は、本かます(アカカマス)の方が黄色みがかっています。また、背びれ
と腹びれの位置が、上下ほぼ同位置にあるのがヤマトカマス。背びれの方が腹ビレ
よりも尾に近い(後退している)のが本かますです。
カマスは大きな口が特徴で強い肉食魚。沿岸の浅瀬や藻場で群れをなして遊泳し、
小魚や甲殻類を食べます。またスピードも速く、時速150㌔で泳ぐと言われています。
はげしい魚ですね。
美味しい方の本かます(アカカマス)は北極星の光が冴えるようになる(秋口)と
脂がのり、シモフリカマスと言われます。
「カマスの焼食い、飯一升」といわれるのもこの頃の本かます。
カマスの塩焼き
【ブランド・産地】
ブランド化はされていないようです。富山県氷見港のカマスは、その昔、殿様に
献上されたと言う記録が残っています。
関東では長崎県産のカマスが多く流通しているようです。
カマスを使ったフレンチ
【産地ならではの漁師料理】
何といっても「塩焼き」ですが、刺身も美味しい。トロット舌でとろけるような
味わいがあり、「飯一升」ならぬ、「酒一升」になる。
また、酢〆、お寿司もいけます。
カマスの昆布〆にぎり寿司
カマスのにぎり寿司
【栄養と効果・健康】
カルシュームとビタミンDを特に多く含んでいます。カルシュームは普通の魚の3倍
を越える量。また、ビタミンDはカルシュームを骨に沈着させ、丈夫にする働きが
あります。骨粗しょう症の方に最高です。
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