1年ぶりに発行者の田中氏から歌誌「彩雲」が送られて来ました。46.47.48号と、3冊まとめてあります。47.48の表紙デザインは同じ。46号は45号と同じ。(45号は2017.8.10にアッブ)
毎号の楽しみの記事は、「わたしとミュージアム」。46号は、名古屋市の栄にある愛知県美術館。毎年の日展会場でもありますし、何度も出かけているのですが、ピクチャーウインドゥはよく見ていなかったです。47号は、稲沢市にある荻須高徳美術館。ここには20年前に行きました。荻須が1933年から1986年まで使用したパリのアトリエか再現されています。このアトリエで、荻須は1986年に、84歳で倒れました。画室で画家が亡くなるとは画家の憧れる死に方です。48号は、関市立篠田桃紅美術空間。関市役所の七階にあります。篠田桃紅の祖父は岐阜出身。関は祖母の故郷。米国で個展を開いたりして活躍し、岐阜のイメージは薄いかもしれません。映画監督の篠田正浩は従弟。105歳の現役書家です。
田中さんの作品より
手のうちは明かさずともよし会進む窓に時折触るるリラあり 46号
雲生るる西の窓あり跡形もなく消ゆる最期まで見す 46号
いつの間に靴に疵ありかのごとく生き来し日日を思ひ返しぬ 47号
こまやかに降る雨全てを濡らしゆく濡れゆくままに吾歩みゆく 47号
閉ぢゆけるこころ夕暮れ方舟のノアの舳先の如き雲ある 48号
古き橋渡れば夕闇灯を点す住み慣れし家も対岸となる 48号
高校野球は今年100回目。岐阜代表の大垣日大は、一回戦を勝利し、今日は二回戦です。果たして勝てますかどうか・・・監督さんは、「一回戦を勝ったから、同じように勝つ」という息込みですが・・・
47,48号の表紙
46号
47号
48号
「105歳の現役書家」↑のお方の作品を拝見してみたいですね。
単価だけでなく記事が多くて厚みもあります。
篠田先生の作品は48号の左のページに
あります。これが川とという文字です。
いつもアレンジしてあります。
最下段の写真ですのでよろしく。