つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

S子さんの告別式

2018-09-12 | わが家

 昨日は老人会会員S子さんの告別式が営まれましたので、夫と二人で参列しました。行年82歳。まだ8月に彼女の畑で会ったばかり。畑までは車でいつも行かれていました。畑はお墓の近くにあるので、花を供えるとき、よく会うのです。体調が悪いので、来週入院しようかしら、と言われていた矢先、突然悪化したので、救急車で病院へ。これこそピンピンコロリでした。長患いせず、羨ましい死に方です。周囲は大変あわてておられましたが・・・喪主であるご子息は小学校の先生。遺族代表挨拶もスムースです。中には紙を見ながらでもガクガク震えている人もありましたのに。

 昨日の僧侶はカミソリあて、という珍しい葬儀の作法をされました。親鸞によると、人は、もとどり(髻)を3ヶ所カミソリで切り、その時から法名つまり、院号に変わるのだそうです。その3つの内容は忘れましたが、いろいろなことを象徴していました。本物のカミソリを持ち、空間で切られました。真宗のお葬式は何度も出ましたが、この作法は初めて。正信偈のお経は、リズム感のある唱え方でこれにも驚きました、まるで歌を聞いているような心地よさでした。霊柩車が発車するとき、かすかに「マイウエイ」が流れていました。         

 S子さんは娘時代、母に裁縫を習っていました.昭和30年代、母は頼まれて、和裁の個人指導をしていました。嫁ぐ前に自分で婚礼の準備をするのです。すべて自分で縫い上げるのですから、半年くらい来られていたでしょうか。お礼は家でとれた野菜。ボランティアと言えたかもしれないです。彼女の明るい性格は、一生変わらなかったです。                            合掌

 

式場

コメント (4)
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