湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

藤沢の「カフェ・ドゥ・そうじゃん」に行ってきました

2005-06-08 05:40:22 | 引きこもり
 会議中だったので、近くのコンビニで切手を買って時間をつぶし、再度訪問。今度は大丈夫というわけで、「懇談会ピックアップNo.004」配達がてら、駒崎さんの自然食品のお店の公開情報収拾や、私たちの「ラピュタ」(多目的喫茶作り)の6/30月例会への招待の話、プール遊びの打診などをしてきました。話は明日の会議にかけてもらうことに。いい結果がでることを期待して、かえって来ました。

 駒崎さんのお店は、彼の退職金をつぎ込んでの開店。10坪3階建て。1Fが自然食品販売(農園のイメージ)、2Fがマッサージ(宇宙のイメージ)、3Fが喫茶の展開。非常にわかりやすい展開です。地元のお母さんたちの支援ももらっているとか。

 しかしラピュタの方は、「青(少)年の社会参画」を就労支援の形で開くことに焦点があります。引きこもり・ニート・(不登校)の活動の質的拡張から生まれた提案です。働くことに意味を見つけられる模索の場を提供しようとしています。実際にそこで働ける青年は二桁に満たないかもしれません。勿論これは従来の喫茶や共同作業所のスタイルを取ったらという前提の数字です。働く価値ということでは、従来の地域商業活動展開でいわれている「お客さんと出会う」という場面設定だけではなく、ここが賛否の分かれるところですが、障がいを抱えている方のパートナーとなることで、「共に生きることを考える」ことを選択すること。「支えあう」ということを形にしていく線を提案しています。地域起業の話が出れば支援します。そして喫茶が菓子製造や市民活動紹介・交流企画提案という地域交流の触媒のような活動の企画運営まで自主運営していこうという話なのです。しかし店舗家賃や人件費などの資金繰りの壁があります。

 資金繰りの件は、三島方式や地域共同事業のモデルケースという、経験者には無謀な道に乗っていることが困難を感じさせます。しかし、「必要」の論に絞って作っていくという筋に乗った活動なのです。一方、駒崎さんの活動は、従来の市民活動の拠点を集めて熱気作りをし、そこに参加したい者は門戸を可能な限り開いていくという活動です。「ラピュタ」は窮屈かなあと思いつつ、改めて「皆が真似できる新たなスタイル」を創ろうと思います。

 「そうじゃん」のOさんが必要としているのは実現可能性の一本。藤沢市とさんざん行政交渉をして、厚い壁を経験してきているのです。駅前の高価な店舗などという話はそのまま飲むことは出来ないのはもっともだと思います。しかし従来の交流喫茶や店舗作りも時代に晒されていることを思えば、その活動の構造転換が必要だと考えるのですが、なかなか言葉は通じません。

 私の構想していた辻堂駅前の開発構想には、某大手社会活動企業が入ることも知りました。そこでは軽度発達障がいの子に対して「治療教育」を行っています。その展開に飲み込まれる可能性も出てきています。どう「ラピュタ」を開いていくか思案のしどころ。いろいろな活動は、あってもいい、それほどに状況は乾いているし場を欲しているのです。しかし価値の無い活動は成り立たないでしょう。引きこもり領域の協力者が欲しい。切にそう思います。

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 活動日誌>藤沢ボラセンに「No.001~004」設置


コメント
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