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超アナログの11月が終わりました

未唯へ。この最近、通勤でバス停まで歩いていても、胸がきつくなることがあります。「次は心臓かよ」。これでは本当に病気のデパート(あまりにも古い表現)ですね。土日はやはり、歩いた方がいいみたいです。

11月も終わってしまいましたね。11月のテーマは「超アナログの11月」でした。超アナログのイメージはかなり、明確にできました。パソコンから紙に次元を上げています。紙工作のためのペーパーボンド、はさみ、ホッチキスなども揃いました。

超アナログをイメージ化している段階で、その次の「超デジタル」も考察できました。それがアタリ氏の将来形である「超ノマド世界」との関係もわかりました。「超ノマド世界」では、個人が何らかの専門家として、知恵を出すことが要求されます。そのための手段として、「5次元シート」なども考案しました。

特に、無限次元空間での超アナログをイメージできたのはうれしい。「未唯への手紙」も、無限次元に対応させています。28項目のベクトルで考えています。今まで、P→D→C→Aのように順番に変わるものだと思っていたものが、P、D、C、Aが、未唯空間の中で、同時に偏在するものとすると、自然だということが分かりました。

退職者のあいさつがありました。もう一人、定年退職者がいるはずなのに、挨拶に出てきません。そのまま、継続で勤務するから「あいさつなし」というルールを作ったみたいです。私の時はどうするか、迷いますね。区切りとして、言いたいことはある反面、今さら言っても分かるはずがない、というのもあります。その時に決めましょう。

定年退職した人は、サッカーとか自転車とか、奥さんと旅行とか、自分のために時間を使っています。そんなことよりも、私は地球のため、歴史のため、数学のために時間を使いたい。中学からのトラウマの「生まれてきた理由」に向かいたい。他人とか、コミュニティとかに無縁の私がこんなことを考えているのがおかしいでしょう。本当は、皆のためではなく、自分のために世界を規定したいのです。

今日も、誰とも話をしていません。本当に「救い」が来るのでしょうか。そろそろ、「偶然」が来るころだと思っています。必ず、来ます。それが私の「必然」です。それよりも宝くじに当たって、お金のことを気にせずに。のんびりと暮した方が、「生まれてきた理由」になるかもしれません。
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クルマはパソコンと異なる特異性を持つのか

未唯へ。今日も岡崎市立図書館・老人ホームと回ったのですが、ICレコーダーを持っていくのを忘れました。思いついたことをすぐ忘れてしまいます。運転しながら、モノを考えることが多いので、ICレコーダは本当に便利な道具です。

この最近、忘れ物が多いですね。心の中を軽くしたい願望が表れかもしれません。老人ホームの母の部屋で、無印で購入した、筆ペンでメモを作成していました。これも超アナログの一環です。

スタバで、個人用のデジタルライブラリで、『製品開発力』537.09フジを読み込んでいました。この間の「電気自動車になったら、社会が変わる」という仮説への反論を見つけました。パソコンと異なり、クルマには特異性があるという論点でした。以下、抜粋です。

統合型製品開発力の構築は続く

 改良された将来の電気自動車は、機構部分が簡素化され、急速にモジュラー化する可能性がある。世界の自動車産業を一気にモジュラー・アーキテクチャの世界、さらにはコモディティ化の世界に引き込む力を持っているのだろうか。
 筆者は、そう単純にはいかないと予想する。モジュラー化が即、急激な価格低下につながった多くのデジタル財とは異なり、自動車は、簡単にコモディティ化できない特性を持っている。
 電気自動車の場合、仮にモジュラー化はしても、電池が高額な希少金属を含む材料費の塊であり、したがって変動費の占める比率が大きいため、モジュラー化と大量生産により価格が一気に数分の1になる、といった事態は、当面考えられない。
 パソコンなど電子機器からの安易な類推で、自動車がモジュラー化、コモディティ化し、電気自動車や新興国の低価格車が世界を席巻するといった過剰反応的な言説に振り向される必要もない。必要なのは、設計論、ものづくり論の基本に立ち戻った、冷静な議論である。

電気自動車で一気に変わると、私は言っているのではなく、今のような「作る」「売る」が主体では、クルマのバリエーションが増えてきたときに、対応できないと主張しています。早く、お客様と一緒になって、「使う」「聞く」に重点を移す必要があります。

あくまでも、製品開発力だけにしているけど、製品開発とモノとの分離ができる可能性が十分にあります。そうならないことを願っている気持ちはわかるけど。中心が変わると一気に変わることはあります。
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眼科病院では右目の検査をしました

未唯へ。家でパソコンができない状態が4日、続いています。「白内障」の性か。目が疲れます。そのために、ブログの更新、ICレコーダーからの書き起こしができていません。心理的な圧迫を感じています。

8時~10時は内科病院で糖尿病治療、10時30分~11時は豊田市中央図書館で新刊書の借り出し、11時30分~14時は眼科病院での検査です。定年後の暮らしはこんなものでしょうね。

会社の検査依頼と、内科病院からの紹介状を持って、駅前の眼科にいきました。2時間半かかって、右目の検査を行いました、左目は来週だそうです。私の右目は生まれてくる時に傷ついて、使っていません。検査は必要ないと思いますが。

図書館の新刊書状況はかなり悪くなっています。年間13000万円から6000万円にダウンしたのだから、影響は大きいです。一冊2千円とすると、7万冊です。日本の新刊書発行冊数並でした。この幸運を感じます。それを9年間、維持した、MIUさんたちの思いを感じます。

自分の興味レベルを最大限にして、24冊の新刊書を借りました。

丁寧に読んだのは、『オバマ 希望への道』312.53ニユ、『アイスランド』293.89、『環境思想とは何か』519マツ、『東欧革命1989』230.7セベです。1989年は誰にとっても、意外だった、と考えさせられます。アフガニスタン侵攻の破綻がロシアの戦略を崩壊させていた。ロシアは「偶然」で生きている国かもしれない。現在のロシアも「偶然」で崩壊する日も近いかもしれない。

OCR化したのは、6冊です。

 『図書館はコミュニティ創出の「場」』016.59コバ--有料の六本木ライブラリーから、図書館をゼロベースで考える
 『情報アクセスの新たな展開』007.58ニホ--次世代OPACに求められるもの
 『新中国の60年』222.07ニホ--中国的抵抗権思想としての現代の毛沢東
 『非営利組織論』335.89タオ--非営利組織を立ち上げる;組織の成り立ち;組織への成長;ボランティアの限界
 『カフェ古典新訳文庫』0904コウ--ドストエフスキー『罪と罰』の謎;『IQ84』と私の「1984」
 『能力開発マップのススメ』491.37ハヤ--逃避脳、達成脳、勝負脳、空間認知能のマップ

これらを夜の11時までかかって、完了しました。
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忙しい日帰り出張でした

未唯へ。今日は忙しい出張でした。スケジュール通りによく回れた、というのが感想です。

日帰りで、横浜の販売店ショールームに9時45分までに行き、12時以降登場の役員にのビデオ出演の承認をいただき、15時までに水戸の販売店に行き、18時前に水戸を立ち、豊田市まで帰ってくるというスケジュールです。

7時24分の名古屋発の新幹線に乗るために、5時に家を出て、40分弱、歩いて豊田市まで行き、5時50分の豊田線に乗りました。乗換の伏見駅を寝過ごして、通過。2駅先で折り返して、新幹線にギリギリで乗れた。

横浜のみなとみらい線の元町・中華街で降りたけど、販売店が見つからない。地図を持ってこなかったので、通行人に聞きまくって、10分かかって、到着。

販売店でヒアリングは予定通り、終わったけど、役員が戻ってこられません。この時点で、水戸行きの特急には間に合わない状況です。役員さんが帰ってきたので、女性から出演依頼で快諾。その場で、副社長に出演依頼することになり、副社長の登場を待って、再度依頼したら、快諾できた。

これで、販売店での「情報共有」ビデオのシナリオが完成しました。来週中に映像会社とシナリオを完成させて、再来週に販売店と下打ち合わせですね。「情報共有」をそれぞれの言葉で語ってもらいましょう。その上で、今月中に副社長、スタッフ、店長のコメントを映像化すれば、1月に販売店に展開できます。


上野駅へ急いだが、途中の御徒町で下車したが、どう考えても早すぎだし、駅の雰囲気が違うので、そのまま乗車して、無事、上野駅に到着。

結局、30分遅れの特急で、水戸に到着。トイレの行き違いで10分ロストして、タクシーで水戸の販売店に到着。販売店でポータルの画面配置について説明。二人相手の予定が、六名出席してきたので、説明。水戸駅に送ってもらって、予定の特急に乗車。

上野から東京駅に向かう時に、話に夢中になり、東京駅を乗り越す寸前に。気付いて、どうにかセーフ。金曜日の東京発の新幹線は指定を逃すと、8時過ぎまで満席だから、危ないところだった。

都合、4回のトラブルがあったが、無事に仕事を終えて、帰ってきました。しっかり者の女性に頼っていてはいけないかもしれない。いざという時のケータイを保有していないので、余裕を持って、行動しましょう。
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今が一番、頭が回っているかもしれない

未唯へ。診療所からの呼び出しがあり、節目健診の結果、再検査項目がさらに二つ追加されました。眼底検査の結果、白内障の疑いと、腹部CTスキャンの結果、胆石が5つあるというものでした。診療室にはKOZさんがいるから、話ができるのは楽しいけど、話題が自虐的になってしまいます。

白内障となると、手術を含めて、病院を決めないといけません。奥さんに相談しても、「あんたのことだから、自分で決めなさい」だけです。妹に電話して、豊田市駅前の眼科医に決めました。検査・手術の時はクルマを運転できないので、会社帰りに行けて、歩いて帰れるところにしました。

昨日、背広の上下を取り違えたまま、会社に行きました。家に帰ってから、奥さんに言われれ、気づきました。先週の革靴・スニーカーに続いて、恰好がおかしくなっています。その時も、会社では誰からも指摘されていません。見られていないことを前提にするなら、何をしてもいいです。

そうは言うものの、今が、一番頭が回っているかもしれません。11,500冊の読書、135万文字のブログ、500冊の雑記帳、それらの蓄積があるから、何を見ても反応します。答を出そうとします。それらをまとめるための「超アナログ」の環境もできました。「5次元シート」で時空を超えることができます。

単に述べるだけでなく、それを一つずつまとめて、それらを近傍系として、空間を作り上げるという考え方です。アイデアのチェーンがつながります。アイデアとしてのTwitterの可能性も検討します。この会社で、こんなことを考えるのは、私しかいない以上は、やるしかないないでしょう。

今までのイントラの世界では、大がかりなものを作り出すイメージがありました。あるチャネルの立ち上げに際して、テレビ会議を常設したいというニーズに対して、独自のサーバーを構えたシステムを作り出しました。それから、4年になり、サーバの保守期間切れになったけど、使用頻度は上がってきません。

システムには賞味期限があります。イントラで構えると負担になります。作ることよりも使うことを主体にします。作るのは楽だけど、リスクがきつい。やはり、イントラネットとインターネットをトンネルで接続する方式で、セキュリティを保ちながら、クラウド上のテレビ会議、メール、スケジュール、映像ライブラリを使えるようにしましょう。
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「作る」「売る」「使う」「聞く」の循環全体からの発想

未唯へ。映画を月に1本観ようと決めています。11月は「2012」で、12月は「のだめ」で、観る場所は隣のミッドランド・シネマを予定しました。問題なのは、上映時間です。その週にならないと、分かりません。「2012」は4時半始まりの次が8時始まりです。5時・6時始まりの週を待ちます。

この会社に足りないものがわかりました。それは、「作る」「売る」「使う」「聞く」の循環全体の流れを見る部署です。今、私がやっているようなことを考える部署が必要なのです。

営業本部が販売店の活動として、全体をおさえているいるかと思っていたが、どうも違うみたいです。販売店での「情報共有」に対して、メーカーでの企画部署を調べたが、どこにもありません。営業本部は「売る」ためのシステムだけに専念して、条件反射的に動いているだけです。そんなことで売れないことは目に見えているのに。

私が18年前に、東富士で考えたのは、クルマを通じた「お客様とのコミュニケーション」を確立することでした。それがないと、この会社は危ないと思っていました。それを実現するために、マーケティング部門に異動希望を出しました。

当初は、メーカーが直接、お客様とコミュニケーションをとることを考えたが、それを行うと、この会社の強みが弱みになることが判明したので、販売店を通じて、行う手段に切り替えました。

販売店システムを行っているが、ターゲットはあくまでも、お客様です。販売店の先にいる、お客様です。お客様と一緒に、クルマを徹底的に使い、要望を聞くためには、全国の販売店レベルを合わせないといけません。サービスすればするほど、聞けば聞くほど、安くなる仕組を作らないといけません。

メーカーの視点はあくまでも、お客様です。お客様に対して、いかに平等にしていくのか、ということです。各販売店が凸凹ならば、その影響を蒙るのは、お客様です。スタッフの能力だけに依存させてはいけません。体系としてやることで、お客様に対して、平等になることが可能になります。

販売店個別にやっていては、システム費用がかかりすぎます。「売る」ことに比べると、「使う」「聞く」ことは、すぐには効果が出てきません。箱モノ的な先行投資は避けるべきです。それぞれがバラバラだと、横の展開ができません。メーカーがインフラとして提供する、一つの理由です。
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図書館クラウドの先に販売店システムがある

未唯へ。先週に引き続いて、浜松の販売店です。女性による、ポータルとライブラリの講習会です。しっかり、覚えてください。

講習を聞きながら、過去のポータル・パンフレット、ライブラリ・マニュアルのロジックを「5次元シート」に落としたら、見事にはまりました。その時点から、私は5次元で考えていたようです。表現をもっと、エレガンスにしようと思っています。真理に近いものほど、エレガンスで、スマートなものです。

「5次元シート」の空間が表すのは、{ローカルとグローバル}、{リアルとバーチャル}が一体となったものです。サファイア循環の場合は、時間軸で回っていたが、「5次元シート」では、同時に表現できます。その点では、循環よりも進化しています。循環ではなく、近傍系と考えられるので、システム面だけではなく、物語として、表現できます。

図書館クラウドと販売店システムの対比をすることで、重大なことに気づきました。全国の図書館が行政の提供した、図書館クラウドを使うことで、コスト削減、デジタルコンテンツ対応、生涯学習の横展開ができます。そのためには、市町村の壁、行政と教育の壁などを乗り越えないといけません。ところが、販売店システムでのサファイア循環では、それらのインフラが作られつつあります。図書館クラウドのレベルまで来ています。。

ネットワークインフラと情報共有インフラをここ10年ほどで作り上げて来ています。これは見方を変えれば、イントラの中の販売店クラウドです。

販売店システムで考えると、グローバルの立場から、ローカルの販売店でのメリットは感じられにくいが、図書館クラウドで考えれば、ローカルのユーザの立場から発想できます。システムが共用化され、情報が共有されている世界を提供される、有難みがわかります。

クラウド的な発想をすることで、データベースを共用として、デジタルコンテンツを仕込むということと、そこをベースにしながら、個人の活動をする時に、アイデアシステムと絡ませることの意味も明確になります。また、アイデアシステムでの、個人のプロファイリングの重要性も理解されます。

私のシナリオとしては、販売店クラウドを志向して、一つのカタチを作り、具体的な成果を示した上で、図書館クラウドを社会に提案していきます。かなりの問題点はクリアできているはずです。
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図書館サービスはレファレンスからコンシェルジュへ

未唯へ。今日は「喪中はがき」作成に専念するために、岡崎図書館まつりに行くのはやめるつもりでいた。朝、6時から「喪中はがき」の宛先を筆で書き始めたが、「幼稚な字」と奥さんから言われたので、急遽、岡崎市中央図書館に行くことにしました。

今日の図書館入門講座のテーマは「ブックトーク」と「レファレンス」です。図書館のスタッフが説明することになっています。レファレンスは気になっていました。豊田市図書館はレファレンス業務を行っていません。司書にこだわらずに、新刊書にこだわってきました。

ブックトークは目的がハッキリして、人が育っていることを感じました。子ども教育と一体になった世界はお母さんの意識が強いので、力を出しやすい分野です。思う存分やっていけばいいです。

レファレンスは昔ながらの意識でした。市民に応えるために、参考資料を取り揃えているのは分かるけど、実際は高度なことに興味がある人は公共図書館を頼らないし、国会図書館調査とか大宅壮一文庫の説明をされても、東京まで行くような人は地方都市にはいません。

公共図書館に期待するのは、「私が読む本を教えてください」「宿題を手伝って」「私のような初心者に最適なエクセルの本は何?」のような、個人の興味に答えられるものです。

岡崎市中央図書館にいる司書には、従来型のレファレンスのカタチを破ってもらいたい。地味な調査型ではなく、図書館サービスの真ん中で、図書館と市民のことを考える、専門家として輝いてもらいたい。

大学の司書コースで習った、レファレンス技術よりもホテル学でのコンシェルジュ技術を図書館に採用して欲しい。「お客様が知りたいことを一緒に考えて、サポートする」図書館コンシェルジュです。

公共図書館の職員の行動として、適切なのか、という懸念があると思いますが、この行動は市役所が推進する「生涯学習活動」につながっていきます。

豊田市も○○公民館の名前を「生涯学習センター ○○交流館」と位置づけて、かなり経つけど、地域のセンターにすぎない。市の真ん中で、市民が本当に知りたいことを考え、サービスする人が必要です。その役割を司書が専門職として、行動するのであれば、いろいろな可能性が出てきます

午後から、3時間半を掛けて、70枚の喪中はがきのあて名書きを終了しました。我ながら、へんてこな字です。
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TRC(図書流通センター)だけでは本への思いは遂げられない

未唯へ。今日も、岡崎図書館まつりに来ています。いつもは、午前中に母親のいる老人ホームに行くのですが、10時から12時まで、岡崎市中央図書館で、1時から老人ホームです。

今日のテーマは、「出版流通事情」「図書のデータ作成」です。図書館員の問題意識と離れています。そこに違和感を感じて、参加しました。講師は共に、TRC(図書流通センター)です。この図書館から、カウンターなどの業務委託を請けている業者です。日本の図書館業界のバックボーンです。

TRCに丸投げしたみたいです。図書館まつりとしては、図書館員による「公立図書館の将来」「デジタルライブラリの脅威」などをテーマにしてほしかった。TRCからは営業を含めて4名来ていました。今後は、全国の図書館にどんどん浸食していくつもりみたいです。

出版流通事情:図書が出版されて販売されるまでの流通

 業界は出版社[4000社]>販売会社30社]<書店[16000店]からなっている。その内、販売会社は、トーハンと日本出版販売で80%を占める、いびつな形になっている。
 出版点数として、新刊書籍は年間約77000冊、市場には80万アイテム、雑誌は年間3600誌、返本率40%となっている。1冊2千円とすると、新刊書籍をすべて買うと、15500万円です。そうすると、去年までの、豊田市中央図書館の13000万円あれば、8割以上の本が買えることになります。

図書データのできるまで:出版された図書のデータ作成のしくみ
 図書館の装備、図書のデータもTRCでつけている。また、NDC(日本図書体系)もTRCのスタッフが決めている。
 最後に、図書館サービスは「すればするほど、お金がかかる」ことを図書館員から説明がありました

説明を聞きながら、図書データもウィクペディア的な発想で、皆、本に関する情報を入れることができる世界をイメージしていました。本につけたい情報は、単なるコードだけではなく、目次情報、感想情報、再活用情報など、山ほどあります。それらを一企業では無理だし、公平性が保てません。

やはり、図書館単独ではもったいないです。図書館クラウドとして、使う方から、考えていかないと。国民全体のレベルを上げることが役割です。

これをNPO「サファイア事務局」の「図書館友の会」のテーマにしていきましょう。
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図書館入門講座を聞きながら、図書館クラウドを設計

未唯へ。第7回岡崎図書館まつりの図書館入門講座へ行ってきました。3日間連続して開催されます。10年前に、豊田市の図書館員向けに、「今後の図書館」について、プレゼンをしたり、交流館の講座で説明してきました。今さら、「入門講座」ではないのですが、サファイア事務局で「図書館友の会」を設立した時の「図書館まつり」の参考にするために行ってきました。

内容は一日目は「図書館概要」「システム論」、二日目は「出版流通事情」「図書のデータ作成のしくみ」、三日目は「児童サービス論」「レファレンス論」です。一番興味があったのは、こういうテーマで市民が集まるのか、集まるとしたら、どんな類の人なのかです。

「図書館概要」が始まる時間になっても二人しかいなかったけど、関係者が入ってきて、十数名になりました。岡崎の文化レベルでこの程度だから、豊田市では人が集まらない予感がしました。

岡崎図書館まつりは、図書館にかかわるボランティア、リブラサポータークラブと図書館の職員の三つが共同した催しもので、図書館入門講座は図書館職員が知恵を出し合って、企画したものです。図書館の職員は全体的におとなしい人間が多いので、自分を隠しながら、キャラクターになりきって、講座を行う発想はよかった。やはり、岡崎はすごいですね。

具体的な数字も聞けました。貸出件数は豊田市が411万冊。岡崎は162万冊です。県図書の1.5倍です。蔵書は豊田が一番で、157万冊。岡崎は71万冊。こう見ると、豊田市の10年間の蓄積はずば抜けています。

システムとしては、機器;プリンター×20、業務端末×47、PFID蔵書点検端末×10、OPAC×18、インターネット端末×18、自動貸出機×8、AVブース閲覧×10、AVブース受付×4、自動書庫、自動仕訳機となっています。これは日本有数です。

最後の言葉が印象的でした。「市民サービスしようとすると、お金がかかる仕組みになっています」ICタグの装着費用が1枚120円です。年間500万円かかっています。新刊書が減れば、コスト負担が減ります。ロジックが逆転しています。

入門講座を聞きながら、「5次元シート」を用いて、「図書館クラウド」の構想設計を行いました。使えば使うほど、安くなる仕組みです。行政と一体となった、新しい図書館システムに切り替えていきましょう。
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