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サファイアのインタープリテーション機能

未唯へ。名古屋の街は完全にゴールデン・ウィークです。通勤の高速バスは名鉄バスセンターの4階に到着します。そこは行楽用の観光バスの発車場です。今日は多くのおばさんがたむろしていました。今から、観光地へ出発です。

何をするために行くのでしょう。同じ近傍系を持ちながらの動いても、単なる座標の移動だけで、位相が変わりません。新しい刺激が得られない気がします。

そうはいうものの、今年の内に、海外に一人で行く計画を立てましょう。積立が20万あり、「定年」で権利がなくなります。その予算だと、シアトルとかニューヨークの図書館ぐらいですね。トルコ、リトアニア、シンガポールの図書館にも行くには、予算が足りません。

スタバの活性化と「図書館友の会」の役割とsalesforce.comの「投票システム」が一つの方向を示してくれました。全て、サファイアのインタープリターション機能を示しています。

サファイアの4つの機能のうち、ファシリテーションとエンパワーメントはポータルの展開で実現してきました、

サファイアの「グループでのコミュニティ」の本質はローカルでのエンパワーメントです。ローカルの位相を変えることです。仕事の仕方を部分の<変革>からの拡大することで、考えられるようにすることです。やらされ仕事ではありません。個人の存在をどのようにして、皆で共有していくかです。

リアライゼーションは、メーカーの営業本部がシステム部門への指示をイメージしているが、プロジェクトチームを見ていると、あまりにも考えていないので、インタープリテーションが実現した後にすることにしました。その意味では、サファイアの中間地点にいます。

salesforce.comの目的は「集合知」を具体化することです。そのための「投票システム」が簡単にできるようにしています。ポータルの「アピール・アンケート」システムの到達点として、投票システムに取り掛かります。それをsalesforce.comにやってもらうかは別の次元です。

受付のNAKさんを2週間ぶりに見かけました。以前は週2回あった検討会がなくなってしまったので、受付の前を通ることが減ってしまった。久しぶりに会ったら、受付のNAKさんの化粧が明らかに変わっていました。目元が明るいメイクです。ここでも何かが変わっています。
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締切ぎりぎりで「図書館協議会の委員募集」に応募しました

未唯へ。図書館協議会の委員募集の締切が今月であることを思い出して、図書館へ行き、募集要項をもらって、図書館内で書いて出しました。今回はあまり入れ込んでいません。ダメならダメでいい!と思っているので、論理的ではありません。やることはやるつもりでいます。その前に、自分の意見を図書館にぶつけます。

 応募動機
  豊田市中央図書館では8年間で1万冊を利用をさせてもらいました。図書館のない生活は考えられません。子どもへの図書館活動、インターネットでのサービス、新刊書への熱意はどこの図書館にも負けないものになっています。しかし、市民にとっては図書館活動そのものが見えにくいという点は、相変わらずです。財政問題が浮上している、今こそ、市民と共にある図書館を必要としています。図書館がある有難みをより多くの市民に伝えたいと思って応募しました。

 豊田市中央図書館の役割に期待するもの
・一つ目としては、市民の活性化の核になってほしい。
 岡崎に新図書館ができました。開館以来、日曜日に行くようにしています。すばらしい図書館になりそうです。しかし、岡崎市民の本への姿勢を見ていると、豊田市民は10年の蓄積を感じられます。中央図書館に対する市民からの信頼感をもとに、市民への浸透を図り、さまざまなアイデアで活用しやすくしていきたい。生涯学習などとも連携した図書館をアピールしてほしい。
・二つ目は、市民参画の"場"を創りたい。
 本がもつ魅力と、そのための図書館を最大限に生かす「図書館友の会」が豊田市にでき、市民の交流の“場”にできたらすばらしいと思います。図書館のインフラを有効活用し、グループでのコミュニティを作り上げ、これからの図書館を考え、市民参画の上で知恵を出し合って、いきたい。
・三つ目としては、「おじさんへのサポート」機能を取り入れていきませんか。
 子どもに対する活動はよくやられているけど、働らく世代の40代・50代の男性に対して、図書館活動を行いませんか。このまま、「時間がない、わからない」のままに、働らくだけでは、彼らの人生とか日本の将来が危うくなります。その時に、図書館は彼らの大きな味方になるはずです。本の有効性をアピールすると同時に、その人に合ったサポート活動が必要です。
 お金がない、今こそ知恵を出しましょう。そして、カタチにしていきましょう
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〝「自分」という根源的な矛盾〟という説明で納得しますか

未唯へ。私は中学生の時のトラウマから脱せずに、ここまで来ています。そのトラウマは「自分」というものと「生まれてきた理由」です。数学では真理を目指して、会社生活でもグランド・セオリーを求めています。

そういう「自分」を割り切った本を見つけました。共感できる部分と反発する部分があるけど、何しろ、著者が冷やかなのが気に入りません。

『自己を生きるという意識』141.9シという本の〝「自分」という根源的な矛盾〟という一節です。

「自分」という存在は大切である。この「自分」が存在しなければ、自分にとっての世界は存在しないからである。「自分」という存在は世界のなかでどのように存在しているのか。三つの側面があると思われる。

 ①唯一性

  「自分」は「この自分」以外に世界には一人も存在しない。

  「この自分」にとって世界が存在しているのは、「この自分」が生きているからである。「この自分」が死ねば、自分にとっての世界も消滅する。

 ②無

  唯一絶対の「自分」は他人から見たらどうか。世界全体から見てみるなら、「この自分」とは何か。無である。

  この日本でも、この市でも、この町でも、この組織でも、「この自分」を知らない人間にとって、「この自分」は無である。

 ③近親性

  この唯一性と無の中間に、近親性がある。親密な関係のなかにおける「自分」である。そのあいだだけで「この自分」は価値も意味もある存在と見なされる。
  年老いた親がボケてしまい看病に限界を感じると、親子といえども、内心、早く死んでくれねえかな、と思ったりするものである。親の唯一性より自分の唯一性を優先してしまうのだ。

 この三重性が「自分」という存在の根本的なあり方である。「自分」にとっては世界で唯一絶対の価値なのに、世界にとっては徹底的な無価値という矛盾した存在、かろうじて近親の者のあいだで有と無を往還する存在、それが「自分」である。

このようなロジックです。私の場合は①唯一性が主になっている。それと②が同じ次元にいます。ハッキリ言って、中核の「自己」と周辺の「無」がくっついているドーナツ状になっています。

だから、③をさほど感じていません。それよりも、ローカルであり、グローバルな「自分の存在」の不思議さを追いかけてきました。
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私の「考える」環境が脅かされそうです

未唯へ。賞与6割減になります。その説明が部長より、基幹職にありました。給与を減らさないで、賞与で年間目標額に達するようにするには夏の賞与は6割減だそうです。

その場での質問はありません。質問しようがないという状況です。私は一律というのが不満です。こういう事態を引き起こした人と引き起こさないように努力してきた私で同じ率というのが釈然としません。

15年前に名古屋に異動した動機は、この会社のお客様との接点に異常を感じたからです。このままいくとヤバイ!と思い、その原因を探り、販売店の中とお客様との関係の変革をするために、システムの仕組みを変え、ネットワークを社会に適応させ、コミュニケーションのインフラを作り上げてきました。

それに対して、電算部をはじめとする名古屋の人は、まるで無理解で、「過去の成功体験」を無思想に拡大してきた。サファイア循環が実現する前に、赤字に陥った。「過去の成功体験」しか頭にない人たちは、3年我慢すれば、元に戻ると信じています。このままの状態で元に戻ったら、次に起こるのは、日本全体の「破壊」です。

この6割減というのは、私は戦々恐々としています。ここ20年間、賞与の時は10万円、奥さんからもらっています。一時金50万円を家族5人で分けると一人10万円という論理だそうです。それがカットされることを避けたい。

以前は、その10万円で未唯の電子ピアノ、入学・就職時のパソコンなどを買っていました。

電車通勤を高速バス通勤にすることで、通勤費の自己負担が月1万円かかっています。10万円から、6万円を引くと、自由になるのは4万円です。そこから、ICレコーダ、ワンセグウォークマン、デジカメを買ってきました。

今回の6割カットだと4万円になります。最初から2万円の赤字です。どうにもなりません。必要な文房具も小物の電子機器も買えません。月20回=7千円のスタバの回数を減らすしかありません。

私の趣味は「考える」ことです。本は図書館から9年間で10900冊、1915万円分借りました。どこでも考えるシステムを文房具を駆使して作り上げました。情報収集・記録・まとめのための電子機器も揃えました。そして、考える「第3の場所」としてのスタバです。それらが脅かされます。やり方をさらに工夫しましょう。だけど、アウトプットには固執します。
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スタバを救うのはForce.comの「投票システム」でしょう

未唯へ。スタバからYUKさん姉妹が居なくなって、さびしく思っています。「第3の場所」としてのスタバが崩れかけています。豊田市駅前のスタバは、一般客でやかましいし、バリスタでラテの出来が大きく異なり、30分居るのが精々です。

それでも、土日には、パソコンを持って、2時半に家を出て、豊田市まで歩いていき、1時間半、スタバでパソコンの入力しながら滞在して、5時までに帰ってくるという計画です。

そんな中、『スターバックス』673.98クラという本が新刊書でありました。原題は「STARBUCKED」です。スターバックスが動詞になり、かつ過去形になっています。本自体は2007年はじめに書き終わっているが、「改訂版あとがき」でも書かれているように、その後の状況は一変している。

二〇〇七年はスターバックスにとってすべてはこれまでどおりバラ色に見えた。来客数は伸びつづけ、株価は最高値よりもわずかに安い三五ドルをつけていた。そこからスターバックスの凋落が始まった。来客数と一店舗当たりの売上げがはじめて減少した。二〇〇八年五月に、株価は一六ドルになっている。スターバックスの象徴である指導者シュルツの復帰も株価を回復させることはできないでいる。

原因は、きわめて単純なことだ。スターバックスがかつて、多くの顧客をとりこにしたスターバックスではなくなってしまったからだ。近年のスターバックスの大規模な拡張は、効率と利益追求の名のもとに、スターバックスを人気店にしてきた多くの要素を捨ててきた。

顧客サービスを低下させ、コーヒー作りを機械化し、新鮮なコーヒーを提供することはどんどん減っていった。店内の柔らかい椅子を取り払って、内装を作り物っぽく、居心地の悪いものに変えた。

賢明にもスターバックスはインターネットを通じて再生のプロセスに顧客をも巻き込んだ。ウェブサイトのMyStarbucksIdea.comで、ファンはアイデアを出し合って、もっとも支持票が多かったものを会社が実行しようというのだ。この「投票システム」は木曜日に訪問したsalesforce.comで作られたものです。サファイア循環で言うところの、インタープリテーション機能です。Act GloballyからThink Locallyへ向かう方法そのものです。サファイアにも、「投票システム」を入れ込もう。
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新刊書のOCRに時間を取られて、読む時間がない!

未唯へ。朝、10時過ぎに豊田市中央図書館へ行きました。市役所の予算削減の影響で、「今度こそない」と思っていたら、自分好みの本が多く残っていました。ラッキーです。おかげで久しぶりの30冊フルチャージです。

今週は割とチェックする内容の本が多くて、OCRに時間を費やしました。これも久しぶりです。OCRにしたのは以下の本の内容です。グローバルと図書館がキーワードです。

 『哲学10社会/公共性の哲学』108イ
  グローバルな公共性はいかにして可能か
  ポスト国民国家の問題状況 公共空間の境界がもはや国家に制約されない広がりをみせている
  慎重派(保守派)の理路 慎重派(保守派)の運動論 急進派(道徳派)の理路 急進派(道徳派)の運動論
  おわりに ポスト国民国家状況においてグローバルな公共性はいかにして可能かという問題を検討してきた

 『社会をつくる自由』309.1シ
  グローバルな社会をつくろう 「コミュニティ」を超えて(居住区、自治体、国家) グローバリズムとナショナリズム 世界の「格差論議」 虚妄的正義と現実的対処 他者との共存 セキュリティによる大団円 過去と未来との対話 自由の地平

 『「三つの帝国」の時代』319ミ 一番気になっている国の現状と将来について書かれていた
  第3章 ウクライナ--西欧とロシアの〝ボーダー〟から〝架け橋〟へ
  第5章 トルコ--東西に向かうトルコ行進曲
  第13章 アフガニスタンとパキスタン--アジアの危険地帯の行方

 『意味とシステム』361.2イ ルーマンの理論社会学を中心に
  手の記憶 四つの手 「システムがある」こと 理論社会学へ カードのシステム 本の構成 社会学とルーマン システムヘ、そしてシステムから

 『図書選択論の視界』014.1カワ
  第1章公共図書館のj図書選択と蔵書構成
  第2章 図書選択理論の争点

 『スターバックス』673.98クラ
  改訂版あとがき それにしても、状況は一変してしまった。
  テイラー・クラークに聞く 急速な成長が止まったことに対して、スターバックスが積極的なマーケティングを計画していることについて、どう思いますか?

 『図書館という軌跡』010.4トウ 満洲の図書館に関する本は珍しい
  図書館と戦争 植民地での全国図書館大会 「満鮮」大会 「京城」大会 「満洲」国大会

ルーマンの理論社会学を読んでいて思ったのは、私の中の数学的な確信の強さです。プロにはプロの言葉、思想でやり取りしましょう。例えば、「コミュニティ」とは何かと聞かれたら、「近傍系」と答えましょう。ルーマンのような社会科学者の悩みを数学的な観点から説明していきます。

ある点があって、そこに同じ性質を持ったものがあり、それが同位相であり、それがチェーンでつながっていて、全体の空間が出来るもとであり、点の取り方とルールのやり方によって、同じ空間上にさまざまな近傍系ができて、どれを採用するかは自由です。

そこでの判断基準は、有用であるかどうかです。そういうものが重なった所で擬似空間が生成されます。これが実空間とどれだけ代表しているかです。それを堂見るかだけが問題です。数学がその上に成り立ちます。
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裾野まで行ったけど、富士山は見えなかった

未唯へ。東京と静岡の連続出張の間に沼津宿泊にして、裾野へ行ってきました。あなたが生まれた所です。アパートは9階で、目の前に富士山が見えました。冬の朝の富士山は素敵でした。あなたが生まれる時も無事に生まれるように、山頂の浅間神社にお札を取りに行きました。生まれたあとにも、富士登山して、お札を納めに行きました。

朝、6時の御殿場線で、岩波駅に行って、タクシーでアパートへ直行しました。元の部屋のベランダから富士山の方面を見たけど、雲しか見えません。こんな近くでもダメなんですね。代わりに、「富士山」ナンバーの車の写真を撮ってきました。それから、歩いて岩波駅へ到着。30分の滞在です。

御殿場線経由の静岡行きの普通で、1時間半かけて、静岡駅へ。待ち合わせの8時45分には間に合いました。帰りも、「こだま」で豊橋まで行き、名鉄電車で「知立」経由で豊田市へ。この最近は電車での移動が好きになっています。ここ2回の熊本行きも電車を使いました。費用も安くて済むし、いろいろなことを考えることができます。

午前中の販売店はポータルのメール機能をよく使っています。そのために、制限の容量をオーバーする所まで来ています。メールの使い方を確認すると同時に、ライブラリ機能を誘導するためにプレゼンとデモを女性が行いました。Sa-ライブラリはシステムを使ってもらうのが目的ではなく、グループでのコミュニケーションを通じて、知恵を創出のが目的です。

午後からの販売店はポータルでの「集計機能が難しいので、教えて欲しい」ということでした。個別のニーズには、マニュアルで対応してもらっているが、担当者の人徳と同じ静岡だから、ついでということで、訪問しました。悩みの実体は、システム担当者が変更になったが、後任者のシステムへの認識が低く、対応が遅れてしまった。実際の操作を行う担当者に女性が直接、指導することで完了しました。

グローバルで考えることと、ローカルの個々の事情に合わせることを、どうバランスを取るかは難しいですね。やはり、ローカルでの意識を高めるしかないですね。

5月・6月は女性がいないので、個別のサポートは「開店休業」にします。私の方は「未唯への手紙」レベルでの方向の確認とインタープリテーションの具体化に専念します。そのために、3-5計画を実行します。
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幸せの黄色いばら?は咲いたけど

未唯へ。奥さんの黄色い、小さなバラが咲き誇っていますね。いい季節です。だけど、手はまだまだ冷たいから、片一方だけの手袋を持っていきます。今日は東京経由で沼津泊まりです。富士山が見たいですね。

出張に際して、パソコンを持っていこうか迷ったけど、持ち歩くことにしました。残り少ない人生で、残せるものは残していきたい、ということです。「残す」こと自体を信じていないので、最終的にはどうでもいいけど、単なる自己満足です。

ポータルとライブラリとの関係は、私の図式そのものになってきました。ローカルであるポータル、それをグローバルから支援するライブラリというファシリテーションの関係とローカルからグローバルにモノ申すインタープリテーションの関係まで思考が整理できました。インタープリテーションの具体化をsalesforce.comの「投票システム」からヒントをもらいたいと思っています。4時からの検討会には期待しています。

また、今後の変化に対応させるために、グランド・セオリーの設計しています。グローバル・アクトとしてのライブラリが具体的にローカルの発信・受信を支援して、グローバル・シンクである、グループ・コミュニティにつなげていくという図式です。今後、このパターンを見本にして、さまざまな分野に拡大させていきます。

パートナーとして、オラクル世界なのか、クラウド世界なのかを判断するために、オラクル・セミナーを午前中うけていました。答えは、オラクルの時代でもマイクロソフトの時代でもなく、電算部の時代でもない。

salesforceのデモは素晴らしかった。これこそ、望んでいたものです。「投票システム」でサファイア循環が完成します。そんな感想を述べている時に、社長が乱入してきて、話があっちへ飛び、こっちへ飛んでいた。非常に有意義でした。方向を作り出していきます。

オラクルは東京フォーラムだったので、、有楽町の「無印良品」へ昼休みに行きました。あそこが私の知っている、一番広い無印です。オラクルよりも楽しかった。

名古屋駅構内にスタバが新規開店していたので、トールラテを購入して、新幹線で飲んでいたけど、若干薄い感じです。「第3の場所」という割には座るところもなく、通路の横にあるようなスタバで本当にいいのかな。マクドナルドの120円コーヒーで十分な気がした。
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トルコを「新オスマン」と見なすことで、新しい秩序

未唯へ。この最近、トルコの情勢が気になっています。オバマ大統領がヨーロッパ遊説でトルコへ行き、演説をした内容について、NHKの「視点・論点」で解説していました。なかなかためになります。

イスラム世界とヨーロッパ世界とアメリカとイスラエルのすべてに関係しています。トルコがそれらの接点にいます。トルコはそれを利用しようとしています。今までのどっちつかずの弱さを強みに変えようとしています。

オバマ大統領の本名は「バラク・フセイン・オバマ」です。「バラク」「フセイン」とも、イスラム圏の名前です。選挙中は前面に出していなかったけど、今度のトルコ演説では大々的に出していました。「私のファミリーにはイスラム圏の人間がいる」とすることで、家族主義のイスラムの共感を得ようとしています。ここでも弱みを強みにしようとする人がいます。

解説の中に、「ガザ侵攻」が出てきました。別の本でも大々的に、その非人道的な写真が掲載されていました。トルコ大統領の国連でのイスラム糾弾がアラブ世界の共感を得ています。

世界にトルコほど、地理的な位置が重要な国はない。コンスタンチノープルは1100年の長きにわたってビザンチン帝国の首都であり続け、オスマン帝国の時代になって名前をイスタンブールと変えてからも、北アフリカから黒海に至る広大な地域を支配する権力の中枢であり続けた。

ギリシャもビザンチン・オスマン帝国に支配されてきたが、宗教については、干渉を受けることがなかった。「奴隷の宗教には関心がない」という柔軟性が帝国を長続きさせてきた。

ケマル・パシャにしても、政教分離を国是にしてきた。トルコを挟まれた国と見るのではなく、ブルガリア・ハンガリーからイスラエル・イランなどへの全方位外交の元での「新オスマン」として扱うと新しい構図が見えてくる。

オバマにしても、アメリカが出て行くよりも、トルコをバックアップするカタチをとることが正解かもしれない。トルコは、どんな相手とでもパートナーになれます。これは「オスマンの知恵」かもしれない。東西南北に手を広げることで安定させるという術は、交差点の国ならではの手法です。

Global meets Localは安定と安心をもたらします。それをトルコで実験してもらいましょう。本とネットでしっかりとウォッチします。本当は行きたいけど。
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サファイア循環の具体的な絵がやっとできた 

未唯へ。元町工場の厚生センターのサウナで体重を測ったら、2KG減っていました。朝食と間食をセーブしているからでしょう。このまま、行きたいけど、今週は宿泊出張があるので、間食が増えそうです。

ポータルにライブラリの機能が追加されることで、ローカルの世界からローカル+グローバルの世界に向かうことが明確になった。

ポータルのみを使用している販売店にライブラリの機能を売り込むための資料を作り出している。ポータルの時は業者に頼んで、パンフレットを作ってもらったが、今回は手作りです。カラー10ページのパンフレットを販売店のトップに理解してもらえるように作っています。システムを作るよりも表現力が要求されます。

主旨のところで、「紙とファックスの世界」から「ポータル+ライブラリの世界」に変わった絵を書きました。ITそのものの効果を述べればいいので、簡単で強力な内容になります。部長から、ポータルを活用している販売店に売り込むなら、「ライブラリを追加することのメリット」を述べるように指摘がありました。その線で修正します。

これは、最初に書いたロジックそのものですが、販売店トップでは理解できないだろうということで、簡単なロジックに切り替えた経緯があります。そこで、高所からみて、わかり易くする作業を行いました。そこで大きな発見ができました。サファイア循環の完全な適用をすればいいのです。

現行のポータルでの「思いのやりとり」をローカルとみなします。それにAct Globallyとして「ライブラリ」を位置付けます。「ライブラリ」はGlobal meets Localで、ローカルでのポータルを支援します。

Think Globallyとして、「コミュニティ」を位置付けます。<今>のやりとりをしているポータルから、グループでの活動を可能にしていきます。そのために、ライブラリの過去の情報、メルマガ、専用画面で安心して、安定したディスカッションを可能にします。そこでの成果はライブラリに格納されます。

ポータル+ライブラリにすることで、ローカルでのやりとりから、グローバル(空間、時間)へ拡大することができるのです。つまり、閉空間から開空間になります。この理論で将来が見えてきました。この理論の実証を、ライブラリ展開で行っていきます。だけど、本当にわかるのかな?
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