未唯へ。『インド2020』302.25アブを借りてきました。2020年だと、あなたは37歳です。その頃のアジアのカジ取りは中国とインドでしょう。共に10億人以上の人口を武器に影響力を広げています。今のままだと、その頃の日本は“極東の国”でしょう。
中国の情報は色々とあるし、大連・北京・上海は行ったので雰囲気は分かるけど、インドはガンジス川の川辺で死体を焼いているイメージとIT戦略国家のイメージが並存している。
この本は現職のインド共和国大統領のカラム氏が、「2020年までに世界トップ5に入る経済大国になる」ための国家戦略を、農業・鉱工業・IT・軍事など産業別に語っています。それを首相が自ら関与しているし、数字も豊富でした。
中国とインドの戦略を比較した時に、中国は沿岸部の3億人と奥地の10億人に分け、インドはカースト制でテクノクラートとそれ以外に分けて統治して、まずは前者のグループを新しい世界に連れて行こうとしているという気がしました。
この本では、カースト制には一切触れていません。それは著者が理数系のためだと思われます。彼にとっては、カースト制そのものが過去のことになっているかもしれません。中国の理数系が文化大革命を過去のものと扱ったように。
本の中には興味あるメッセージがありました。
「インド政府が宇宙開発プログラムを推進した目的は、国中の家庭に、『われわれは進歩している』というメッセージを伝えることであった。」
「毎年、約二〇〇〇万人のインド人が新たに生まれる。彼らはどのようなビジョンを抱くことができるだろうか。私たちは、充分な発展を遂げられず、何世紀も続いてきた停滞の時代に再び落ち込んでしまうのだろうか。」
「若者の熱い思いこそが力強い資源であると、私たちは思う。」
「インドは二〇二〇年までに先進国の地位に到達できると私たちは依然として固く信じている。」⇒その時に国民が幸せになっているかは別問題
「インドは数千年の歴史の中で、領土を拡大したり、他国を支配しようとしなかったのはなぜか」⇒そう言われれば、歴史的にそうですね。
こう考えてくると、日本を2020年までに変えないといけないのは、指導者を理数系にして、新しいビジョンを掲げることです。それと「緑の党」のようなビジョンを持つ政党も必要になります。
中国の情報は色々とあるし、大連・北京・上海は行ったので雰囲気は分かるけど、インドはガンジス川の川辺で死体を焼いているイメージとIT戦略国家のイメージが並存している。
この本は現職のインド共和国大統領のカラム氏が、「2020年までに世界トップ5に入る経済大国になる」ための国家戦略を、農業・鉱工業・IT・軍事など産業別に語っています。それを首相が自ら関与しているし、数字も豊富でした。
中国とインドの戦略を比較した時に、中国は沿岸部の3億人と奥地の10億人に分け、インドはカースト制でテクノクラートとそれ以外に分けて統治して、まずは前者のグループを新しい世界に連れて行こうとしているという気がしました。
この本では、カースト制には一切触れていません。それは著者が理数系のためだと思われます。彼にとっては、カースト制そのものが過去のことになっているかもしれません。中国の理数系が文化大革命を過去のものと扱ったように。
本の中には興味あるメッセージがありました。
「インド政府が宇宙開発プログラムを推進した目的は、国中の家庭に、『われわれは進歩している』というメッセージを伝えることであった。」
「毎年、約二〇〇〇万人のインド人が新たに生まれる。彼らはどのようなビジョンを抱くことができるだろうか。私たちは、充分な発展を遂げられず、何世紀も続いてきた停滞の時代に再び落ち込んでしまうのだろうか。」
「若者の熱い思いこそが力強い資源であると、私たちは思う。」
「インドは二〇二〇年までに先進国の地位に到達できると私たちは依然として固く信じている。」⇒その時に国民が幸せになっているかは別問題
「インドは数千年の歴史の中で、領土を拡大したり、他国を支配しようとしなかったのはなぜか」⇒そう言われれば、歴史的にそうですね。
こう考えてくると、日本を2020年までに変えないといけないのは、指導者を理数系にして、新しいビジョンを掲げることです。それと「緑の党」のようなビジョンを持つ政党も必要になります。