未唯への手紙

未唯への手紙

電子経済産業省アイデアボックスを試します

2009年10月31日 | 3.社会
未唯へ。朝の7時から、元町のスタバで『プラネット ウォーカー』935.7フラを読んでいました。このスタバは、いつ行っても空いているし、大きな声で話をする人がいないので、読書空間として使っています。

『プラネット ウォーカー』とは、「気ままな生活を送っていたジョンは、ある日、大規模な原油流出事故を目撃し、車を捨て徒歩の生活へと一変。口論しないために口を完全に閉ざし、西海岸から東海岸に住む家族の元へと旅を始める…。一途に信念を通した男の物語」です。

著者のジョン・フランシスが決心する場面で、黒沢明の映画「生きる」(1957年)に言及していた。日本映画の影響力を感じました。しゃべらないということは、人の話を聞くということです。見習いましょう。

エイデンで電子ツールの価格を調べました。シャープの「ネットウォーカー」はリナックス対応で、44800円です。ポメラは21800円で、ビックカメラよりも安かったけど、まだまだ、高いですね。私が2台持っているワンセグウォークマン(4G)は捨て値で1万円で売ってました。ソニーの方向性がわからない。

電子経済産業省アイデアボックス(http://www.open-meti.go.jp/)の調査を行いました。このボックスは10月14日から11月14日の期間限定です、私も、セールスフォースの営業から、情報を得たぐらいだから、世の中には、なかなか伝わっていません。登録者は数百人です。

キャッチフレーズは「みんなで電子政府のアイディアをつくっていく実験サイトです!」「電子政府について国民から広く意見を募集しています」というものです。ちょっと、上から目線ですね。

募集テーマは限定されていて、「電子手続きの満足度・利用率の向上」「よりよいホームページのあり方 」「行政情報のオープン化 」「Web2.0の活用」「ITベンチャー企業や独創技術の育成方法 」「このサイトについて」「つぶやき」となっています。スタバのアイデアシステムよりも硬い感じです。

狙い目は「つぶやき」です。Twitterのようなアイディア・システムに目指します。サファイア循環の「聞く」ことをイメージできるシステムと思っています。積極的に参画して、「聞く」時に必要となる、リテラシーを確認します。併せて、行政へのアプローチのキッカケにもしていきます。

本屋と図書館のコラボに、市民を参画させてください

2009年10月30日 | 6.本
未唯へ。東京の有明に来ています。3時に起きようと思ったけど、ホテルなので、のんびりと寝ていたら、6時半でした。有明はマクドナルドしかないので、昨日に続いて、朝食はハンバーガーセットです。

ICTソリューション関係の展示会です。これも10年ぐらい、定点観察の対象にしています。今回のテーマは「情報共有」の定義付けです。参考になったのは、今年の10月から発売するナレジオン(http://www.knowledgeon.com)の3つのマイ・ポータル/グループ・ポータル/社内ポータルの概念です。まだ、サファイアの情報共有インフラの方が先行しています。

午後3時前に調査が終了したので、お茶の水に移動しました。明治大学と神保町の本屋さんと共同で、全国図書館大会東京大会を行っています。その分科会が、5時過ぎまで開かれています。有料だけど、途中からなら、入り込む自信があります。

一番の興味は、第1分科会「インターネット時代のデジタルアーカイブを考える」です。Googleブック検索がテーマに挙がっています。「すでに世界中の700万冊以上の書籍の全文を検索でき、その中には日本の書籍も数多く含まれています」「グーグル、図書館情報学教授、弁護士が最新情報を持ち寄り意見交換することで、出版コンテンツのデジタルアーカイブのあり方を検討する」という内容です。場所が国立国会図書館なので、参加するのは諦めた。

第2分科会「図書館職員の雇用問題」、第7分科会「司書のキャリア形成」は面白くなかったので、「アリゾナ・ホーナー基金パネル」で海外の図書館事情の意見交換を行った後に、明治大学中央図書館に向かいました。ここでは、第3分科会「国民読書年をみんなで考える」を行っています。

図書館には侵入できたが、分科会は満員で、入り込めなかった。2010年が「国民読書年」とは知らなかった。文字・活字文化推進機構が中心になるみたいです。「活字離れ、読書離れが進み、読解力や言語力の衰退が我が国の精神文明の変質と社会の劣化を誘引する大きな要因の一つとなりつつある」という認識です。こんな狭い図書館のホールではなく、すべての公立図書館と市民を巻き込んだ活動にしてほしい。

今回の図書館大会では、サイバー討論として、Twitterを仕掛けていた。参加者を超えて、市民を含んだ討議が可能になります。

情報共有インフラは多様体をめざす

2009年10月29日 | 2.数学
未唯へ。今日は神奈川で、明日は東京です。東京・有明泊まりです。朝の時間がにあるので、パソコンを持って来ました。朝は5時半に家を出ました。

名古屋から「こだま」で、小田原まで、2時間10分かかりました。電車のなかで、「ホウレンソウ」という言葉が浮かんできました。仕事で報告・連絡・相談が重要だと示しているけど、これは間違っています。上の人に構想があって、初めて、有効に働きます。構想がない人間ほど、「ホウレンソウ」を主張します。下の人の努力をかすめ取ろうとします。気をつけましょう。

神奈川の販売店へのヒアリングです。最初の販売店での収穫は大きかった。「情報共有」という言葉が、バンバン出てきました。わが意を得たりですね。先週から、「ライブラリのヒアリング」を「情報共有インフラのヒアリング」と変えています。今後の販売店にとって必要なのは、「情報共有」であることを堂々とアピールしていきます。こう考え始めているところに、「情報共有」を実践している販売店に遭遇するというは偶然ではありません。

是非とも、来年1月に作成予定の「販売店to販売店の情報共有インフラ」のビデオに、中心人物の副社長さんに出演してもらえるように、交渉していた。

この販売店は3年前に合併しています。両方の販売店の体質がかなり異なります。一つはカリスマ社長が30年間居て、首尾一貫した方針でやってきた。もう一つは社長が次から次に変わってきました。そのために、社員の見る方向が変わっています。前者は上を見て行動する。後者は横を見て行動する。そうなると、「情報共有」という言葉でも、意味合いが異なってきます。つまり、「上から下へ伝達」と「横との連携」です。この二つが、3年掛っても、溝は埋まっていない。

これは、面白いことになりました。デカルト空間で考えると、座標系の異なる二つの空間です。そのままだと、無理やり、一つの座標系にするしか答がありません。これを位相幾何学で考えると、答がでます。それぞれを{近傍系とそこへの関数}の集合と見ればいいのです。つまり、多様体になります。空間を固定するのではなく、グループ(近傍系)単位で、それぞれの活動をしながら、全体の統制をはかる考え方です。これを「情報共有インフラ」として、提供すればいいのです。そういう面も含めて、この会社をターゲットにしていきます。

日常の中に非日常を作り出しましょう

2009年10月28日 | 4.歴史
未唯へ。考えることを仕事をしていると、範囲が拡大していきます。室とかグループの範囲は、当然超えています。業種も超えて、社会全般、世界まで広がっています。歴史を行っていると、過去とか未来まで飛んでいきます。数学思考で、具象化から抽象化へと拡大しています。

個人がそこまで考えて、どうするのかと思う時があるけど、「生まれてきた理由」に立ち戻ると、まだまだ狭いという感覚です。

テレビドラマの影響もあって、もしかすると、「歴史に介入している」と考える時があります。この時代に、この場所に居なかったら、誰も気付かずに、日本の崩壊につながっていたものを、私は変えようとしているのではないのか。複雑系での「バタフライ効果」(中国大陸での蝶の起こした風が、アメリカ大陸で嵐になる)を引き起こす可能性を持っています。

世の中には、そんなことに気づいている人が多くいます。その感覚を表現するのに、マンガとかアニメを多用している。「涼宮ハルヒの憂鬱」に出てくる、日常的な世界に居る「宇宙人」とか「未来人」も、その類です。

世間的には、この歳で、そんなことを考えている「人」がいることは信じがたいでしょうから、この感性を大事にしましょう。


この辺で、気分を変えたいので、11月3日の祝日は普段やっていないことをやりましょう。その代わり、普段やっていることは避けます。4日は「節目健診」です。そこで、緊急入院なると、想定して、心残りをなくすというイメージで、行動します。

「未唯への手紙」を書くキッカケも同じようなものです、25年前に何となく、心臓の調子が悪くて、未唯が大きくなるまで、生きられないと思ったことが動機です。未唯が二十歳になった時に渡すメッセージを貯めようとして、雑記帳を書き始めました。日常の中に、非日常を入れ込むことは必要なことだと思っています。毎日に意味を持たせ、それを蓄積することを始めた。

今日は水曜日なので、単独外食の日です。定食屋で、トロロごはんが多かったので、回転すしのスシローに行きました。今日はガラガラで、すしが回っていません。メニューの後ろに一皿がついて、何周も回っています。その内に、ループもショートカットされてしまった。おかげで、1時間居て、6皿食べる間に、分厚い本を一冊読むことができました。本が読みたい時はスシローに限ります。

キングジムの「ポメラ」を買ってしまいそう

2009年10月27日 | 7.生活
未唯へ。「買わないといけない」ものが現れました。それはキングジムの「ポメラ」です。TV-CMが流れていました。単なるメモの入力装置であることに惹かれます。

パソコンで最大の大きさで表示して、入力しているけど、どんどん見えなくなっています。ICレコーダの日々の記録を打ち込むことができません。10cmの距離から入力できる装置を探しています。「ポメラ」なら、スタバ、図書館、新幹線で打ち込むことができるし、最終的に、ベッドで寝ながら入力できます。

そこで、ネットで調べてみました。キングジムは「テプラ」しかイメージにありません。直販は定価の27300円です、これは高すぎる。事務機器通販の「アスクル」ではTシャツ込で安く、売っていました。それ以外には、オークションでは16000円ぐらいです。

そこで、実物を見て、決めるしかない。会社の昼休みに、駅裏のビッグカメラへ2万円持って出かけました。電子辞書のコーナーにあったけど、場所がまずかった。1万円ぐらいで、かなりの機能を持った電子手帳が並んでします。その中で、24000円の価格では、高さが目立ちます。

キーボードを開閉したり、入力してみたが、スマートではありません。アウトライン・プロセッサーでの入力に慣れているので、平板なテキスト入力は編集が難しいです。電源も乾電池だけです。iPOD-nanoの14800円よりも低くないと買えません。

ネックになったのは、首から吊った時のイメージです。現在、電子手帳サイズのホルダーを首から下げています。そのなかに入れた時に、1Kg弱という重さだと、首が持ちそうにありません。

後悔してもいい、14800円以下のものを探すか、次のバージョンまで、待ちましょう。メモニーズがあることが分かれば、他のメーカーの追っかけの軽量版が出るからそれを狙います。その際には、アイデア・プロセッサーを入力に使ってほしい。考えて、表現する文化が日本には必要です。

とりあえずは、パワーポイント、アクロバット、インスピレーションのアウトプットをA6サイズにして、メモホルダーの中に、常備して、いつでも考えられるようにしておきます。内容は、会社およびネットの資料、未唯への手紙で考えること、OCR化した本からの抜粋です。超アナログをイメージして、歩きながら、書き込みもできるようにします。

スモール・ハンドレッドで幸せになれる方策

2009年10月26日 | 3.社会
未唯へ。昨日、放映されたNHKスペシャル『自動車革命 第2回「スモール・ハンドレッド」』を高速バスの中で、半分寝ながら、聞いていました。雑多な情報をとりあえず「伝える」ことと、すべてが、すぐにそうなるという錯覚を誘うという点ではNHKらしい番組でした。

ブログでは、12日・19日と月曜日ごとに、電気自動車の話題を取り上げています。電気自動車になることで「作るのが簡単になることで、売るのが難しくなる」ことが自動車マーケティング革命を起こすと思っています。

番組では、グーグルのスマート・グリッド構想を取り上げていました。まだまだ分析が甘いです。グローバルからの一方的な発想では、皆は幸福にはなれません。自動車メーカーの地場での活動と一緒になった時に、革命が起こります。

国民にとってのメリット、夢にまで影響を及ぼすためには、「作る」「売る」から「使う」「聞く」に主力を変えていくことが必要です。

環境問題での「低炭素社会に向けた12の方策」から、インパクトを考えました。

民生分野

 1.快適さを逃さない住まいとオフィス ⇒ 駐車場を花壇に!
 2.トップランナー機器をレンタルする暮らし ⇒ 電気自動車でコミュニティ化

産業分野

 3.安心でおいしい旬産旬消型農業 ⇒ 駐車場を菜園に!
 4.森林と共生できる暮らし
 5.人と地球に責任を持つ産業・ビジネス ⇒ くるま産業の持続可能を維持

運輸分野

 6.滑らかで無駄のないロジスティックス ⇒ 電気自動車でエネルギーの集中管理
 7.歩いて暮らせる街づくり ⇒ 電信柱をなくし、家の周辺を散歩道に!

エネルギー転換分野

 8.カーボンミニマム系統電力 ⇒ 電気自動車によるスマートグリッド構想
 9.太陽と風の地産地消 ⇒ 地域暖房へのアプローチ
 10.次世代エネルギー供給 ⇒ 電気自動車のエネルギーの多様化

横断分野

 11.「見える化」で賢い選択 ⇒ 電気消費明細のポータル表示
 12.低炭素社会の担い手づくり ⇒ 電気自動車を「使う」ネットワークと、皆の意見を「聞く」アイデアをコミュニティで対応

グーグルのアイデアを、社会インフラの更新、メーカーでの技術開発、地域コミュニティを循環させながら、実現するカタチになります。

本を処理だけで、精一杯です

2009年10月25日 | 6.本
未唯へ。本の処理が大変になっています。ふだんは金曜日に新刊書を20冊ゲットして、土曜日と日曜日の午前中までに、20冊を処理しています。岡崎市中央図書館の10冊は1週間かけて処理しています。

今週は、金曜日が休館日なので、土曜日の10時が新刊書が並ぶことになっています。開館と同時に入ったら、新刊書コーナーに5,6人、図書館フリークが居ました。競争心もあって、少しでも興味があるものをバックに入れていった。その結果、27冊借りてしまいました。

エコットに1時に入って、2時から「エコトーク」までの間、「図書コーナー」で3冊ぐらいは読もうと算段しました。ところが、エコットの知り合いにつかまって、メッセージを書いたり、雑談していたら、2時になってしまいました。

そのあとの、中学の同級会の前にも、本を読もうとしたが、同級生と会話する羽目になりました。そのまま、同級会で、終了したのが9時前で、帰りついのが9時半でした。土曜日は結局、4冊しか読めなかった。

今日は、7時から元町のスタバで3冊読んで、岡崎市立中央図書館へ行き、駐車場で1冊読みました。図書館へはm一番で入館して、新たに10冊借りました。国道1号線経由で、老人ホームの駐車場へ。30分前に着いたので、1冊半読んで、母親の部屋に行きました。

1時間居る間に、2冊半冊を読んで、退出。昼は、本が読める、モスバーガーにしました。混んでいて、てりやきバーガーが来るまでに20分かかったけど、食べ終わってからも本を読んでいて、結局3冊。読み終わった15冊を交流館に返却しました。

午後、栄のKURさんの「ワールド・コラボ」へ出かけようかと思ったけど、家で本を処理することにしました。7時までかかって、岡崎分も含めて、残り4冊になりました。OCR処理対象は6冊です。散歩に行っていません。

本を読むことも大変になってきました。興味の範囲を絞らないといけません。身体に悪いですね。

昨日の同級会で、それぞれの人のあいさつを聞いていても、どのように生きてきたかではなく、家族構成の紹介が主になっています。一番嬉しそうなのは、孫の話です。そんな年なんですから。別れ際には、「あまり考えない方がいいですよ」と言われました。

まあ、急いで、自分をまとめていきましょう。週30冊ぐらいを限度にしましょう。

異なる思考のパートナーで、新しい世界を作りましょう 

2009年10月24日 | 3.社会
未唯へ。農協の売店に、多くの人が並んでいました。農協でも並ぶ時があるんですね。「秋の大感謝祭」で、お米(大地の風、地元コシヒカリ、新潟コシヒカリ、富山コシヒカリ)が1Kg75円引きだそうです。秋真っ盛りですね。

毎土曜日は、地産地消の立場から、農協で果物を買っています。今日は大きな梨が190円でした。駐車料金だと思っています。

今日は10時から図書館で新刊書収集、14時からエコットでエコトーク、17時から水源で中学校の同級会(還暦記念?)と、スケジュールが珍しく、詰まっています。

休館日の次の土曜日の図書館は新刊書フリークで一杯です。私も含めて、本当にいやらしいですね。私以外は、読書傾向があります。すべてのジャンルを借りるのは私ぐらいです。まだまだ、知りたいことはいくらでもあります。


エコトークは岡山で太陽光発電などに取り組んでいる環境活動家の講演です。クルマで走ってきたそうです。私が一番関心を持ったのは、「夫婦でユニット」を組んでいることです。

都会育ちの、技術系の男性と芸術系の女性が、一緒になって、縁で岡山の田舎でコラボしている。目指すのは、①持続可能な社会における生活、②田舎に行きたい若者のモデルになる、③田舎の強みを新たな手法で発信、というコトだそうです。

今のエコットに足りないのは、こういった若さからの行動と異なるジャンルの人とのコラボです。質問タイムに、皆は「太陽光発電」を話題にしていたが、奥さんの意思が聴きたくて、「ユニット」に関する質問をしました。


同級会での感想は、「いろいろな60歳がいる」ということです。私には、中学も高校も大学もほとんど記憶がありません。じっと見ていると顔は思い浮かぶけど、その人との間の「物語」は出てきません。

あいさつは「初めまして」から行いました。その後に、中学の時の「何のために生まれてきたのか」というトラウマから生きてきたと話したら、皆、白けていました。会社での定年のあいさつが楽しみです。皆を白けさせましょう。

皆の人生を聞いていると、私は幸せかもしれないという気になります。好きなことをやって、食べてこれました。だからと言って、比べるつもりもありませんけど。

一番のショックは、初恋のKAMさんも60歳なんですね。クラスが異なるので、会えないのが残念です。

4ヶ月ぶりに笑顔になれました 

2009年10月23日 | 1.私
未唯へ。久しぶりに笑顔になれました。セールフォースの営業から、クラウドの状況を24階のミーティングルームで聞いていた。サファイア循環での未来予想図を話していて、予定をオーバーして、お昼休みになってしまった。営業を送って、受付の前を通ったら、NAKさんが一人で座っていました。

営業さんには、勝手に帰ってもらって、NAKさんと4ヶ月ぶりに話し始めました。話していると、自然に笑顔になれます。図書館の話とか、旅行の話をしていました。NAKさんの良さは、常に笑顔だということと、目をそらさないことです。受付の女性は、話しながらも、周りに気を使うものです。それが不安定を生み出します。それに対して、NAKさんは、とことん付き合ってくれます。だから、癒されるのです。

部のGM以上で、販売店システムの構想を考えるために、オフサイト・ミーティングを合宿形式で行うという話を、グループミーティングで聞きました。どのような意見を述べるつもりなのか、構想のキーワードは何かをGMに問いただしたところ、「凡人だから、未来が分からないので、考えない」という返事でした。これはロジックではない。

テーマにしても、10年前の提案の「焼き直し」でした。クルマを取り巻く環境が変わっているのに、考慮されていません。組織からは、何の答えも出てきません。

今後のインパクトは「作ることが簡単になることで、売るのが難しくなる」ということです。今度こそ、完全にお客様主導になります。お客様から考える循環が始まります。そうなる時から、バックキャスティングすると、「情報の共有」と「思いの共有」が販売店の死命を制することになります。

私は、現在の組織には受け入れられていないけど、「完璧な答」は用意して置きます。その内に、有意な人が気付くでしょう。「インフラつくり」というのは、そんなものです。

販売店システムを考えるついでに、日本の将来も考えています。数学者にとっては、似たり寄ったりです。

提案としては、日本の国家予算の95兆円を「作る」「売る」「使う」「聞く」に4等分することを推奨します。モノを「作る」というハードから、必要な人にお金を配る方向に流れが出来つつあります。皆の意見を「聞く」ことから、お金の使い方を変える、いいタイミングになっています。そうすると、40兆円程度で済みます。

グーグルの描く未来の先に、リアルがある 

2009年10月22日 | 5.その他
未唯へ、今週はどこへも出張せずに、情報の整理を行っています。周りの人間も、皆、大人しくしています。後ろの席で、いつも騒いでいるだけの人間が今日は居ません。自己顕示のために、騒ぐのは良くないことです。落ち着いて、仕事ができます。環境はこうでないといけません。

電気自動車に乗り出そうとしている、グーグルを新しい観点から見ています。グーグルは知恵を使うことで、新しい社会を作ろうとしている。インターネットのグローバル&バーチャルな世界に、メーカーのローカル&リアルな世界を結合させれば、それが可能になります。

日経ビジネス『グーグル包囲網』から、グーグルの特徴を抜粋しました。

「クラウドの地殻変動」

 グーグルはクラウドコンピューティングに総力を注いでいる。メール管理、動画配信、ネット広告など個人や企業の活動に欠かせない存在になっている。電機メーカーは根底から揺さぷられている。
 放送・音楽もユーチューブ活用で揺さぶられている。
 技術革新が競争力に直結するネット業界においては自由な社風が生み出すR&Dの力こそが生命線になっている。

「ネット秩序を我が物に」

 パソコン向け検索市場を制したグーグルは、次にモバイル、そして端末の基礎となるOSにターゲットを絞っている。「ネット原理主義」に進化したグーグルは、既存の秩序を破壊し始めた。
 10億台市場のケータイのインフラを目指している。利用頻度は携帯の方が圧倒的に多い。音声を出入力するマイク、目の代わりになるカメラ、位置を特定するGPSなどをケータイは持っている。携帯向けOSの「Android(アンドロイド)を使えば、「グーグル家電」も出来上がる。
 グーグル自身はサポート役に徹し、そこに他の企業が花を咲かせるのを待つ。将来、携帯や家電からの検索増加、ひいては広告収入の拡大という形でグーグルに跳ね返ってくる。

勃興する「ネット原理主義」

 グーグルは自社のビジネスだけでなく、「インターネット全体をどう変えていくか」という所に力点を置くようになりつつある。インターネットが世界をより良く変える。グーゲルの信念は、IT)業界の枠を超え始めた。
 これは、より大きな市場への足がかりに過ぎない。スマートグリッドは、ITを使って送配電網の無駄を取り除き、「賢く」進化させようとしている。