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本を読まない人には、映像化で将来像を提示

未唯へ。お腹の張りを直すために、朝食を抜きにするつもりです。食べるのが唯一の楽しみだから、継続する自信はありません。

11月9日です。20年前にベルリンの壁が崩壊した日です。私は3つの歴史的な日付を関連して記憶しています。2001年9月11日のニューヨーク、1989年11月9日のベルリン、1938年11月9日のドイツです。前者2つは月日が逆です。後者2つは同じ日付です。3つ目ははクリスタルナハト(水晶の夜)です。ナチがユダヤ商店街を襲った日です。

先週、ジョージ・オーウェルの『1984年』を岡崎市立中央図書館の新刊書コーナーで見つけました。7月発行で、9月で7版になっています。かなり読みやすいです。1984年のスーパーボールで、アップルがマッキントッシュのPRとして、ビックブルー(IBM)の管理社会に、若い女性がハンマーを持って、殴りこんだ映像が放映されました。アップルの心意気を示しました。

すべてが管理されている社会としての東ドイツに対して、自由社会でモノがあふれている西ドイツという図式で、「ベルリンの壁崩壊」を理解していたが、TVで放映された、旧東ドイツ住民の思いは複雑でした。

現状は、格差が広がるだけでなく、底辺の人に対して、自己責任を押し付けている。さらに、個人のプライドを傷つけている。自由社会からの脱出を図らないといけない。

第3の道としては、北欧タイプとイスラム社会タイプが考えられている。北欧は高負担・高保障の世界です。イスラムは底辺の人たちと共に進む社会を前提としている。ヨーロッパは北欧タイプに行くカタチになっています。

日本もよそ事ではない。道路とかダムとかのモノを通じて、社会の活性化してきたやり方を、直接、子どもとか老人を助けるやり方にする方向を民社党は目指している。より、社会主義に近いカタチになっている。

日本モデルを作り上げるには、市民が将来イメージを共有化することが必要です。日本には、マンガとアニメと映画という、合意形成の武器があります。将来の到達点を「1984年」「資本論」のような本ではなく、「21世紀少年」のように、映像でシナリオを示すことが有効です。

その将来像から、行政・NPO・企業と地域コミュニティの人たちがそれぞれで、バックキャスティングして、<今>やることを決めていくやり方です。
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