未唯への手紙

未唯への手紙

「未唯への手紙」の構成案

2006年10月31日 | 1.私
「未唯への手紙」の構成を検討しています。

会社に入った時の上司が絵画の自選展を豊田市美術館で行うという案内がありました。私が残せるものは、今のところ、「未唯への手紙」しかありません。

目次だけを示します。年内に完成させます。

1章 私

 1.私の認識

  死への自覚が始まり 死ぬなら天気のいい日に 孤立と孤独から創り上げた世界 存在は危ういもの。だから賭けます 存在するのは不思議。だから考える トポロジストは本質と変化を捉える 女性的感覚で生きている

 2.周り

  友達は「偶然」と「未来」です 偶然は必然。だから自由でいられる 思いはつながるまで思うこと 恋することが趣味 笑顔なくして、あいさつなし

 3.行動

  存在理由に従って、行動する 生きがいを求めて、行動する 自分自身を使い切ること 未唯的な人へ引き継ぎたい 「未唯への手紙」で伝えていきます

 4.シナリオ

  じゃ、どうするの ①自分の存在を賭けてまとめる ②伝える人の組織化 ③自然に伝わる仕組み

2章 数学

 1.スタンス

  数学に真理を求めて 数学とは空間とインバリアント ゼロから考える訓練をしてきた トポロジストを武器に世の中を切る

 2.分かったこと

  部分は全体より大きい 原因と結果のスパイラルからの脱却 超アナログ思考が社会を救う

 3.社会を見る道具

  トポロジストは空間を創る 変化の三要素での空間配置 「複雑性とは何か」で関係を見る 複雑性での社会の設計 理数系の発想でないと救われない

 4.創り出す

  新しい数学を構築しよう 新しい数学を展開していこう 新しい数学のための具体的方策

私は"イギリス人"です

2006年10月30日 | 1.私
東富士の時に中野さんから言われたことがあります。あなたは紹介されないとあいさつしないところが、「イギリス人」みたいですね。もしかするとNAKさんではないかもしれません。

自分から乗り込んでいく時には、かなりの問題意識があるときだけです。One of themの扱いを受けている時には、その企画自体を無視します。彼らが最終的に困るまで、無視します。それまでは私の出番ではありません。

心理学的にはプライドの裏返しですけど、それで維持できるものもあります。何しろ、それでやってきました。まあ、素直じゃないけど、組織の中で暮らしいくための一つのやり方だと思ってください。

次期システムの販売店への説明会に対する、私の態度は"イギリス人"です。One of themでしか望まれていません。それでは、空手形のなってしまうことを懸念しながら、一切のセレモニーにタッチしていません。

本当は、現時点でサファイアの思想を明確にして、販売店での仕事を2010年レベルから、システムに織り込むことをハッキリさせ、それなりの覚悟を決めてもらう時に来ていると思います。ケネディの1961年の就任演説のように。

伝え聞いているところによると、本当にどうなっているか、分からなくなっている。とりあえずの所までは責任が取れるのでしょうか。何しろ、理念が分かりません。

Sa-ネットの中の位相

2006年10月29日 | 5.その他
今日は外へ出かけずに、ぼんやりとICレコーダーの入力などをやっていました。この最近のICレコーダからの記述を書きます。かなり、思考が跳んだままです。

サファイアネットワークの中になぜ、Sa-ネットがあり、Sa-ポータルがあり、Sa-ライブラリがあるのかというと、サファイアネットワークの商品力を高めているのです。空間に位相を与えています。

その中では単に見に行くだけではなく、近くを見ればできるという近傍と分かりやすくするためのマッピングを用いた位相です。空間を定義しているのです。販売店ネットワークを色々な空間移動するトンネルを含んだ位相にしていくのです。

同じように、我々の空間も変えていかないといけません。それでインターネットの世界とつなげていくということです。

何しろ、インターネットは色々な人の知恵で、色々な思いで変わってきています。NGN(次世代ネットワーク)のようにキャリアがコントロール世界ではなくなっています。また、当初のネット屋さんの勝手な道具でもなくなっています。

そういうことを話せる相手が欲しいけど、みんな思考停止状態です。だから、ブログにありのままのことを書いていきます。仕事に関する思いもその中に入れ込みます。

こういう思いがつぶされる過程についても書いていきます。この会社はやたら、この最近、管理と監視を中心に従順さを求めています。日本の戦前みたいで嫌です。だけど、その過程を明確にして、誰がどういう思いでこういう社会にしたかを分かるようにするのも、私の生まれてきた理由だと思います。孤独と孤立の世界からの発信をしていきます。

日本・アフガニスタン関係全史

2006年10月28日 | 4.歴史
朝10時過ぎから図書館へ行きました。木・金で読むつもりだったが、めまいのスイッチが入ったので、5冊読み残したのと、『寝ながら学べる構造主義』116.9ウチのレヴィ=ストロースで引っかかるところがあり、返せなかったのと、未唯に『犬の心理学』を貸しているので、23冊でした。明日までに、6冊は入れ替えないと。

今回借りた中に4冊のイスラム系の本が入っています。「アルジャジーラとメディアの壁」「イスラム石油戦争」「ダン!ダン!ヨルダン!」そして「日本・アフガニスタン関係全史」です。「日本・アフガニスタン関係全史」は600ページで一万円で、年表は文久3年から350ページを占めています。よく、こんなものがあるんですね。

こんな歴史への興味も9.11の衝撃から始まったアフガニスタンへの認識がなければ、読もうという気にはならなかった。9.11の時には、本当に無知だったと思います。マスコミからの情報で生きていた。だけど、そこには大きなフィルターが存在していた。それを破るために、徹底的に新刊書を借りてここまで来ています。

午後からは、先週の続きで『英文多読』の講習会に参加しました。こういうときでも参加しているのはほとんどが女性です。内容はレベルが低い本を自分で読むという時間です。英語の中ぐらいの恋愛物と超初心者の絵本と日本語の『寝ながら学べる構造主義』という本を交互に読んでいました。英文を読んでいると眠たくなるから。

まあ、ここで入門して、あとは高専の図書館にある英文多読の本を借りて勉強してくださいということでした。これで高専の図書カードも手に入るから、土曜日はそこで暮らすことにします。幸いにも、高専の学生は図書館に来ないということでしたから。だけど、英文多読よりも「未唯への手紙」のパソコン入力になりそうな予感がしています。

神奈川県立図書館はきつい

2006年10月27日 | 6.本
泊まったホテルのカーテンを開けたら、目の前に横浜市立中央図書館の入口があり、人が並んでいるのが見えました。こんな近くに図書館を見たのは初めてでした。横浜市中央図書館は4年ぐらい前に場所を探して、やっとたどり着いた坂の途中の図書館のイメージがあります。

今日の会議は午後だから、早速中央図書館へ向かいました。先ほど並んでいたのは半分ぐらいが大きなバックを抱えた無職の高年齢の方々でした。以前も多かったけど、やはりそのままなんですね。豊田市の場合は完全に排除しています。というよりも景気が良いから、そういう人がいないという状況です。

どうも、その対策か分かりませんが、コインロッカーがありません。みんな大きなバックとかリュックサックで来ています。ここの図書館の最大のポイントはリファレンスです。ここに来て、ビジネス支援を前面に出しています。図書館はもっと楽しいところだと思うのですが。

割と近くに県立図書館があったので、そこも寄っていきました。私が生まれたころからの図書館です。手狭な割には、2階全体が事務室になっています。4階の閲覧室から降りてきて、例によってブラブラしていたら、事務員に「何をしている」と問われました。図書館をブラブラしてはいけないのか! サンフランシスコ公共図書館では、館長が丁寧に応対してくれたのに、どういう図書館かと思いました。

また、県図書は全てロッカーに入れてくれ。手持ちバックには許可証をつけてくれという制度でした。受付にいた年寄りの図書館員とどうなっているかと話し込んでいました。帰りの時には玄関まで送ってもらいました。

仕事の方は、MIZさんと駅で一緒になって、販売店に向かって説明してきました。重役まで出てきたせいか、あまり調子はよくなかった。

昔からやっている人は、店舗で1ヶ月ぐらい修行しなさいとよく言う。一つの口癖です。東富士の時も実験室で1ヶ月とか、言われたけど、私流を通しました。私にはあなたたちが持っていないものを持っている。あなたたちの舞台には引き込まれません。何なら、数学で勝負しましょうか?

帰りの新幹線ではめまい防止に、「のだめカンタービレ」の7巻から10巻まで購入して、気楽に読んでいました。精神安定には丁度いい本です。これで16巻を入れて11冊です。

また、めまいのスイッチがオン

2006年10月26日 | 7.生活
今日は午後から横浜の近くの会社へ押しかけ訪問。

通常の大容量のコンテンツ配布はセンターから一方的に送るというThink Globally, Act Globallyなやり方ですが、Sa-ライブラリの全体構成はThink Globally, Act Locallyで考えている。Locally部分にエッジサーバを置いて、センターから指示を出して、個別に動かしていくというやり方です。

そのエッジサーバを外資系の会社の提案を中心に進めているが、国産の会社でも似たようなやり方を行っているので、技術レベルの押さえと、比較と提案を配信センターのある工場まで押しかけてきました。

Sa-ポータル実現のためのパートナー選びです。

行きの新幹線で、めまいのスイッチがオンになりました。本格スイッチまでには到っていません。ここ数日、睡眠不足だったから、心配していた。

会議で話し出すと忘れてしまうけど、休憩ではまたふらつきます。工場から横浜のホテルに直行しました。ところが、このホテルが何しろ、分かりにくいところにありました。ワシントンホテルとか、東横インなどが全て満杯でした。理由を聞いても分からなかった。

次の日に新横浜に行った時に、判明しました。堂本光一コンサートがあったためみたいです。何か、皆のこだわりが変な方向に行っているような気がします。

9時ぐらいから、次の日の9時まで寝て、かなりよくなりました。だけど、ホテルは値段が高い割にはあまり快適ではなかった。やはり、「じゃらん」のクチコミ情報の3.5〈5段階〉は感覚的には正しいですね。

インターネットの世界とイントラネットの世界

2006年10月25日 | 3.社会
Sa-ライブラリでイントラネット上でのコンテンツデリバリーの機能調査を行っていました。その時に、インターネットから見たイントラネットの関係付けをもっとまともにしないと、2.3年後にまずいことになると感じました。
販売店ネットワークはどうにか、Sa-ネットで全拠点がブロードバンドでつながるが、その上の機能提供については、趣味的に作ったバラバラのウェブサイトしかない状態です。お客様である、販売店の店舗のスタッフ、その後に展開されるお客様が自分たちで活用される環境は何も考慮されていない。

それに比べて、インターネットの世界は検索・マネジメント・コンテンツ提供の様々な機能がお客様が使えるように整備されているし、インフラも地球規模で作られている。

今回は映像配信のインフラを調べてみたけど、2001年ぐらいから各種サーバが設置されている。「アカマイ」という会社も今回の調査で始めてしった。それがソフトバンクとかNTTコミュニケーションズと組んで、仕事を本格化している。映像配信の依頼に対しても、最も近いサーバから提供する仕組みもあるとのこと。

今回のSa-ライブラリ規模のことはインターネットで今、作られようとしている。販売店はメーカーと異なり、インターネットに近いところにいるから、このままだと、「アカマイ」などの流れに巻き込まれてしまう。それ以前に、イントラ上にキッチリしたSa-ライブラリの仕組みを見せていくことにしました。だから、検討を加速させます。

あわせて、インターネットでの動きを肌で感じることにしました。こういう時に、この会社の管理と監視のインターネット制約が邪魔になります。自分の身のリスクを負いながらやるしかない。こういう危機感がなく、自分たちの「お仕事」で制約をやっている連中がさらに嫌いになります。

パートナー選び

2006年10月24日 | 5.その他
Sa-ポータルでは電算部が入ってきたので、十分な意思合わせなしにメーカーが決まってしまった。詳細設計が終わって、2ヶ月仕様に関する質問はまるでありません。本当に作っているかと聞くと、作っていると言うけど、あれだけ、思いのあるシステムを意思あわせなしにはできないはずです。

多分、コーダーが勝手に仕様を決めているのでしょう。従来のF・Nでの基幹系の作り方と同様に。本当に時間と思いをムダにして、余分なことをしているのでしょう。

そんなこともあり、Sa-ライブラリのパートナー選択のミーティングを2つ行いました。あまり、提案は期待できないけど、思いだけを示しました。それにどう応えるかで判断するしかなりません。

それに際して、インターネットでのSa-ライブラリ的な業界がどうなっているかを調べました。会社でインターネット検索をすると、ペナルティがかかるのは分かっているけど、こんなことは家の環境では手間がかかってしょうがないので、敢えて、リスクを覚悟の上で、CDS(コンテンツ・デリバリー・サービス)を調べました。

かなり、進化しています。映像配信のウェブサーバでは、完全にCDSが前提になって、地球規模で行っています。今後はGoogleなども、本格的に参加するし、iPod環境でもコンテンツ・インフラを作っています。

このままでは、販売店インフラがインターネットに完全に置いていかれてしまう。その結果、一般の販売店がインターネットで簡単にできることが、この会社の販売店では対応できなくなります。そんなことが分かりました。

問題は、この会社にメンバーに、そういう観点がないところで、いかに邪魔されずに、パートナーが選べるかです。また、余計なリスクをしょってしまいました。だけど、他の人が気付くのは手遅れになってからですから、しょうがないので自分でやることにしました。

『ロングテール』と厚岸の風景

2006年10月23日 | 6.本
『ロングテール』675アンという本を読んでいて感じたのは、「ロングテール」の本来の考え方ではなく、私が元々持っている地域活性化の問題意識とつなげて行ったらどうなるかです。

根室から厚岸へ行く電車の中で、「どうしたら、根室とか厚岸にブロードバンドのインフラが設置できるのか」を考えていました。その時に思いついた言葉がなぜか「ロングテール」でした。以前は公共という概念の元でNTTとか郵便局とか国鉄は全国にインフラを作り上げてきたが、今や「民営化」というコストメリットの関係になって、厚岸ではADSLも敷けていない。

その効率化のベースになっているのが、「80対20の法則」(=80%のメリットは20%を相手にすればイイ)です。これでどんどん切り捨てています。まだ、20%の人が存在するし、個人個人をとれば、100%なのに切り捨てています。

この「80対20の法則」を超える考えとしての「ロングテール」を都会の論理に対抗する地方の論理として生かしていきたい。そのためにも、Web2.0 みたいな考え方をカタチを変えて生かしていきたい。

例えば、図書館の書棚の案内にしても、プロ(司書)で対応できる領域は少ないし、そのためにはお金がかかる。けど、その棚についての一番良く知っている利用者が案内できれば、市民の立場にも立てるし、案内される方も案内される方も刺激になります。素人なら対応ができます。

厚岸にしても、車の修理サービスと図書館を一緒にできるし、厚岸の本はバークレーからサービスすることもできます。ブロードバンドした時の付加価値を膨大にしてしまえば、地域活性の「ロングテール」は可能になる。

同様に、市の環境学習設備も「さあ!」にして、市全体にも、日本全体にも影響力を持つことができるし、役割分担ができる。地域活性化は「ロングテール」で尻尾の先まで延ばしましょう。ちなみに、「ロングテール」というのは、「長いお話」ではなく、恐竜のように「長い尻尾」です。

世界史を高校で学ばないということ

2006年10月22日 | 4.歴史
高校の授業で世界史を外している。だから、卒業単位が足りないとか、補習が必要だとか、センター試験後に集中的に行うとか出ている。これって、本質を忘れているよね。高校のときに、世界史を学ばないということが、その人の一生にどれだけ悪影響を及ぼすかが議論されていない。

世界史を受験から外すことは大学でも世界史観が作られないということになります。基本となる、疑問がないし、日本史だけで比較することができない。これは歴史の流れを絶つということですよね。人間を止めるということですよね。

私の場合は大学の教養部で、数学以外に行ったもので一番覚えているのが、ドイツの戦間期の勉強です。あのドイツに第1次大戦と第2次大戦の間に何が起こって、ナチスの台頭を起こしたのか、を夏休み中、図書館で『わが闘争』とか、『西洋の没落』『自由からの逃走』などを読んでいた。ヒットラーの「ミュンヘン一揆」「クリスタル・ナハト」などの言葉もその時に習得した。

当然、その中でレーニンとかスターリンのロシアの状況、その間にあるフィンランド、バルト三国、ハンガリーなどの翻弄された歴史。それらがあって、今のEUがあり、フィンランドがあり、「キートス」「シス」という概念があり、「ノキア」の体質も出来上がった。

その歴史の出発点なしに、社会に出てから、何を元に考えようとするのか。受験というのはそんなに音楽大学のように、専門性が問われるのか? 大学は考えることのために行くはずです。そして、自分の価値観とか歴史観を作り、社会を通して、それを確認すると同時に、社会を変えていくための道具です。

高校時代に世界史は好きでした。そのダイナミックさが。日本史のせせこましいのとは、大違いでした。今はそれを教わることもできません。

ちなみに、「未唯への手紙」の最終章は「歴史」認識です。そこまでまとめるまで続けます。