未唯への手紙

未唯への手紙

8月は文章の書き方を変えましょうか

2008年07月31日 | 7.生活
未唯へ。今日・明日は仙台です
 泊まりの出張は1か月ぶりで 飛行機は9時50分の便なので 空港ロビーで ICレコーダで考えていた
 ICレコーダを使えば どこでも 考えられます

文章の構造化?
 『世界でいちばんやる気がないのは日本人』335カニの文章をみていて 気づいたのは センテンスが短いのと 接頭語がない
 愛知万博の西ゲートのボランティアセンター長をしていたKURさんの文章にも 句読点がなく 漢字も少なく やさしい文章になっていました
 行間は 読む人に任せていました
 8月は「サプライズを探す」月になるので もう一人の私である「μさん」からのメッセージが主になります
 μの思考の特徴は「言い切り」と「論理の飛躍」なので KUR流の文章を試します

ポータルそのものもメッセージですよ 
 仕事の方は ポータルの説明に来ています
 販売店のシステム担当を長い間、行っている人との話し合いです
 彼らは 自分で作り上げた世界を当然 守ろうとします
 ポータルもその範疇に入れようとするし 自分の頭の範囲を超えているものは排除しようとします
 論理で話すのではなく 感情で話すことになります
 途中で 投げ出そうと思ったが 最後まで 論理を完結しました
 販売店のみんなのために 「何しろ 考えて!」が 私からのメッセージです

仙台名物はおいしかった
 お酒が飲めないので ひたすら食べていた
 仙台には10回ほど来ているが 仙台名物を食べたのは初めてかも
 睡眠時間の10時までに終わってよかった

パソコンを持って行って 正解かも
 明日は4時から9時まで パソコンができます
 ホテルのネットには ケーブルを差し込むだけで 簡単につながりました
 会社のパソコンではなく 家のVISTAのパソコンを持ってきて正解です
 今後は パソコンを持ち歩くことを始めます
 土日の図書館とかエコットの図書室とか スタバとか 私の行動範囲は狭いけど 文章を打ちます
 OCR化した文章解析 ICレコーダからの音声認識結果からのアイデア抽出 などで 思考をカタチにしていきます

4時起きは定着
 2週間、土日を含めて 4時起きで来ています
 朝のフリー時間が確保できています
 中身の充実はまだまだです

モスド(モスは300円、ミスドは210円のホットチキン)はどうなっていくのか

2008年07月30日 | 3.社会
未唯へ。アラジンの「陽はまた昇る」のシングルを昼休みに買ってきました。シングルなのに、カラオケ3曲、DVD込みで1260円もしました。

私のパソコンにはDVD装置がないので、見えません。あとは、カードが1枚入っていたので、職場で「羞恥心」ファンの女性を探して、渡しました。

今日は水曜日で、外食の日です。TVのCMで気になっている、「モスド」調査のために、モスバーガーで夕食にしました。8時頃だったけど、お客さんは少なく、他の4人組の男性は仕事の打ち合わせです。日曜日の昼は多いけど、夕食の感覚は難しいですね。

社会学研究はコンビニ中心で行っていたが、もう一つの柱がファーストフードでした。当初はマクドナルドであったが、途中からモスバーガーを対象にするようにしました。マクドナルドのグローバリズムに日本のファースト?フードがどう対応するかをテーマにしました。

その後に、スローフード的なメッセージを発信したり、ご飯ものに挑戦したり、デラックスバーガーの「匠」を出したりして、奮闘しています。だけど、未だに的が絞り切れていない。何しろ、購買力のあるファミリー層とプアーな若者層をマクドナルドに取られたままだと、どうしてもニッチを狙う形になります。

人の数を見ていると、マクドナルドとかロッテリアに比べると分が悪そうです。

今回、ミスドと組んで、「モスド」ということで、CMを行っています。ネットで調べると、「2月に資本・業務提携した両社が、商品開発や販売で協力する初のケースとなる。 モスバーガーが売り出すのは「ホットチキンバーガー」(税込み300円)。7月18~8月25日の期間限定で発売。300万食の販売を見込む。ミスドは、新商品の「ホットチキンパイ」(同210円)を7月23~9月30日に販売。190万食を目標にする」「モスは08年3月期決算が当期赤字となり立て直しを急いでいる。ミスドも原料の小麦の高騰で収益が圧迫されている。」ということみたいです。

今日、モスで「ホットチキンバーガー」を頼んでみましたが、コラボレーションの雰囲気は感じませんですね。豊田市の駅前のミスドも撤退しています。相手のことよりも、自分のことが心配になるモノ通しです。

やはり、Global meets Localの連合軍にしていかないと、フード文化を変えられません。

会社の組織と個人の関係もGmLで「やる気」が変わる 

2008年07月29日 | 5.その他
未唯へ。今日から、朝の4時のアラームの曲をアラジンの「陽はまた、昇る」にしました。割とスッキリと起きられます。

「このままじゃ、終わるわけない♪」「がんばれ、日本のサラリーマン♪」を聴きながら、日本のサラリーマンの復活イメージを考えていたが、なかなかイメージがでてきません。

バスの中で、『世界でいちばんやる気がないのは日本人』336カニを読み出しました。今週は42冊借りているので、バスでも読まないと追いつきません。

この本がが拾い物です。日本のサラリーマン復活のヒントが示されていました。

メーカー(グローバル)と販売店(ローカル)の関係でGmL(Global meets Local)として、グローバルがローカルを支援する構造を実現しようとしています。その関係を会社組織(グローバル)とサラリーマン(ローカル)に当てはめれば、そのまま、「やる気のある構造」につながります。

その時に、個人(ローカル)に求められるものは北欧「ヴァイキングの教え」です。以下はその抜粋です。

 日本人ビジネスパーソンがやる気をもう一度取り戻すためには、「北欧人のスタイルに学べ」。

 アメリカ型の「競争原理」を取り入れて、個人の活力を引き出そうとした日本は、そのねらいとは逆に、大半の個人はやる気を失ってしまい、競争を促進しようとすればするほど、「格差社会」が拡大していくというジレンマに陥っている。

 北欧人が「強烈な個人主義」、日本人は「自己犠牲を美徳とする集団主義」と正反対だが、資源の少ない土地で技術立国をめざしていることや、国民の間で平等意識が強く、格差社会を容認しにくい点などは、非常に似通っています。

 日本人が集団主義のデメリットをなくして、個人主義を学べば、個人主義でありながら集団の利益も重視する北欧人とは逆のアプローチで、同じゴールにたどりつける。

 以下の4つが行動規範です
  専門特化した技術を武器に世界市場へ
  相手の文化に溶け込む謙虚な姿勢で商取引を
  上下関係が希薄なフラットな組織で委任型リーダーシップを
  自主独立の精神を貫き、リスクを恐れずに未知の世界へ

この意識はフィンランドの「ノキア」を訪問した時に感じたことと一緒です。根本は国と会社の関係、会社と個人の関係がGmLになっていることです。

8月のテーマは『1日ひとつのサプライズ』にします

2008年07月28日 | 4.歴史
未唯へ。8月のテーマを決めました。「1日ひとつのサプライズの8月」です。

「時間を止めたい」のに、毎日が勝手に過ぎていく。さまざまなギャップがありすぎて、何もできていないという現状のなかで、「このままじゃ、終わるわけない♪」(「陽はまた、昇る」のイントロ)のフレーズがリピートしている。

「もう一人の私」のμさんがサプライズを要求しています。

ドラマとか映画を見ていると、普通の人は他人に対してサプライズを求めるみたいです。一番のサプライズは恋愛で、二番目は家族愛でしょう。

私の場合はすべてが片思いです。人間の存在を信じていない以上はそれも仕方ないことです。

自分にとっての「サプライズは何か」と考えた。それはつながることです。それまで、別々で考えていたことがつながることです。つながって見えるようになった時が最高に幸せです。

「メール」「ライブラリ」「ポータル」と別々の存在であったものが、販売店の情報共有という観点で、つながった時に、ライブラリの再構成の要件が一気にできあがりました。

つながる時は、偶然が多く含まれます。偶々のデータ、本、販売店、セミナー、過去の出来事が「私」という触媒でつながっていきます。これはサプライズです。

だから、8月は「つながり」を毎日、サプライズとして認識することをテーマにします。

今日のサプライズは、ギリシャの戦いがナチス・ドイツに敗北させたということです。

2週間前に「コレリ大尉のマンドリン」という深夜映画を録画して、見ていました。ギリシャはREIさんが居るので、気になっています。内容は、ギリシャの若者がイタリアには勝ったが、途中から割り込んできたドイツに征服され、虐殺されるというものです。この関係がよくわからなかった。

ところが、今日、『自由と統一への長き道Ⅱ ドイツ近現代史1933-1990年』234.06ヴイ2を読んでいたら、イタリアがギリシャを攻めたが、負けたので、ナチス・ドイツが介入して、ギリシャを攻撃した。そのために、ドイツは、ロシアへの侵攻作戦が1か月以上延期され、冬将軍との戦いに負けてしまった、ということです。

不甲斐ないギリシャが粘ることで、ドイツは負けたのです。EUの落伍者のギリシャも「陽はまた、昇る」ことはできます。ギリシャに期待しましょう。

米国市場で大型車と小型車の販売比率が逆転。さあ!どうする

2008年07月27日 | 3.社会
未唯へ。変化が見えてきました。変化に対して、真正面から向かわないといけませんね。

asahi.comで「1~6月の米国市場での大型車と小型車の販売台数の比率」を見ています。完全に逆転しています。1月に大型車54%、小型車46%が、5月では、大型車43%、小型車57&になっています。1バレル100ドルを1月に超えて、140ドル近くまで来ています。サブプライム問題での株価下落もあり、コスト意識が出てきた。それに加えて、「温暖化」で大型車であることが、ステイタスでなくなった。

典型的な複雑性の心理が働いています。複雑性は非連続の世界を表します。つまり、カオスの現象です。複雑性でのシナリオは周辺から起こり、最後に中核部分で急激な変化を起こすことが分かっています。米国市場での逆転は、中核部分の「変化」を示しています。

つまり、「次のフェーズ」に移行するということです。グローバルがグローバルであることが許されず、グローバルがローカルを支援することで、周辺からの変化で起こすしか、対応する方法がないのです。そのためにも、クルマ産業も、グローバル感覚に依存した、過去の「売れ」パターンにしがみつくのではなく、ローカルでの市民感覚でのクルマのあり方から、メーカーとしての存在理由から、作り上げていく時です。

日産の基本はグローバルなので、ビック3と同じ運命をたどるでしょう。『The Secrets of TIIDA』C41.2シンという188ページの本を読みましたが、「なぜ、ティーダは世界で一番売れている日産車になりえたのか?」という自画自賛の本でした。

それに比べて、この会社の販売は地域と作り上げてきたので、ローカルからの発想です。また、ビジョンにも、かなりの複雑性を含んでいるので、市民に向けて、大きく「変化」できる基本は出来ています。

今こそ、大きく変わる時です。それを国内で実験して、世界へ示す時です。そのキーワードは「エネルギー」と「暮らし」です。そのためにも、基本に忠実な素材がほしいですね。それを地域で、変えていけばいいです。

テレビでは、27時間テレビ「みんな笑顔のひょうきん族」をやっています。ほとんどをワンセグで録画して、高速チェックしました。アラジンの「陽はまた、昇る」以外に収穫はありません。もっと考えようよね。時間は少ないのだから。

「未唯への手紙」の「数学」の三巡目 発想について その2

2008年07月26日 | 2.数学
未唯へ。昨日の続きです。会社の仕事の中で、数学を見つけた瞬間を書きました。そこから、強力だけど、孤独な道を選ぶことになりました。

数学の中には、進化したものがあります。その一つが「複雑性」です。複雑なものは単純化せずに、複雑なまま見ます。変化は周辺から起きる、一つの行為に対して、相手が反応して、それに反応するようなものは、非連続だけど、複雑性を考慮すれば、数学モデルはできます。単純性で考えると、答えから離されいきます。

複雑性はまだまだ未発達ですが、社会の変化の解析に用いることで、21世紀の「方法序説」にしないといけません。

文科系の発想では、結果を原因とするのでスパイラルにつながるが、数学の発想は常に、本質の戻るので、スパイラルを起こしません。また、将来からのバックキャスティングにも有効です。本質的な部分のどこを変えたらいいのかを基本とします。それらから、新しい循環のシナリオを明確にしていこうと考えることで、サファイア循環とつながりました。

個別では分かるけど、ThinkとAct、LocalとGlobalとつなげていかないといけません。

会社に入って、一番最初に習ったのは、部分と全体の関係です。部品表の構成を扱っているうちに、部分が全体よりも大きいことに気付きました。品番の用途としては、ボルトナットの方が、エンジンよりも多様だということです。このロジックだけで、部品表を組み替えてしまいました。これが分かるまでは、個別のロジックの集合になっていて、その間のつじつま合わせに苦労していたが、この全体のロジックができた途端にシンプルになりました。部品表をツリーではなく、集合関係にしたので、不合理な組み合わせの摘出もできるようになりました。これがヘッドロジックです。

このシンプルさを電算部の人たちに説明したが、本質的なところを理解できる人はいなかった。だけど、ロジックは明確に動いていました。説明することに難しさを感じると同時に、説明することはしないようにしました。考えない人には分からないものです。これが会社での私のスタンスになりました。

そこから、得たのは“現場”でのデータを基にした、仮説を作り上げ、それをシステムとして実証していくことで、シンプルで強力なシステムを得られる会社も儲かるし、私も“真理”に近づくことができます。Win-Winの関係です。名古屋の販売部門の“現場”で見つけたのが、サファイア循環です。循環そのものを吟味して数学モデルにしました。

インターネットの世界ではグローバルがローカルを支援しています。そこで起こっていることを見ていくと、先が見えてきます。仮説と実証、空間論でのローカルとグローバルで数学モデルは見えてきます。サファイア循環そのものを新しい数学モデルにすることが次のステップに行くための道具です。

「未唯への手紙」の「数学」の三巡目 発想について その1

2008年07月25日 | 2.数学
未唯へ。久しぶりに、「未唯への手紙」本体の中間報告に入り込んでいます。「未唯への手紙」のパワーポイントを見ながら、口述したので、論理が跳んでいるが、「記録」として、残しておきます。

数学から社会を見ていきます。Math meets Socialです。社会はあまりにも混沌です。そこから、インバリアントを見つけないといけません。社会にトポロジーの考え方を入れることを考えました。

どこかに、絶対にルールがあります。そのルールが人間が考えられるルールとは限りません。数学の思考の財産である、ローカルとグローバルの関係、自分の分かる、具体的なところから始めて、抽象的なところを経由して結びつけるという考え方を武器にして、社会を見ていきます。

最初に対象としたのは、会社の仕組みです。そこは利益追求と組織の関係では数学化するものに近いものがあります。集合に対して、構造を規定しています。人間は見えないものはわからないから、コントロールするために、組織を露呈しようとします。分かりやすい世界です。

会社のパラメーター以外に、社会に対する本とか図書館のようなパラメータも見てきました。図書館はグローバルがローカルを助ける数学モデルです。これをローカルを管理しようとするグローバルである会社モデルを対比させました。歴史とも対比させました。

考え方で共通しているのは、ローカルから考えるということです。トポロジーの近傍系は会社で言うと“現場”です。マッピングは“現場”と本社のような企画部門をつなぐようなものです。関数としては、本社から現場への働きかけです。関数の連続性は現場での日々の活動そのものです。

“現場”を単純なデカルト平面としての見ると、「次元の呪い」が起こり、社会は表せません。近傍系といっても、“現場”には色々な面を持っています。近傍系も多重構造にならざるを得ません。

この最近、分析の拠り所にしてきたのが、「ポータル」です。ポータルは“現場”からまとめようとすることで、さまざまな次元が入り込んでも、解析できます。そうすると一つの形になっていきます。

数学で習得した、もう一つの武器は「ゼロから考える」ということです。ベースなしに考える癖がついています。記憶力も必要なく、作り替える度に、本質的になっていきます。社会も、その見方で見ていきます。

実際には、数学そのものが社会に押し潰されている状態なので、ポータルのような“現場”での多様な見方で具体的にしていかないといけません。

その他に、数学の武器はアナロジーで考えることです。これは数学の定義そのものです。アナロジーを使えば、大きく発想を拡大できます。それと空間配置も武器です。二次元なのか、三次元なのか、無限次元なのか、それらがどのように空間配置されているか、イメージで示せます。イメージで話すことができます。

セブン・イレブンの「対話力」と店舗活性化

2008年07月24日 | 5.その他
未唯へ。私は20歳代に、20・30歳代は数学で、40・50歳代に社会学・心理学をすることを決めてました。その社会学を、あなたが生まれた頃に、国道246沿いにセブン-イレブンが作られたのを契機に、コンビニ研究を始めました。

社会学の対象は身近なものから始めることに決めていました。コンビニ研究の後は、図書館研究、生涯学習、市民参画と変遷してきました。最初に戻りつつあります。

仕事で「情報共有」を掲げ、それで「店舗活性化」と「地域活性化」のシナリオを“個人的に考えているけど、人のモチベーションの部分が明確になりません。

テーマは「IT技術で人は変わるのか」です。

そんな時に、「悩んでいる時に、目の前に来る情報は正しい情報です」ということで、『鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く』335.13カツという本でセブン-イレブンの解析を行いました。

セブン-イレブンの武器は「対話力」で、ダイレクト・コミュニケーションをベースにしている。ITベースではありません。ITへの投資は単品管理の仮説・実証に使っているが、店舗へのコミュニケーションはOFC(店舗経営相談員)が出向いて、「対話」で行っています

そのためには、月曜日は東京に集まって、全国レベルでの分析と意志徹底、火・水曜日に4店舗(2時間)×2日間での対話、木・金曜日にフォローしている。

対話の内容は店長が持っている「今の顧客のニーズ」と本部の「マーケットニーズ」とのギャップを埋め、「廃棄ロス」と「機会ロス」から調整点を見つけています。ITではなく、OFCの対話力が試されている

このやり方は、グローバルに大きな意志があり、それを「正」として、ローカルの店舗を「教導」しているロジックです。店舗の知恵が活性化されるとOFCが「督戦隊」になる可能性を感じます。

今のコンビニは何となく、20年前に比べると疲弊している感じがしています。本部(グローバル)は店舗(ローカル)を支援して、地域に根付き、スタッフの知恵を活かせるカタチに変えていかないといけない。

そのためには、現在、カリスマの会長のピラミッドから、多様な形態を生かせるカタチにすることが必要です。その時に、店舗間とかグループ間でのコミュニケーションをするには、ITベースのコミュニケーションが必須です。これを理論化します。

「低炭素社会に向けた12の方策」と「店舗活性化」の関係

2008年07月23日 | 3.社会
未唯へ。「低炭素社会」みたいな言葉が出回っているけど、世の中はどうなっていくのでしょうか? その時に、それぞれの商売がどうなっていくのか? そんなことを考えています。

2020年レベルでの販売店の「店舗活性化」のイメージをつかみたくて、脱温暖化2050プロジェクト(http://2050.nies.go.jp)の「低炭素社会に向けた12の方策」を分析しました。12の方策を行えば、2050年には温室効果ガス70%削減可能とのことです。その中から、販売店での活動に関連する3つを取り上げました。

①産業分野:人と地球に責任を持つビジネス→消費者の欲しい低炭素型製品・サービスの販売で持続可能な企業経営
 ・作られたものの展開し、市民の生活にあった提案を行う
 ・お客様が求めているものに即座に対応する
 ・メーカ企画をサービスを主体にカタチにする

②運輸分野:歩いて暮らせる街づくり→商業施設や仕事場に徒歩・自転車・公共交通機関で行きやすい街づくり
 ・地域No.1として、クルマの存在を提案する
 ・地域・公共のネットワークとの接続
 ・お客様ポータルで移動手段、移動目的の最適化

③横断分野:低炭素社会の担い手づくり→低炭素社会を設計する・実現させる・支える人づくり
 ・市民の生活が変わることを前向きに支援する
 ・危機に際してのセーフティネットの役を負う
 ・低炭素社会へのアピールし、モバイルでの移動インフラの作成

その他の項目は、民生分野:「快適さを逃さない住まいとオフィス」「トップランナー機器をレンタルする暮らし」、産業分野:「安心でおいしい旬産旬消型農業」「森林と共生できる暮らし」、運輸分野:「滑らかで無駄のないロジスティックス」、エネルギー転換分野:「カーボンミニマム系統電力」「太陽と風の地産地消」「次世代エネルギー供給」、横断分野:「「見える化」で賢い選択」です。Grobal meets Localを感じます。

こう考えると、低炭素社会で、クルマ社会もローカルに向かうことは必然ですね。販売店店舗の役割は単に利潤追求で、モノを売るだけでなく、企業というグローバルな存在でありながら、コンパクトに動ける力をローカルに活かしていく存在になることです。その意味では、活きてくるのは、メーカでの発想ではなく、地域の発想です

この半年間、何をしてきたのか、次はどうしよう

2008年07月22日 | 1.私
未唯へ。新しい体制になって、半年が経ち、「本質的なことを考える」ということでやってきました。今は本当に、先が見えません。私が活かされていません。つながりが断たれています。先に進んでいません。孤立と孤独はさらに深まっています。

最近、痛感するのは「思いの展開」の難しさです。ポータルのチラシを出したけど、販売店にどう伝わっているか、まるで分かりません。

自分の中で、楽しかったのは、販売店個々のライブラリの必要性を痛感できたことです。メーカー提供のライブラリ機能を使っている販売店のコンテンツを解析している作業から、色々な思いが見えてきました。

枝廣淳子さんのメルマガで、レスターさんが未来を見通せるのは、「農業などの現場で考える習性から生まれたものだ」と語っています。ローカルの現場を総合的に見て、考えることで、大局的な見地は得られるものです。

販売店本社がデータを置いているだけでなく、店舗への活動を支えるために、ライブラリを使っている様子が見えてきました。これを「今」「過去」「将来」という次元、「本社」「店舗」「メーカ」という枠組みで分類して考えれば、「今」の「店舗」が見えてきます。ライブラリを持つ販売店と持たない販売店の差が明確になります。

このライブラリへの「思い」を、ライブラリの「使い方マニュアル」の体裁を取りながら、販売店へ直接、アピールしていきましょう。彼らなら分かってもらえるはずです。

「あなた達が使っているライブラリは、ポータルとこのようにドッキングすると、あなた方がやりたかったことができるんですよ」と訴えます。前の室長なら、この考え方の重みはすぐ分かって、実現に向けて努力してくれたが、現在の室長ではムリです。

もう一つ、憂鬱なのが、2020年のシステムの構想立案のレベルの低さです。今の問題解決を図るという、フォアキャスティングのアプローチのみです。2020年の社会での問題からのバックキャスティングを主張する人が参画していない。「低炭素社会」での「クルマ社会」に販売店が対応することができません。

アラジンの新曲「陽は、また昇る」のなかで、「このままでは終われない」「誇りを取り戻す」と歌っています。「最後の戦い」のために、勇気を出すようにします。そういうこともあり、夏休み中は図書館で、考えをまとめることにしました。