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図書館入門講座を聞きながら、図書館クラウドを設計

未唯へ。第7回岡崎図書館まつりの図書館入門講座へ行ってきました。3日間連続して開催されます。10年前に、豊田市の図書館員向けに、「今後の図書館」について、プレゼンをしたり、交流館の講座で説明してきました。今さら、「入門講座」ではないのですが、サファイア事務局で「図書館友の会」を設立した時の「図書館まつり」の参考にするために行ってきました。

内容は一日目は「図書館概要」「システム論」、二日目は「出版流通事情」「図書のデータ作成のしくみ」、三日目は「児童サービス論」「レファレンス論」です。一番興味があったのは、こういうテーマで市民が集まるのか、集まるとしたら、どんな類の人なのかです。

「図書館概要」が始まる時間になっても二人しかいなかったけど、関係者が入ってきて、十数名になりました。岡崎の文化レベルでこの程度だから、豊田市では人が集まらない予感がしました。

岡崎図書館まつりは、図書館にかかわるボランティア、リブラサポータークラブと図書館の職員の三つが共同した催しもので、図書館入門講座は図書館職員が知恵を出し合って、企画したものです。図書館の職員は全体的におとなしい人間が多いので、自分を隠しながら、キャラクターになりきって、講座を行う発想はよかった。やはり、岡崎はすごいですね。

具体的な数字も聞けました。貸出件数は豊田市が411万冊。岡崎は162万冊です。県図書の1.5倍です。蔵書は豊田が一番で、157万冊。岡崎は71万冊。こう見ると、豊田市の10年間の蓄積はずば抜けています。

システムとしては、機器;プリンター×20、業務端末×47、PFID蔵書点検端末×10、OPAC×18、インターネット端末×18、自動貸出機×8、AVブース閲覧×10、AVブース受付×4、自動書庫、自動仕訳機となっています。これは日本有数です。

最後の言葉が印象的でした。「市民サービスしようとすると、お金がかかる仕組みになっています」ICタグの装着費用が1枚120円です。年間500万円かかっています。新刊書が減れば、コスト負担が減ります。ロジックが逆転しています。

入門講座を聞きながら、「5次元シート」を用いて、「図書館クラウド」の構想設計を行いました。使えば使うほど、安くなる仕組みです。行政と一体となった、新しい図書館システムに切り替えていきましょう。
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