未唯への手紙
未唯への手紙
未唯空間構成06見直し 4/4
6.7.1 ザナドゥ空間
1.参考文献リンク
①ザナドゥの思い
②連鎖検索を支援
③AIとの連携
④情報の分散が可能
2.連鎖検索
①電子書籍の意味
②本のアナデジ変換
③大量情報の活用技術
④思考範囲を拡大
3.著作権を進化
①本来の役割は何?
②ネット時代の著作権
③知恵で回り込む
④詳細から概要作成
4.個と全体をつなぐ
①情報を空間配置
②課題を絞り込む
③コラボで意思決定
④コミュニティを進化
6.7.2 本棚システム
1.マイライブラリ
①考えるキッカケ
②好き嫌いで集約
③大量情報を融合
④統合の連鎖
2.図書館システム
①膨大な新刊書
②図書館を想定
③キンドル環境
④アプリで内外連携
3.社会を体系化
①情報を得た順番
②個人の体系を展開
③言葉で表現
④論理的につなげる
4.問われたら応える
①近傍の知識
②ソクラテスへ進化
③使えるシステム
④著作権を超越
6.7.3 本をバラす
1.バラバラの価値
①20年来のテキスト化
②DNAを抽出する能力
③バラバラにする
④内なる世界に蓄積
2.デジタルの優位性
①紙の文化を超える
②ネット読書会
③コンテンツを融合
④電子図書館イメージ
3.本を統合する
①好き嫌いで集約
②さまざまな新刊書
③多様な考え方
④統合するプロセス
4.知の融合
①メディアミックス
②NDCを超える
③本棚の連携
④知のカプセル実験
6.7.4 過程を示す
1.思考過程を知る
①思考過程の産物
②トレース可能
③内なる世界を表現
④ネットに発信
2.情報リンク
①アウトリーチ
②ネット放送
③好き嫌いグループ
④分化と統合を繰返す
3.情報集約
①ブログの連鎖
②著作権を超える
③コミュニティで統合
④ライブラリ接続
4.図書館で共有化
①個人と全体の関係
②ノウハウの体系化
③オープンネット
④見られる環境
6.8.1 今を知る
1.存在とは何か
①知りたい
②市民の役割
③統合する姿
④配置から変革
2.知りうる全て
①本棚システム
②伝えたい思い
③多くの本を提供
④外なる世界を表現
3.知識を行動に変換
①グーテンベルク以来
②紙を超越
③思いを直接伝播
④デジタル変革
4.個と全体の融合
①考え得るための本
②個人で体系化
③内なる世界を表現
④世界の進化
6.8.2 全てを知る
1.私が全て
①存在を掛ける
②私の範囲を探す
③全てが私、私が全て
④他者の集合知
2.詳細と概要の接続
①大きく捉える
②詳細は知ったフリ
③両者の接続
④共有の行き先
3.知の空間
①知の範囲を規定
②言葉に限界あり
③シュアを支える
④社会の位相化
4.共有環境
①地域でシェア先行
②シェア社会の実験
③配置を生かす
④コンテンツを蓄積
6.8.3 先を知る
1.未来を語る
①ジャック・アタリ
②先人の思い
③未来を語り合う場
④新しい世界観
2.未来から考える
①本は歴史の証言者
②意思の力の歴史
③歴史哲学が変わる
④存在の力の未来
3.未来はつくるもの
①ライブラリの拡大
②偶然の活用
③集合和から変革
④拡散と収束の螺旋
4.歴史の変節点
①地球規模の変革
②人類の敵は人類
③歴史が変わる
④未唯宇宙で対応
6.8.4 未来のカタチ
1.内から外延
①他者の世界の様相
②存在の力が動き出す
③内なる世界で試行
④本当の情報社会
2.平等な世界
①知識の格差を是正
②自由に答を誘導
③自動的に吸収
④社会変革のベース
3.知のカプセル
①究極の人工知能
②未唯宇宙の融合
③好き嫌いで統合
④人間の生成時に起動
4.人類の未来
①私に全てがある
②過程をトレース
③未来学者の預言
④発信する勇気
未唯空間構成06見直し 3/4
6.5.1 図書館を配置
1.いつでも
①読書会の企画
②知りたい時にある
③AI技術活用
④街の未来を考える
2.どこでも
①本に触れる環境
②富良野の町
③販売店にOPAC
④まちライブラリ
3.コミュニティ連携
①教育委員から離脱
②知識の分化拠点
③ネットで統合
③危機意識を反映
4.知の入口
①図書館クラウド
②多様な運営
③参画リテラシー
④自由と平等を両立
6.5.2 街を象徴する
1.バロメーター
①町の情報センター
②多様な市民要求
③文化度を示す
④サービス機能提示
2.リアルな場
①情報を提供
②セキュリティ保証
③コンテンツ生成
④マスコミを凌駕
3.メディア活用
①情報を伝播
②教育の意識づけ
③モバイル環境
④ソーシャルネット
4.多様な専門家
①コンシェルジェ
②司書という専門家
③アウトリーチ
④ユニット活動
6.5.3 情報センター
1.図書館クラウド
①図書館資源を共有
②総務省スポンサー
③行政経費の節減
④本は共有資産
2.統合事務局
①バラバラコンテンツ
②レベルアップ
③事務局で統合
④知の入口と出口
3.アゴラでコラボ
①議論できる広場
②市民の空間の創造
③行動できる条件
④意思決定から行動
4.アウトリーチ
①要望の掘り起こし
②事務局で展開
③クラウドで集約
④市民と情報共有
6.5.4 新たな教育
1.教育への要求
①何を知りたいか
②バラバラな思い
③編集できる個人
④コミュニティ編集
2.社会理念を掲げる
①環境社会の哲学
②考え抜いた意見
③概念でつながる
④大きく構える
3..教育を見直す
①個人が主役の教育
②全体が見える
③多方面から思考
④先を考えられる
4.社会にアピール
①個人の内なる世界
②思いをまとめる
③メディアで表現
④クラウドで伝播
6.6.1 何を知りたい
1.存在を知る
①本当に知りたいこと
②存在を考える
③答にない問い
④自分の意見
2.存在を考える
①思考と活動
②共有する
③自分の考えを持つ
④意思決定できる
3.先を知る
①常識を取り外す
②ユニットに反映
③状況に応じた支援
④自らの役割を果たす
4.知るための場
①紙とペンに戻す
②街に小さな場所
③交流館の図書室
④アゴラ
6.6.2 考える日々
1.哲学の知見
①アレキサンドリア
②知らないことを知る
③アゴラでコラボ
④デルフォイの神託
2.池田晶子の世界
①そこには全てがある
②現象に見解
③スタバを拠点
④考える専門家
3.好き嫌い
①スタバでコンサル
②素敵なバリスタ
③好きな三千冊を蓄積
④どこでも書き込み
4.自分の体系
①賛否両論の棚
②他者への預言
③社会の方向付け
④判断基準を提供
6.6.3 知のポータル
1.社会に発信する
①図書室は使われない
②セミナーより読書
③新刊書で発見
④著者とつながる
2.知で武装する
①知の世界はどこにある
②データベースに接続
③プッシュ型コンテンツ
④情報を集約・整理
3.本を書く
①書く人の思い
②ネットとの違い
③街全体が図書館
④時空間は止めない
4.寄り添う
①適切なコメント
②コンシェルジェ
③個別課題を解決
④本がある理由
6.6.4 考える教育
1.存在を前面に
①個人の覚醒を促す
③得るものは大きい
②守るべきもの
④公共の場を提供
2.自ら学ぶ
①外より内面
②学ぶということ
③学校である必要
④市民を育てる
3.支援する図書館
①NZの日本語司書
②ダニーデンの司書
③開放的な大学図書館
④I love Library
4.考える環境つくり
①皆大好き図書館
②知識の共有化
③本屋を組み入れる
④市民主体の活性化
未唯空間構成06見直し 2/4
6.3.1 本から始めた
1.本を処理する
①様々な思いが錯綜
②本を読む人を支援
③行動する人を見出す
④主体的活動につなぐ
2.全体を考える
①広い見識を持つ
②ライブラリを提供
③図書館は情報事務局
④本の総合的環境
3.先を見る
①週30冊の新刊書
②本はすごい!
③電子書籍の可能性
④図書館コミュニティ
4.本は進化する
①コンテンツが独立
②シェアの意識
③誰ともつながる
④本屋を超える
6.3.2 まとまった考え
1.本を取り込む
①孤立と孤独の世界
②内なる世界を充実
③いかに表現するか
④全てを知りたい
2.全てを対象
①多様な意見を参考
②問題意識を共有
③好き嫌いで判断
④大量情報処理
3.自分の言葉
①本からDNAを抽出
②考え方を絞り込む
③他者の世界を客観視
④孤立と孤独を深化
4.問われたら応える
①事象をつなげる
②ソクラテスECHO
③私の世界を完結
④他者への置き土産
6.3.3 考えているのか
1.考えを読む
①他者の世界の動き
②思考と行動の解析
③読書の理由
④コミュニティ学習
2.他者を学ぶ
①滞在型図書館を推奨
②富良野に読書三昧
③地域活性化の中核
④危機感から行動
3.本音は不明
①他者からの発信
②デジタルアゴラ
③気づきを共有
④やはり、分からない
4.考えをまとめる
①本棚システムに蓄積
②デジタルで多量処理
③進化する検索
④未唯宇宙と関係づけ
6.3.4 本で覚醒させる
1.存在の力の確認
①Local meets Global
②グローバルを取込む
③Global meets Local
④ローカルを生かす
2.覚醒を図る
①生きている理由
②読書で分化
③生涯教育の一貫性
④各自が目的を持つ
3.教育を変える
①持続可能環境教育
②図書館を活動拠点
③仕事を再構築
④家族制度を見直す
4.社会を変える
①配置で再構成
②学校が変わる
③会社が変わる
④家庭が変わる
6.4.1 マイライブラリ
1.思考の背景
①まとまった情報
②多様な視点、観点
③時空を超えた著作
④自分のライブラリ
2.新刊書は希望
①好奇心はめげない
②30冊選択できる力
③知りたいという思い
④目的が明確になる
3.抽出して還元
①ムダな新刊書争い
②18年で2.5万冊
③年間二百万円
④用意されたもの
4.本を取り巻く世界
①一律削減する行政
②デジタルの意味合い
③本屋の存在理由
④出版される意味
6.4.2 多様な読書形態
1.図書館の活動
①図書相談・婚活の場
②読書会・出会い
③市民活動のトリガー
④図書館を縛っている
2.メディア環境
①キンドルの読書空間
②スマホで読書会
③視力低下に対応
④コミュニティ化
3.本の処理方法
①ネット配布
②寝ながら読書
③本棚システムの活用
④図書館クラウド
4.場の確保
①サードプレイス活用
②ラテにキンドル
③どこでも図書館
④スマホで情報提供
6.4.3 生活拠点に配置
1.海外図書館を調査
①滞在型のSFPL
②調査型のLAPL
③知の入口のNYPL
④バークレーの電子化
2.北欧は生活拠点
①北欧の生活スタイル
②市民ニーズに対応
③10倍以上の来館者
④新図書館のアプローチ
3.地域の思惑
①観光マップに記載
②畳部屋で寝ながら読書
③観光資源そのもの
④町おこしをアピール
4.豊田市中央図書館
①駅前に立地
②豊富な新刊書
③司書は必要としない
④公民館と連携
6.4.4 図書館を守る
1.地域を支える
①図書館はブランド
②存在理由は不明
③シェア社会に先行
④社会変革を提案
2.地域を活性化
①町全体が図書館
②ビジネス支援
③考えられる場所
④図書館ポータル
3.図書館の経営
①曲がり角にある
②指定管理者制度
③TRCの思惑
④CCCの多角経営
4.市民が防衛
①市民と図書館の関係
②図書館を考える市民
③図書館戦争
④市民を味方にする
未唯空間構成06見直し 1/4
6.1.1 43歳の出会い
1.本がある理由
①豊田市図書館の新館
②豊富な新刊書
③私のために用意された
④使いこなす責任がある
2.全てを対象にする
①興味の対象を拡大
②概念を言葉に変換
③本はすごい威力
④本を処理する感覚
3.何を得るか
①一冊一冊に人生がある
②私に代って見聞き
③読書は格闘技
④本にはDNAがある
4.本を蓄積する
①NDC、題名、金額を入力
②DNA部分をテキスト化
③ブログにアップ
④本棚システムを構築
6.1.2 本がある意味
1.一万冊で理解した
①年間1500冊ペース
②2.5万冊に至る
③全ジャンルに好き嫌い
④本の意味を探る
2.私が存在する
①全ての本を分類
②全体が見える
③先を考えられる
④存在する意味
3.言葉を得る
①概念を言葉に変換
②言葉は思考そのもの
③思考に共感し、引き継ぐ
④言葉の限界に戻る
4.本を処理する
①OCR化を25年継続
②ICレコーダーに感想
③雑記帳に書き起こし
④未唯空間に蓄積
6.1.3 図書館がある
1.いろいろな形態
①LAPLは調査型
②SFPLは滞在型
③豊田市図書館は貸出型
④アゴラのある図書館
2.白夜の国の図書館
①ア・アルトの図書館
②15年掛って辿り着いた
③豊田市の10倍の来館者
④生活拠点の図書館
3.図書館を守る
①市民の無知は悪
②知の入口を提供
③図書館への攻撃
④市民を変える
4.豊田市中央図書館
①日本有数の図書館
②新刊書1.3億を継続
③市民は良さを感じない
④文化のバロメーター
6.1.4 図書館は脆弱
1.停滞している
①設立時のまま
②市民は変わってきた
③貸出件数は低下傾向
④TRCで変われるか
2.図書館協議会
①リーマンショック
②新刊書予算は半減
③公募委員として参画
④常任者は本を読まない
3.内から見ていく
①返本ボランティア
②図書館に提案する
③館長は持ち回り制
④司書は不用と主張
4.図書館コミュニティ
①市民の要望を先取り
②市民が支える体制
③市民をつなげる活動
④電子図書館への道筋
6.2.1 本の読み方
1.哲学を知る
①デカルト『方法序説』
②一人で作り上げる世界
③孤独が思考を深化
④思考する生活規範
2.歴史を把握する
①アタリ『21世紀の歴史』
②未来から今を考察
③今とつながる未来
④原因と結果の論理
3.社会はわからない
①『複雑性とは何か』
②変化は周縁から起こる
③複雑性で社会を分析
④概念に言葉を与える
4.文学は読まない
①『戦争と平和』
②ナターシャへの愛
③多様性が平和を生む
④トルストイの世界観
6.2.2 好き嫌いで判断
1.多様に考える
①書くには苦労
②読書は格闘技
③好き嫌いで分化
④新しい分野を拓く
2.世界観をつくる
①著者の思いと拘り
②世界の状況認識
③自由と平等の関係
④多様な意見を展開
3.時空間を超える
①時空間を漂う
②思いを浸透させる
③未来を描き出す
④電子書籍で空間
4.未唯空間にまとめ
①未唯空間に集積
②ネット上のアゴラ
③コンテンツ共有化
④各自が空間を保有
6.2.3 コンテンツ抜出
1.電子書籍の衝撃
①新グーテンベルグ
②読書形態が進化
③コンテンツを分化
④受け手で統合
2.知がつながる
①バラバラにできる
②地域の知恵を集約
③配置から拡大
④個人環境で統合
3.新たな体系
①個人環境と接続
②ザナドゥ空間を設定
③クラウド環境
④生活スタイル変革
4.自由な生涯学習
①生涯学習審議会
②情報センター構想
③図書館と地域の連携
④行政に依存しない
6.2.4 公共の意味
1.公共図書館
①地域の近傍系
②公共図書館の役割
③市民の力と合体
④地域の自立支援
2.図書館は多様
①学校図書館は好き嫌い
②県立は環境社会の拠点
③市立は多様な存在
④アウトリーチで拡張
3.シェア社会を先行
①皆で作り上げる社会
②図書館はシェア
③地域で実験
④社会を誘導
4.人類の叡智
①アレキサンドリア
②ローマ文化の継承
③ヘルシンキ新図書館
④市民に役立つ存在
シェア経済とギグ経済の行き着く先とは
『AI×人口減少』より
世界中で若い世代を中心に、モノの所有欲が減退し、シェア経済が広がってきています。アメリカでは過去10年で、「所有」より「利用」を選ぶ傾向がかなり強まってきています。日本でも近年、若い世代の消費行動が所有から利用へと変化してきているようです。彼らは物心がつく頃にはインターネットが普及した環境で育っていたので、買い物などあらゆることをネットで済ませるのに抵抗がなく、むしろそのほうが自然になっています。
その要因として第一に挙げられるのは、スマートフォンの普及です。先にも触れたように、2007年にアップルがiPhoneを発売して以来、スマートフォンは世界中で急速に普及し、今では誰もが場所を選ばずにインターネットを利用できるようになりました。第二に挙げられるのは、2008年のリーマン・ショックを契機とする世界的な経済危機です。多くの若者はその時に親が苦労したのを見ているので、無駄な消費を控えるようになっています。
日本でもシェア経済に関心が高まっているなか、企業のあいだでは新しいサービスが続々と登場しています。これから人口減少によって国内市場が縮小していくのが避けられないので、企業の側でもシェアビジネス(レンタルビジネスを含む)を収益源に育てようとする動きが出てきているのです。
いちばん認知度が高いカーシェアリングの分野では、パーク24やオリックス自動車など既存の企業のほかに、2017年にホンダが、2018年に日産が大都市圏の無人ステーションを拠点にシェアリングサービスを開始しました。ネットのみの手続きで人を介さないという手軽さから、若い世代を中心に利用が広がりを見せ始めています。メルセデス・ベンツもNTTドコモと協業でシェアリングサービスに参入、ちょっと贅沢を楽しみたいという人々に受けているようです。
所有から利用へという若者の消費の変化に対応し、アパレルや百貨店では月額定額の衣料品レンタルサービスに乗り出す企業が相次いでいます。AOKIやレナウンは2018年にビジネスウェアのレンタルサービスを開始しています。三越伊勢丹も高額なドレスなどのレンタルサービスを始めるといいます。これらの企業は顧客との関係を「売り切り」から「つながり」重視に移行し、月々の利用料を支払ってもらう「サブスクリプション(継続購入)」型のビジネスモデルを急拡大しようとしているのです。
日本におけるシェア経済の元年が2018年であるとすれば、2020年代前半にはシェア経済の規模は2018年と比べて数十倍に膨らんでいるポテンシャルを秘めていると思います。今のところは自動車と衣料品がメインですが、対象となるモノが広がっていくにしたがって、日本人の消費における節約志向はますます強まっていくことになるでしょう。
大方の企業は今までモノやサー・ビスを売って事業を継続してきましたが、シェア経済の拡大はその従来の事業形態を根本から揺るがすことになりそうです。企業の側ではシェアビジネスについて、体験の場を設けて新たな顧客層を開拓するというメリットや、業績悪化の原因となる在庫リスクや値下げ販売とは無縁だというメリットを強調しますが、全体として見れば新品の売上げが大きく落ち込み、市場が縮小していくのは避けられない情勢にあるからです。
アメリカの人口が集中した地域では、カーシェアリング向けに自動車が1台供給されると、10台以上の購入需要がなくなるという分析があるほどです。日本の大都市圏に限ってみても、シェアリングカーが1台増えると、乗用車の販売は2台~3台減るという分析がなされています。自動車以外の分野では、どの程度の影響が出るのか想像がつきませんが、衣料品の市場でも大幅な縮小が余儀なくされるのではないでしょうか。
そのうえ、2018年のメルカリの株式市場への上場で注目が集まったネットフリーマーケットの市場では、老若男女を問わず利用者数が増え続けているといいます。ネットフリーマーケットの利用者が増えれば増えるほど、家庭に退蔵されていたモノが商品として出回るようになり、新品の市場に対して販売数量を抑え込む効果を発揮するというのが自然な考え方でしょう。
先はども述べましたように、アメリカではギグ経済で働くフリーランス(実質的には大半が日雇い労働者)が1億人を超えているといいますが、日本でもギグ経済で仕事を得る人々が速いペースで増加の一途を辿ってきています。企業がインターネット上で仕事を発注し、フリーランスなどの個人が受注するという「クラウドソーシング」が急ピッチで拡大してきているのです。
日本経済新聞の推計によれば、ネット上で仕事を受注する「クラウドワーカー」と呼ばれる労働者の数は、2017年末の時点で420万人にまで増加し、2018年末の時点では早くも500万人を超える見通しだということです。500万人とは国内の労働力人口の7%超を占めているので、決して無視できない規模の数字です。
仕事の内容に関しては、難易度の高い翻訳やウェブサイトの作成など専門性の高い業務から、データの収集・入力やサイトの記事作成など経験が浅くてもできる業務まで幅広く募集されています。大手企業のなかでも、仕事をクラウドワーカーに発注するところが徐々に増えてきているといいます。
クラウドワーカーの目的というのは、本業として生計を立てている人々から、小遣い稼ぎをしたいという人々まで多岐にわたっています。専業主婦が家事や育児の空き時間を利用して働くことができるため、潜在的な労働力の掘り起こしにもつながっているといわれています。
ある出版社の書籍編集者から聞いた話によれば、クラウドソーシング業者のサイトを通して、翻訳の仕事を請け負ってくれる翻訳者を募集したところ、1日のうちに全国から30件を超える数の申し込みがあったといいます。彼が非常に驚いていたのは、クラウドソーシングを使えば、驚くほど安い報酬で優秀な人間を見つけることができるということです。
なぜそのようなことが可能になるのかというと、クラウドワーカーのなかには、以前は外資系金融機関など専門性の高い企業でキャリアウーマンとして働いていたものの、今では地方で専業主婦をしているという女性が意外にも多いからです。そういう女性は主に小遣い稼ぎで仕事をしているので、低い報酬でも仕事を積極的に請け負ってくれるといいます。
彼が強調していたのは、従来、翻訳で生計を立てていた人は仕事がなくなってしまうということです(数年後には、AIが翻訳をほぼ完璧にこなすようになっているのは別として)。従来の相場では50万円程度の仕事を20万~30万円で引き受けてくれて、しかも翻訳レベルが高い人がたくさんいるというのです。地方で活用されていない能力や労働力を再発掘するのはよいことですが、いろいろな業界で同様のことが起こっているはずであり、仕事の単価は確実に下がっていくだろうと予想できるわけです。
彼が危惧しているように私も、日本でクラウドワーカーが増えれば増えるほど、スキルを必要としない仕事よりもむしろ専門性の高い仕事のほうが、その対価は大きく値崩れしていくだろうと考えています。今後は小遣い稼ぎの主婦だけでなく、副業解禁となった会社員が特技を生かして、手軽に仕事を請け負うケースが増えてくるはずです。日本でもこれからはギグ経済が社会全般に浸透していき、全体的に仕事の価格が下がっていくなかで、人々の平均所得も下がっていかざるをえないでしょう。
シェア経済の普及が進むことによって、企業は雇用を減らしていく一方で、労働者は消費で節約する傾向を強めていきます。その流れと併行するように、ギグ経済の浸透が進むことによって、労働者は収入を減らしていく一方で、企業はコストを削減する方向を鮮明にしていきます。シェア経済とギグ経済の拡大、さらには人口の減少が重なって、経済規模は縮小の方向へ引っ張られることになっていくでしょう。
雇用の中核・自動車産業の受難が訪れる
『AI×人口減少』より
世界では先進国、新興国にかかわらず、自動車産業が雇用の中核を担っています。自動車産業が抱える雇用者数は直接・間接も含めて、アメリカでは約700万人、ヨーロッパでは約1300万人、中国では約4500万人、日本では約550万人にも上っているのです。今まさにその自動車産業では、電気自動車の技術革新によって大きな変革が起ころうとしています。ヨーロッパ、アメリカ、日本の大手自動車メーカーがこぞって、電気自動車の開発に生き残りを懸けて取り組んでいるのです。
ところが不可思議なことに、電気自動車の技術革新がもたらす経済的なリスクについてはほとんど語られることかありません。その経済的なリスクとは、これから電気自動車が普及すればするほど、多くの国々から自動車産業の良質な雇用が徐々に失われていくということです。そのようなことがいえるのは、電気自動車の生産に必要な部品数がガソリン車やディーゼル車と比べて圧倒的に少ないという事実があるからです。ガソリン車やディーゼル車に使われる部品数は約3万点であるのに対して、電気自動車の部品数はその3分の1の約1万点にすぎないのです。
電気自動車の構造は簡単にいえば、エンジンに代わる電気モーター、ガソリンに代わるバッテリー、それに出力を調整するための制御装置という3つの主要なパーツで構成されています。複雑な仕組みのエンジンが単純な電気モーターに置き換わることで、タンク、点火プラグ、マフラー、スロットル、ラジエーター、変速機といった多くの機能が不要になります。外見上では、電気自動車は従来のガソリン車やディーゼル車とあまり見分けがつきませんが、実はその中身はタイヤが付いたコンピュータやスマートフォンに近いといわれています。ガソリン車やディーゼル車とは、まったく別物の自動車であると考えたほうがいいでしょう。
したがって、電気自動車が主力となる将来の自動車産業では、部品数が劇的にといえるほど減少していくと同時に、部品の製造に関わる労働者は大幅に減っていくことが予想されています。さらには、組み立ての工程もかなり簡素化されていくため、組み立て工場の労働者も大幅に減っていくことになるでしょう。それに加えて、ガソリン車やディーゼル車はエンジンオイルや点火プラグなどの交換が欠かせませんが、電気自動車ではそういった保守点検作業は必要とならないので、メインテナンスやサービスに従事する労働者も大幅に減っていくことが予想されているのです。
自動車産業のピラミッド構造では、その頂点に大手完成車メーカーがいて、その下に組み立てメーカーや素材・部品メーカーなどの下請けが何次にもわたってぶら下がっているうえに、全国に張り巡らされた販売代理店などの関連産業が広い範囲に裾野を広げています。しかしながら、電気自動車のシェアが徐々に上がっていくことによって、そのようなピラミッド構造には大きなきしみが生じてくることになるでしょたしかに、電気自動車が主役に躍り出ることで、電池の製造やソフトウェアの開発などで新たな雇用が生まれることは心得ています。ところが、そういった新たに生まれる雇用から産業構造の転換で失われる雇用を差し引いてみれば、どのように考えてみても大幅なマイナスとなるのは避けられず、非常に多くの労働者が仕事を失っていくという現実は受け止めなければならないでしょう。
電気自動車の普及に伴う最大の問題は、決して電力不足などという話ではなく、多くの良質な雇用が失われるということです。雇用が失われるとまでは行かずとも、製造工程において現在ほどの技術力が必要とされなくなっていけば、労働者の賃金は大きく低下していくことになるでしょう。自動車の大手メーカーのある経営者が電気自動車の開発に消極的だったのは、系列メーカーも含めて自社の抱える多くの従業員に及ぶ影響をすでに理解していたからなのです。
製造業のなかでは比較的賃金が高い自動車産業において、各国の企業が雇用を大幅に減らさざるをえないというのは、10年・~20年の単位で見れば、世界的な経済問題や社会問題としてクローズアップされてくることになるだろうと考えています。とりわけ産業ピラミッド構造がしっかりと確立されている日本やドイツでは、その問題が他の国々よりもいっそう深刻になることは避けられないように思われます。
さらに従来の自動車産業にとって厳しいのは、ライバルは従来の自動車メーカーだけではないということです。グーグルやアップル、アマゾンなどの大手IT企業とも、これまでとは次元や発想が異なる競争をしていかなければならないのです。
自動車には「所有する価値≒移動する価値≒趣味的な価値」の3つがあるといわれていますが、大手IT企業の戦略は、デジタル技術を介して新たに「共有する価値」を生み出すと同時に「所有する価値」や「趣味的な価値」を失わせることによって、高収益をあげるビジネスモデルを構築するということです。多くの産業では今や、ITやAIの技術をベースにして既存の産業を脅かす技術革新が生まれやすい状況にあるというわけです。
電気自動車はパソコンやスマートフォンに近く、ITやAIの技術との親和性がとても高いので、所有を減らすことに直結するシェアリング(共有)経済に拍車をかける起爆剤になると考えられています。電気自動車はインターネットに常時つながり、シェアリングサービスを通して、「所有」から「共有」「利用」へと価値のベースが移っていく流れをつくりやすいというのです。
そのうえでシェアリングサービスは、同じ自動車を多くの人が利用する「カーシェアリング」だけではなく、ウーバーテクノロジーズなどが展開する相乗りサービスである「ライドシェアリング」という新たなサービスも生み出しています。アメリカやヨーロッパ、日本などの都市部では、自動車の稼働時間は1日のうちのわずかであるという理由から、カーシェアリングやライドシェアリングで十分だと考える人々が増えてきているのです。
たとえば、2017年のダイムラーのカーシェアリングの利用者数は、早くも300万人に達したといいます。シェアリング経済への趨勢は抜群のブランドカを誇るダイムラーでさえも無視できなくなっているのです。このような流れを受けて、2018年になってトヨタ自動車はシェアリング事業を行う方針を示し、日産自動車はカーシェアリング事業をスタートさせています。
それに加えて、自動車メーカーにとって脅威となる技術革新はこれだけにはとどまりません。グーグルの子会社ウェイモはこれまで自動車メーカーと真っ向勝負で自動運転車の開発を進めてきましたが、2018年になって自動運転車を使ったライドシェアリングの公道実験をアリゾナ州フェニックスで始めています。ゼネラル・モーターズも自動運転車の開発に力を入れており、2019年には自動運転車を使ったライドシェア事業に参入する計画を立てています。運転手が必要なく人件費がかからない低コストのライドシェアリングが実現すれば、一般の人々が自動車を所有する必要性はますますなくなっていくでしょう。
ボストンコンサルティングの試算によれば、2030年にはアメリカを走る自動車の4分の1が自動運転の電気自動車となり、そのほとんどがライドシェアリングに使われるということです。カーシェアリングやライドシェアリングの利用者が順当に増え続けていけば、2040年までに世界の新車販売台数は現在から4割程度は減少するだろうというのです。アメリカに限っていえば、ゼネラル・モーターズやフォード・モーターの自国での自動車生産は半分以fに減少するということです。これでは、世界の自動車メーカーの経営環境は厳しい未来を免れることができないでしょう。
結局のところ、従来の自動車メーカーは現行のビジネスモデルでは事業規模を継続するのが難しくなっていくため、世界的に見て自動車メーカーの淘汰・再編が進むのは不可避な情勢となっていくことが予想されます。将来的には大手自動車メーカーの勢力図は、アメリカで2社、ヨーロッパで2社、中国で2社、日本で1社という形に再編されているのかもしれないのです。いずれにしても、雇用の中核を担う自動車産業の淘汰・再編は、自動車大国である目本の雇用を不安定なものへといざなっていくことになるでしょう。
AIやIoTなど新たな技術革新が発達しつつあるなかで、自動車の概念や自動車を取り巻く社会構造が大きく変わっていくことは避けられそうにありません。世界屈指の自動車メーカーであるトヨタはもちろんのこと、日産やホンダといった日本の大手メーカーにいたっても、「電気自動車化」、Tンェアリング化」、「自動運転化」という3つの大きな流れのなかで舵取りをたった一つ問違っただけでも、将来的に経営危機に陥ってしまう可能性が決して否定できない時代に入ってきているといえるわけです。
未唯空間構成05見直し 4/4
5.7.1 企業の役割
1.地域の橋頭堡
①地域のエネルギー源
②地域の自立支援
③シェア意識で行動
④企業意識改革
2.役割を認識
①地域での存在理由
②地域のあり方
③意見・提案を生かす
④市民主体の企画
3.覚醒を支援
①コミュニティ構築
②生活者を支援
③情報共有を意識
④覚醒の伝播
4.市民主体の活動
①地域エネルギー
②スマートグリッド
③市民活動を支援
④行政を圧迫
5.7.2 地域を動かす
1.中間の場を提供
①先の世界を示す
②シェアを方向付け
③市民とつながる
④勇気づける
2.地域とシンクロ
①市民と双方向接続
②地域での活動
③スマート接続
④企業情報を展開
3.インフラつくり
①地域の欲求確認
②コミュニティ連携
③図書館と連携
④情報センター機能
4.クライシス対応
①市民の状況把握
②危機の役割分担
③あってよかった拠点
④災害時の流通拠点
5.7.3 企業エネルギー
1.エネルギー提供
①社会インフラを反映
②ソーシャルな存在
③ホロン的な組織
④コミュニティと融合
2.理念の提示
①地域中心の考え
②市民の要望反映
③理念先行
④市民活動を支援
3.周縁に拡張
①変革の芽の収集
②小さなつぶやき
③複雑性の考え
④コンパクトに拡張
4.クルマのあり方
①社会的コスト
②車は中途半端な存在
③シェアリング基地
④クライシス対応
5.7.4 クルマ社会
1.クルマを使う
①皆で使えばいい
②所有権を見直す
③公共でつながる
④柔軟なインフラ
2.地域にメリット
①環境社会に適合
②タテ組織から脱却
③自律的なヨコ関係
④シェアする行政
3.移動コスト低減
①低コストで移動
②地域に合った体系
③自転車のインフラ
④道路の駐車場化
4.総合交通体系
①電気自動車に対応
②車は公共交通手段
③車の稼働時間
④地域は直接民主制
5.8.1 企業の位置づけ
1.全体を見る
①循環エネルギー
②売るだけではダメ
③組織はハイアラキー
④Amazon、Google
2.先を知る
①クライシス対応
②全体に位置づけ
③効率エネルギー提供
④Facebook、Twitter
3.存在の力を発揮
①コミュニティ中心
②市民は全体を意識
③企業を地域に配置
④循環する仕組み提供
4.循環させる
①全体を考える
②パートナーが先導
③偶然を行動に活かす
④ジャンヌ・ダルク
5.8.2 企業を配置
1.全体の配置
①企業と社会の関係
②多様な個人を包含
③機能不全の解消
④制約を超える
2.情報共有インフラ
①クラウドの提供
②分化した市民
③個々にシンクロ
④市民をつなげる
3.共有をイメージ
①図書館が先行
②パートナーの役割
③地域から循環開始
④使うことで平等化
4.新たな社会構造
①インフラのLAN配置
②地域の優先順位決定
③WANで産業革命
④サファイアを意識
5.8.3 クルマのあり方
1.社会コスト低減
①エネルギー効率
②移動コスト低減
③情報技術の活用
④費用分担の公平化
2.生活者視点
①利用状況を把握
②市民の状況把握
③コンテンツ共用
④手段の共有化
3.電気自動車対応
①地域エネルギーで対応
②プラグアウト発想
③地域で管理
④利益の分配
4.シェアに対応
①利用目的のあり方
②スマホから指示
③シェア車開発
④地下駐車場設置
5.8.4 クルマ社会
1.所有権は不要
①道路の利用権
②クルマは誰のモノ
③道路は皆のモノ
④所有する意味はない
2.移動負荷
①クルマを常時活用
②お互い様の世界
③移動ニーズ減少
④軽車両専用道路
3.家族制度の変革
①生存負荷の軽減
②市民の最小単位
③コミュニティで運行
④市民の自立が前提
4.環境社会
①情報技術活用
②エネルギーの地域化
③いい社会の実現
④ソフトパス
未唯空間構成05見直し 3/4
5.5.1 ネットワーク
1.共有できる
①同一環境を保証する
②オープンネット
③双方向ポータル
④クラウド保証
2.インターネット
①IT環境を整備
②コラボで意思決定
③コンテンツ配信
④スマホ活用
3.双方向性
①意味あるコメント
②自由に加工
③ライブラリ接続
④ネット進化に対応
4.スマホ
①APLに圧縮
②無線LAN環境
③セキュリティ保証
④いつでもどこでも
5.5.2 メッセージ
1.情報を分化
①ソーシャルに対応
②思いを表現
③事例展開
④自らの観点を主張
2.容易な発信
①当たり前につながる
②相手を指定する
③多様なメディア
④ライブラリ共有
3.情報を伝達
①パートナーの役割
②情報伝達効率
③メンバーに指令
④先の世界を示す
4.情報を統合
①リアルタイム集約
②トレンドワード設定
③メンバーの意識改革
④クルマの要望集約
5.5.3 意思決定支援
1.コラボ
①集まる必要はない
②時間差の意見交換
③アピール機能
④アンケート機能
2.場を確保
①安心して発信できる
②意見を要約
③ユーザー代表の意識
④プレゼン機能
3.集合和
①要望を共有
②多数決を超える
③ユニット結成
④ナレッジとして活用
4.ユニット活動
①意思を企画に反映
②活用技術開発
③組織に提案
④意識変革をアピール
5.5.4 コンテンツ
1.多様なメディア
①用途で組み合わす
②著作権を超える
③スマホから発信
④マニュアル不要
2.ライブラリ
①問えば応える
②知識と意識
③情報の体系化
④ワークフロー連携
3.ナレッジ
①ナレッジワーカー
②キーワード集合
③利用状況を表示
④つぶやきフォロー
4.好き嫌い
①好き嫌いが基準
②受け手で集約
③ランキング情報
④目的の見える化
5.6.1 寄り添う仏陀
1.存在する意味
①寄り添う仏陀
②個の知恵を吸収
③仕組みつくり
④サファイアを実現
2.システムを駆使
①要件の明確化
②ツールを熟知
③設計開発能力
④サファイア理解
3.活用技術
①ステップ理論
②コミュニティ活用
③クラウド活用
④サファイアを進化
4.組織の壁を打破
①能力の仮設・実証
②拘りを発揮 ③仕事の範囲拡大
④組織の意識変革
5.6.2 思いを集める
1.思いを聞く
①配置でイメージ
②循環モデルに適用
③社会のあり方
④要望を精査する
2.思いをまとめる
①先から見ていく
②真摯にヒアリング
③内なる世界に取り込む
④先を見た提案
3.要望の見える化
①20年後のイメージ
②上層部に働き掛ける
③アジテーション
④社会モデルで説明
4.思いを伝える
①市民との関係
②地域活性化
③行政を超える
④インタープリター
5.6.3 思いをカタチに
1.外に提案する
①危機意識が前提
②内なる世界で結論
③組織に働き掛け
④現場から動かす
2.組織を分化する
①社会変化を作り出す
②社会変革のシナリオ
③組織を分化させる
④危機感を明確にする
3.事例展開
①社会モデルに適用
②ソーシャル環境
③ライブラリを具体化
④双方向ツール活用
4.新たな視点
①市民の意識
②地域の拠点
③マーケティング
④そこにいる意味
未唯空間構成05見直し 2/4
5.3.1 持続可能性
1.自律的に動ける
①販売店は部分で行動
②サファイア発見
③販売店環境で発見
④循環の意識を持つ
2.部分と全体
①茶道は環境にある
②部分は全体より大
③全体は社会をなす
④社会の理念に照らす
3.思考と行動
①現象を観察
②原因を追求
③思考は内向け
④行動は外向け
4.配置と循環
①組織から配置
②循環で持続できる
③存在の力で動き出す
④会社は組織の体現
5.3.2 現場で行動
1.現象を捉える
①さまざまな現象
②現象に意味を見る
③観察から仮説
④多様性を活かす
2.小さな循環
①現場に主導権
②ユニットで行動
③互いの状況把握
④ソーシャル連携
3.知恵で動く
①多様な接点を持つ
②知恵から自己研鑽
③ナレッジ化
④フィードバック
4.勇気づける
①パラダイム確認
②新たな成功体験
③自工程完結しない
④思いを発信する
5.3.3 全体で思考
1.マーケティング
①資本主義の根幹
②消費が中心
③販売店を配置
④お客様は生活者
2.大きな循環
①サファイア循環
②支援するもの
③勇気づけるもの
④企画する
3.組織を活用
①画一的なやり方
②枠を超えた発想
③市民要望を理解
④提案から企画
4.現場を支える
①情報共有環境
②プッシュ型ポータル
③プル型ライブラリ
④現場が動ける
5.3.4 循環エネルギー
1.エネルギー源
①理念ある商品
②生活者のパワー
③商売の目的
④モノつくりの特性
2.モノつくりの幻想
①日本を支える
②国民の資質を変革
③組織での効率性
④儲けることは限界
3.現場のエネルギー
①現場中心の商売
②企業を使い切る
③ハードよりソフト
④活性化の伝播
4.循環で持続する
①市場の意図を追求
②企業の制約を打破
③考えない連中を排除
④現場を支援
5.4.1 全体を捉える
1.部品表アナロジー
①技術者が対応
②配置の中の組織
③閉じた世界
④自由に動ける
2.中間の存在
①目的の包含関係
②ピラミッドと対
③集合関係で操作
④使用部位検索
3.上位構造
①共有単位
②仕様で組替え
③仕様を表現する
④技術者をアサイン
4.下位構造
①部位を腰と見なす
②工程管理
③コスト管理
④差し替え可能
5.4.2 地域を巻き込む
1.メーカーの出先
①車の未来を考える
②意識を集中
③思いをカタチに
④つながる勇気
2.市民をまとめる
①行政と協働
②生活支援
③メンバー連携
④メンバーを守る
3.集約と蓄積
①知識と意識
②ナレッジ蓄積
③歴史を蓄積
④図書館と連携
4.情報共有センター
①シェアの推進
②情報共有の核
③近傍で伝播
④メーカーと連携
5.4.3 高度サービス化
1.市民に寄り添う
①コミュニティを配置
②コラボで結論
③決定して行動
④柔軟な編成
2.状況を把握
①プロファイル
②重層な配置
③夢で求心力
④提案をフィード
3.サービス革新
①信頼関係を築く
②連携活動
③メンバーの特性
④活動を保証
4.ひとりに対応
①お客様一人に対応
②好き嫌いで展開
③サービスイン
④メンバー連携
5.4.4 ソーシャル活用
1.ネットツール
①全体を考える
②先を見る
③知恵を横展開
④地域に拡大
2.ポータル
①外部からフロー情報
②内部のストック情報
③情報連鎖
④全体を見える化
3.コラボ
①意見集約
②ナレッジ化
③メンバー内の循環
④情報共有で範囲拡大
4.自動応答
①膨大なデータベース
②スマホでAI対応
③的確な回答
④いつでもどこでも
未唯空間構成05見直し 1/4
5.1.1 私のためにある
1.電算部門
①部品表システム
②システム設計
③データベース解析
④個人の能力アップ
2.技術部門
①自由に考える環境
②夢をカタチにする
③技術者の思考
④プロは個人仕事
3.販売部門
①お客様との接点
②情報共有システム
③販売店と信頼関係
④名古屋は考えない
4.役割なき役割
①生まれてきた意味
②組織の枠を超えた
③内なる世界に専念
④外なる世界に展開
5.1.2 技術部で得た
1.各人が頂点をもつ
①技術者の思考
②部分に全体がある
③総合的に考える
④技術者は平等
2.プロのあり方
①アイデアと粘り
②解は必ずある
③明確な説明
④プロとシンクロ
3.システム変革期
①活用技術に向かう
②サーバー活用
③集中から分散
④システムで分化
4.全体を捉える
①実験環境を拡大
②データで表現する
③ヘッドロジック発見
④多様な世界を表現
5.1.3 仕事のスタンス
1.夢は何か?
①仕事へのスタンス
②夢を聞き出す
③自分の夢にする
④会社を使いこなす
2.夢を持つ
①大きな夢を持つ人
②技術部の風土
③哲学を入れ込む
④危機感を煽る
3.組み合わせる
①未知の領域を創出
②新たな世界
③自分自身で構築
④見せる化で理解
4. カタチにする
①何をしたいのか
②インタープリター
③仮説から空間を創造
④自然な仕組みつくり
5.1.4 数学の使い方
1.先を見る
①シミュレーション
②シンプルな考え
③仕事は簡単
④新技術を探し出す
2.全体を見る
①組織を超える
②目的と効果
③自分の世界を構成
④事例で展開
3.知のインフラ
①技術者自身が構築
②楽しんで活用
③明快に作り出す
④環境を進化させる
4.作るから使う
①仕事をなくす仕事
②徹底的に使う
③作る喜び
④思いが先に存在
5.2.1 個人が目的をもつ
1.組織を使う
①使うためにある
②各自の頂点をもつ
③金と時間を取得
④シナリオを描く
2.個人の情報環境
①組織の壁を越える
②ネット活用
③大容量データ解析
④ライブラリ開放
3.他者と連携
①地域活動とつなぐ
②資金と組織を提供
③市民の要望に沿う
④地域での目標設定
4.社会は変えられる
①地域に寄り添う
②クライシス対応
③地域を視野に入れる
④お客様の世界
5.2.2 部品表処理技術
1.大量データ処理
①商品情報
②お客様情報
③データベース技術
④集合知を活用
2.配置ロジック
①上位の位置情報
②下位の構成表現
③スタッフを意識
④お客様を包囲
3.関係を表現
①仕様との連動
②品番の個別情報
③結果の伝達
④スタッフに反映
4.AI技術
①スマートスピーカー
②問われれば応える
③膨大な情報処理
④スマホの能力
5.2.3 ヘッドロジック
1.中間の存在
①部品表の部位
②独立性をもつ
③バリエーション
④アッセンブリ
2.目次と構成
①ピラミッド
②逆ピラミッド
③上位の組合せ
④下位の構成
3.仕様
①キーワード空間
②仕様で全体構想
③目次に展開
④型式で部品展開
4.アナロジー適用
①配置を組合せ
②メーカーと販売店
③国とコミュニティ
④図書館クラウド
5.2.4 作るから使う
1.作る楽しさ
①メーカーの論理
②技術者の自己満足
③小手先の操作
④マンハッタン計画
2.作る虚しさ
①様々なシステム
②ビットを立てるだけ
③使う人が見えない
④サービス高度化
3.使うことに意味
①生活者感覚
②売るだけに汲々
③クルマ社会の不都合
④生活者が判断
4.使うインフラ
①いい町づくり
②クルマのあり方
③道路は駐車場
④総合交通体系を提案
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