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歴史の中の自分の人生

『考える日々Ⅲ』より

私はこの八月で四十歳になった。

もともと形而上的傾向が強いので、肉体年齢と自分とを同じだと思うことは少ないのだが、この「四十」という年齢は、いま書いてみても、ちょっとギョツとする感じがしないでもない。いったいこれは、誰の歳だ。

「人は老いてレトロスペクチブの領域に入る」と、森鴎外はどこかで書いていた。あの頃は、人生五十年と言われていた時代だから、この「老いる」は、四十を過ぎて、を言うのではなかろうか。

以前は私は、この「レトロスペクチブ」つまり回顧的になるということは、老人の回顧癖、自分の人生を振り返って感慨に耽るということなのだろうと思っていた。そして、そんなの普通のことじゃないか、わざわざ言うほどのことなのだろうかとも思ったが、あれはどうも、そういうことではないような気がする。自分が四十に近づくにつれ、何となくそのことがわかってきた。

「回顧する」というのは、自分の人生を回顧する、ということでは必ずしもない。自分の人生を回顧しようと振り返った時、その視界に、人類の人生すなわち歴史が、自然に入ってきてしまうということなのだ。当然、たかだか四十年の自分の歴史なんかより、数千年の人類の歴史のほうがはるかに面白いから、それらのほうに眼を向ける。若い時とは違った歴史の味わい方がそこにはある。そのぶんだけの人生の厚みが、こちらの側にもあるからだ。自分の人生と人類の歴史が、混然となって想起される不思議な時間、それを指して老人の回顧と、鴎外は言ったのではなかったろうか。

その精神活動に興味はあっても、その生活的事実にはほとんど興味をもたない私のような気質の者でも、歴史上の人々をその生活や年齢の側から理解することの、ある種の面白さに気づくようになったのは、やはり自分がそれなりの年齢と経験を重ねるようになってからである。はたちという年齢では、それはやはり無理なのだ。その年齢にあっては、歴史は研究の対象か、観念上の尊敬の域を出ない。

たとえば、プラトン、四十歳、アテナイにアカデメイアを創設する。すごい娑婆気だな、これから打って出るつもりだな。

たとえば、ヘーゲル、四十歳、『精神現象学』完成。失職していたが職を得て、続けて結婚。やっぱり鼻の下長くしたんだろうな。

たとえば、ニーチエ、四十歳、サロメに失恋して、「ツァラトゥストラ」に着手。劇的に発狂するには上限の年齢だ。狂気とは徐々に慣れるべきものなのだ。

そういった、史上の人々の言わば「体温」を感じ取るような心の動きは、こちらの心の年齢的熟成とともに自然に発生してくる。彼らの純粋思考の跡を追いながらも、この年齢においてどのような心持ちだったろうと想像することの、一筋縄ではない楽しみは、しつは彼我の懸隔を越えている。人は、老いて回顧することによって、初めて歴史と出仝うのである。

「精神年齢」という言い方を、人は誤解している。精神年齢が高いとか低いとか、若いとか老けているとか、肉体年齢に比較した知能や心の在りようを言うようだが、しかし、本来は精神には年齢はないのである。精神は自身を回顧することによって、常に歴史と出会うことができるのだから、精神には時間はないのである。あるいは、無時間の時間と言うべきか、肉体年齢は四十歳だが、私の精神年齢は三千歳である。無時間の時間を生きている形而上人間は、さて、本当は若いと言うべきなのか、常に老けていると言うべきなのか。

それはさておき、「とりあえず」この世の肉体は四十歳、生物学的には、人間が最も脂の乗ってくる時期とされているらしい。古代ギリシャでは、この時期のことをとくに「アクメー」と呼び、第何回オリンピック大会期、プラトンはアクメーであった、という記述の仕方をしている。俗に「男盛り」と訳されている。これにならって、「女盛り」と言えば、なんか別の含みも出てくる気がするが、とにかく人間の盛りなのだから、ちゃんとした仕事をしてくださいよ、と編集者などから催促される。

お任せください、と答えたいのだが、どうもいつも返事ができない。そうねえ、むろんそう思わないでもないのだけれど--。

致命的に、先のことを計画できないという体質なのである。一年後のことなど、仕事も生活も、何ひとつとして計画していない。そんなの、生きているかどうかもわからないのに、なんで人は平気で計画できるのだろう。人生八十年だから残り時間半分、という発想が、どうしても私にはできないのである。
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第4章の要約を終えました

第4章の要約を終えました。

4.8.4 未来の歴史書

 4.8.4.1 137億年の歴史

  生まれてきた理由から、存在の力を使って、個人をいかに生かしていくか、から発想して、多くの人が存在できる社会をめざして、ゆっくりと、歴史を変えていく。ベースは数学モデルになる。真理を根底において、偶然を生かして、先人の武器を使って、人の意識を変えていく。

 4.8.4.2 社会の姿を描く

  皆が内なる世界をつくり、LL=GGの社会の姿を描き出す。歴史の時間のコードは圧縮モードに入り、クライシスも多発する。その都度、サファイア社会をイメージして、様々なコンパクト化を志向する。多様にゆっくりと変えさせていく。

 4.8.4.3 歴史の循環

  3.11のようなクライシスで破壊されて、復興するが、それは戻ることではなく、インフラを変えていく。歴史のコードの中で、歴史の循環を感じる。それで、宇宙創生と破壊の循環を繰り返す。

 4.8.4.4 2050年の預言

  2050年に歴史は一つの区切りを向かえる。私は生まれて死んでいくだけです。存在の力を使って、個人の分化が進んでいれば、人類は共有などの方向が見出せる。そうでなければ、無常の世界、輪廻の世界の体現すえうだけです。破壊があることが前提とした歴史が終わり、新しいフェーズに入る。
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豊田市図書館の15冊

未唯空間第2章が終わりました。
 2.8.4 歴史を変える
  2.8.4.1 二極化
   ローカルとグローバルを二極化すると同時に、合わせます。存在と無のモデル化です。数学ではトーラス局面です。無限なものが循環を通して、有限になります。二極化で、近傍系と関数の関係は離れていく。地域と管理は離れていく。離れることで安定していく。
  2.8.4.2 国を超える
   トルコは地域(近傍系)を主体に、国を運営している。農業立国から観光立国を果たした。ギリシャの近傍系と価値観を共有する可能性を持っている。ギリシャは国の存在理由が曖昧になっていて、EUの価値観と合わない。超国家に機能委託して、地域主体の構造が望ましい。
  2.8.4.3 数学的世界観
   近傍系からの構築のトポロジーの概念を社会に当てはめると、将来が見えてくる。ローカルのローカルがグローバルのグローバルがつながる構成が未来の姿です。独立条件により、存立が可能です。数学的世界観が支配的。点が集合、集合が点である状態になる。
  2.8.4.4 次の世界に向う
   内なる歴史で自由に発想して、数学的自由を拡大してきた。トポロジーへの経緯を社会の空間に当てはめると、社会の構造は変わっていくことになる。それを歴史として、認識している。生まれてきた理由として、存在の力を信じている。
豊田市図書館の15冊
 やはり、月末・月初は新刊書はプアですね。
 それと題名が妙ですね。
 289.3『出会い』
 601.1『実践!田舎力』小さくても経済が回る5つの方法
 673.9『私が考える、カフェの未来』これからもっと楽しくなる。独自のアイデアで店づくりを行なう、オーナー18人
 547.48『みるみるわかるナットワークキーワード150』基本プロトコルからセキュリティギ技術まで
 336.5『ビジネス整理術』成果が必ず出る! 目的から考えれば整理はうまくいく!
 522.7『イスラーム建築の世界史』
 377.28『青年よ理学をめざせ~東京理科大学物語~』青年たちが高い理想に燃えて設立した、わが圀最初の市立理学学校。後に東京理科大学となる波乱万丈の歴史と青春群像を描いた大学史に残る名作。
 146.89『心をケアする仕事がしたい!』ボランティアから公的資格まで、心の仕事まるごとガイド ネットではわからない心の仕事の全体像を提示
 498.5『未来の食卓』2035年 グルメの旅
 334.4『移動という経験』日本における「移民」研究の課題
 293.4『わがまま歩き ドイツ』海外自由旅行の道具箱 プランニングから現地での利用まで、これさえあれば旅の達人
 159『「人に頼りたくない」のも「弱みをみせたくない」のもあなたが人をしんじていないからだ』人生を面白くする“貸し借り”の法則
 501.6『クリーンエネルギーとエコロジーで人と町を元気にする方法』
 336.42『知名度ゼロでも「この会社で働きたい」と思わせる社長の採用ルール48』
 913.6『異帝国太平洋戦争 死闘!ミッドウェイ攻略戦』
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他人からの視線が気にならない理由

他人からの視線を感じなかった

 生まれてから、小学3年生の視力検査まで、視力が弱いことを全然知らなかった。人の顔とか表情が見えていなかった。それが孤独につながったんでしょう。それが幸いしていると思っています。他人からの視線を感じていません。内側だけを見ている。測った時点で、両目とも0.2でした。

 8歳まで、他人の目が気にならなかった。それすらも知らなかった。0.2の世界に居た。それから、55年後に、0.1の世界に戻りました。

 本を見ると、孤独と孤立が悪いという風に書かれている。今となってみると、哲学の支援を受けて、それが正しい姿だと思える。

 人間の脳は、他人の視線を気にすることで、脳の一部が発達すると書かれていた。それで友達を増やしていく。コミュニケーションをとっていく。その大切な時に、私は刺激を受けなかった。単にそれだけです。その部分がなかったことは幸いです。内側の世界に居られます。

オレンジ色に染まりたい

 明日は、オレンジのバックとポロシャツで行きましょうか。ポロシャツの方は、ちょっと抵抗があります。気温次第ですね。

グローバル化と国家主権

 グローバル化と国家主権はトレードオフです。

 国民国家は、国家・企業のローカライズと超国家の組み合わせになります。国民国家というレベルをいかになくしていくのか。結局は民族です。アフリカとかバルカンでは部族です。国家という、大きな単位で縛れるところは決まっています。
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未唯空間第5章の要約

 退職後の時間つぶし

  退職後をどうするのかを食堂で、隣の席の連中が話していた。庭いりじとか、僕の趣味は多いとか、金が掛からないとか、いろいろ言っていた。結局、何か、死ぬまでの時間つぶしです。それが存在することなのか。

  老後でも、頭を使えばいいだけの、頭を使うための、将来を考える研究所。それで金をどう持ってくるかです。金さえあれば、いくらでも知恵は集まります。嘱託で老人ホームとつなげる。意見を言うことはいくらでもできます

  固執しなければいいだけです。それで自分の人生をまとめていく。死ぬ直前のフラッシュバックを事前に行うことになり、伝わるカタチになります。本でも、何でそんなことを書いて、お金になるのか。買う人がいるからです。骨董品にしても、中古品にしても、買う人がいるからです。買うのは自分たちです。これは循環です。そこから一つの循環のパターンが作れます。

  メーカーの仕事にしても、よく、これで金と言うものが回ってくるか、分からないけど、それは些細なものです。単に循環するだけです。

 ポータル検討会

  チャッターがコラボになるのか、その時にライブラリがどうなるのか、ストック情報がどうなるのか、それを皆がどのように使うのか、そこのところをやっていきます。細かい所は、彼らのレベルに合わせるしかない。

  最初から、理想を言ってもしょうがない。それを受けられる、インタープリターが見えていない。彼らの意見から、微調整を加えます。今やれることと、次にやること。販売店がやること。シナリオで進めます。脚本は私が作ります。これは完全に複雑性の論理を使った、設計です。

 幸せは相対的か

  幸せを相対的にすると、ずっと、上がっていくしかない。人の評価にしても同じです。

  だから、GNPが五倍になっても日本人は幸せではない。だから、メジャーを変えないと。相対的と言うのは、過去に比べる場合と人に比べる場合がある。人と比べる場合は割と近い範囲です。目が届くぐらいです。

  数学でいうと、相対は微分です。平均は積分です。蓄積量は積分です。そういう意味では、幸せ度を積分にすればいい。積分の論理にすればいい。そうすると、GNPが5倍になれば、幸せになったままです。

  幸福とどうつなげるか、それを考えたはずです。価値観のところも、個人の分化だけではなく、それを一つのメジャーにして、相対的ではないメジャーを作っていく。

 第5章の要約が終わりました

  5.8.3 企業の変革

   5.8.3.1 シェア社会の車

    シェア社会は、車を売るだけの、従来の販売店には馴染まない。シェア車をカタチにしながら、店舗の意識改革を行う。軽車両が優先される社会で、共有インフラの構築する。新発想のクルマつくりを先行することで、コンパクトシティに対応できる。

   5.8.3.2 組織の変革

    販売店が売る目的を変化させて、販売店のマネジメントを見直し、新しい循環で社会を変えていく。企業のソーシャル化という、変化に対応できる、ホロン的な俊敏な組織が望まれる、生活者が属する市民コミュニティと融合することで安定化する。

   5.8.3.3 双方向通信

    スマートグリッの配置はメーカー単体ではできない。市民と行政と一緒になってやっていく。エリアでの双方向通信を可能にする。クルマが移動局になりうる。シェアなどでクルマのコミュニティ管理をする時には、店舗は車との通信基地になる。地域に即した車でクライシスに対応させていく。

   5.8.3.4 市民要望を把握

    市民コミュニティのNPOと行政との結びつきの仲介を販売店が行う。市民要望の把握を範囲を広げて行い、スタッフが収集し、地域の店舗としての実績と信頼をカタチにする。市民コミュニティの市民活動を直接的に支援しながら、先に進める。
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存在の力の矛盾

紙の扱い

 紙がなくなれば、配布もなくなる。直接、相手側に放り込むのと、そのためのライブラリを見るのと二つがあれば、充分です。

 チャッターで、添付できているけど、どれが最新なのか分からない。毎回毎回、紙に落とすのは面倒です。それに紙を編集できないようになっているので、ノウハウとして、蓄積されない。

 その辺のところから、ポータルにおいて、ストック情報としてのライブラリを作りました。今、新しくデバイスが出ています。紙となりうるキンドル、後背地に位置するクラウド、そこに情報を置くことで一瞬で使える。あとはそれをナレッジ化していく。

検索とナレッジ

 今回のポータルでナレッジをどう扱うか、も大きなテーマです。

 以前のように、作るために、マニュアルだけ送ればいいではなくて、もっと、フローの情報を含めて、どのように体系化していくか-図書館の情報ではないので、体系化は不要だけど-一目でわかるようにしていくことです。

 だから、検索機能とか出てきます。それも使う人の立場でないと意味ないものになります。グーグルは検索でもって、一つの商売にしてしまった。それが故に彼らの足かせになっています。本当にやりたいことは、知の入口です。知の入口がある以上は、出口があります。社会をどう変えるのかが知の出口です。そうでないと、その中で迷宮になります。

人間存在の本質

 フランクルの「夜と霧」で述べているのは、生きる意味です。これと存在の力を関係させましょう。本人の責任、それこそが人間存在の本質である。

 人間の実存的な価値には3つある。創造的な価値、体系的な価値、そして、態度的価値です。苦悩の中での勇気、、没落や失敗においてもなお示す品位。自分の努力にプライドをもつ、折れないプライドの持ち方。自分に最善のことをしたことにプライドを持つ。人からの評価ではありません。

 パートナーの場合は、人からの評価に揺れますね。だから、小さく見えるとか思うのでしょう。やるべきことをやっているから、大丈夫です。能力は十分にあるのだから。

存在の力の矛盾

 存在の力を使うと言っても、それが虚しいことは分かっている。そこには矛盾がある。昨日は、永遠回帰で、それが普通だとしたけど、その矛盾は解けていません。

 それは、なぜ、仕事をしているのか、なぜ、毎日、清潔しているのか、それらと最終的にはぶつかります。後ろ側には、結局、時間つぶししかないでしょう、と言うところがあります。

 つまり、何のために生きているのかというところにつながります。本当に、地球のここに居るのかも、不安になってきます。しょうがないです。

ポータルでのチャッター

 ポータルで、チャッターの説明があるみたいです。そのままで、コラボレーションはできません。コミュニティでの知識と意識の場のイメージに合わせます。そのために、できた時に、販売店で使用しているイメージを作っていきます。細かいところはどうでもいいです。やれることはやる。そして、次につなげる。気にしているのは、次の次です。そこに向けて、どこまでできたかを確認するだけです。
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思いの共有化

自分で環境を作ること

 研究開発部署でやったように、技術者が自分で環境を作れることを夢見てきたけど、販売の分野は、あまりにも、時代遅れです。甘やかしている。時間軸を無視している。あれから、25年経つけど、名古屋は体質と画一的なやり方できています。

 では、今回のソーシャルウェブでできるかどうかの提案だけをしておきます。そうは言っても、一番需要なのは、スタッフが分化できるかということと、分化させてどうするのか、それを経営者がどこまで認めるかになる。

 お客様を見ていくとなると、自分を分化させないと、興味がクルマを売るだけでは、狙いがバレバレです。人格と存在でぶつかっていくしかない。そこで、お客様と一緒になって考えるときに、情報共有と思いの共有をどうつなげていくかです。

思いの共有化

 やはり、情報共有だけではダメです。思いの共有まで、店舗がやっていくカタチにしておかないといけない。

 あまり難しいものからやってもしょうがない、肝心のポータルとライブラリをやっていれば、あとはスケジュールとかワークフローで自分たちのものをこしらえる。そういう意味では、ソフトの制限の中で考えていく。

 そこには、技術者に比べると、スタッフのレベルがあります。道具に対して、期待をかけていない。悪い意味では適当にやっている。技術者の場合は一人1テーマだから、自分のデータベースをどう作るのかは死活問題だった。それをプレゼンするのに、多くのものを使っていくというのは当たり前だった。

 だから、一歩ずつ変えていくとすると、一番重要なのは情報の共有から店舗コミュニティでの思いの共有にしていくことです。出来た時のイメージからすると、技術者のレベルには到達しようがない。独自に考えていない。だから、枠を与えるしかないでしょう。

 出来た時のイメージを先に考えるのは、そのイメージを見て、その人が幸せになれるかどうかです。それが判断基準です。使われていることが、判断基準ではありません。

SFDCでダッシュボード

 情報については、フローとストック、それと今後はダッシュボードですね。コンテンツを操作できるという点では、ダッシュボードです

 ダッシュボードに関しては、SFDCのオブジェクト数を昨日言っていたけど、それは約束違反です。

自分原理

 人間原理は説明しようとするけど、自分原理は説明しようとしないのか。たぶん、それは物理学ではないからですね。哲学です。

 人間が生まれるかどうかは、そんなものはどうでもいい。そんなに不思議とは思えません。条件さえあれば、単細胞から多細胞になっていくから。

 人間の意識、特に自分の意識が生まれる条件と言うのは在りうるのか。そして、存在しなくなることの意味。かつ、存在したことの意味。全てがなくなるのであれば、無意味。

 人間原理にマルチバースが出てきたと同じように、自分原理には、ニーチェの永遠回帰があります。永遠回帰の中で、唯一、今の状態を認識しているだけでしょう。永遠回帰と言っても、人類が生まれたのは、その間しかない。これで永遠と言えるかどうか。
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店舗コミュニティの意味合い

メーカーのローカライズ

 地域での販売店、販売店での地域、お客さんとの接点、市民との接点をどう持ってくるのか、クルマだけではなく、交通体系まで提案していく。

 それができるのは、多分、メーカーでしょう。だけど、メーカーは地域に依存できない。日本のモノづくりは地域に即していない。

 韓国ではローカライズするのに、エネルギーを使っています。これは日本のローカライズ技術を見越して、それでアジアに進出しました。相手が求めるものを渡していくというカタチです。それをメーカーができればいいけど、国単位ならできるけど、地域単位ではできない。

 今は、メーカー本体と拠点がそれぞれ、バラバラのことをしています。メーカーの方があまりにも一律的です。だから、これを行政と見れば、答えは簡単です。

店舗コミュニティの意味合い

 店舗コミュニティの意味合いはそういうことです。そこを拠点にするということと、中のコミュニケーションを新しいカタチにしていく。

 それが故に、市民コミュニケーションのサンプルになります。だから、上と横と下との三つの方向を持ちます。上が本部で、横がお客様で、下がメンバーです。コミュニティの三大要素です。それをつなぐのは、情報共有です。

 ポータルではそれの取っ掛かりをつけます。ツールとしては、それを使って、どこまでやるのか、販売店毎に違います。かれらが作り上げるしかない。

 本部との関係は今まで通りでかなり、いいです。メッセージを送られてきたものを、コラボレーションして、それをアピールで返す。

 メンバーに対して、どうするのかが一番難しい。スタッフの分化をどう発展させていくのか。それをコミュニティでどうしていくか。その時にポータルは何をするのか。一番の武器はたぶん、事例でしょう。色々な事例をスタッフに渡して、スタッフに考えてもらう。または、それを横展開していく。

 それとコラボレーションの場を作っていくところ。ただし、セレモニーではどうにもなりません。情報系から来るメッセージも同じです。それはあくまでもキッカケです。考えられるかどうかは個人の能力に寄ります。その能力の中に分化を入れます。興味の範囲です。

 クルマを売ることだけ考えていては、どうにもなりません。自分がそこに存在すること。それ自体を考えていかないといけない。メッセージのテーマ化のためには、ダッシュボードが必要です。情報系は自分たちの分を作っています。

結論の出し方

 もう一つ大きいのは、直接民主主義ではないけど、どのようにして、こたえをだしていくかです。99%の連中はそれを試みました。

第8章の扱い

 5章と8章はよく似ています。同じところをやっているからでしょう。8章を先に飛ばすのではなく、具体的なモノにしていきます。というか、やることを書いていくことになります。

 8章を飛ばしたところは、社会との関係だから、9章になります。

ポータルでのライブラリ

 チャッターでライブラリの関係がどうなるのか。ナレッジベースを使えるかどうかです。だから、従来通りの体系だったものを添付するだけなら、それなりのものを作らないとダメです。

 チャッターの機能で、ライブラリから変更点を自動発生させれば済みます。それをチャッターで確認させましょう。
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存在の力

ポータルの進め方

 ポータルの進め方がよく分からないから、しっかり考えましょう。明日の半分はそれに使います。出来た時のイメージを明確にすることが私の役割。だから、第8章の追加を図ります。8.6活用シーンを全面的に切り替えます。

 店舗コミュニティだけではなく、他との外延を含めて、とりあえず、やれることをやります。重要なのは、イメージです。スタッフの顔が見えることです。同時に、第5章の要約を行います。発想の原点です。家でも行います。夜と朝です。寝なくても大丈夫ですよ。

 ベースは何しろ、タブレットです。タブレットの意味です。自動的にコンテンツが送られてくる紙です。このために用意されたものをすべて、動員します。

 未唯空間第5章と第8章からアイデアをとってきます。これが私が考えた全てです。深い部分を見ていきます。存在の力などを店舗に適用します。なぜ、そこに居るのか。何がしたいのか。

つまらなくなってきた

 また、何か、つまらなくなっています。こういう時はつまらないことを活用しましょう。今日は3時過ぎに起きて、未唯空間第5章の要約を編集していました。

 外部の全てを遮断して、考えることだけに集中させましょう。感じることかもしれないけど。考えることに徹することです。そのためにクローズになります。一つ一つの考えを深くしていく。

存在の力

 存在の力の本質を哲学的に求めないといけない。そこから、また、始まるものがある。元々は生きている理由です。それは組織の中に居る人間も皆、同じです。その理由をハッキリさせます。

 マルチバースによれば、無限次元空間は可能です。というか、無限次元空間でないと、マルチバースは成り立ちません。量子力学もそれを証明しています。だから、無限次元空間で生きる訓練をします。どっち道、存在自体がバクバクしているのだから。

 そこから、存在の力を求めます。ただし、一番のネックは、存在の力がなくなることです。存在の力を使って、この世界をどうにかしても、本人がいなくなれば、全体がなくなり、すべてがゼロになる。ゼロとない概念もない世界に戻ります。なのに、なぜ、努力しないといけないのか。

 そうなってくると、努力するために生まれてきたとしか、言いようがない。哲学も大体、こちらに来ています。ニーチェの永遠回帰もこの類です。答えとしては、多分、他っておけなんでしょうね。

 存在の力がある限り、最強であり、脆弱です。何しろ、底辺がなくなるわけですから。だけど、これはこの社会と同じです。

 それの存在する力の頼ってやります。結局、人間はすべて、そこに戻ってくるのだから。出来た時の姿・イメージを存在の力で明確にするのが、私の仕事です。

 存在する力を伝播させないといけない。これは組織の人間だろうとも、生まれてきた以上は、この制約の元にあります。なぜ、生まれてきて、そこに居るのかを常に自分に問いてもらいたい。そこからの行動です。

 宇宙には多様なカタチがあり得るには、自分たち人間は極めて限られた条件の中でしか存在できないからです。色々な環境因子が揃った時に、はじめて、生命という不思議な現象が成立します。

パートナーの存在

 社会との唯一の窓口である、パートナーとの線が切れれば、社会とは遮断されます。ポータルも同じところに居ます。パートナーが返ってこないなら、無意味な世界です。なるようになる。ただし、コンセプトだけはいいます。相手がどんな輩だろうと。
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経営者とスタッフの関係

経営者とスタッフの関係

 経営者はスタッフを信頼していない。彼らの言うことは信用していない。スタッフから上がるのは、愚痴ばかりだから、そんなものを聞いてもしょうがない。上から指示を出せばいい。

 しかし、社会もメーカーの上層部は変わってきた。あげることをつながるという言葉を使います。より多くの人とどのようにしてつながるのか。

 販売店の経営者の最大の関心はお客様とどのようにして、つながるかでした。お客様が困った時に、助けに行けることで、地域での存在理由になります。

 では、誰がやるのか。経営者がそういう問題意識を持っていても、実際問題として、動けません。地域には何万人のお客様が居るわけだから。では、動けるのはだれかと考えた時に、スタッフは一人300人のお客様、7年で300台売っているから、許容範囲です。目で見えます。

 だけど、それをメモだけで行うのは限界があります。お客様のデータベースもあるし、色々な活動を入れるのも可能です。お客様の動きをインターネットでは捉えています。グーグルの世界をお客様の中に入り込んで、ツールを提供すると同時に、情報を入手しています。

 今までのように、メーカーが全て作り込む必要はない。お客様にニーズがあるものであれば、お客様は自分の環境で作り出します。彼らのニーズにとって、メーカーはOne of themです。自分たちのコミュニティの中でどういう会話をしていくのかという文化ができています。

 そこでやっと、サファイア循環が登場します。Act LocallyからThink Globallをつなぐだけです。それをやる人はインタープリターです。元々、ファシリテーターと言うのが、パートナーのおかげでできていたので、それと対です。

未唯へ

 また、寝ない生活を望みましょうか。それがいいかもしれない。

 スタバには2000年から始めている、名古屋駅地下は6年になります。Iさんはいつから居るのでしょうか。

サファイアで情報共有が持つ意味

 そして、情報共有がどういう意味を持つのか。

 コラボレーションから知識と意識が生まれます。それを作り上げるという、次のフレーズに入ります。それを支援するために、SNSとクラウドが生まれました。それを使っていきます。

 それらは、私の思考に対して、偶然が与えられている。これはマッキントッシュの時にそう思いました。丁度、そういう時期です。それをもっと先の世界に持って行くカタチになっています。未来を予測することを、勝手に仕事にしました。

 シェアは図書館から始まった。

 情報共有の一番の目的はスタッフが発言することです。発言しない限りは提言はできません。これは市民も同じです。そのために、コラボレーションの仕方も変えていきましょう。結論の出し方も変えていきます。直接民主主義のような答えの出し方です。

サファイア循環の再構成のロジック

 5.3.4のサファイア循環の再構成はいい加減に作られているので、ここをシナリオ化します。店舗コミュニティの情報共有の最初の概念を入れ込みます。

 マーケティングの変化をここに居れないといけない。つまり、売りから使うに変わることで、サファイア循環のニーズが明確になり、循環し始めた。

 経営者のお客様とつながりたいから、店舗の意識を変える。コミュニティの本来の目的を3点に絞る。スタッフ間のコミュニケーションとナレッジ化と知識の蓄積・活用。

 循環を店舗から変えていくためには、経営者の意識に訴えることです。あくまでも、実績で示すことです。次はスタッフの意識、というよりも発信することです。新しい知識の活用として、フロー情報からお客様のプロファイルを貯めることです。その時点でのシステムのあり方が難しい。これは第八章で展開させます。
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