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サファイアシステムの考案

未唯へ

 久しぶりに、無伴奏チェロ曲を掛けています。

 やはり、音楽も必要ですね。声は聞きたくないので、トリスタンとイゾルテよりもチェロ曲です。

 今度は右足首が痛いです。冷え性と水虫が同時発生です。先週は左足全体がつって、動けなかった。順繰りに症状が出てきています。それは確かです。

パートナーの企画

 パートナーは昨日、部長報告資料をGが見てくれないと、私に文句を言ってきた。文句の先が筋違いというところもあるけど、元々、一回やったときに、Gからこれでいいといったものが、室長からロジックを変えさせられました。

 ロジックのチェックを朝、40分ぐらいか掛けて、一緒にやっていた。それで十分です。問題は課題を明確にして、それを解決するだけです。

 ロジックをチェックする時に、私は書き方を述べません。パートナーの中でいかにロジックを簡単にして、相手の立場で見えるようにしていくかです。そうでないと、一つずつは意味を持たない。自分のロジックを文章に落すことの訓練です。

 結局、再度、室長から言葉だけを変えさせらたみたいです。自分のロジックに自信を持ってください。それをキッチリやっていくのが、企画です。何しろ、パートナーでしかできないことをやっているのだから。

内なる図書館

 6.8「内なる図書館」の出だしは「本がある意味」に変えます。内なる図書館の本来の意味です。

 生活編は「ひとりぼっち」から始まります。だから、結論は見えています。

キャリア会社の管理レベル

 ネットワークのキャリアの管理をみて、名古屋の組織はダメですね。希望が持てない。何も生まれない。

 ネットワーク会社だけなく、キャリア会社も管理能力が低いです。全国的な展開を図るのであれば、先に、情報の一元化と見える化を先に行わないのか。

 ローカルの発生源からダイレクトに発信させて、それをまとめるぐらいはシステム屋なら当たり前でしょう。これはこの会社の体質がそのまま出ている。

室の体質

 販売店に顔出しすることには意味がない。顔よりもアイデアを出せ。弱い組織は、新しいものを作るために、つぶしてしていきましょう多くの人がそう考えているはずです。本当にしょうもない。

3年後、15年後の企画

 今は、2年前に企画したことが起こっています。今、設計していることは3年後および、15年後です。

 そのために、本質的に考えていきます。未来からの発言として、聞いてください。

未唯空間はやはり、空間です

 存在する意味から考えていきます。仕事にしても、あまりにも考えていない。考えていないのが当たり前で、それが堂々とまかり通っている。

 生まてきた理由というのが冗談みたいに聞こえるかもしれないけど、本気です。そうでないと、存在する理由がない。哲学者も同じ理由で腹立たしく思っているのでしょうね。ニーチェのルサンチマン。

 自分を何様だと思っている、という言い方は彼らはするのでしょうね。だけど、あまりにもひどすぎる。テレビを観ていても、そういうことを述べるところはない。夜中までディスカッションといっても、自説を述べているだけです。そんな考えれば当たり前なのに、全然当たり前のことは言っていない。

 今の政治が駄目というのは当たり前です。それに対して、どうしていくのかという以前に、自分は何なのか、生きている理由は何なのか、それを問えば、答えは出てきます。人とは関係ない話なんです。

私の存在理由

 最低でも、商品の役割は変えないといけない。それが私の存在の意味です。商品が走ることだけに、人間の欲の対象になっている。個人の責任にしているけど、ここまで膨張させたらダメです。あとは本当に滅びるしかない。

 やっていることが全然できていない。その意識もないし、一人でやっていく意識もない。他人に対して、適当なことをやって、適当な意識をつけて、拡大させるだけです。生活を更に無目的にしていきます。無限です。

生活の基本は無です

 全てを否定するのではなく、全てが存在しないものとしていきます。この差は大きいです。

 何もない。全てを外へ放り出します。内の中は自分のものです。私のすんでいる場所は無限次元だと言うことをもっと、認識しないといけない。だから、どの方向にもいけるし、人からは見えない。自分のままに生きていける。

 無限次元は何しろ、人からは見えないから、どこからでも表れます。無であることはいいコトです。考え始めると、ツールが集まってくるし、偶然が集まってきます。

 意図するとこういうことは起きない。無理に曲げる必要はない。考えていれば、答えが近づいてきます。逆に言うと、近づいてきたものが正解です。価値判断ができます。

サファイアシステムの考案

 ネットワーク会社、キャリア会社にはローカル・グローバルをつなぐシステムが必要です。今はそれを作る絶好の機会です。だけど、彼らにはイメージがないからできない。

 パートナーなら、できる可能性を持っています。今の名古屋のシステムをやっているよりも、サファイアのシステムを開発した方がいいかもしれない。女性が独立することは日本では難しいでしょう。

 ローカルとグローバルで管理レベルを上げる仕組みはいいネタです。どこでも使えます。サファイア循環の考え方、そのものを入れていけばいいです。

 ローカルとグローバルに分けると同時に、考える部分と行動する部分に分けて、循環させて、データベースに反映できる簡単なクラウドシステムができます。ちょっと、設計してみましょうか。何となく、リッチマンですね。となると、プアウーマンはパートナーですか。
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本・図書館編への感想

仕事編のすすめ方

 仕事編はネットワークだけではない。サーバーとか仕事の進め方、組織のあり方も含めて、もう一度、言葉を変えていきましょう。そうしないと、仕事の何が悪いのかハッキリしない。

 組織の発想を掛けないといけないのは確かです、もっと具体的にしないといけない。次の3年のために、その後の15年後のために、そして、パートナーのために。

ネットワーク会社の問題

 ネットワーク会社の部長と今後について、語るつもりで、時間をもらったが、それ以前の問題が放置されたままになっている。その上に何を載せてもダメです。

 パートナーに時間を渡しました。部長に現状がどうなっているかを理解させるためです。そこから、次のことを考えるには、まだまだ、差があります。この問題を指摘したのは9ヶ月前です。誰が悪いかは分かっています。

違和感

 人間への違和感がきつくなっています。後は時間というものに対しても。本当に、私はこの時空間に居るのか分からない。単に投影しているだけかもしれない。では、実体はどこにあるのか。

ブリュッセル旅行

 eチケットは発行されています。後はプリントアウトして、フィンエアーに持っていけば言いだけです。ホテルの方はどうなっているか分からないけど、その内に連絡があるでしょう。

 完全にネットだけになっている。受付もH.I.Sは関係ないし、あとはVISAでのやりとりです。

本・図書館編

 本・図書館編に入ったけど、ここはすんなりいきます。今のところ。項目の近傍系も非常に簡単です。

 本・図書館から得たことは大きいです。なぜ、中学校の時からやっていなかったのか。周りに環境がなかったのは確かです。そうなっていたら、私の進路は変わっていたでしょう。数学でなくて、哲学だと、その先が見えないけど。

 多読を始めたのは、40歳代の後半です。豊田市に帰ってきて、新図書館が出来たときからです。単に本を読むだけではなく、図書館ボランティアから、図書館の内実を知って、始めたのが正解かもしれません。皆が図書館をどう見ているのか、図書館の人たちが何を考えているのか、そして、図書館の本がどうなっているのか。

 今、一番感じているのは、これだけ多くの本がなぜ、出ているのか。人類にとって。それをなぜ、読まないのか。出ている理由も読まない理由もよく分かりません。にもかかわらず、本が存在している。

本のDNA

 物理的なカタチであるよりも、コンテンツだけを重要視すると言うのが、元々のやり方です。本を読んでいると言うよりも、本のDNAを読んでいる。本質的なところさえ分かれば、後は読み飛ばします。そうなってくると、他の本もDNAにあわせて読むから、多読すればするほど、読み飛ばし率が増えてきます。

 本の詳細は覚えられないから、OCR化して、デジタルライブラリとして蓄えて置きます。デジタル化する過程で、大体の中身を理解します。

 本にDNAがあるモノは分かるが、単に集めてきただけの本は碌なもんではない。読む必要はないです。

 本と図書館がどこへ向うのか。読まない人たちも含めて、どこへ向うのか。

図書館の専門家

 図書館人にブログは多くあるけど、あまりピンと来ません。自己満足です。本の紹介を題名だけで行っているものに、意味はない。自分が専門家と言いながら、何の意味も持っていません。

 速読のすすめの本にしても、速読してどうしていくのか、自分の中にどう蓄えていくのか、本の存在をどう見ていくのか、分かりません。

本は加工して、なんぼ

 この前、自分が心血注いだ文章を勝手に出さないで下さいというメールをもらった。なぜ、本に出すのか、わからない。ああ、そうですかというのが感想です。

 読まれてナンボでしょう。お金よりも先にそれがある。その時は旅行の手続き見たいのものでした。そんなノウハウみたいなものは本にする必要はない。ネットで十分です。
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自明の理

『アリストテレス はじめての形而上学』より

『わかる幾何学』を見てみよう。定義に続いて公理が並ぶが、その前にちゃんと公理とは何かについて説明してくれている。

これから公理ということを説明する。すべて何事でもその原因(または、理由)を追求して行くと、ついには説明のつかない所に達する。たとえば、「電車はなぜ動くか」「それは電車の床の下にあるモーターが動くからである」「そのモーターはなぜ動くか」「それは電車のポールを伝わって電気が流れ込むからである」「その電気はなぜ流れてくるか」「それは発電所から送ってくるからである」「その発電所ではなぜ電気が起こるか」「それは水力を利用して発電機を動かすからである」「その水力はなぜ起こるか」「それは地球の引力のために水が落下するからである」「では地球にはなぜ引力があるか」「それは地球に……」「地球に……なぜ」「地球に……あるからあるのである」などと、ついには説明がつかずに捨て鉢の返答をしなけれぱならないことになる。

幾何学においてもこのとおりで、あとに説明するピタゴラスの定理だとか、円周角不変の定理だとか、そのほかどんなに複雑なむずかしい事柄でも、これを砕いてその理由は、そのまたもとの理由は、とだんだん理由を追求して行くと、ついにはやはり説明のつかない所に達する。これを公理というのである。(同四頁)

「捨て鉢」ときた。最近ではあまり耳にしなくなったが、「のぞみを失ってどうなってもいいと思うこと。自暴自棄。やけくそ」と『広辞苑』にはある。公理とは、それを説明できるのぞみがなくなってしまって、やけくその答えしかできなくなったものである。

自明の真理などと言うと、これ以上頼もしい拠り所はないような気がするが、ただそれ以上説明できないだけだとなると、むしろ、断崖絶壁に追いつめられているようにも思えてくる。目の前には明るく澄んだ景色が広がるが、振り向けば漆黒の奈落が待ち受けている。自明とは読んで字のごとく「自ずから明らか」という意味であろう。ここではしかし、「自ずから」という言い方が普通連想させるような、何もしなくて放っておいても誰もが自然に認めてくれるといった意味合いはむしろ薄い。誰も疑わないのではなく、疑ってみたけれど疑いきれない。あらんかぎりの方法で反論を試みてみたものの、結局は反論自体が自己矛盾を起こしてしまって論として成り立たなくなってしまう。結果として、お互いがやむなく認めざるを得なくなったものが公理であり、理由を詰問されたあげくに行き着いた説明のつかない所は、詰問した側にしても、それ以上は説明の求めようがないことを認めざるを得ない地点でもある。

やけくそはしかし、でたらめではない。どんなルールでもいいが、しかし、ルールでなければいけない。ルールである以上、ゲーム中のあらゆる事態にうまく対応できなければ困るし(完全性)、逆にそれが無くても何の問題も起きてこないようなルールは不要だし(独立性)、そしてもちろん、こちらのルールによれば正当だが、そちらのルールでは反則だなどということが起きてしまうことは問題外である(無矛盾性)。こうした要件を満たしているならば、しかし逆に、それが一見どんなに奇妙なルールでも、れっきとしたルールと認めてよいわけである。たしかに「捨て鉢」であることに変わりはない。それ以上いくら尋ねてもこう答えるしかない。「だってルールはルールなんだから」。

まだ幾何学の言葉となる以前に、点とは何であり、線とは、そして面とは何であったのか。ユークリッド幾何学が誕生する以前、小学校でそれを習う以前、そして、普段の生活のなかでそれらを幾何学の対象として考える以前、そこにおける点や線や面について、したがって、点や線や面というよりはむしろ、交わりや境界や表面について考え直してみよう。線に幅がなく、面に厚みがなく、点にどんな広がりもないということは、はたして幾何学の対象として捉えるときだけの特殊な意味合いなのだろうか。むしろ、幾何学以前にもともとそうした意味を孕んでいたからこそ、それらはすぐれて幾何学の言葉となっていったのではないだろうか。

それにしても、そもそも幾何学とは何なのか。『わかる幾何学』は「幾何学」を定義して「形、大きさ、位置の3つに関する真理を研究する学科である」と語った後に、すぐに丸括弧でこう付け加えている。「(こんなことはどうでもよい。哲学の先生にまかせておけばよい。)」と。

けだし、名著と言うべきか。皮肉を真に受けて、哲学の先生に尋ねてみることにしよう。線とは何か、面とは、点とは、そして形とは何であるのか。プラトンなら、そしてアリストテレスなら何と答えてくれるだろうか。

ここでプラトンとアリストテレスを引き合いに出したのは、一番有名で古い哲学の先生であるからというだけではない。彼らにあって、この問いは「ある」ということ一般への問いの核心をなしていた。あらかじめ特別な存在領域として切り分けられた数学的なるものとしての点、線、面の存在が問題なのではない。何であれそもそも「ある」とはどういうことであるのか。ほんとうの意味で「ある」と言えるものは何なのか。この問いへの応接のなかで、点、線、面の存在がはじめて問題として浮上してくる。
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ブリュセルの飛行機とホテルの予約

ネットでHISの予約をiPad2で実施

 やっと、HISの予約が終わりました。1時間以上掛かりました。iPadでやったので、奥さんの意見も聞けました。便利だけど、入力には手間取りますね。Gメールとの遷移も3回以上間違えました。

 夜中の2時から、クックの時刻表でブリュッセルからアムステルダム、ルクセンブルグ、ゲッティンゲン、フライブルグまでの列車状況を調べていた。

 クックの時刻表は2年前のものですが、さほど変わっていないでしょう。豊田市図書館には予約してあるので、最新が来ます。それで最終確認です。

ブリュッセル日程です。確認事項をハッキリさせます。

 日程概要

  9/2(日)中部国際空港⇒ヘルシンキ⇒ブリュッセル
   中部国際空港 10:30 ⇒ 14:40 ヘルシンキ AY080
   ヘルシンキ 16:40 ⇒ 18:15 ブリュッセル AY817

  9/3(月)ブリュッセル市内
   王立図書館

  9/4(火)ブリュッセル郊外
   先鋒に任せる

  9/5(水)ブリュッセル ⇔ フランクフルト ⇔ ゲッティンゲン
   確認事項 ロンドン日程 9/5・6でいいかどうか
   ブリュッセル 6:28 ⇒ 9:30 フランクフルト IC41
   フランクフルト 10:58 ⇒ 12:43 ゲッティンゲン ICE776
   ゲッティンゲン 15:17 ⇒ 17:00 フランクフルト ICE579
   (フランクフルト 18:29 ⇒ 21:35 ブリュッセル ICE579)

  9/6(木)ブリュッセル ⇔ フランクフルト ⇔ フライブryグ
   確認事項 フランクフルト泊まりの可能性
   (ブリュッセル 6:28 ⇒ 9:30 フランクフルト IC41)
   フランクフルト 10:50 ⇒ 13:01 フライブルグ ICE776
   フライブルグ 15:49 ⇒ 17:53 フランクフルト ICE579
   フランクフルト 18:29 ⇒ 21:35 ブリュッセル ICE579

  9/7(金)ブリュッセル ⇔ パリ
   確認事項 奥さんの日程

  9/8(土)ブリュッセル ⇔ ルクセンブルグ
   確認事項 電車か車か

  9/9(日)ブリュッセル ⇔ アムステルダム(ユトレヒト)
   確認事項 オランダの行き先
   確認事項 電車か車か

  9/10(月)ブリュッセル予備

  9/11(火)ブリュッセル ⇒ ヘルシンキ ⇒ 中部国際空港
   ブリュッセル 11:40 ⇒ ヘルシンキ AY812

  9/12(水)ヘルシンキ ⇒ 中部国際空港
   ヘルシンキ ⇒ 8:50 中部国際空港 AY079

 価格
  航空機 153,150円
   95000円
   2500円
   53550円 燃料
   2100円 国内

 ホテル シャンポール
  9/3~9/10

 電車
  アムステルダム
   タリス 1時間55分 10本
   IC 2時間50分 16本
  ルクセンブルグ
   EC 2時間50分 1本
   IC 3時間 2本
  パリ
   タリス 1時間25分 24本
  ロンドン
   ユーロスター 2時間 9~11本
  ケルン
   タリス 1時間55分 5本
   IC 1時間50分 4本

 マイページ
  3日前に航空券?

 保険
  VISAカードで対応? 交通トラブルには対応できない

 電車
  3カ国5日間
  確認事項 奥さんはルクセンブルグとオランダが車と想定した時はパリだけ。

 図書館
  ゲッティンゲン大学
  フライブルグ大学
   9月にEU関係のトラブルが発生した時には、上記のスケジュールを確認してください。NZのクライストチャーチの時のように。
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内なる仕事

仕事編での考え方

 仕事で考える元になった考え方は組織に関すること、システムに関すること、人に関すること。

 仕事編のもう一つの生かし方。2年前に現在のシステム企画をした。それの実施状況を見ている。同様に考えて、3年後の世界とか、それから15年後までの世界を想像している。それをパートナーの仕事にしてもらいます。

 それにしても、社会編は同じことしか書いていない。ネットワーク企画とか、社会の企画部分を書き込まないといけない。そこが動いていないから、ローカルに押し付けているけど、それでグローバルが動くかどうかです。

街のアゴラ想定

 カラオケでオリンピック放映中だそうです。街の中のアゴラを作るときに、どうやって儲けるか、どうやって維持するかです。スタバのようにモノを売ることが一番わかりやすい。

 だけど、物が余るといけないので、モノなしでお金が取れる方法。その意味で、インターネットを放映したら、漫画本をおいておくのも手です。

 集まることをベースにして、デバイスはそれぞれが持ち込んで、サーバーはクラウドで、ゲームをする。人が集まることで商売をする。

 本のコミュニティも同様です。デジタルライブラリをそこにおいて置けばいいです。

5.8 内なる仕事がなかなかまとまらない。自分の世界だから、思い切って、変革を考えていきます。

 5.8.1 生活者の変革

  店舗の意識改革
   ①生活者主体の支援
   ②サービスの変革
   ③お客様と一体意識
   ④意識改革の事例を展開

  販売店から循環
   ①販売店の目的を変える
   ②経営者の意識を変える
   ③知恵で市民との接点
   ④企業への意見・提案

  生活者との関係
   ①市民コミュニティ作成支援
   ②マーケティングで対応
   ③いい町・いい社会の概念
   ④スタッフが市民とつながる

  行政との関係
   ①スマートグリッド対応
   ②NPOと行政との結びつきの仲介
   ③地域一番の信頼
   ④行政に圧力

 5.8.2 地域の変革

  社会ライブラリ
   ①業務ライブラリ
   ②販売店の集合知
   ③市民社会とつなぐ
   ④市民が活用

  社会状況
   ①お客様の状況を把握
   ②社会の状況を把握
   ③危機感の確認
   ④コミュニティ活動支援

  企業・行政状況
   ①スマートグリッド
   ②行政を含めた保有情報
   ③市民に公開
   ④メーカ情報から循環

  コミュニティ支援
   ①ネットワークインフラ
   ②仕事ライブラリ、社会ライブラリ
   ③歴史ライブラリ
   ④コミュニティのバックボーン

 5.8.3 企業の変革
  シェア社会の車
   ①ローコスト・ローエネルギー
   ②通信ハブをSNSで手配
   ③車種をしぼる
   ④コンパクトシティ対応

  分散エネルギー
   ①発電・蓄電技術
   ②市民生活で活用
   ③市民エネルギーと融合
   ④非常時対応

  双方向通信
   ①スマートグリッド
   ②HVのコミュニティ管理
   ③店舗は車との通信基地
   ④コミュニティへの参画

  市民要望を実現
   ①市民要望把握
   ②スタッフが収集
   ③販売店を核に展開
   ④市民活動の支援

 5.8.4 新しい民主主義

  新しい行政
   ①地域の変化に対する組織の限界
   ②図書館、交流館は市民と融合
   ③組織のコミュニティに参画
   ④行政単位のビジョンを織り込む

  政治形態
   ①コミュニティを支援
   ②先行する公共図書館が見本
   ③市民の隙間を埋め尽くす
   ④新しい民主主義の意識

  社会コミュニティ
   ①コミュニティから個人を変える
   ②ローカルから社会を変える
   ③分配の限界が政治を変える
   ④政治形態から歴史を変える

  新しい民主主義
   ①個人近傍でのコミュニティ
   ②ポータルとバーチャル
   ③企業・行政との支援体制
   ④本当の民主主義追求
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仕事編のロジックの図表現

恰好はつけない

 全てに格好つけるのはやめましょう。本に対しても、女性に対しても。自分に対しても

土日は本なしで過ごす

 金曜日に借りてきた13冊を片付けたから、今日と明日は本からはフリーです。次をどうしていくかをゆっくり決めていきます。

ショルダー一つで動く

 ショルダー一つで移動しています。これだけで全てにするために、携帯用のバックも入れておきましょう。袋に入れて、横のリングにくっつける形です。図書館で本を借りたときに対応できます。

仕事編のロジックの図表現

 仕事編については、図でもって、近傍化の確認を行います。中項目での4つの項目の確認。それぞれの項目の確認です。項目に対しては、従来、それ以下の内容については線型で表現していた。

 私の特徴は空間配置です。4つの近傍はちょっと面白いかもしれない。自身と前と後ろ、そして自身への影響の4つのベクトルです。5つになると、完全すぎます。正規化されます。つなぐ部分がなくなります。

 生まれてきた理由から、内なる世界を作り、それが故に、全てが知りたいという欲望が起こり、それがどうなっていくかを知りたくなったというだけのことです。

病院

 今日は内科の病院です。相変わらず、血圧を測って、いいでしょうです。薬をもらうだけです。ヘモグロビンが落ちてこない。8.3です。体重は落ちています。74Kgです。

ブリュッセルの目的

 よく考えると、ブリュッセルにはEUの本部があります。EUの根幹である、ドイツ・フランスへ行きます。幾何学のゲッティンゲンで過去のドイツ、環境首都のフライブルグで未来のドイツを見てきます。では、フランスはどこへ行きましょう。EUとの関係で行き先を決めたいが、奥さんと一緒だと、やはり、パリでしょう。

 ベネルックス三国は単に見物です。フィンランドのように小さな国に勇気を確認するために、図書館を中心にしましょうか。

仕事編の問題意識

 会社が存続するためにはどうすればいいのかを、仕事編は考えてきた。問題意識そのものは、研究開発部署に居た時のものです。

 一つは今のネットワークの考えを使ってやっていきます。シェア社会を実現するためには、どうしたらいいのかです。

 地域の核になる店舗を作って、スタッフはそれに邁進する。それって、単なる妄想です。社会はそんなものは認めない。社会自体が変わらないといけない。それは社会が述べている。完全に述べてないけど、そこから考えていくしかない。だけど、店舗からやることがあります。

サファイアの更なる進化

 サファイアの更なる進化。ではサファイアとは何かというと、循環です。販売店からの循環をきつくして行って、最後は社会に出すこと。もう一つは、逆の循環をさせて、店舗を立体化させることです。その辺を5.7で言い切っていない。

パートナーの立ち位置

 社会編が今一、中途半端なのは、パートナーの立ち位置です。事務局として、何をしているのか、満足しているのか。自分が何をしたいのか分かっている。そうしている社会でパートナーの性格を踏ん切りつけましょう。

豊田市図書館から13冊は金曜日に処理。土日は本なしでの実験

 367.68『世界が土曜の夜の夢なら』ヤンキーと精神分析

 673.3『クレーム対応』ゼロから教えて 一番わかりやすい本を書きました!

 366.29『質問の「建前と本音が読めれば転職面接は突破できる!』35才以上の中堅・ベテラン編 数合わせで借りてしまった

 C61.1『2012電気自動車市場・技術の実態と将来展望』--電気自動車市場予測/実体・EV用電池・搭載デバイス・充電器-- 70000円です。

 338.7『ソーシャルファイナンス革命』世界を変えるお金の集め方

 292.39『シンガポール』

 913.6『かけら』

 312.1『総理の器量』

 377.21『看板学部と看板倒れ学部』大学教育は玉石混交

 367.4『妻と別れたい男たち』

 368.6『警察庁長官を撃った男』

 910.26『吉本隆明の世界』中央公論特別編集 <知識>にとって最後の課題は、頂きを極め、その頂きに人々を誘って蒙をひらくことではない。頂きを極め、その頂きから世界を見おろすことでもない・頂きを極め、そのまま寂かに<非知>に向かって着地することができればというのが、おおよそ、どんな種類の<知>にとっても最後の課題である。

 367.7『定年後を豊かに生きる生活設計講座』
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私の仕事の目標はそれ自体をなくすこと

未唯へ

 朝、バス停に向かうまでに、散歩している犬を5匹以上見ます。小さな犬ばかりです。テレビで見るような有名犬です。名前は知りません。

 この最近は、何時に寝て、何時に起きるということを考えなくなっています。起きている時は起きているし、寝ている時は寝ています。

今日は整理します

 今日はパートナーは年休です。全体の整理です。未唯空間は新しいフェーズに入ります。詳細の解析です。

 来週からの新しい生活に入るから、その準備をします。土曜日に今日の本を全て片付けます。日曜日は準備に入ります。会社の情報の整理は今日行います。パートナーが居ないから、二人分の机を使えます。

減り始めた体重を維持

 朝は、73.1Kgです。サウナで抜いた水分ぐらいがアップしている。これを維持します。その後に、また、落します。

 土曜日は唯一の趣味である、本と食べ放題です。カレーに限りましょう。今週はおいでんがあるから、土日は豊田市まで歩きます。

 その前に、土曜日の病院があります。数値を確認します。

本の借出冊数

 本は早く、15000冊に到達したいです。これは切りです。本当は2万冊が目標でしたが、そう簡単ではない。

 1万冊の時に、華さんにお茶を申し込んだら、2万冊になったらね、と言われた。よく考えたら、プラス1万冊では10年掛かります。ということは退職しています。トラップにかかってしまった。

お茶したい人

 こうなったら、TM作戦です。年内にTMとのお茶が目標です。TMはこの最近、席に着いたままなので、様子が分からない。

 また、9月9日が来ます。中野さんの誕生日です。丙午の66年生まれです。これで46歳です。46歳の中野さんに会いたいです。会いたいとか、話したいのは女性ばかりです。それもそんなに多くないです。

私の仕事の目標はそれ自体をなくすこと

 私の場合は、研究管理部署での仕事のやり方が効いています。私の仕事の目的は、唯一、私の仕事を無くすことでした。自分が居ることは設計者にとっては邪魔です。いくらサポートしようと。

 自分で表を作った方が、人に頼んで、2日後に出てくるよりも、はるかに楽です。結果を見て、途中で止めることもできるし、それらを個人用のデータベースにすることもできます。シミュレーションができる最強のデータベースも渡しました。

 ファイルメーカー的なものと4D的なもの、その人で異なるので、それを確認して、渡しました。グラフもカレイダとかエクセルとかも渡しました。エクセルは評判が悪かった。一番評判がよかったのは、クリケット。何しろ、素早い。近似も簡単にできる。全部、確認して、それぞれの設計者に渡しました。

 実験室のデータも、一々、取りに行かなくても、光でつないで、設計室のマッキントッシから、選べるようにしました。実験データをすぐに解析するようにして、途中で確認することで、実験室の効率的な循環を可能にしました。

販売店での仕事での邪魔なもの

 これがなぜ、販売店にできないのか。答えは簡単です。自分の仕事を守ろうとする人間があまりにも、メーカー側に多いからです。販売店のことは頭にはない。

 データ一つ渡すにしても、毎回、システムを個別に作っている。そんなものはスタッフのポータルがサーバーに取りに行く仕組みさえ作れば、応用はいくらでもできます。そのために、ネットワーク資源もあるし、色々なことを考えているパートナーが居るから、すぐできます。後は、データの配置です。

 外で使う時も、インターネットツールをそのまま使えばいい。そうしないと、進化についていけなくなる。お客様のニーズに対応できなくなる。何しろ、軽くすることです。軽くした分をお客様とのコミュニケーションに使っていくべきです。

 全ての発想の源は、私の仕事を無くすという発想です。一番足りないのは、人間の多様性の使い方です。車の種類を多くすることではない。本質的なところで多様なものを作っていくということです。それは唯一、考えることで可能です。
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「思いがあれば、かなう」を信じて

思いがあれば、かなう

 「思いがかなう」ではなく、「思いがあれば、かなう」これをパートナーの役割にして欲しい。

 時間短縮にしても、販売店のためにしないといけないと思っていれば、偶然が味方をしてくれる。それを可能にしてくれる。それを持っていないと、組織からの指示そのままにしては、何も出来ません。思いをあれば、かなう、それを信じてください。

 夢を持たないと、夢は実現できません。私の場合は、それが10年、20年も続きます。最長では40年以上です。しつっこいですね。パートナーもしつっこいから、そういうところはできるでしょう。

体重は減り始めた

 体重はやっと、73Kg台に入りました。昨日の夜が、74.0Kgだったから、行くと思ったら、73.5Kgです。もっと下げます。

 問題は土曜日の昼ですね。そろそろ、食べ放題です。本を読みながら、食べ放題しか、私の空間はありません。食べ放題というのは食べてもいいし、食べなくてもいいということです。カレーだけにしておきましょう。

 帰りに、元町のサウナで測ったら、72.8Kgです。ついに72Kg台です。

長屋をモールに

 バス停に行くまでの長屋のようなものがつながっている。これはモールに出来ます。前面に小汚いお店があって、背面に広い駐車場があります。これを変えればいい。前面を駐車場にして、それを取り囲むようにお店を広げればいい。

 横に並んでいるから、お店をアピールできないし、お客様からすると、駐車場の広さの方が問題です。

ローカルのローカルとグローバルのグローバル

 ローカルのローカルがグローバルのグローバルになる意味を考えてみました。個人が全体を持っているということです。宇宙全体は個人のイメージでしかない。そういう色々な人間を配置させている。そこでの多層的な空間が宇宙になります。

 グローバルのグローバルがローカルのローカルになるということは、全体の支配に対して、個人を活き活きとさせると言うことです。歴史はそういうことを循環させます。究極なところは、ローカルのローカルとグローバルのグローバルがつながることです。

 今までは、コントロールが効かなかったから、ローカルとグローバルの関係で済ましてきた。コントロールが効けば、もっと先に行きます。それを数学的に証明しましょう。

 新しいトポロジーです。この空間そのもののことです。

シェアのベース

 だから、一社1パターンのクルマでいいんです。売るために、迎合するために、種類を増やすことはない。人間の多様性に対する考え方を変えてしまえば、無駄が見えてきます。それをしないと、シェア社会はできてこない。

 だけど、共産国家でもできなかったのだから、新しい発想にするしかないです。自分たちの中で考えていくしかない。一人では大変だから、コミュニティのようなまとまりです。それが生きていくということです。

Oの悲劇

 Oは電算部ぐらいのことしか考えていない。電算部に行ったらOne of themです。管理することも出来ないし、作ることは妨げられます。そうして、、何もやらされない。それがOの運命です。

 それに比べて、パートナーはユーザー部署でキッチリできます。考える範囲が違うから。

ブリュッセル日程

 日曜日に、ブリュッセルをまとめます。駅のそばで、安いホテル、各都市への時刻表を決めます。ルクセンブルグまで車か電車かを決めます。
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各国の歴史の連鎖

各国の歴史の連鎖

 社会編は地域の連鎖を述べているけど、歴史編ならば、国の連鎖をしないといけない。チュニジア、エジプトの連鎖です。これを織り込みましょう。

 EUでの連鎖もあります。フィンランドのようにうまく使っているところもあるし、ギリシャのように押し付けられている所もあります。各国の歴史に影響が与えられています。国の中のローカルとグローバル。

 各国の歴史として、フィンランド、トルコと日本を上げている。そういう単独の国だけではない、その影響範囲ですね。数学で言う近傍系ですね。

 エリアとしては、中国の解体、インドの人口問題などのアジア。EUを取り巻く世界。EU本体、ドイツ。フランスでは芸がないから、クロアチアとか、バルト、ウクライナなどがどう連鎖していくのか。ギリシャ、トルコは単独やっているけど、むしろ、地中海帝国の発想。チュニジア、エジプトの連鎖。シリアがどっちに来るのか。ちなみに、アメリカのところでイスラエルを入れます。

 地域コミュニティからどう変えていくかです。かといって、イスラエルの居留地が地域コミュニティになりうるかどうか分からないから、歴史として、調べましょう。

 ある意味では歴史は地理とイコールナ部分があります。歴史のジャンルに各国が入っています。単独の所も連鎖の関係で見直します。それらの将来方向が変わるはずです。

 地域コミュニティから各国になりますので、7.2を丸々,7.4に替えます。ということで、7.1地域コミュニティ、7.2サファイア社会、7.3各国で7.4国の連鎖です。とりあえず、PPTだけで組み替えます。詳細を含めたものは、8月の見直しです。

 注意しないといけないのは、詳細までの組み直しです。焦ってやると、ぐちゃぐちゃになります。詳細の内容は殆ど社会編に吸収できます。国単位の概念の方が新しいです。

ローカルのローカル、グローバルのグローバル

 歴史編の骨子は、ローカルとグローバルですけど、最終的にはローカルのローカル、グローバルのグローバルです。それをどう維持していくかです。

 中国の捉え方は画一的なことでは出来ない。ギリシャも同じです。ローカルのローカルがポイントになります。歴史の中の深みです。ベルギーも入れておきましょう。折角、9月に行くし、EU本部があるから。その大きな流れ、ローカルとグローバルがどうなっていくのか、には数学モデルを使います。

 国をローカルとグローバルに分解させて、どちらから変わっていくかです。EUみたいなものはグローバルのカタチです。ローカルとしての各国が同一価値観を持っている。

 その国と同一価値観を持った国をつなげていくのか、つなげないのか。現在のように、バラバラの価値観を地理的なものでつなげるよりも、同じ価値観を持った国をつなげておいて、グローバルのグローバルでつなげていく方が安定します。

 同時に、今もっている価値観が変えられるかどうかです。理想的な価値観がない以上はバラバラなままでしょう。ギリシャ人はギリシャ人です。真面目には働きませんよ。フィンランド人も同様にフィンランド人です。シスの精神をなくすことはない。

 数学のアナロジーをタテ側に拡大します。今まで、地域コミュニティと言っていたものをカントリーにします。その部分の理論は出来ています。カントリーをどう分解するかです。トポロジーの次元で分解させるのが一番いいでしょう。それをグローバルのグローバルがコントロールできるかどうかです。

地域コミュニティの4つの道具

 大きいのは、地域コミュニティでイメージした、4つの道具をどう配置するかです。ネットワーク、ポータル、コラボレーション、ライブラリをアナロジーでイメージさせていきます。これは、5.8にいれます。

歴史の未来の結論

 今、国のレベルでやっていることが、ローカルのローカルで地域コミュニティにつながります。そのカタチでいかに安定させるのか。それが歴史の未来に置き換えます。

 実は、ローカルのローカルとグローバルのグローバルはイコールです。数学的、哲学的なります。存在と無そのものです。つまり、世界の果て、宇宙の果てと自分が同値だということです。それが、歴史の未来の結論です。
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新しいライフスタイルヘ

『2033年地図で読む未来世界』より

石油依存症の現代社会

 これまで、アメリカ合衆国の自動車保有率(2006年時点で1000人あたり820台)は、世界の石油の需要と供給のバランスを判断する基準とされてきた、だが、将来は中国の自動車保有率が世界の石油事情の重要なカギを握るようになるだろう。2010年9月時点で、中国の自動車保有台数は、人口1億5000人に対してわずか7600万台にすぎない。しかし中国政府の発表によると、2020年には2億台まで増加すると見込まれている。これはアメリカの2億5000万台(2010年)に迫る勢いだ。しかもこの時点でまだ中国の自動車保有率は、1000人あたり143台にすぎないのである。はたして考え続ける自動車に対して、エネルギーを供給しで増え続けることはできるのだろうか。当然、石油製品だけでまかなうにはすぐに限界がくるだろう。

 石油をたくさん消費するのは自動車の燃料だけではない。自動車が通行するための道路も、建材や舗装用アスファルトに大量の石油が必要とされる。将来的な石油不足に対応するには、石油に頼らずに道路を作ることができる材料や技術を見つけなければならないだろう。

 石油消費量の増加には、国際貿易の拡大も大きく関係している。まず、グローバル化に伴って取引される物資の量が増えたため、そして、農作物の栽培地と加工地、あるいは工業製品の製造地と消費地を隔てる距離が1990年頃から徐々に延びてきたためである。輸送量が増えたり、輸送距離が延びたりすれば、それだけ多くの燃料が必要になる。将来的な石油不足を考えると、物資の量を減らし、輸送距離を短くする方向へ早めにシフトする必要がある。

 だが、これは経済を国際貿易に依存している国にとって大きな痛手となるだろう。欧州のように比較的小さな国同士が隣接している地域はよいが、アメリカ合衆国、カナダ、ロシア、オーストラリア、中国のように国土が広大で他国との距離が離れた国々で輸送距離を短縮させるのは難しい。また、すでに地下鉄、バス、電車などの公共交通機関が整備されている都市であれば、石油に頼らない町づくりもスムーズに進むだろうが、ロサンゼルスやラスベガス、オーストラリアのキャンベラ、カザフスタンのアスタナ、パキスタンのラワルピンディ、ブラジルのブラジリアのように自動車が主要な移動手段である都市では、省エネ交通システムの整備に多大な費用がかかるだろう。

 人間社会はどれほど化石燃料に依存しているのだろうか。具体例を見てみよう。農作物が畑で栽培され、食品としてわれわれの手元に届くまでには、大量の化石燃料が使用されている。畑で使われるトラクタやコンバインのディーゼルエンジンの燃料は、軽油や重油などの石油製品だ。農作物の生育を助ける窒素肥料は天然ガスから、殺虫剤や除草剤は石油から作られている。農作物の種や肥料、収穫物はたいていトラックで輸送される(燃料は石油製品)。農作物が工場に到着すると、そこで食品に加工され (工場で使われている設備も石油製品を使用)、石油を原料とするプラスチックで包装され、冷蔵・冷凍保存され(電気を発生させるのに化石燃料が使われる)、われわれの手元へ輸送される……。

 つまり、化石燃料が安く簡単に手に入るからこそ、われわれは今の食生活を享受できているのである。およそ40年前、こうした食品生産システムが世界中に普及したおかげで、われわれはいつでもどこでも食糧を入手できるようになった。だが、もし原油価格が一気に高騰すれば、システム全体に多大な影響がもたらされ、世界の多<のひとびとが食糧不足に苦しむことになるだろう。実際、2008年に起きた世界的な食糧価格の高騰は、農作物の生産国における原油価格の上昇に端を発していたのだ。

 医療分野も化石燃料に大きく依存している。医学研究、ワクチンや抗生物質の製造・保管・輸送、医療施設の運営、水道設備や汚水処理場の整備……すべてに化石燃料は必要だ。われわれが健康を維持するのに化石燃料が必要不可欠だとしたら、もし化石燃料が不足したり価格が高騰したりすれば、世界の多くのひとびとが充分な医療を受けられなくなり、伝染病の流行を招きかねない。とくに発展途上国はほとんどの国が財政難にあるため、化石燃料の価格高騰に対応することができないだろう。

新しいライフスタイルヘ

 結局、工業化社会であろうが、第3次産業の割合が高い脱工業化社会であろうが、現代社会はあまりにも化石燃料に依存しすぎているため、ささいなことですぐに崩壊する危険性をはらんでいる。あらゆる分野のすべての活動に、1次エネルギー、とりわけ石油が必要とされる。だからといって石油に依存しない社会を構築することも簡単ではない。代替エネルギーの研究にかかるコストのほか、各産業分野において新しいシステムを構築する費用など、公共・民間のいずれにおいても多大な予算が必要とされるからだ。その上、たとえ莫大な予算をつぎこんだとしても、それで従来通りの生活が続けられるわけでは決してない。われわれはこれまでのライフスタイルを根本から見直す必要があるのだ。

 代替エネルギーヘの移行が進まない理由は主に4つある。1つ目は、化石燃料のエネルギーの効率のよさだ。太陽エネルギー、水力、風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーに比べて、石油のエネルギー効率は格段によい。2つ目は、化石燃料のコストの低さ。3つ目は、化石燃料の利便性。再生可能エネルギーより輸送や保管に向いていて扱いやすい、そして4つ目の理由は、まさにわれわれの石油依存症である。われわれ人間は、日々の生活において、子どものおもちゃから空の旅まで、石油にどっぷりと依存している。そこからいかに抜け出すかが最大の問題なのである。
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