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「未唯への手紙」の「数学」の三巡目 発想について その2

未唯へ。昨日の続きです。会社の仕事の中で、数学を見つけた瞬間を書きました。そこから、強力だけど、孤独な道を選ぶことになりました。

数学の中には、進化したものがあります。その一つが「複雑性」です。複雑なものは単純化せずに、複雑なまま見ます。変化は周辺から起きる、一つの行為に対して、相手が反応して、それに反応するようなものは、非連続だけど、複雑性を考慮すれば、数学モデルはできます。単純性で考えると、答えから離されいきます。

複雑性はまだまだ未発達ですが、社会の変化の解析に用いることで、21世紀の「方法序説」にしないといけません。

文科系の発想では、結果を原因とするのでスパイラルにつながるが、数学の発想は常に、本質の戻るので、スパイラルを起こしません。また、将来からのバックキャスティングにも有効です。本質的な部分のどこを変えたらいいのかを基本とします。それらから、新しい循環のシナリオを明確にしていこうと考えることで、サファイア循環とつながりました。

個別では分かるけど、ThinkとAct、LocalとGlobalとつなげていかないといけません。

会社に入って、一番最初に習ったのは、部分と全体の関係です。部品表の構成を扱っているうちに、部分が全体よりも大きいことに気付きました。品番の用途としては、ボルトナットの方が、エンジンよりも多様だということです。このロジックだけで、部品表を組み替えてしまいました。これが分かるまでは、個別のロジックの集合になっていて、その間のつじつま合わせに苦労していたが、この全体のロジックができた途端にシンプルになりました。部品表をツリーではなく、集合関係にしたので、不合理な組み合わせの摘出もできるようになりました。これがヘッドロジックです。

このシンプルさを電算部の人たちに説明したが、本質的なところを理解できる人はいなかった。だけど、ロジックは明確に動いていました。説明することに難しさを感じると同時に、説明することはしないようにしました。考えない人には分からないものです。これが会社での私のスタンスになりました。

そこから、得たのは“現場”でのデータを基にした、仮説を作り上げ、それをシステムとして実証していくことで、シンプルで強力なシステムを得られる会社も儲かるし、私も“真理”に近づくことができます。Win-Winの関係です。名古屋の販売部門の“現場”で見つけたのが、サファイア循環です。循環そのものを吟味して数学モデルにしました。

インターネットの世界ではグローバルがローカルを支援しています。そこで起こっていることを見ていくと、先が見えてきます。仮説と実証、空間論でのローカルとグローバルで数学モデルは見えてきます。サファイア循環そのものを新しい数学モデルにすることが次のステップに行くための道具です。
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