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モチベーションを上げる

車の運転は危険

 岡崎に車で行くのも、かなり危険になってきました。ろくに見えてはいない。

女性心理分析

 隣の女性の音、これは心の反映です。私はここよ。

パートナーへ告げたいこと

 今の体験は、自分の利益になることです。あなたが中心です。そう、思えば、偶然はあなたの味方になります。

未唯宇宙の感じ方

 どのようにして、未唯宇宙を感じるか。全然、切迫感が足りない。あと6ヶ月です。これまでの6カ月を考えてごらんなさい。本当に、あっという間でしょう。7月までにモチベーションを上げる。

 未唯宇宙の参考文献を分類しようか。まず、記号を決めて、選択から始めよう。
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高齢期の社会関係

『老いとこころ』より 他者との関わり合い

歳をとるにつれ、社会関係はどう変化するのでしょうか。たとえば、高齢期になると配偶者や友人等との死別により、社会関係は小さくなっていくだけなのでしょうか。誰かにサポートを提供することはなくなるのでしょうか。

社会関係は縮小するか増大するか

 理論的には、1960年代に離脱理論が提案され、高齢期に社会関係が縮小していくことが説明されました。

 また、カーステンセンは社会情動的選択性理論から、加齢による社会関係の変化について説明しています。この理論によると、時間展望が狭まり、人生に残された時間を意識するようになると、人はさまざまな情報を獲得したいという動機づけから、情動の満足感を得て人生の意味を感じることに主眼をおく動機づけへと変化するようになります。そのため人間関係も幅広い人間関係から意図的にネットワークを縮小し、満足感やポジティヴな感情を充足させることができる人間関係を選択するようになるのではないかと仮定しています。

 この理論では、高齢期に人間関係のネットワークは縮小することを予想していますが、それは単なる消極的な現象ではなく、むしろ高齢者自身がより質の高い、良好な関係のみを維持するためにとった積極的な行為の結果でもあると捉えています。また、すべての社会関係の側面が一律に年齢とともに変化することは仮定しておらず、たとえば高齢者は自身のソーシャルネットワークの周辺にいた人だちとのつながりや、その人だちからのサポートを失う代わりに、より親密な近しい関係にある人たちとのつながりをいっそう深め、その人たちからより多くのサポートを得ることがあるというように、社会関係の側面によっては減少とともに増大もあることを想定しています。

社会関係の側面によって異なる加齢変化

 実証研究からは、ソーシャルネットワークとソーシャルサポートの加齢による変化はどのように示されているでしょうか。横断法による年齢差の検討、縦断法による加齢曲線の検討、そして最近では、社会関係の変化における、一人ひとりの変化の相違(個人内変化の個人差)の検討もされています。このような研究から、高齢期の社会関係はすべての側面が加齢とともに一律に縮小するのではなく、社会関係の側面によって変化の方向性(増加、低下、安定)が異なること、また集団で捉えると一定の傾向が示される場合でも、個々人の変化に着目すると変動の仕方に多様性があること(個人差)があることがわかってきました。

 ソーシャルネットワークの変化

  ソーシャルネットワークの加齢変化に関しては、大きな傾向として、子どもや配偶者との関係はあまり変化が示されませんが、きょうだいとの関係はやや安定性に欠け、変化する傾向かあります。一方、友人などの非親族との関係は変化しやすく、ネットワークの規模の縮小や交流頻度の減少が起こりやすいことが報告されています。また、ネットワークの成員との交流頻度に関しては、通常は加齢とともに頻度が低減していく傾向が認められます。しかし、病気など何か重要な出来事が発生すると、交流頻度は高まります。

 ソーシャルサポートの変化

  ソーシャルサポートはどうでしょうか。ソーシャルサポートに関しては、概して、高齢になるほど手段的サポートの受領は増加し、自分が他者へ提供するサポートは低下する傾向が示されています。これは高齢期になり、健康状態の変化や身体機能の低下などによって手段的サポートを受け取る必要性が増すとともに、若い頃のようには他者ヘサポートを提供しにくくなることを反映していると考えられます。

  一方、情緒的サポートや知覚されたサポートについては、比較的安定して、変動が少ない傾向にあることが報告されています。

 社会関係の変化における個人差

  しかし、上述したように、集団で捉えると一定の傾向が示される場合でも、個々人の変化に着目すると、社会関係の変化は一人ひとり異なります。この個人差は何を示唆しているのでしょうか。子どもの独立、配偶者や友人等との死別、また自分や家族の身体機能、認知機能、健康状態などの変化によって、社会関係は変化したり(たとえば、ソーシャルネットワークが縮小するなど)、変化を迫られたり(たとえば、これまで必要なかった手段的サポートを必要とするなど)します。そして高齢者はその変化に適応するために、これまでの社会関係を変容させたり、新しい社会関係を築いたりします。子どもの独立や近親者との死別などのライフイベントといつ遭遇するかはライフコースの時期(成人期、高齢期など)とある程度関係しますが、実際に、それがいつ、どのように現れるかは人によって異なります。そうした違いが社会関係の変化における個人差として現れるのです。
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ムスリム社会の発展と安定化への挑戦

『イスラーム世界の挫折と再生』より 中東・イスラーム世界は、なぜここまで堕落したのか

以上のように、ヒズメト運動をはじめとする市民運動や地方の中小企業の成長は、親イスラーム的な次世代エリートや新興の富裕層・中間層の成長に寄与した。彼らの間には、購買力上昇と消費主義の浸透に伴い、現代的ライフスタイルとイスラーム的価値観や習慣を両立した「イスラーム的消費文化」が見られるようになった。購買力上昇とイスラーム復興が進むと、より多くの人々がイスラーム的な商品やサービスを求めるようになり、イスラーム系企業は経営手法や製品のイスラーム性をアピールすることで新たな市場を獲得した。イスラーム系企業が利益を上げるほど、雇用や社会事業を通じて宗教色の強い層が経済的・社会的に上昇し、イスラーム的な商品やサービスヘの需要がさらに拡大するという循環が生まれた。

新たに市場に登場した「イスラーム的」な商品やサービスには、ハラール認証の食品や化粧品、医薬品、ムスリム女性向けのイスラーム・ファッション、礼拝のためのスペースや時間、男女の隔離に配慮したホテルやリゾート、スポーツクラブ、イスラームの教訓的内容を盛り込んだ小説や映画、テレビ番組などがある。また、こうした商品やサービスを提供する企業は、利子取引の禁止、断食月の従業員への食事提供停止、慈善活動への寄付、公正な取引の徹底など、イスラーム的な価値規範に従った経営に取り組んでいる。イスラーム金融だけでなく、ムスリムたちの信仰に基づく価値規範や生活様式が影響を及ぼす全ての部門を含む新たな「イスラーム経済」が拡大している。

イスラーム経済は、トルコだけでなく多くのムスリム諸国に広がり、巨大な市場を形成しつつある。高い経済成長が注目される新興国の中には、ムスリムが人口の多数を占める国々が含まれる。G20にはインドネシア、サウディアラビア、トルコが、NEXT11にはインドネシア、トルコに加えて、イラン、エジプト、パキスタン、バングラデシュ、ナイジェリアが名を連ねる。またアラブ首長国連邦、バハレーン、クウェート、オマーン、カタールなどの湾岸諸国も石油収入による富と金融センターとしての役割によって、世界経済に大きな影響を与えている。

上記のような新興諸国では経済成長と同時に、新たに成長した中開層の間でイスラーム復興が進展している。新たな中間層は消費を中心とした都会的、近代的なライフスタイルや価値観を受け入れる一方で、事業経営や消費において強いイスラーム志向を表明するようになっている。

食品とライフスタイル部門へのムスリム消費者の支出は2012年に1兆6200億米ドルにのぼり、2018年までに2兆4700億米ドルに拡大すると予測されている。イスラーム金融資産は2012年に1兆3500億ドルに達している。イスラーム経済は今後も拡大が期待されており、冒頭で紹介した日本企業だけでなく、欧米などの大企業も次々と参入していか。イスラーム経済の巨大な市場を注視することは、ビジネスチャンスにつながるだけでなく、今後のムスリム社会の発展を担う新しい中開層の特徴を理解する上でも重要である。

以上で見てきたように、イスラーム系の市民運動や企業の成長は、信仰心の篤い社会的・経済的底辺層の底上げに貢献し、新興中間層の問にイスラーム復興を進展させている。これまでイスラーム復興には、欧米的な文化や生活様式を拒絶し、市場経済やグローバル化による変化を頑なに拒むという印象が強かったように思われる。だが社会的・経済的上昇を遂げた中開層の人々のイスラーム志向は、市場経済やグローバリゼーションと手を携えて進行している。

トルコではイスラーム系の企業や市民運動が経済成長やそれに伴う格差の是正に重要な役割を果たし、トルコは中東地域における民主化や経済発展のモデルとしてみなされるまでになった。一方で昨年末、ヒズメト運動が力を入れてきた学習塾の閉鎖を政権が発表したのを発端に、トルコの発展を支えてきた公正・発展党政権とヒズメト運動の間で緊張が高まっている。公正・発展党政権とヒズメト運動の対立は、公正・発展党政権とつながりの強いMUSiADと、ヒズメト運動に属するTUSKONの間にも飛び火しており、今後のトルコ経済への影響を注視する必要がある。

イスラームは社会的公正や相互扶助を重視し、社会のセーフティーネットとなる仕組みを持っている。財産の一部を社会的弱者救済のために使う喜捨の仕組みは、現代のイスラーム系のNGOやイスラーム系企業の活動の中にも見ることができる。新自由主義やグローバリゼーションと共に、政府が財政赤字解消のために福祉予算を縮小するという動きは世界中で広がっている。そんな中、弱者救済を目指しセーフティーネットを提供するイスラーム系市民運動や、そうした活動を支えるイスラーム系企業の役割は注目に値する。

2011年の「アラブの春」以降、中東、北アフリカ地域の広範にわたってイスラーム過激派の活発化が報告されている。これらの地域では経済成長の一方で人々の問の経済的格差が広がっており、過激なイスラーム主義は貧困層や高学歴の若年失業者といった中下層の人々の不満を吸収して台頭していると考えられている。イスラーム系市民運動やイスラーム系企業の活動は、経済的成功者から資金や人材といった資源を再分配する回路として機能しており、経済的格差の是正や社会的公正の実現に向けた取り組みを通じて、今後のイスラーム地域の安定化に貢献することが期待される。
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アイゼンハワーの実践知リーダーシップ

『史上最大の決断』より アイゼンハワーのリーダーシップ--フロネシスの視点-

(1)善い目的をつくる能力

 アリストテレスは『ニコマコス倫理学』で、「あらゆる行為や選択はすべて何らかの善を希求する」と主張した。この点は、「よりよく生きる」の本質を問い続けた師ソクラテスに通底する。賢慮の実践は、共通善に照らして正当な目的を持つことが前提になる。

 アイゼンハワーは連合軍最初の上陸作戦であり、彼が初めて司令官を務めた北アフリカでのトーチ作戦が終了後、「戦争観が全く変わった」と自著『ヨーロッパ十字軍』で述べている。

 「18世紀まで軍人とは傭兵を指した。戦争はいわばゲームであり、たとえ敵同士であっても憎しみの感情はなかった。軍人が戦ったのは勝利の暁に手に入る報奨金のためだった。結果として、捕虜となった敵方の司令官が賓客としてもてなされることもあっただろうが、今度の戦争は違う」と彼は主張する。「自分たちは、私利私欲を離れ、人類の幸福実現のために立ち上がったのであり、人間の権利を侵害する悪とは絶対に妥協しないと誓ったのだ。私にとってこの戦争は十字軍のように神聖な戦争となった」と述べるのである。アイゼンハワーの共通善の基準は、チャーチル同様に人類というレベルで、ギリシャ・ローマ時代からの「歴史的構想力」に裏打ちされている。

(2)ありのままの現実を直観する能力

 現実をうまく捉えるには、個別具体の微細な経験を総合するプロセスが不可欠となる。それはアリストテレスの共通感覚やポランニーの「暗黙的知り方」に近い。すなわち、部分と全体を常に往還し、名詞形ではなく、動詞形で物事を捉えるプロセスだ。アイゼンハワーはその力に長けていた。

 アイゼンハワーに対しては「戦争に従事した経験が乏しい」という批判もあったが、なかなかどうして、観念論を排し、リアリズムと直接経験を重視する実戦派の軍人であった。なかんずく、空戦も含めた水陸両用作戦に関する幅広い経験知の獲得にこだわっていた。

 アイゼンハワーとパットンはメリーランド州フォート・ミードの歩兵戦車学校で知り合っている。2人は意気投合し、互いに新しい兵器である戦車の可能性に目を開いた。1台の戦車を最後のボルトやナットにまで分解し、再び組み立てた。戦車を使ったさまざまな実験にも取り組んだ。戦車の設計まで研究し、戦車を核にすえた自動化部隊がアメリカ全土を横断できることまで2人で確認している。

(3)場をタイムリーにつくる能力

 場づくりこそ、アイゼンハワーが非常に得意とするところだった。明るい性格の楽観主義者で、人の話を聞くのが大好き、アイク・スマイルと呼ばれた底抜けの笑顔でチームをうまくまとめた。

 ウエストポイントでフットボールに打ち込むものの、2年次に膝に大怪我を負い、選手生命を絶たれてしまうが、のちにコーチとしての才能を開花させた。陸軍入隊後も、多くのチームでコーチを務め、いずれも優秀な成績に導いた。選手たちをやる気にさせる場づくりの能力がそこで磨かれたのではないか。

 43年11月には、カイロ会議出席のため、はるばるアフリカにやってきたルーズベルトをカルタゴの古戦場跡に案内し、歴史談義に花を咲かせた。ルーズベルトも歴史好きで、アイゼンハワーの戦史話に共鳴し、互いの人間関係が多いに深まった。

(4)直観の本質を物語る能力

 アイゼンハワーがアメリカ陸軍参謀本部内に設けられた作戦部の初代部長を務めていた際、ノルマンディー作戦の原型とも言える案を構想していたことは第3章で述べた。

 彼が自著で明かすように、それは「陸空兵力を一体として、双方の効果を倍加するに至らしめるまでに空軍を地上作戦に協力せしめようとするもの」であり、当時としては空前絶後の斬新な戦略思想であった。

 事前に、上陸地点を誤らせる欺隔作戦から始まり、戦略爆撃、空挺活用、艦砲射撃を存分に行う。その後に兵力を一気に陸揚げするとともに港を確保すると、後続部隊を次々に送り込む。続いて戦車を中心とした自動化部隊がドイツ心臓部目がけて突き進む。アメリカ陸軍参謀本部内に設置された作戦部の初代部長となった当時から、優れた直観力により、そういう計画が頭の中に渦巻いていたはずである。

(5)物語りを実現する能力(政治力)

 アイゼンハワーは多くの人を「彼のためなら一肌脱ごう」と思わせる「人たらし」であった。それは構想した物語を実現するための大きな推進力となった。

 リーダーシップはある人の持つパワーや影響力に関連して定義することができる。それを「目標達成に向けて人々に影響を及ぼすプロセス」と広く定義すると、人間が持つ社会的パワーの基盤は次の6つの力で構成される。①合法力(組織から公式に与えられた権限に由来する力)、②報償力(報酬を与える能力に由来する力)、③強制力(処罰できる能力に由来する力)、④専門力(専門的知識や技能に由来する力)、⑤親和力(互いの一体感に由来する力)、⑥情報力(情報の量や質に由来する力)の6つである。前の3つの力をハードパワー、後の3つをソフトパワーと分類することもできる。文脈に応じ、これらをダイナミックに総合したものが個人の持つ政治力であり、それが個々のリーダーシップを成り立たせているのである。

(6)実践知を組織する能力

 アイゼンハワーは自分ですべてを抱え込もうとせず、各組織にいる優れた人材をうまく使った。それは既に指摘したように、アメリカ軍の組織がドイツ軍はもとより、味方のイギリス軍よりも自律分散型、すなわちフラクタル性が高かったことも影響していた。彼の大きな功績の1つは、膠着した戦線を突破させるべく、パットンを投入したことだ。

 アイゼンハワーの組織化能力は239ページで紹介したエピソードによく現れている。ドイツ軍の戦車砲の優秀さに直面し難儀を覚えているという前線からの報告に接したアイゼンハワーは、すぐにマーシャルに連絡し、戦車の専門家をノルマンディーからアメリカに送り返すと、自軍の徹甲弾を改良するための議論を行わせた。モントゴメリーも同じ情報を得ていたが、彼はそれを握りつぶし何の処置もとらなかった。

 アメリカ人ジャーナリストのジョン・ガンサーはこう書く。「彼の一つの著しい特徴は、信用のできる人物には、すべてを任せきってしまう点である。だから、彼の部下は、大ていのことは自分たちの裁量で処理してしまう」。
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岡崎図書館の10冊

明日は菅谷明子さんの講演会でお休み。Iさんに会えないのは残念。

先週はスタバ相談でお休み。2週間ぶりです。

012.9『図書館とともに』キハラ一〇〇年の歩み

N769.9『世界のバレエ学校』誕生から300年の歴史

674『言葉の技術』思いつくものではない。考えるものである。

936『ケネディのいちばん長い日』ある日本人との死闘

304『「全身○活」時代』就活・婚活・保活から見る社会論

318『自治体アウトソーシング』これでいいのか

361.4『日本人はなぜ「小さないのち」に感動するのか』

164.3『ヘラクレスは繰り返し現われる』夢と不安のギリシャ神話

289.3『赤い大公』ハプスブルク家と東欧の20世紀

492.9『脳・神経ビジュアルナーシング』見てできる臨床ケア図鑑
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