未唯への手紙

未唯への手紙

雑記帳の読み方

2014年06月03日 | 7.生活
停滞している

 何となく、げんなりしています。理由は分かる気がします。

 それにイメージと異なる状態です。半年間でもっと出来ているはずです。あまりにもたまりすぎている。あとの半年に期待が持てない。

 家を含めて、存在を掛けて、集中的にこなしましょう。こなした先に見えてくるかというと、データの整備だけをしている。その間にアイデアは生まれてくるが、それを実現するための足腰が全然ダメです。

「Watch Me」

 「Watch Me」って、どういう意味? 朝、寝ぼけている時に突然、浮かんだ言葉。

雑記帳の読み方

 雑記帳#743の哲学部分を抜き出す。ついでに、「哲学入門」

 哲学関係は集中的に読むようにして、読書の効率を上げる。

 雑記帳#743のOCR文書

  133.5ラツ『哲学入門』140119 ⇒ 抜出

  134.2ナカ『自由の哲学者カント』140119 ⇒ 抜出

  146.8シゲ『脳をみる心、心をみる脳』140119

  201ワタ『名著で読む世界史』140119

  289.3モリ『アレクサンドロス大王』140119

  335.7トウ『公民連携白書』140119

  364.02ヤシ『社会保障を立て直す』140119

  369.3メ『巨大地震Xデー』140119

  501.6フ『文系のためのエネルギー入門』140116

パートナーに言いたいこと

 パートナーに言いたいのは。聞く必要はないけど。素直ないい子であることはできない。オンナの時代の先頭を切る。そのために、言いたいことを確認して、それを言うと同時にそのための実績を示したいく。

 「今のままでいいわけはない」そのためのアイデア、アイデアだけでなく実行力。

スタバのIさん

 Iさんとは近づきすぎた。心が何か避けようとしている。ワクワク感がないですね。今日はプロモーション初日だからかな。

 やはり、スタバから離れます。あまりにも、入りすぎた。甘えている。

小分類変更 9.環境社会

2014年06月03日 | 3.社会
9.1 地球規模課題

 9.1.1 地球規模課題に対応

  1.環境問題につながる

  2.コンパクト化を望む

  3.社会格差が拡大

  4.コンパクトな生活

 9.1.2 環境問題の方針

  1.25%削減の束縛

  2.多様なエネルギー対応

  3.地域で循環させる

  4.国の方針は不明確

 9.1.3 静脈系の不備

  1.廃棄物をどこに回す

  2.リサイクルから共有へ

  3.静脈系の流れをつくる

  4.高齢者問題は人生の静脈系

 9.1.4 地域起点の循環

  1.原発の限界を露呈

  2.エネルギーは地域分散

  3.市民と連携したエネルギー

  4.スマートグリッド

9.2 サファイア循環

 9.2.1 地域から対応

  1.地域の社会保障

  2.クライシスで進化

  3.地球規模課題を地域で対応

  4.国を超えた流れが拡大

 9.2.2 市民の知恵を活かす

  1.生活者の発想

  2.多様な地域の知恵を活用

  3.新しい行政と地域協働

  4.コンパクトシティ

 9.2.3 市民主体

  1.市場主体は破綻

  2.国の分配方式は限界

  3.国に依存しない民主主義

  4.夢が市民を強くする

 9.2.4 企業が地域を支援

  1.ソフト化へシフト

  2.クライシス対応の社会

  3.共有概念で市民と合意

  4.産官学連携のスマートシティ

9.3 環境社会

 9.3.1 環境社会を構築

  1.技術開発に頼れない

  2.自分たちで解決する

  3.市民中心のサファイアモデル

  4.共有概念で社会構造を変える

 9.3.2 循環の配置

  1.事務局は循環を考える場

  2.市民は危機境意識をカタチにする

  3.専門家は課題解決の方向を示す

  4.行政は市民を環境社会に誘導

 9.3.3 共有意識を育成

  1.つながりを実現

  2.知識と意識

  3.地域インフラを実現

  4.産業のソフト化

 9.3.4 新しい意思決定

  1.テーマの絞り込み

  2.チームでロジック

  3.立場と知識で発言

  4.コミュニティで合意形成

9.4 地域の姿

 9.4.1 分化から自立

  1.ソーシャルで武装化

  2.分化し、学習する

  3.地域の特性でつながる

  4.幸せの価値観

 9.4.2 危機感から意識変革

  1.存在の力で意識変革

  2.情報共有でつながる

  3.共有意識からコミュニティ

  4.新しい民主主義

 9.4.3 分散自律

  1.行政と市民の関係

  2.コンパクトな生活

  3.創発的な活性化

  4.市民の役割分担

 9.4.4 権限委譲

  1.全体効率は非効率

  2.税収入を地域に移管

  3.クライシスを機に進化

  4.新しいマーケティング

9.5 分化と統合

 9.5.1 LAN/WAN

  1.公共の概念でコンパクト化

  2.地域インフラの風景

  3.地域をカバーするLAN

  4.地域を超えたWAN

 9.5.2 分化が統合を促す

  1.地域インフラで近傍系つくり

  2.行政での統合

  3.地域から経済・政治体系

  4.共有の考えで国民性を変える

 9.5.3 地域が企業を変える

  1.生活道路は乗入制限

  2.生き抜くために発言

  3.地域の要望で企業に申し入れ

  4.大胆なインフラ提案

 9.5.4 市民が行政を変える

  1.存在の力で行政を乗っ取り

  2.地域インフラは自前主義

  3.組織は個人の分化を促す

  4.多くの人が生きる仕組み

9.6 持続可能な社会

 9.6.1 共有の意識

  1.市民の多方面への展開

  2.売るから使う意識

  3.持続可能性を追求

  4.地域と国の役割

 9.6.2 お互い様

  1.ローカルで行う

  2.グリーン雇用

  3.高度サービス化

  4.統合機能

 9.6.3 地域で決定

  1.財源を確保

  2.優先順位を決定

  3.どういう社会にしていくか

  4.社会保障制度

 9.6.4 市民が主体


  1.存在の力をカタチに

  2.共有意識で知の世界

  3.個人所有からシェア

  4.儲かるシェア

9.7 多様化に対応

 9.7.1 国家の限界

  1.独立を勝ち取る

  2.分配と雇用が保証できない

  3.地域の様々な試みを集約

  4.直接民主制度で体質を変える

 9.7.2 市民意識を表現

  1.欧州の地方自治は参加型

  2.市民意識を表現できる規模

  3.共有環境の図書館の役割

  4.ゲームからコミュニティ化

 9.7.3 人的資源活用

  1.ハイパーインフレ

  2.人的資源を集中

  3.LL=GGに向けた変革

  4.組織が分化した産業構造

 9.7.4 意見を反映

  1.議論し、結論を出す環境

  2.法案を行政に執行させる

  3.危機感で平和を追及

  4.事務局で実現

9.8 グローバル化に対応

 9.8.1 国民国家であること

  1.国民国家としての日本

  2.グローバル化に対応

  3.EUは多様な価値観に対応

  4.世界は環境社会に向かう

 9.8.2 超国家で対応

  1.人口変動で国家が動く

  2.GGの超国家が出現

  3.LL・GGの環境社会

  4.北欧の新経済理論

 9.8.3 同一価値観

  1.国家連合でのつながり

  2.EU・地中海連合

  3.インド洋・シナ海連合

  4.アメリカ大陸連合

 9.8.4 日本の場合

  1.国民国家からの離脱する勇気

  2.一人ぼっちでモノつくり

  3.アジア諸国と連携

  4.環境社会で世界の盟主
  

歴史的・社会的条件によって形成された生活文化 舶来文化崇拝

2014年06月03日 | 7.生活
『生活文化史』より 日本の生活文化の特質 自然環境と歴史的条件と生活文化

外国文化崇拝は、いうまでもなく東アジアの東端に位置し、後進地として出発した日本が、前近代においては中国・朝鮮・インドなどから、近代以降は欧米から、先進の文明文化を取り入れることによって国を進展させてきたことが要因である。外国の文明文化を取り入れ・て自国の文明文化を発展させてきたのは日本だけではない。まったく孤立して文化を向上させてきたところはなく、どこの国、どこの民族でもなんらかの形で外国からの文化を取り入れて発展してきている。しかし日本のように圧倒的に多くの文明文化を外国から導入して、高度な文明国となったところは珍しい。それだけに日本人は古代から現在にいたるまで変わることなく一貫して外国の文明文化に対し、強い好奇心をもち、尊敬と憧れを抱き続けている。また日本の場合、先述したように外国からの軍事的侵略を受けることがほとんどなく、はいってきたのは文明文化だけだったことも舶来文化崇拝に大きく作用しているのであろう。

導入された外国文化は多岐にわたるが、そのなかで生活文化にかかわるモノ、いわゆる舶来品についてみると、前述したとおり前近代では天皇・公家・将軍・大名・僧侶など上層階級のための奢侈生活用事物にかたよっていたことが大きな特徴である。古代の天皇がいかに舶来品に囲まれた暮しをしていたかは正倉院の宝物が物語っている。

舶来品で前近代を通じて多いのは薬品・香料・高級染織品・美術工芸品・遊戯品で、このほかとくに中世には唐物と呼ばれた宋代磁器・絵画・美術工芸品や、調度品、絨毯・毛鋭、紫檀・白檀などの貴木類、鸚鵡・孔雀・唐犬などの異鳥珍獣、茶・砂糖が、近世には朝鮮の木綿・虎豹の皮・人参、南方の木綿類(更紗・金巾・桟留)、西欧の羅紗・ビロード・時計などが珍重された。時代とともに受用者の範囲は徐々に拡がっていったが、それでもこうしたものは一貫してステータス・シンボルであり、憧れでありつづけた。

渡来外国人をとおしてもたらされた風俗や料理も日本の生活文化に大きな影響をあたえた。その一つに茶がある。のちにつづく喫茶の文化は平安末に禅僧によって宋から将来されたものだが、喫茶の風俗が舶来の美術工芸品と一体となって日本独自の茶文化を形成した。

日本にはいってきた茶には南北朝から室町にかけて闘茶を中心とした茶寄合と書院茶の成立と、近世初期の千利休らによる佗び茶の大成という二大エポックがある。佗び茶の成立によって茶は日本文化として確立したのであるが、茶寄合と書院茶の成立に重要な役割を果たしたのが唐物と呼ばれた中国、朝鮮から舶来された美術工芸品である。

唐物がとくに珍重されたのは室町時代で、おびただしい数が輸入された。室町幕府は唐物鑑識のため唐物奉行まで設けている。この時期に輸入された美術工芸品には芸術的価値の高いものが多く、日本人の美意識をきたえるうえで大きな役割を果たした。現在でも国内随所の美術館に所蔵されているものが多数あり、国宝に指定されているものも多い。この時期の唐物ブームが武家の住宅文化である書院造の成立をうながし、今日に続く和風室内装飾の形成に導いた。一方の佗び茶は唐物の否定ではあったが、けっして断絶ではなく、書院茶の伝統は引き継ぎながらも、それを乗りこえて日本の文化、それも新しい時代の主人公である民衆の文化を称揚し、芸術的に洗練した。茶が現在にいたるまで日本文化の重要な軸として存在し続けているのはこのためである。

南蛮人のもたらした風俗文化にも日本人は強く惹きつけられた。宣教師の記録によると信長や秀吉など有力大名たちはおびただしい数の南蛮渡来の品々を所蔵していたという。大名たちはキリシタンでもないのに十字架や聖牌を身につけたともいわれる。南蛮船入港や南蛮人行列など南蛮人の風俗を描いた南蛮屏風が多数製作され、南蛮人の着ていたカルサン(短袴)やジュバン(上衣)、装襟、メイアス(メリアス・靴下)、ボタン、カパ(マント・合羽)、帽子、眼鏡、毛脱、カルタ、煙草、カステラ、コンフェルト(金平糖)などはやがて日本人の生活に取り入れられ、そのまま日本語として定着したものも多い。

こうしたなかで日本の生活に深く浸透し、日本独自の生活文化として定着したものが毛脱、それも緋毛脱である。緋毛託は狸々緋と呼んで、すでに南北朝ごろから中国をとおして中央アジア産のフェルトの毛脱が輸入されており、田楽興行や茶寄合に使われて、人びとを魅了していた。狸々は中国の空想上の動物で大酒を飲んでめでたい舞を舞うとされ、あざやかな緋色が狸々を連想させることから名づけられたものである。

ついで戦国期から近世初期にかけてスペインが狸々緋を持ち込んだがこれは羅紗であった。羅紗はフェルトと違い、織物のため価格が安かったこともあり、狸々が魔よけになるとされて縁起をかつぐ武士たちに喜ばれ、陣羽織や刀や槍の袋などに仕立てられ戦陣で盛んに用いられた。さらに江戸時代にはいり、羅紗の輸入はいちだんと本格化した。毛織物工業がめざましく発展していたオランダから輸入されるようになってふたたび価格がさがったためである。おりしも経済力が上昇した町人のあいだで毛脱・絨毯の需要が高まり、祝言や茶席、雛壇、花見にと緋色の羅紗は緋毛鋭と呼ばれて盛んに使われるようになった。掛茶屋床几、寺子屋の席書の敷物などにも緋毛脱は必需品となって完全に日本人の生活に入り込んでいき、いまなお祝祭の場を演出し続けている。

舶来崇拝の対象は近代以降、欧米に変わる。同時に前近代と違い、一部の人たちだけでなく、広く全国民の、しかも生活文化全体に波及し、日常生活をはじめとして社会のあらゆるところに西洋文化が浸透していった。後述する「和洋二重生活」にみるように西洋化か負担を重くしたのにもかかわらず、「上等舶来」「ハイカラ」は高級品の代名詞となり、人びとの憧れとなって日本の伝統的な生活文化を変えていった。

近代の西洋の生活文化導入において、中国や朝鮮の場合は政府や民衆による抵抗があったのに対し、日本はほとんど無抵抗でというより、歓迎して積極的に迎え入れている。日本人の外国文化に対する姿勢の特色をものがたっているもので、この違いについて詳述する余裕はないが、このことが日本を東アジアでいち早く近代国家につくりあげていくうえで大きな推進力となったことはまちがいない。