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所有するムダをオープン

ヌジャン

 「ジャンヌ、戦え! フランスのために。能無しシャルルを超えて」シャルルではなく、ヌジャンにしましょう。これは隠し言葉です。ジャンヌの逆です。

 これで、土曜日から連続5日間の相談です。悩みは深くなる一方です。自分の力で抜け出すしかない。3.5h、3.5h、1h、2hです。計10hです。

ソーシャル・コミュニティング、相乗り

 設置面積からすると、車に4人乗っても、道路を埋め尽くすには、まだまだ足りないです。

 資源を皆で共有する。クルマを共有するのではない。意にかなった移動手段を自分の意思で選べるようにする。同じ目的地へ行く人を見つけることを目的としたウェブサイトがいくつか登場し、問題を解決しようとしている。信頼できる相乗り相手を見出す。

 ソーシャル・コミュニティングという枠を模索する新興企業は現れているけど、企業ではダメです。本来のコミュニティの役割です。収益源です。相乗りすることで、社会的負荷を減らすことを金銭に換算して、行政に要求する。

 情報共有がそれを為しうるモノであり、相手の状況を知ると同時に、自分の状況を教える。より良い相乗り相手を見つけることから、一歩進歩して、クルマとモノを皆で共有する。

所有するムダをオープン

 トロントで車で走るのに、車のローンに290ドル、保険料で170ドル、燃料費で100ドル、駐車場代に85ドル。計645ドル。ジップカーだと、月35ドルの利用プラン、月に6回、平均2時間乗るとして、1時間当たり、およそ13ドル、月額にして、156ドル。

 利用するために、ドルが加算されるので、複数の用事を済ませるようになった。シナリオとしては、ジップスターでもって、コスト的な感覚が強くなり、行くところにより、選ぶことになり、何でもかんでも自動車と言う、いい加減さはなくなる。これがシェアの本来の考え方です。

 ビジネスモデルは余っているモノを見つけて、活用する。所有しているモノ、すでに投資しているモノからより多くを得る。使う分だけ払えば済む社会にしていく。ジップカーが一台増えることに、一人しか使わない車が15台から20台、道路からなくなる。

カーシェアリング専用車

 フォードはジップカーと提携する道を模索始めている。ジップカーに電気自動車を試験的に利用してもらったり、カーシェアリング専用車を設計したりしている。この動き自体は見えていない。

5つのファクターとクルマとの関係

 (オープン)交通システムに関するあらゆる情報をオープンにすれば、クルマへの依存に関わる、本当のコストが明らかになる。

 (コラボレーション)コラボレーションを取り入れれば、人材、アイデア、技術が一つになり、未来につながる技術やサービスの考案・導入が加速される。

 (共有)車そのものを共有すれば、膨大な資産・資源のムダ使いが是正される。

 (倫理)倫理に則って、行動すれば、現在の交通システムを未来の世代につなげるために、必要な投資を行えるようになる。

 (相互依存)相互に依存しているという意識を持つことで、マイカー所有者・企業・社会・国家はそれぞれが孤立した存在でないと認識している。

未来につながる交通システムのキュレーター

 環境や他者が被る負のコストを自分のこととしない限り、未来につながる交通システムは産れない。

 キュレーター、物事がうまく運ぶ環境、その基盤となるプラットフォームを作り、自分以外の人間に自由を与えて、彼らが自分で考えて、行動し、組織全体の、社会全体の利益となるものを創造できるよう、援助する人間。

 協議の場を提供するので、みなさん話し合って下さいといって、コミュニティを作る側に回る。イノベーションのために、オープンなインテリジェントネットワークが構築できれば、周辺のコミュニティの力を結集して、次世代の車両搭載型のサービスとアプリケーションを開発したり、業界共通の問題を解決できる。
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