テング熱とは「ネッタイシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症である。デングウイルスはフラビウイルス科に属し、4種の血清型が存在する。比較的軽症のデング熱と、重症型のデング出血熱とがある(国立感染症研究所)。昨年、このテング熱が首都は東京の代々木公園から始まり、多くの感染者が出た。今年は警戒が始まり代々木公園では薬剤散布が始まったという。水の溜まるところを無くすことが最高の対策という。蚊は気温が25度を超えると活発になる、肌の露出は厳禁だ。
毎年虫のシーズンになると「空間用虫よけ剤 」の大げさなCMが流れる。昨年この虫よけ剤の効能をふと見て我が家には効果なしと購入を止めた。その理由は「適用害虫はユスリカと チョウバエ」の2種類に効果がある記されていた。ユスリカは蚊に良く似ているが血を吸うことはない、チョウバエは浄化槽、下水溝などの排水溝等の汚れた個所に発生する。
消費者庁も、効果が薄いと判断し景品表示法違反で措置命令を今年2月に出した。先月くらいから某社のCMが流れ始めた。素人には措置命令前と変わらないように見えるが、効果に一段の進歩があったんだろうか。店頭のワゴンに山積みされた空間用虫よけ剤の効能を確認する主婦の姿がある。ワゴンに積まれたそれを見ると効果があるとされた虫はユスリカとテョウバエで変わっていなかった。
狭い庭でも草は生える。草ぬきの蚊よけには渦巻蚊取り線香を容器にいれて腰にさげることを何年も続いけている。これは結構な効果がある。近所の方は身体の前と後ろにさげて草ぬきをすると笑う。生活の知恵は似たようなものと納得する。それにしても「空間用虫よけ剤」とはうまい命名をしたものだ。