日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

生きる

2015年05月21日 | 生活・ニュース


 2014年厚生労働白書によると、生きたいと思う年齢の平均は男性80.90歳、女性78.36歳。生きられると思う年齢の平均は男性77.75歳、女性77.52歳。生きたい、生きられると思う平均年齢に男女の大きな差は見られない。ところが2013年の簡易生命表によると、90歳まで生存する割合は女性47.2%、男性23.1%とおよそ半分、95歳までになると女性23.1%に対し男性はなんと8.1%と三分の一になる。

 貴方の面倒を見てから私は逝くといっていた妻が、私が先に逝くことにすると変心した。その理由は「年金が減額するから」ということらしい、という内容の投稿を読んだ。しかし、実際の生存率からするとこの変心を適える見込みは薄い。退職後に年金だけで生活する夫婦の蓄えは2千万円近く必要という報道もある。病院か施設か自宅かで2千万円は変わるだろう。

 この季節、近くの種苗店には多くの苗が並び、これを求める農業を職とする人、菜園を趣味とする人など1年で最も賑わっている。そばで宅配の車から苗の入った段ボール箱がいくつも降ろされている。ピーマン2本、プランター植えの苗を買うには声をひそめる。店先を眺めていると、種を撒いて苗を育てて植える、そんな工程は古い農法でコストもかさむのだろう。

 何年間も実をつけたい、この次の年はもっと大きく実らせたい、来年は赤色の花を咲かそう、そんな雑念を抱かずにただ生業に務める植物の寿命は1年。人も年齢を気にせず自然なままに生きたら何歳まで生きれるだろう。今日は24節季の小満、万物の成長する気が満ち始めるころという。生き物にとってはいい季節になる。
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笑顔のアドレス

2015年05月20日 | 生活・ニュース

 アドレスをどこかで盗まれる、あるいは写されてなど原因はいろいろだろうがとんでもないメールが届くことがある。パソコンをはじめたとき「知らないメールは絶対に開くな。開くならワンクリック100万円を覚悟しろ」と教わった。今朝も在京の大手銀行名で「ご確認」というメールが取引も無いのに届く、即「ごみ箱」へ。小心者なので100万円の戒めは今も厳守している。おかげさまでこれまで被害にあっていない。

 アドレスは変更すると漏れなくその通知することが大変というのは経験者から聞いたこと。最近、パソコンからスマホに乗り換え人から、アドレス変更の通知が届いた。数字とアルファベッドは分かるのだが、ハイホンが並んでいる、文字化けしている、と問い合わせた。

 明るい声で、それは「笑顔」ですという。アドレスに顔文字が使えるようになったの、と問い返す。正確には「ハイホン アンダーバー ハイホン」の組み合わせ、そういわれて見直すと、確かに笑顔に見える。すぐに修正しテスト送信すると確かに届いた。アドレスに笑顔を用いる、考えてみるとそのアイディアが似合う人だと気づく。

 今はガラケーと呼ばれる携帯電話、独自の進歩を遂げた日本の携帯は外国では普及しない機能だった。多くの接触を避け独自の進化を遂げたガラパゴス諸島の生物に例えてガラケーという。最近では携帯をバカにしているとして「フィーチャーフォン(個性的な電話)」と言い換えるとか。全盛のスマホは「ガラスマ」と呼ばれる日も近いらしい。ガラケーも生産中止になるとかでガラスマの世になる。携帯電話はいま流行の「遺産」になるかも、アドレスと合わせ大切に使いこなそう。 
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クロガネモチ

2015年05月19日 | 生活・ニュース


 狭い庭でも枝きりの必要な小さな木がある。世間では剪定といわれるが我が家の仕上がりは枝切り。それでも毎年、梅雨入りまでに新しく伸びた枝葉を切取り形は整える。年期だけは40年の後半ほども経験しているが、その進歩はない。そんな切り方でも、いやそんな切り方だからか春になると枝は伸びほうだい。日ざしが強まり雨が降ると目に見えるように伸びる、やはり時期のもの新葉のその色は季節を感じさせる。

 最近、赤い実の数が少なくなり気になっているのはクロガネモチ。古い葉が散るとにょきにょきと小枝が伸びる。毎年、剪定ばさみでとにかく涼しくなるように切りそろえる。今年もバッサバッサと切り落としていて、ふと見ると小さな、米粒よりも小柄で柔らかそうな小さな白っぽい実が小枝についているのを「発見」した。もしやこれが赤い実になるのではと気づいた。

 剪定ばさみで思い切り枝を短くしていると、発見したような生まれたての実を切り落としていたことになる。実からすれば、無残に切り捨てられたことになる、そんな気づきをして思い出したのは、クロガネモチの剪定で枝先は切るなという記事。隣家の大木は本職が枝に足を掛け丁寧に剪定している。だから実がなる。

 そう気づいて選定ばさみを植木ばさみに持ちかえて小粒の実がついた枝を探し、それを残しながら他を取り除くことにした。枝切りに比べ根気と時間の掛かる作業となった。これまでの風通しの良いすっきりしていた樹形が少し趣のある形に感じ、「この冬には小鳥が喜ぶ」と思いながら脚立を片づける。
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見舞いに行くとき

2015年05月18日 | エッセイサロン

 知人の状況は見舞った仲間から聞いているし、知人とも電話で話もしている。その時、何階に入院かは聞いたがうかつにも部屋番号を訊ねなかった。特に考えることもなく病院の担当部署で、〇階に入院している知人の名前をつげ部屋番号を訊ねる。入院者の住所を聞かれたので市内の地区名を答える。PCで検索していたが「その方は入院されていません」という返事。

 入院している状況を話すも「入院されていない、もしかして退院されたのかも」など納得できる対応ではない。すると、そばから「面会お断りの書類を出されているのかも、その場合は面会できません」という。入院していないという説明とは矛盾するが、一応分かった、それなら、その書面が出されているのかと訊ねると、それは分かりませんという答え。ここで立腹しても何の得にもならない。知人の携帯を鳴らすと待っていたかのように応答、面会できた。

 個人情報の厳守は絶対に必要で理解している。入院されていない、もしかして退院されたかも、面会おことわりの書面が出ているか否かもわからない、何とも心もとない担当さんの仕事ぶりだろう。友達だから見舞いに行こう、そんなときも入院者の氏名は勿論、住所に生年月日などもメモしてから見舞われるようお薦めします。特に、再訪の難しい遠方からの方はお気をつけください。

 最新のシスティマティックなシステムも、それを使いこなし応用して活かさなければ高度な仕組みを備えただけの機械でしかない。以前、ある病院では受け付けの人がナースステーションに電話し確認を取ってくれた。その理由は「検査などで面会出来ないことがありますから」という応対を思い出し、比較してしまった。この話をしたら「PCへの入力間違いでは」と返された。
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一杯300円

2015年05月17日 | 自然 季節


 車を運転しながら見る道路沿いの温度計、その設置場所により差はあるが25度から28度を表示している。といって窓を少し開ければエアコンを効かせるほどでもなく気持ち良く走れた。
 
 立ち寄った道の駅、駐車場は満車状態だったが運よく空いたスペースに止める。車から降りると真夏の感じに道沿いの温度計を思い出す。そんな暑さのためか、駅の内も外も歩く人も立ち止まっている人も、年に関係なく大方の人がソフトクリームを手にしている。

 この駅ではソフトクリームでなくミカンジュースと決めている。何昔も前の手動でミカンを押しつぶしてミカン汁を押し出すものでジューサーとは言えないだろうが、とにかく、何のまじり物もないミカン汁ができる。我が家でも同じものを重宝していたことがある。力仕事です、とレバーを押しながら女性店員は笑う。

 最新のジューサーは高速でなく低速回転の商品が人気という。回転を下げることで品質も味も向上するとある。回転でなくミカンを押しつぶして作ったジュースは機械処理もなくミカンそのもの味。氷入りの中型のコップに満たされたビタミンCたっぷりのそれは300円、暑さを拭う私の一杯だ。
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蚊取り線香が1番

2015年05月16日 | 生活・ニュース


 テング熱とは「ネッタイシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症である。デングウイルスはフラビウイルス科に属し、4種の血清型が存在する。比較的軽症のデング熱と、重症型のデング出血熱とがある(国立感染症研究所)。昨年、このテング熱が首都は東京の代々木公園から始まり、多くの感染者が出た。今年は警戒が始まり代々木公園では薬剤散布が始まったという。水の溜まるところを無くすことが最高の対策という。蚊は気温が25度を超えると活発になる、肌の露出は厳禁だ。

 毎年虫のシーズンになると「空間用虫よけ剤 」の大げさなCMが流れる。昨年この虫よけ剤の効能をふと見て我が家には効果なしと購入を止めた。その理由は「適用害虫はユスリカと チョウバエ」の2種類に効果がある記されていた。ユスリカは蚊に良く似ているが血を吸うことはない、チョウバエは浄化槽、下水溝などの排水溝等の汚れた個所に発生する。

 消費者庁も、効果が薄いと判断し景品表示法違反で措置命令を今年2月に出した。先月くらいから某社のCMが流れ始めた。素人には措置命令前と変わらないように見えるが、効果に一段の進歩があったんだろうか。店頭のワゴンに山積みされた空間用虫よけ剤の効能を確認する主婦の姿がある。ワゴンに積まれたそれを見ると効果があるとされた虫はユスリカとテョウバエで変わっていなかった。 

 狭い庭でも草は生える。草ぬきの蚊よけには渦巻蚊取り線香を容器にいれて腰にさげることを何年も続いけている。これは結構な効果がある。近所の方は身体の前と後ろにさげて草ぬきをすると笑う。生活の知恵は似たようなものと納得する。それにしても「空間用虫よけ剤」とはうまい命名をしたものだ。
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こまめな自適

2015年05月15日 | 生活・ニュース


 定年退職後に数年間、週3日勤務の契約社員として努めていたが定年から間もなく15年になる。数えきれないほど「毎日何をしている、元気、若く見える、趣味は、退職して何年・・・」など聞かれて応えた。時には「いいですね、悠悠自適でやっておられますね」とお愛想をいただく。

 悠悠自適、「世俗の煩わしさを避けて、ゆったりと心静かに暮らすこと。のんびりと日々を過ごすこと」と熟語辞典にある。悠悠はゆったりしているさま、自適は思いのままに何事にもとらわれずに楽しむこと。年金生活とはいえ現実はそうはいかない。日々、煩わしいことは公私ともに起きており、定年後だからのんびりとはいかない。

 悠悠自適の生活は長生きできない、と 加藤芳郎氏が書いているとか。女性は男性に比べて長生きしている。あれは、一日中、洗濯や布団干し食事の準備など動き回っていることが長生きの秘訣という。男性は仕事から解放され悠悠自適といって動かないから長生きできないことになる。人生は面白いのだから長生きしよう、そのためには「あくせく自適」と説いている。

 「あくせく」には何かしら抵抗感がある。カタツムリが姿を見せ始めた。人の目には悠悠と見えるが彼らにはそうではない。その動きは人に例えると「まめまめしい」「こまめ」な動きになる。これからは「こまめに自適」や「まめまめしい自適」なんて応えてみよう。どんな顔をされるだろうか。 
 

 
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パステル画展

2015年05月14日 | 生活・ニュース


 「時間があれば見て下さい」と今年も知人からパステル展の案内状が届いた。会場は図書館の展示室、静かな環境で観賞できる。40点あまりの作品が並ぶ。展示の高さが目線と同じなので楽な姿勢で観賞できた。全作品に付けられた作者の一筆コメントから作品の背景が思い浮かび、作品ごとに足を止めさせた。

 絵画といえば巨匠ピカソの作品が215億円という、美術品で史上最高の落札額は投資効果を見込んだ入札だという。これからどういう道を歩むのかピカソは知る由もない。作品は114×146センチでピカソの署名入りで「アルジェの女たち」の連作のひとつという。女性が描かれているのはわかるが、その内容は理解できない。

 展示作品は風景、生物、人物など日常目にするものばかりで親しめる。そして、ピカソの絵と違いはありのままに描かれているので、美術素人にも良くわかる。この野菜は美味そう、懐かしい藁ぶき屋根がまだ残っている、描かれたこの場所は何度か訪れたなどそれぞれの作品と会話できるのがいい。抽象画ならそういう訳にはいかない。

 パステルを使用した絵画のことを「パステル画」と呼ぶそうだ。パステルは乾燥した顔料を粉末状にして粘着剤で固めた画材で、カッターナイフ等で削って再び粉末状にしてスポンジ等で塗ったり、直接手で持って塗ったりして作品を創るとある。油絵や水彩画と違った色彩の輝きがあるように感じた。ちょっと気を引かれそうなパステル展の感想でした。
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ふみきり

2015年05月13日 | 地域


 JR山陽線は兵庫県神戸駅から福岡県門司駅までの瀬戸内海沿いを走る537.1キロ、貨物駅を含めて129駅あるという。神戸駅は東海道線下りの終点、門司駅は関門トンネルを抜けた九州の玄関駅となっている。昔、九州は交流で本州は直流のため機関車の付け替えが行われていたと思うが今はどうなっているものか。

 市内の踏切で一旦停止しようと止まると同時に「カン カン カラン カラン~」の音色で警報機がなり始めた。この音色を聞くとき「近くの家はやかましいだろう」といつも思っている。そのうちゆっくりと遮断機が降りた。と、あの音色が静かになった。これは思いようだが、「列車が来ます」と大声で叫んでいたのに、今度は踏切で待つ人へ「しばらくお待ちください」と話しかけているようだ。遮断機が降りたら音量が下がる、付近への配慮がうかがえる。これは初めて知った。

 遮断機が降りて列車が到達するまでの時間は標準で20秒という。その30秒くらい前から警報機はなり始める。全国の踏切は2013年度でおよそ3万4千カ所あるという。列車の安全運行上は欠かせない設備で、妨害をしてはならい個所でもある。しかし、開かずの踏切も都市部では多く社会問題にもなっている。高架なら安全だろうがその代価は高い。高齢化対策の見地からも策が待たれる。

 通過する列車の種類は分からないが、撮ってみようと手のひらサイズのカメラを構える。下り列車が視野に入ったのでシャッターを押す。液晶を見ると、上りの黄色い電車の顔がのぞいている。これは予想外の構図と見ていると、列車通過の風圧で揺れていた遮断機がお待たせしましたと急いで上がった。偶然撮れただけの1枚に踏切のことを教えられた。
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雑草

2015年05月12日 | 生活・ニュース


 月1度の農園作業、先月は都合で遅れての作業日だった。その際、農園横の空き地の雑草は綺麗に刈り取られ見てくれのいい姿になっていた。それから2週間目の定期農園作業の日、その空き地は緑一色の雑草に覆われている。あれほど出没していたイノシシの痕跡もなく、静かに平凡に雑草は生えて伸びたのだろう。見渡すだけなら緑の絨毯にもなぞらえれる。

 雑草とは「人間の生活範囲に人間の意図にかかわらず自然に繁殖する植物」と難しそうな説明。「自然に生えるいろいろな草。また、農耕地で目的の培植物以外に生える草」と説くのは広辞苑で「たくましい生命力の例えに使うことがある」とし「雑草のように育つ」と例示がある。嫌われるものの一つだがそのたくましさに人間も兜を脱いでいる。

 過疎地域の休耕田にのさばる雑草刈りに参加したことがある。背丈以上に伸びたそれは草というより雑木のように硬くなり盛り上がった根回りは、素人の手伝いでは太刀打ちできないほどの頑固さを持っている。生活排水の流入しない高地の稲田で穫れた米の美味さは格別と聞いているがこの棚田では応えられない。倒れた雑草は次に生える雑草の養分になるのだろう。

 農園作業に参加する時、その昔、わずかだが菜園作りの経験があり草ぬきくらいなら手伝える、そんな気持ちからの参加だった。草の根の頑固さを再び経験している。それでも草を抜き取った跡を振り返って、少しは目的の野菜が喜ぶのではと自己満足する。夏場に向かって雑草とのせめぎ合いは続く。
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