日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

年越し

2015年01月01日 | 生活・ニュース
 

 大晦日、23時から始まる寺での除夜会(じょやえ)に参る。強い風にあおられ横なぐりの雨は止み、上弦よりわずかに膨らんだ月が冷たそうな夜空に浮かび星も見える。除夜勤行(讃仏偈)のあと、除夜会は、過ぎ去ってゆく一年を振り返って反省し,来たるべき年を迎える行事のいわれを聞く。

 本堂での勤行のあと鐘楼に移動。一人一人が合掌し、家族や自分の思いや願い反省などを込めて撞木を引き、続いて投げだすように撞木を鐘に打ちあてる。梵鐘の音は振動となって体中に浸み込むような有り難さを感じる。本堂に戻り、坊守手作りの善哉をいただく。参加した園児くらいの子どもの「美味しい」にみんなうなずく。

 除夜会の後で氏神様への初詣。天気のせいか例年より参拝者が少ないようだ。参拝の楽しみの一つに地元ホテルの振る舞う甘酒がある。大晦日からの強風のため火気の使用を控えられ翌日に変更、残念がる声に私も同調する。地元酒蔵の銘酒金冠黒松のお神酒は振る舞われていた。四斗樽を目にするのはこのお神酒の時だけになった。

 ということで久しぶりの午前様で就寝は1時。夜中、強い風の音で目覚める。5時に朝刊を取りに出る。うっすらと雪化粧、風は強く冷たい、今年の1年を忍ばせるようだ。年賀状は8時40分に届いた。1年のご無沙汰を詫びながら目を通す。こうして平凡で穏やかな新年を迎えた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする