日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

岩検の資料

2015年01月30日 | しっちょる岩国


 「岩検(いわけん)」とは「岩国検定実行委員会」の略称で、市民有志で立ち上げたご当地検定を実行する会。有志の力だけで5年間で3回の検定を実施した。受験申し込みは合計228名、うち受験者は205名で合格率は平均で63.8%。受験者は市内居住者はもとより、遠くは石川県や熊本県、県内からは宇部、周南、下松、柳井など各地から「岩国を知っちゃろう」と思われる人に挑戦をいただいた。

 素人の集まりで始めた検定、自慢話で恐縮だが「これまでに無いくらい真剣にかつ真面目」に新たな挑戦に頑張った。すると、故郷の姿を知っているようでほとんど知らない。知っていてもその表の薄い表皮だけ、それで知っていると思い込んでいたことに気づく。先人の知恵に学び教えられるうち、生まれ育った地への誇りを感じ始めた。

 この間、多くの資料を会員で共有した。「検定テキスト」が必要という受験者の声を受け「いわくに通になろう」という120頁ほどのテキスト本を発行した。市内万遍なく取り入れた内容な約260項目、地元紙で市内を知るための「宝石のような1冊」と評され会員で喜んだ時の気持ちの高ぶりは今も記憶している。希望はあるがテキスト本の再発行は有志の会では困難。そこで考えテキストをCD出版したことで、希望者にはいつでも対応できる体制になった。この間のいきさつは先日、岩検代表により「岩国検定物語」として1冊にまとめられた。

 検定で作成した問題は3回合計で150問。問題作成方針は初回から、「少し長文になるが、問題を読むことによって回答の周辺事情も解る」と工夫を凝らした。150問を自己流で小冊子にしてみた。B6版の小型だが80頁あまりになった。通して読み頁を繰ると「セカンドテキスト」になっている。問題作成の意図が貫かれている。問題集を持つだけでもいわくに通になれそう。CDを含むこれらを「資料4部作」として大事に残す。
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