
今朝の購読紙コラムに知人の投稿が載った。久しぶりの掲載と思うが、読みながら、我が家から歩いて数分の所にある和菓子店だと分かった。店は「御菓子司 昭和堂」、子どものころから知っている店で、創業は昭和元年(1926年)というから店名に歴史を感じ、間もなく100周年になる。
昔の記憶では、城下町時代の名残ある通りに店構えだった。今は入店しやすい洋風の店舗で店主は3代目という。子どもころには、こうした店舗の商品を手にした記憶はない。菓子といえば、TVではよく紹介される浅尾菓子店の品だった。父が心安くしていた店で、1斗缶に入ったせんべいなどを買ってきていたことを思い出す。
錦帯橋界隈が市の中心を担っていたころの商店街はほとんどでシャッターが降りているが、菓子店としては昭和堂さんと風月堂さんの2軒で商いが続いている。昭和堂さんにはカフェもあり和洋の菓子がいただける。今ならカタカナやローマ字書きの店名になるかもしれないが、城下町の名残のごとく和名の店舗名にほっとする。
私はケーキをあまり好まないので自ら求めて口にすることも無い。お茶やコーヒーと一緒に出されるケーキ類は、お断りをして手を付けないでおくことがよくある。だが、和菓子ならお茶であれコーヒーであれいただける。1度、和菓子の技芸に驚き眺めていたら「お嫌いでしたか」と問われたことがある。和は心を結んでくれる。
(今日の575) 和の心菓子の飾りに四季感じ
誇っている。石狩川から分離した沼が多くあって
沼に「ひしの実」(アイヌ語でベカンベ)が生育
していてその実を餡に混ぜた和菓子「べかん最中」を
作っている。が 後継者不足もあり 大規模菓子店
が進出して老舗が閉店するのも時間の問題だ。
田舎町の名産だけにとても残念だ・・
この店は地元特産の「岩根栗」という普通の3倍くらいある大きな栗を使って製菓しています。時世には勝てづ洋菓子も並んではいます。