昨年の7月4日は台風第3号が九州から四国に向かっていた。今年は早くも7号、市内北部から瀬戸内海に流れる錦川、上流では氾濫危険水位を超え警戒された。7号が日本海を北東に進むにつれ日差しが戻ったものの、蒸し暑さが増す。各地から報道される雨被害を思えば、大荒れを免れたので蒸し暑さくらいで愚痴ってはいけない。
関東地方はとてつもない早い梅雨明けとともに猛暑にみまわれているが西日本では梅雨明けの予想は出ていない。今週も週間天気予報では傘マークが続き、雨の心配が抜けない。隣町では先日、海水浴場で海開きがあった。梅雨明けを関係者は待ち遠しいだろう。
それでも散策で見つけた季節の移り変わり、ハゼの木の先端部分の葉が色変わりを始めている。ハゼの紅葉はモミジほどの華やかさは感じさせないが山には欠かせない四季を彩る景色になる。その色変わりは秋以降、そんなうろ覚えが何かの異状ではないかと撮らせた。「親にゃ負けてもハゼの木にゃ負けん」子どもころの頃にはかぶれを避けるまじないだった。
触れると「かぶれて痒くなる」と避けて遊んだうるし科のハゼの木は昔から人のために利用されていた。果実から摂る木蝋は蝋燭、座薬や軟膏、石鹸やクレヨンにポマードなどに使われるという。ハゼ餅として食するというが口にしたことはない。長州藩では木蝋の採種が盛んで、県の天然記念物に指定されたハゼの木が各地にあり、岩国にもそんな大木があるという。
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