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植木鉢の力

2009年04月28日 | 生活・ニュース
               

「植木鉢とは、植物を栽培または展示するために用いられ、植物の地下部を保護し安定させるための容器で、上面部分が開放され、底面には水抜きの為の穴が開けられた構造が一般的である」と解説されている。日本では植木鉢とプランターを形状的に区別することが多い、とも説明されている。

我家にも何10個かのそれがある。自慢ではないが高価な品はひとつとしてない。昔のレンガ色の素焼きに、最近買う物は百均の色や形ちが気ままな樹脂製が多く、数では素焼きをしのいでいる。

植木鉢の素材や色がなんであれ花たちは一向に気にせず、咲くと鉢も立派に盛りたてている。立派な鉢のあることも知っている。知人の出展したラン展を見た。花がよければ支える鉢も、素人が見てもうなるような鉢がランと共に展示されていた。そこにこめる熱意が伝わる。

近くの道沿いに置かれた8号ほどの素焼きの植木鉢。植わっているのはチロリアンランプ。逆三角形の花は高さも幅も3㍍あまりある。釣の浮輪のようでもあるが、名前から言えば赤いランプに似た花と呼ぶのだろうか。

その小さな鉢、その何10倍もある大きさの茎を支え花を咲かせ葉を茂らせている。普通の素焼きのそれにしか見えないが、水をくれる人の気持ちも汲み取れる鉢、それは名工の作かと思わせる力を感じる。

成長を続けているチロリアンランプ、どこまで伸び咲続けていくのだろう。観察をつづけたら何かを支える力が伝わってこないかと、虫のいいことを思いついていた。

(写真:数え切れないチロリアンランプ)
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