日々のことを徒然に

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川鵜の芸術

2024年01月07日 | 町かど

 ひょいと見れば、崩れ落ちて海上を漂う流氷に何羽かの黒い鳥が羽を休めている、ように思ってもらえると話を進めやすいのですが。ここは海上ならぬ、国の名勝・錦帯橋の少し上流にある錦城橋のすぐ上流で橋上から見下ろせる。夏の鵜飼いシーズンには鵜匠操る鵜飼い船はこのあたりで向きを変え錦帯橋へ向かって下り、遊覧船の客を楽しませる。

 羽を休める黒い鳥はカワウ(川鵜)で、鵜飼いの鵜は海鵜なので異なる。アユ釣りを楽しむ知人から聞いたことがある。アユのシーズン、川鵜が獲るというか食するその量は桁外れで、友釣りを楽しむ釣り人を怒らせる、そうだ。白い岩の上流で川鵜のアユを追う様子を眺めたことがあるが、友釣りの人らの釣果地上は確実と思った。

 川鵜が釣り人を悩ませるほかに、川鵜の糞害も相当なものだ。ここより下流2キロ余のあたりに竹林がある。その竹林が真っ白になるほど糞で汚したこを書いたことがる。ねぐらを変えたのか一時遠のいていたが今でも見かける。川鵜の糞害はここだけでなく各地で起きている様だ。

 この岩は鳴子岩と言い、小学校夏休みの遊泳はここから下流と注意されていた。最近、「鳴子岩とはこの一帯の呼称で、浮かぶ岩は屏風岩と呼ぶ」という古書の解説を目にした。見る場所を川原に移すと、屏風形にも思える。この謎は学習して改めてということにする。

 (今日の575) 川鵜たち生きんがためのアユ獲りか
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