確定申告に欠かせない社会保険料の「保険料納付済確認書」が先週金曜日の午後に届いた。準備していた確定申告書を完成させ還付金の額を確認する。今朝、所轄の税務署へ申告書提出に行った。これまでに経験したことのこの無い大勢の提出の人で長い順番待ちになった。ざっと見ると年配者が多く、若い人は30台くらいの夫婦連れの一組だった。
ネットでの申告がPRされる。この時期には有名人がサポートを受けながら手続きし「簡単です」と笑顔でアピールする映像が流される。税務署からの通知もそうなっている。数字入力を間違わなければ税額は正確に出る。これは申告書でも同じ。私は課税の内容を知るためにあえて申告書で提出している。
憲法は国民に納税の義務を課している。社会科で学習する3つの義務のうちのひとつになっている。申告書を作りながら、自民党派閥での裏金問題が頭をよぎる。何百、何千万円という現金がどういうつてでどう渡されたかわからない。そして、その金の使途が表に出せないという。使途が明かせないのは明かせば罰を受けるということだろうか。
国会の改革論議を聞いていても、庶民の抱く義務への感覚と与党議員のそれは開きすぎている。議員は拘束されない、議員に都合よく抜け穴のある政治資金規正法を作り上げる。一般国民より議員には厳しい規制をかけるべきだ。立法府の姿勢が問われる。
(今日の575) 裏金の裏にゃ入らぬ司法権