車社会はどんどん変化している。事故死亡者の多さから交通戦争という言葉も生まれた。便利さから公害の元凶の一つともなった。改善・改良され事故死者はこのところ減少が続いている。公害対策車としてハイブリッド車が登場、これからはさらに公害を緩和する電気・水素をエネルギーとする時代に移っている。
事故減少と安全運転支援のため新しい車両技術が誕生し装備されている。AEBS(衝突被害軽減ブレーキ、)レーンキープアシスト(車線維持支援装置)、ACC(定速走行・車間距離制御装置)、ESC(横滑り防止装置)などが代表という。これは運転者自身の負担を軽減したりミスをカバーするもので、危険のない運転を心掛けるのは当然である。
高齢運転者の事故対策として認知症検査がある。これに加え昨年5月から一定の違反歴がある75歳以上に免許更新時の運転技能検査(実車試験)が義務付けられた。指示速度走行、一時停止、右左折、信号通過、段差乗り上げなどで70点以上が合格。昨末まで全国で7万8千人余りが受験、6万9千人余が合格、合格率は89.6%という。
報道では免許返納者も増えている。過疎地域の返納者が経験とした投稿があった。返納により買い物や通院対策として自分は電動自転車を求めた。返納者が希望すれ購入者への補助制度を設けて欲しい。そうすれば返納者が増えるのではという。実施には検討項目も多いと思うが、返納者の行動を確保する案の一つ、そう思いながら読んだ。
(今日の575) 安全は装備頼らず心がけ