ひところはピーマン、ミニトマト、キュウリなどを夏の小物をプランタンで育て楽しんでいた。ブログネタにも何度かなってくれ助かっていたが、何を切っ掛けか記憶していないが楽しみから遠ざかっている。栽培用に買った大き目のプランタンは使うこともなく重ねて置いていた。
2カ月ほど前になる。月1回の共同農園の作業日に植えつけで余った豆の苗一株を「持って帰って植えんさい」という、命令調の仲間のひと言で持ち帰った。そこで軒下からプランタンに登場してもらい植えつけた。短い短いツルも出ており。プラ竹をおろぎの代わりに立てた。苗は小さなプラポットの囲いを解かれ伸び伸びしたのか上に向かって伸び始めた。ツルは支えの役目を心得ておろぎに絡みつく。プランタンで始めての豆育てになった。
丈は高くなりツルは伸びる。花の数だけ実がつく、と教わり大事に見守った。潤いを欠かすこと無く水はやった。白い小さな、蝶に似た花が咲いたときは年甲斐もなく花にカメラを向けていた。しかし、花は10個あまりで咲きおわり、丈も伸びなくなった。しかし、豆のさやは膨らみ硬くなり一人前の姿に変わった。
下方の葉が黄色くなりはじめ、実も硬いので収穫した。収穫とは、実った農作物を取り込むことのほかに、あることを通して得られた成果、とある。また、プランタン栽培を試みるかな、豆さやの感触を確かめながら、鬼も笑う来年のことを思っていた。豆の数にすれば数十粒だが無農薬の実、さて食卓にはどんな姿で登場するやら。