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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

新 緑

2020年05月01日 | 自然 季節

 小さな庭のクロガネモチの木、毎年のことであるが忘れずに昨年の古い葉を落とし新芽が芽吹き若葉になりつつある。この季節には若葉、新緑、新樹などと呼ばれ初夏を迎える木々の装いが鮮やかに感じられる。若葉を表現するときはそれぞれの木の名前を付けて表現するのが正しい、そうだが句を詠む人らのことと思う。

 新緑は葉の色の美しさを表現し、新樹は鮮やかな新緑に包まれたくましく立つ樹木で、その幹も枝もその樹木全体のみずみずしさを表現する季語という。名勝・錦帯橋からこの季節岩国城を見上げると、城をいただく城山は様々な新緑・新樹が茂り、緑のパッチワークで作り出されたようで、老いの目にも若さを感じる。

 「茶摘み歌」の1番に、「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘みじゃないか  あかねだすきに菅の笠」 と若葉が詠まれている。うるう年にあたり今年の八十八夜は今日。このころに摘まれたお茶は新葉ならぬ新茶、または一番茶と呼ばれ、栄養豊富でおいしいといわれる。

 心身によいこの季節、本来ならGWでにぎわうところだが、大方の人は自粛して巣ごもり、新緑が不審に思っているかもしれない。昨日、近くの小学校は臨時の登校日、ランドセルを揺らせて元気な声で会話する様子にひとときコロナを忘れさせてもらった。市内の小中学校は7日から学校再開に決まった。子供らの声が聞こえるのはうれしいか、コロナ禍に合わないよう十分配慮してほしい。
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