2019年06月02日 中国新聞「広場」掲載
近くの小学校の運動会振り替え休校の翌朝、登校する児童らを見送りながら「今日も一日安全に」と願った。私の日課の一つで、明るい話し声からいつも元気をもらっている。
それから1時間もたたずに川崎市で登校中の児童を襲う凶悪な事件が報じられた、先ほどまで見ていた児童と重なり、身震いすると同時に強い怒りを覚えた。
犯人の自殺で動機の解明は困難だろうが、再発防止に向けた関係者の最善策を願っている。
急がれる一つは児童へのケアだろう。ショックを受けた子らには急な腹痛や頭痛、無表情や不眠など、これまでとは異なる様子が現れるという。事件現場に居合わせた児童はもちろん、全校生へ細やかな対応を図ってほしい。
また、事件現場で手を合わす子を含む大勢の姿を映像で見ながら、被害児童の学校以外の子どもらにも、ケアの必要が発生していないかと心配している。
翌日の児童の登校には付き添いの親が増えている。
近くの小学校の運動会振り替え休校の翌朝、登校する児童らを見送りながら「今日も一日安全に」と願った。私の日課の一つで、明るい話し声からいつも元気をもらっている。
それから1時間もたたずに川崎市で登校中の児童を襲う凶悪な事件が報じられた、先ほどまで見ていた児童と重なり、身震いすると同時に強い怒りを覚えた。
犯人の自殺で動機の解明は困難だろうが、再発防止に向けた関係者の最善策を願っている。
急がれる一つは児童へのケアだろう。ショックを受けた子らには急な腹痛や頭痛、無表情や不眠など、これまでとは異なる様子が現れるという。事件現場に居合わせた児童はもちろん、全校生へ細やかな対応を図ってほしい。
また、事件現場で手を合わす子を含む大勢の姿を映像で見ながら、被害児童の学校以外の子どもらにも、ケアの必要が発生していないかと心配している。
翌日の児童の登校には付き添いの親が増えている。