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昨夜のプロ野球広島対ヤクルト第4戦の記事。全国紙M「広島が逆転勝ちの3連勝で首位浮上。同点の二回に田中の2点適時打で勝ち越し。追いつかれた直後の四回に再び田中が適時打を放った。先発・九里は四回途中で降板したが、その後は5人の継投で逃げ切った。ヤクルトは原の制球が甘かった」。見出しは「コイ逆転 首位に」となっているが見出しも記事も1段扱いのこれだけ。
これではカープフアンはこの全国紙を購読しないだろうなあ、と思う。全国紙ではあるが、地域本社がありその地域のチーム報道が中心になるので仕方ないことかもしれない。新聞とプロ野球といえば、巨人ファンがプロ野球の期間だけ全国紙Yを購読という昔があったが、最近の成績でもその傾向は続いているのだろうか。
広島が3連勝で首位浮上、地元紙スポーツ面の写真は田中と薮田のL判ほどが2枚だけ、見出しもおとなしく意外と地味だった。ということはペナントに余裕があると見込んでのことだろう。そんな記事に並んでカープ記事に負けないほど載っているのは「川内 ボストンV」、日本勢31年ぶりの優勝記事。埼玉県庁職員31歳の川内優輝、詳しくは知らないのに何故か私を引き付ける選手だ。
ボストンと言えが1953年優勝した山田敬蔵選手を映画化した「心臓破りの丘」を思い出す。映画では「上田栄三」となっているが。心臓破りの丘を駆け上る栄三が、すでに亡くなっている祖母の「エイや、エイや」という声を聞き力を得るシーンを思い出す。川内はこの難所を何度も下見し「うまくやれば優勝もいける」と臨んだという。山田敬蔵氏は81歳でフルマラソンを引退した。川内選手あと50年、ガンバレ。