日々のことを徒然に

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べた記事

2018年04月15日 | 生活・ニュース

 新聞は社によって報道の対象は同一と思われることでも、記事の内容で読者をどちらへ向かせるのか大きな違いもある。定年後の購読紙は1紙なので他紙の紙面は、たまに図書館でまとめて、さーっと見出しに目を通すだけ。それでも政治がらみの記事では各社の考え方、思想なりの差が素人でも読み取れる。

 膨大な記事の中でべた記事が面白い。記事の最下段、広告のすぐ上に載っている「一段見出しで行間が狭く、1行の字数もほかの段より2、3字多い記事」。べた、とは工夫がなくありきたりで平凡、特別でない意味なので、この記事は特別な意味や特ダネ性は無い記事という。そんな一つに購読紙では「首相の動静」が2面に載る。通常は公邸から官邸に到着した時間からから始まる。

 ここに載らないものもあるだろうが、首相の一日の主な動静はこれでわかる。一つ気になるのは閣議の時間が非常に短い、議論は終わっているのだろうがとにかく短い。夕刻、官邸を出てからの行先とそこで出会う人の顔ぶれも興味をひく。政治家、財界人、報道人、コメンテーターなどなど各界の人とすごされる。幅広い政治を司る役目だろう。

 今日のべた記事、一つは小泉元総理の講演会後の記者会見記事で安倍総理に対する厳しい見解が載っている。次はこれから活発な議論になるかもしれない、番組の政治的公平を定めた放送法第4条撤廃について「しないほうがいいんじゃあないかと思う」とNHK経営委員長が述べたもの。さて二つの記事、べた扱いから昇格するのだろうか。
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