日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

報恩講とお斎

2013年12月19日 | 生活・ニュース


 報恩講は、浄土真宗の開祖、親鸞聖人(1173~1262年)のご命日(旧暦11月28日。新暦1月16日)をご縁とした大事な法要。年末近くなると「お講勤め」として各檀家を、寒風をついて住職が回られる。このお講勤は各家庭の報恩講にあたる。各寺や家庭では、一般に、本山の法要に先立って年内に勤めるならわしで、「お取り越し、お引上げ」と呼んでいる。我が家のお取り越は1週間ほど前に終わった。

 今日から3日間、親鸞聖人報恩講が本堂で営まれる。こうしたお寺へのお参りなどは家内の勤めとしていたが、定年後は家内から引き継いで1年に何度かお参りしている。こうしたお参りでは法話を聞くのも楽しみだ。報恩講に見える講師は、親鸞聖人の教えを替え歌にして示される。経本や文章が優しい言葉で耳に入る。

  あなたのお慈悲で涙にぬれる  拝む姿のうるわしき
  乱れる心のはずかしうれし  念仏業者の思い出がたり

     あなたの呼び声聞くうれしさに  拝んだ称えたそのままに
     せめてお慈悲につつまれだかれ  どうせ此の世で遂げないからだ (以下略)
 
 これは「念仏行者の歌」で芸者ワルツの節で歌う。

 購読紙に親鸞が連載されている。1回目は「親鸞」、2回目は「親鸞 激動編」、3回目の今は「親鸞 完結編」。2回目までの掲載は約700回、これからすると3回目も半ばに達した感じ。すべて切り抜きし製本しているが、それだけで終わっている。3回分を一気に読めば、何かわからないが何かつかめるかも、そんなことを思いながら、法話の資料を整理している。 

 お昼はお斎をいただく。少し粘り気と噛めば甘みのある岩国自慢のレンコンは、お斎のお手伝いされる婦人部さんの自家製とか。旬をしっかりいただいた。
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